豊田真由子
豊田 真由子(とよた まゆこ ,1974年10月10日-)は、日本の政治家である。衆議院議員。
経歴
- 1974年、千葉県に生まれる。1987年船橋市立法典東小学校を卒業、1990年桜蔭中学校を卒業、1993年桜蔭高等学校卒業を経て、1993年に東京大学文科一類に入学する。1997年、東京大学法学部を卒業し厚生省に入る。厚生省老人保健福祉局企画課で勤務。2002年国費留学生として米国ハーバード大学大学院を修了(理学修士)。帰国後、厚生労働省健康局総務課企画法令係長。2003年に金融庁総務企画局課長補佐。2007年に在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官。在職中、ジュネーブで長男を出産する。2011年に厚生労働省老健局課長補佐。2012年12月の第46回衆議院議員総選挙に出馬し、埼玉県第四選挙区 (朝霞市・志木市・和光市・新座市)にて初当選する。2014年に第47回衆議院議員総選挙(二期目)に当選する。第3次安倍第1次改造内閣の内閣府大臣政務官(東京オリンピック・パラリンピック担当)、文部科学大臣政務官、復興大臣政務官に就任する[1]。2017年6月22日、自民党へ離党届を提出した[2]。
人物
2014年4月17日の春の園遊会に招待者ではない女性(母親と報道されている)を同伴して入場しようとし、宮内庁の職員に断られ、その場で大声で「入れなさい」と抗議した。宮内庁の職員の持っていた「配偶者」の名札を取り上げ、招待者でない女性の胸に着け、同行してそのまま入場した[3]。宮内庁が衆議院にルールの周知徹底を求める事態となった。
2017年6月29日号の週刊新潮に、豊田真由子衆議院議員が元政策秘書(50代男性)に暴言と暴行を働いたと報道された。「この、ハゲーっ!」「違うだろ!」と罵倒する音声テープが公開されている。元秘書は同年7月6日、埼玉県警に被害届を提出し、受理されたと報道されている[4]。
2017年8月2日、選挙区内の埼玉県新座市内で豊田氏の議員辞職を求める市民集会が開催された[5]。 2017年8月3日、豊田議員の女性秘書が地元選挙区の支援者に名刺を配り、お詫び行脚を行っていると報道された[6]。名刺には「お騒がせしご迷惑をおかけしております」と書かれていた[7]。 2017年6月30日付で、豊田議員の政策秘書に青森県板柳町の松森俊逸町議が就任した[8]。 2017年8月10日、自民党は党紀委員会の正副委員長協議で豊田議員の離党を了承し[9]、離党届を受理した[10]。
自民党埼玉県連は豊田議員を今後は支援しない方針で、4区に独自の公認候補を擁立する方針と報道されている[11]。
2017年8月15日、豊田議員は官僚に対しても当たり散らしていたと報道された[12]。
2017年8月15日、豊田衆院議員の政策秘書に就いた青森県板柳町の松森俊逸町議に対して、議会側は「町議を続けるのは無理だ」として、辞職勧告を出す方針と報道された[13]。
所属団体
著書
『保険業法Q&A―少額短期保険業のポイント』(白藤文祐,保井 俊之との共著)[15]
出典
- ↑ 第3次安倍改造内閣 大臣政務官名簿,首相官邸[[1]]
- ↑ 『離党届提出の豊田真由子議員 きょう入院』,日本テレビ,2017年6月22日[[2]]
- ↑ 『前代未聞!園遊会に「勝手に母親同伴したエリート先生の言い分』サンデー毎日,5月11日・18日合併号
- ↑ 『豊田真由子議員の暴行疑惑、元秘書が埼玉県警に被害届』,朝日新聞,2017年7月7日記事[[3]]
- ↑ 「豊田真由子氏の辞職求める市民集会「はやく辞めて」』日刊スポーツ,2017年8月2日記事[[4]]
- ↑ 『女性秘書使いお詫び行脚開始の豊田真由子議員…元秘書が猛批判「違うだろ~!」』,スポーツ報知,2017年8月3日、[[5]]
- ↑ 『豊田真由子議員の秘書がお詫び行脚開始「政治活動再開する」』,スポーツ報知,2017年8月2日[[6]]
- ↑ 『豊田真由子氏の政策秘書に青森の町議 兼職「問題ない」』,朝日新聞,2017年8月9日,[[7]]
- ↑ 『自民、豊田真由子衆院議員の離党を了承 元秘書への暴力行為報道』,産経新聞,2017年8月10日,[[8]]
- ↑ 『秘書に暴言、豊田真由子氏の離党届受理…自民,読売新聞』,2017年8月11日[[9]]
- ↑ 『豊田真由子氏の後任探し着手 自民県連、公募準備』,産経新聞,2017年8月12日[[10]]
- ↑ 豊田真由子議員が有力支援者に『言い訳メール』連発か 官僚にも怒っていたとの報道も,niftyニュース,2017年08月15日
- ↑ 豊田真由子氏秘書に辞職勧告へ 青森・板柳町議会「兼職は無理」,産経新聞,2017-08-15
- ↑ 国会議員懇談会会員,平成29年8月10日現在,神道政治連盟
- ↑ 『保険業法Q&A―少額短期保険業のポイント』,保険毎日新聞社,2006年11月,ISBN:4892930156