ウィキペディアの問題点
ウィキペディアの問題点(ウィキペディアのもんだいてん)では、ウィキペディアの抱える様々な問題点について取り上げる。
誰でも編集可能
ウィキペディアは万人に開かれたフリー百科事典をコンセプトとしており、記載されるべき記事が無い場合は誰もが加筆できるし、誤情報・誤字・脱字・不必要な重複記事が見つかれば誰もが修正できる。ページ自体が無い場合、新たにページを立ち上げることもできる。しかし、執筆はプロの作家や新聞記者といった識者に限らず、誰でも編集できることが逆に不必要な混乱を招くことにもつながる。執筆にあたっては一定のルールが設けられているとはいえ、多くの素人が編集に携わるという都合上、ルールの解釈にも相違が生じるし、個々の性格によって編集方針も違ってくる。敷設されたルールに何の疑問の持たず、ただ機械的に従うだけの者も居れば、より広く深く正確かつ解かり易く執筆しようとする者も居る。前者は所謂「ルール第一主義」であるため、基本的に頭が固く、融通が利かない者が多い。このタイプが所謂「ウィキペディア自警団」であり、記事の加筆やページの立ち上げに否定的な者が多い。後者はとにかく情報を増やそうとする生産型であり、あらゆる所から情報を入手してきては投稿することに重きをおく。このことから、前者にとって後者は「不必要なものを持ってくるユーザー」に映りがちとなり、解釈や方針の違いから対立関係へと発展していくことになる。
追跡削除
ウィキペディアには編集履歴が残る。それはアカウントユーザー・IPユーザーともに編集者全員に共通する。誰がいつ、何の記事をどのように編集したのかが全て記録される。それがリンク化されている為、そこから追跡できるようになっている。この追跡機能を悪用し、対立しているユーザーを追跡しては当該ユーザーがそれまで執筆した記事を内容の正誤に関係なく削除する嫌がらせ行為が横行している。このような行為は管理者が直接行うことは少ない。多くは管理者に子飼いにされている「有力ユーザー」などといわれるユーザーが担当する場合が多い。その最たる例がfrommやDr.jimmy、須磨寺横行といったユーザーである。管理者本人が行なっている例としてはMuyoや海獺(元管理者。現在は解任)が顕著である。