お父さんはノイローゼ

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お父さんはノイローゼは『サザエさん』放送第1回第3話のエピソードである。日本1969年10月5日フジテレビで初回放送された。1994年に放送された25周年記念スペシャルで1分45秒に編集されて再放送された。なお本作は不定期で長谷川町子美術館で第1話「75点の天才!」、第2話「押し売りよこんにちは!!」と当時のOP、EDと共に上映されている。

概要

日曜日の早朝、波平は庭で体操を始めるも、カツオやサザエをはじめ、みんなからバカにされ、波平は怒って散歩に出かけるが、通りかかった工事現場で、作業員の弁当のおかずのメザシが上から落ち頭に当たって工具や鉄骨の類と勘違いし倒れてしまう。波平は気分一新、背広を着てサングラスをかけオシャレな格好で再び散歩に出かけるが、交差点で親切な少女が「おじいさん、手を引いてあげるわ」と手を差し伸べたが、波平はキレ気味で「いや、けっこう」。しかしイキがって歩き出したために信号機の支柱に激突する。オシャレが台無しになりトボトボと帰ってくると、さっきの少女はワカメの友達で、磯野家に遊びに来ていた。バツが悪くて家には入れないで庭の植え込みの陰に隠れるも、タマがその気配を感じて毛を逆立てます。その様子を見てサザエは「野良犬かも?お父さんの植木折ったりすると大変だわ」。カツオが植え込みに野球ボールを投げつけ、命中。波平はノックアウト。布団に寝かされた波平は、症状をサザエが家庭医学書と照らし合わせて得た答えが「癌」。一家は泣き叫んで大騒ぎ、波平はすぐ「おおやぶ病院」へ。若い医師がデタラメそうな聴診器だけの診察をして「子宮癌」の診断。それは幾らなんでも違うと院長先生直々の診察、しかし取り出したのは虫メガネ。波平の手相を見て「大丈夫、あんたまだ死にゃせんよ、生命線が長い」とだけ言い、波平は茫然自失となってしまう。

解説

  • 絵柄は原作を踏襲している。
  • 徹底的な「波平踏んだり蹴ったり」に終始しているドタバタ喜劇となっている。
  • 本話が城山昇の脚本初担当エピソードである。
  • 現在放送中の同作とは世界観がまったく異なる。

スタッフ