自治医大駅
自治医大駅(じちいだいえき)は、栃木県下野市医大前三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ラインが停車する。
2014年現在、栃木県では最も最近出来たJRの駅である。
歴史
駅の東側に広がる住宅地開発(グリーンタウンしもつけ)に伴う駅として、また自治医科大学付属病院への通院、見舞い客の足として開業した。
開業時の駅名選定の際には駅の所在する旧国分寺町が「新小金井駅[1]」を、また駅に隣接しグリーンタウンしもつけの大部分を占める旧南河内町が「薬師寺駅」(日本三戒壇の1つである下野薬師寺が町内にある)を推し、開業直前まで駅名が定まらない事態となったが、当時の渡辺文雄栃木県知事の意向により近接する自治医科大学の名を冠することで収束した。ちなみに、旧国鉄で地名以外の駅名は当時初のことであった。
年表
- 1983年(昭和58年)4月27日 - 開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2006年(平成18年)7月8日 - ダイヤ改正により15両編成列車の停車開始(その数か月前にホームの延長工事が行われた)。
- 2007年(平成19年)
- 2013年(平成25年)
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。改札階からホームまではエスカレータ・エレベーターがある。改札外においては東口・西口それぞれにエレベーターが設置されている。当駅のすぐ西側には東北新幹線が走っており、橋上駅舎からは通過している新幹線列車の姿がよく見える。
業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[2]。指定席券売機(利用可能時間 4:40 - 23:50)、Suica対応自動改札機、自動体外式除細動器(AED)が設置されている。駅売店はないが、改札口附近の駅東西自由通路上に清涼飲料水・タバコの自動販売機と共に、新聞(朝刊)の自動販売機が並ぶ。その横に、コインロッカーが設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■宇都宮線(東北線) | 上り | 小山・大宮・上野・新宿・横浜方面 (■湘南新宿ライン含む) |
2 | ■宇都宮線(東北線) | 下り | 宇都宮・黒磯方面 |
湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。本項では湘南新宿ラインのラインカラーを■青で示すが、実際のホーム案内はすべて■オレンジのみ用いられている。
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は3,801人である。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 3,680 |
2001年 | 3,729 |
2002年 | 3,723 |
2003年 | 3,715 |
2004年 | 3,750 |
2005年 | 3,814 |
2006年 | 3,774 |
2007年 | 3,883 |
2008年 | 3,860 |
2009年 | 3,787 |
2010年 | 3,774 |
2011年 | 3,791 |
2012年 | 3,771 |
2013年 | 3,801 |
駅周辺
東口
東口一帯は自治医科大学の南側に旧住宅・都市整備公団が開発したニュータウン、「グリーンタウンしもつけ」が基となった街である。
- 自治医大駅前郵便局
- 自治医科大学
- 自治医科大学附属病院(正面玄関まで徒歩10分程度)
- 自治医科大学内簡易郵便局
- ドナルド・マクドナルド・ハウス(自治医大小児病棟横)
- TSUTAYA自治医大店
- タリーズコーヒー
- 市営自治医大駅前駐輪場
- サイゼリヤ自治医大店(徒歩5分程度)
- ココス自治医大店(徒歩5分程度)
- ガスト自治医大前店(徒歩5分程度)
- スーパーかましん自治医大店(徒歩5分程度)
- マクドナルド自治医大店[かましん自治医大店内]
- 栃木県道310号下野二宮線
- 栃木県道336号自治医大停車場線
- 栃木県道339号小山下野線
西口
西口は駅前を離れると田園風景が広がる。かつては駅を境に(正確には駅舎および東口の一角は旧国分寺町であった)自治体が分かれており、東口に比べ西口の開発は遅れていたが、下野市誕生で地域一体となった開発が行い易くなったため今後の発展に期待される。
- 国道4号(日光街道)
- 栃木県道183号下野壬生線
- 下野市役所(旧・国分寺町役場)
バス路線
関東自動車が東口から運行している。
- 自治医大駅 - 自治医大附属病院
その他
東北本線(宇都宮線)内における休日おでかけパスのフリーエリアは当駅までである。