博多駅
博多駅(はかたえき)は、福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・福岡市交通局(福岡市地下鉄)の駅である。
九州・福岡を代表するターミナル駅で、九州最大の駅でもある。当駅を拠点に、九州の主要都市とを結ぶ特急列車や本州とを結ぶ寝台列車、福岡都市圏等を走る多くの快速・普通列車が発着する。
山陽新幹線の終着駅でもあり、広島・大阪・東京など本州とを結ぶ多くの新幹線列車が発着する。なお、新幹線の回送列車はこの駅から回送線を経由して博多総合車両所へ向かう。この回送列車を旅客化したのが博多南線である。
目次
利用可能な鉄道路線
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 福岡市交通局
- 福岡市地下鉄空港線(1号線)
駅構造
駅西側(在来線側)を博多口(はかたぐち)、駅東側(新幹線口)を筑紫口(ちくしぐち)という。
JR九州・JR西日本
在来線はJR九州、山陽新幹線はJR西日本の管轄である。よってJRの博多駅長は2人いる。
在来線のホームは2階にあり5面10線、新幹線のホームは3階にあり2面4線である。
在来線ホーム間の連絡通路は、ホーム下の中2階の南北に「中央通路」と「東通路」の2本がある。改札口は、中央通路側には「中央口」・「つばめ口」・「博多口」が、東通路側には「東口」と「名店街口」がある。また、両通路ともに新幹線乗換え改札がある。
在来線ホームでは、2006年1月頃から、列車(博多駅終着列車、回送列車及び貨物列車を含む。)接近時に、チャイムとともに「列車がはいります ご注意下さい」の表示が出されるようになっている。
新幹線ホームの直上はオフィスビルの「新幹線博多ビル」となっている。
のりば
特急列車の発車ホームは、一般的な原則であり、この原則に当てはまらない列車もある。また、博多駅は2007年現在工事中のため、のりばは今後も変更される可能性がある。以下は2007年6月10日現在のものである。
1番のりば・1番線 | ■特急「きらめき」(783系) | 小倉方面 |
■鹿児島本線 | 小倉・門司港方面(普通・快速) | |
(旧2番線) | (廃止) | |
2番のりば・2番線 (旧3番線) |
■特急「ソニック」「にちりんシーガイア」 | 小倉・(小倉経由)行橋・大分・佐伯・宮崎方面 |
■特急「有明」「きらめき」(787系) | 小倉・門司港方面 | |
■鹿児島本線 | 小倉・門司港方面(普通・快速) (上り貨物列車通過) | |
3番のりば・3番線 (旧4番線) |
■特急「かもめ」(783系)「みどり」「ハウステンボス」 | 長崎・佐世保・ハウステンボス方面 |
■特急「きらめき」 | 小倉・門司港方面 | |
■寝台特急「はやぶさ」「なは・あかつき」 | 新大阪・京都・名古屋・東京方面 | |
■鹿児島本線 | 小倉・門司港方面(普通・快速) | |
4番のりば・4番線 (旧5番線) |
■特急「かもめ」(885系)「みどり」(一部) | 長崎・佐世保方面 |
■鹿児島本線 | 小倉・門司港方面(普通・快速) | |
のりば無し・5番線 (旧6番線) |
■鹿児島本線 | (回送・入替用) |
5番のりば・6番線 (旧7番線) |
■特急「リレーつばめ」「有明」 | 熊本・新八代・新幹線乗換鹿児島中央方面 |
■特急「かもめ」(783系) | 佐賀方面 | |
■特急「ゆふ」「ゆふDX」・「ゆふいんの森」 | (久留米経由)由布院・大分方面 | |
■鹿児島本線 | 鳥栖・赤間方面(普通・快速) | |
6番のりば・7番線 (旧8番線) |
■特急「リレーつばめ」「有明」 | 熊本・新八代・新幹線乗換鹿児島中央方面 |
■鹿児島本線 | 鳥栖・久留米・大牟田方面(普通・快速) (下り貨物列車通過) | |
7番のりば・8番線 (旧9番線) |
■寝台特急「はやぶさ」「なは・あかつき」 | 熊本・長崎方面 |
■鹿児島本線 | 鳥栖・久留米・大牟田方面(普通・快速) | |
■福北ゆたか線 | 直方・折尾方面(普通・快速) | |
8番のりば・9番線 北側のみ使用可 (旧10番線) |
■特急「かいおう」 | 直方方面 |
■福北ゆたか線 | 直方・折尾方面(普通・快速) | |
9番のりば・10番線 (旧11番線) |
■福北ゆたか線 | (利用停止) |
11~14番のりば 1~4番線 |
■山陽新幹線「のぞみ」・「ひかり」(ひかりレールスター)・「こだま」 | 広島・岡山・新大阪方面 |
■博多南線 | 博多南方面 |
福岡市地下鉄
島式ホーム1面2線の地下駅である。東比恵方に引上線があり、定期列車では終電のみに使用する。シンボルマークは博多献上模様の生地。
プラットホームは地下3階にある。コンコースは地下1階に博多口側の「博多口」と筑紫口側の「筑紫口」が、駅ビル直下の地下2階に「中央口」があり3箇所に分かれている。それぞれを直接繋ぐ通路は存在しない(JR博多駅の自由通路及び地下鉄駅プラットホームを除く)。また、地上への出入口の番号は博多口が1 - 4番、中央口が5 - 7番、筑紫口が11 - 17番となっているが、16番は欠番となっている。なお、3番出入口は駅ビル新築工事に伴い2007年4月から閉鎖されている。
2007年3月、筑紫口コンコースの11番出口階段脇にあった宝くじ売り場とコインロッカーが改札口正面に移設され、跡地にはコンビニエンスストア(ファミリーマート)が設置された(4月開店)。
2007年2月には筑紫口の自動改札機が新型機に更新された(JR九州のものと色違いの同型機になっている)。
のりば
1 | ■空港線(1号線) | 福岡空港方面 |
2 | ■空港線(1号線) | 天神・姪浜・筑前前原・唐津方面 |
利用状況
各社の1日平均乗車人員の合計は約168,780人。
- JR九州 - 1日平均乗車人員 97,988人[1](2005年度)
- 福岡市交通局 - 年間乗降人員38,775千人(うち定期14,736千人)・乗車人員19,778千人(2006年度)。
- 1日平均にすると乗降人員106,233人、乗車人員54,186人[2]。
- JR西日本 - 1日平均乗車人員 16,606人[3](2005年度)。2004年度は16,223人。
駅周辺
駅周辺は福岡市の都心部、並びに繁華街となっており人波が絶えない。
博多ステーションビル(駅ビル)
-
博多井筒屋(2007年3月閉店・撤退) - 博多デイトス
- マイング博多駅名店街
- 博多駅地下街(一番街は2007年4月から長期休業)
博多口駅ビルは九州新幹線乗り入れに合わせた再開発で建て替えられることになっており、2007年夏から解体工事中である。詳細は後述
博多口
- 博多駅交通センター(バスターミナル)
- 西鉄バス博多自動車営業所
- ジェイアール九州バス博多支店
- BOOK・OFF福岡博多口店
-
驛亭(ラーメン店)-閉店。後継店として、筑紫口・博多デイトスB1F「まるうまラーメン」 -
am/pm博多駅店-閉店 - パパトーマス-閉店
- キャナルシティ博多(西約1km)
- 福岡県赤十字血液センター(献血ルーム・キャナルシティ)
- グランドハイアット福岡
- ハイアットリージェンシー福岡
- 博多全日空ホテル
- ホテル日航福岡
- 福岡朝日ビル
- 朝日新聞社福岡本部
- コンフォートホテル博多(旧・ホテルステーションプラザ)
- デュークスホテル博多
- 博多シティホテル
- 八百治博多ホテル
- ホテルキャビナス博多
- 博多シティホテル
- 三井アーバンホテル
- 博多区役所
- 博多警察署
- 博多郵便局
- 西日本シティ銀行本店(旧・福岡シティ銀行本店)
- 西日本シティ銀行福岡支店(旧・西日本銀行本店)
- 明治公園
- 出来町公園(1963年の移転前の博多駅跡地)
- 藤田公園
- 人参公園
- 精華女子高等学校
- 福岡市立住吉小学校
- 楽天KC本社
筑紫口
ホテル
- ホテルセントラーザ博多
- ホテルクリオコート博多
- サンライフホテル2・3
- 博多グリーンホテル
- 博多都ホテル
- 東洋ホテル<福岡>
- 博多第一ホテル
- ホテルサライ福岡
- ホテルセンチュリーアート
- JR九州ホテル福岡
- 博多グラン水晶ホテル
- 博多ターミナルホテル
- ハイアットリージェンシー福岡
- WITH THE STYLE FUKUOKA
その他
- EX-SIDE HAKATA
- ヨドバシカメラマルチメディア博多店
- ハートイン博多駅店
- ローソンセントラーザ博多店
- ファミリーマート
- am/pm
- 西日本シティ銀行博多駅東支店(*)
- 山口銀行博多駅東支店
- 福岡合同庁舎(国機関)
- 福岡県東総合庁舎
- 福岡市立堅粕小学校
- 博多スターレーン(ボウリング場)
- 音羽公園
- 国道385号
- 御笠川
- 福岡高速道路2号線博多駅東出入口
- 国道3号
(*)同行は博多駅筑紫口支店もあったが、2006年11月に統合され、同所にはATMのみが残っている。
歴史
- 1889年(明治22年)12月11日 - 博多~千歳川仮停車場間開業に合わせ、九州鉄道(初代)の駅として開業。
- 初代駅は現地点から北西に約650mの出来町公園付近に所在した。
- 1890年(明治23年)9月28日 - 赤間~博多駅間開通と同時に駅を現在の地下鉄祇園駅付近に移転。
- 1905年(明治38年)2月16日 - 篠栗線吉塚~博多駅間延伸により同区間単線並列化。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道が国有化。官設鉄道に移管。
- 1911年(明治44年)5月17日 - 篠栗線1線部分を活用し吉塚~博多駅間複線化。
- 1919年(大正8年)10月15日 - 博多~二日市駅間複線化。
- 1926年(大正15年)10月15日 - 北九州鉄道が乗り入れ。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 北九州鉄道が国有化、国有鉄道筑肥線となる。
- 1961年(昭和36年)6月1日 - 門司港~久留米駅間電化。
- 1963年(昭和38年)12月1日 - 吉塚~博多~竹下・筑前簑島駅間経路変更に伴い再移転高架化し現駅本屋完成。
- 1968年(昭和43年)1月16日 - 米海軍原子力空母「エンタープライズ」寄港反対運動のため夜行急行列車から下車した過激派学生が構内で機動隊と衝突(博多駅事件)。
- この模様を撮影したテレビ局フィルムが裁判の証拠になり後に問題化(博多駅テレビフィルム提出命令事件)。
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 山陽新幹線岡山~博多駅間開業。
- 1983年(昭和58年)3月22日 - 福岡市交通局(福岡市地下鉄、仮駅)開業と同時に筑肥線博多~姪浜駅間廃止。
- 1985年(昭和60年)3月3日 - 福岡市地下鉄(本駅)開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化、在来線部分をJR九州、新幹線部分をJR西日本が承継。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 山陽新幹線の回送線を旅客線化した博多南線が開業。
- 1991年(平成3年)3月16日 - 吉塚~博多間が鹿児島本線と篠栗線の別線化に伴い9番ホームを新設。
- 1999年(平成11年)6月29日 - 豪雨により近くを流れる御笠川が氾濫し駅構内が浸水し全面停電となる
- 2003年(平成15年)7月19日 - 1999年と同じく近くを流れる御笠川が豪雨により氾濫し駅構内が浸水しJR九州側が全面停電となる。
- 2005年(平成17年)2月27日 - JR西日本が自動改札機を導入。
九州新幹線開業に向けた動き
当駅は2011年春に全線開業予定の九州新幹線鹿児島ルートの発着駅になる予定で、山陽新幹線との相互乗入れも決定している。
そのため、2006年から現駅本屋解体及び新築を含めた新幹線ホームの増設や駅周辺の環境整備等の総合再開発が始まっており、九州新幹線開業と同時に現駅ビルの約7倍の延べ床面積を持つ、全面ガラス張りの新駅ビル(地下3階、地上10階)が完成する予定である。駅ビルの核テナント誘致に際して博多井筒屋、高島屋、阪急百貨店などのデパートが出店に名乗りを挙げたが、最終的にはJR九州との関係や条件が合致する阪急百貨店が入居する事が確定し、これが同百貨店にとっては九州初進出になる予定である。また東急ハンズのテナント出店も同社とJR九州との間で基本合意に至っており、阪急百貨店と同じく九州初進出となる模様である。
新駅ビルテナントの選定をめぐっては、現在の博多駅ビルに昭和41年から入店していた博多井筒屋が難色を示し、『新駅ビルへの優先入居』を主張。JR九州側と福岡簡易裁判所で調停をおこなった。この調停は難航し、長期化や訴訟への発展も危惧され、そのようなことになれば新駅ビル建設スケジュールへ影響する恐れがあった。結局2006年9月15日に、JR九州側が井筒屋側に保証金約45億円を支払うことで博多井筒屋は2007年3月31日までに現在の駅ビルから一時退店する事に合意した。博多井筒屋はこの合意に基づき2007年3月31日で閉店したが、井筒屋側は『新駅ビルへの入居を断念した訳ではない、引き続きJR九州側に対して新駅ビルへの入居を求めていく。』と述べた、なお井筒屋は2007年9月より博多リバレイン地下2階に入居し営業再開する予定。
2005年10月1日に実施された秋のダイヤ改正と共に九州新幹線開業準備工事(新幹線ホーム新設工事など)が開始されたため、在来線ののりば変更が実施されている。
なお博多駅は福岡空港までの直線距離が約2.7kmであり、航空法に定められている水平表面下に入っているため、建物の高さは約50mに制限されている。このため駅の高層ビル化は不可能である。
新ビルは、開発面積約2万2000平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)、延べ床面積約20万平方メートル(現駅ビルの約6倍)。幅約240mで、南側一部が在来線ホーム上に約60mL字形にせり出す。
核テナントである阪急百貨店はホーム上にせり出す部分を含むビル南側地下1階から地上8階に入り、売り場面積約4万平方メートル。9、10階の一部に入居するシネマコンプレックスは、東映系のティ・ジョイに決定。12スクリーン、約2000席を備える予定。ビル北側1~5階のメガストア(5000平方メートル)は、東急ハンズが入居する。9~10階の一部はガラス張りの展望レストラン。また、吹き抜けや屋上庭園も設けられる。
ビル周辺の回遊性を高めるために、1階には筑紫口(山陽新幹線側)と博多口の駅前広場を結ぶ既存のコンコース南側に連絡通路を新設、2階部分には福岡交通センターなど隣接するビルに通じる空中回廊(ペデストリアンデッキ)を設ける。
新たに設ける駐車スペースは、ビルと博多口駅前広場の地下2、3階に計約200台、九州新幹線ホーム上に約150台。筑紫口北口には立体駐車場(約380台収容)がはいる「JR九州筑紫口ビル」(愛称:EX-SIDE HAKATA(エキサイド博多))が2007年4月にオープンした。
博多口駅前広場は北側にタクシープール、バス乗り場などが集約。南側にはイベントをおこなったり、市民の憩いの場となるスペースを設ける。
ビル本体建設工事は2006年3月駅南側の旧駅事務室跡から着工。現駅ビル部分は井筒屋が2007年3月で営業終了、解体後、2008年1月頃躯体工事にはいる予定。工事の難関はビル南側の線路の上下にせり出す部分で、地下空間を生み出すため線路下の盛土を掘削すると同時に線路上下に躯体を建設する。
- 工事手順は、各線路沿いに6m間隔で盛土に仮杭を打込み、仮杭間に工事桁を通して線路を仮受けして、盛土を掘削する。あわせて躯体建設も進め、ある程度組み上がった時点で仮杭と工事桁を撤去し、躯体で線路とホームを支える。掘削は、幅100m、奥行約70mの広さを4層(地上1階~地下3階部分)にわたり1フロア分ずつ4段階で実施する。掘出す盛土の量は20万立方メートル(10tダンプカー約2万5000台分)と見られる。
ビル南側は仮杭と工事桁の取付けを終え、2007年3月現在、盛土掘削、躯体構築工事中である。地下駐車場などを設ける駅前広場南側では躯体工事とあわせて地下1階部の屋根になる上床版の設置中である。ビル南側躯体工事は2009年秋竣工予定。
2007年夏ごろから現駅ビルの解体工事にも着手している。
駅名の由来
博多駅は「福岡市」の代表駅にありながら「福岡駅」ではなく、「博多駅」である。これには地理的・歴史的な理由がある。
江戸時代まで福岡は武家町、博多は町人町として栄えた別々の都市であった。1889年(明治22年)4月「市制及び町村制」の公布に基づき、県令により博多・福岡をまとめて「福岡市」として市制施行することとなった。その際に九州鉄道の駅名を「博多」とすることにより市名議論の決着を図ろうとした。その後「博多市」に市名を改称しようとする動きもあったが一票差で否決され現在に至る。
福岡と博多との関係についての詳細は、博多の項目参照
博多駅の立地についても、当初建設された駅舎は現駅の北西に約600m先の現在の祇園駅付近であった。この場所は当時は福岡市境であって田畑などの耕地だったため駅舎建設が容易であり、また門司・熊本方面へ鉄道を結ぶに好都合であったと考えられる。
そののち新幹線の開業などにより「博多」の知名度が高まると、「福岡」より「博多」のほうが全国的に認知されるようになった。そのため、「博多市」という市が存在する、かつては福岡市と博多市に分かれていてその名残として「博多駅」が残っているなどといった誤解も存在するようである。過去に「博多市」なるものが存在しないという事情からすればかなり特殊な例といえ、駅名が都市全体の対外的印象に大きな影響を及ぼす代表的な例となっている。
備考
合併により所在地の市名と中心駅名に差異の見られる例としては、北九州市の小倉駅(合併前後とも小倉駅で変化せず)、周南市の徳山駅(合併前後とも徳山駅で変化せず)、さいたま市の浦和駅(合併前後とも浦和駅で変化せず)などがある。また、県内の他市では宗像市の赤間駅、筑紫野市の二日市駅、筑後市の羽犬塚駅、豊前市の宇島駅、福津市の福間駅などがあるが、いずれの駅名も過去に自治体名として存在したものである。
市内のもう一つのターミナル駅である西日本鉄道天神大牟田線の始発駅の名称は「西鉄福岡(天神)駅」である(2001年に西鉄福岡駅から改称)。これは、国鉄が「博多」としたために、後から開業した西鉄が堂々と都市名を名乗ることができたためである。なお福岡駅はJR西日本・北陸本線の駅として富山県高岡市福岡町に存在する。
所在地の市名と中心駅名が一致しない例としては、主なものとしてこの他に東京都武蔵野市の吉祥寺駅がある。こちらも1889年(明治22年)4月の市制・町村制施行時にすでに同市の前身である武蔵野村が誕生しており、以降も吉祥寺の名称を冠した自治体は存在せず、また「武蔵野駅」も存在しない。
AED設置
- 山陽新幹線博多駅には、AEDが4台設置されている。
- 在来線博多駅にも、AEDが設置されている。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- ■鹿児島本線
- ■篠栗線(福北ゆたか線)
- 快速・普通
- 吉塚駅 - 博多駅
- 快速・普通
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 西鉄雑餉隈線 - 博多駅から大牟田線の雑餉隈駅を目指して計画された路線。
- 田尻敏明 - 福岡で活動するナレーター。長年駅のJR九州部分において構内自動アナウンスの音声に起用されている。
外部リンク
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