どもり

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どもりとは、発声器官痙攣が起り第1音が出なかったり(難発)、あるを繰り返し伸ばし起こる(連発)、言語障害。またはその状態。別名、吃音(きつおん)とも呼ぶ。言葉リズムがおかしくなったり、突然高い音が出たりもする。

どもりは、世界的に膨大な研究要出典が続けられながらその原因はほとんど解明されず、治療法も確立されていない。

社会的に理解されていなく嘲笑されてたりしていじめの対象になる事もある。音読の授業でうまく出来ずに子供の心を傷つけてしまう。どもりに絶望し自殺する者もいる。自殺しないまでもうまく言葉が話せないことに起因するうつ病対人恐怖症社会恐怖引きこもりなどの二次障害が出ることがある。

非吃音者はどもりを軽く考えがちだが吃音者のどもりに対する苦労は並大抵のものではない。どもりは自分の名前が言えなかったり、店で注文できない、人と円滑にコミュニケーションを取れない、挨拶が出来ない、電話がかけられない、など社会生活を著しく困難にしている。

治療法のひとつにスピーチセラピーがあるが、必ずしも全員がこれで治るとはいえず、確立された治療法がないのが現状である。

完治するどもりとそうでないものもある。なお、今日でも医学としては正式に研究されていない。せいぜい精神科、心療内科でリラックスできる薬を処方してもらえる程度。医者によっては病気でないと認識しており薬すらだされないこともある。

言語障害を治療する言語聴覚士が治療を行っているがあまり知られていない。治療を行っている機関も限られる。言語聴覚士の中でもどもりを扱っている人は数えられるほどの少数である。その原因はどもりの治療が難しく直りにくいので言語聴覚士が敬遠しているためである。また言語聴覚士の治療を受けても症状が軽くなるだけで直るわけではない。

確立された治療法がないにもかかわらず、吃音者の苦境に乗じて、高額な発声矯正器具の販売、「どもりは治る」という看板を掲げて不当な治療費を要求する診療所など、詐欺行為ともとられる社会的問題が生じている。

成人では1%、学齢期の子供で1.2%、5歳までの子供では5%が吃音者であるといわれる。どもりは本人が隠したがることが多く、本人が気づいてない場合もある。(本人がどもりだと気づく前に治ることもある。)

また吃音者が心で感じている苦痛よりも周囲の人間は気にしていなかったり楽観的に接することが多い。

どもりになるきっかけ

どもりになるきっかけは、生活環境の影響があると言われている。

  • 耐え難いストレス(いじめ・叱られた)
  • 家族にどもりの人がいる
    これは遺伝ではない。親がどもり経験者の場合、幼少期の子供ならば誰にでもどもりは起こるのだが、それに敏感になって、自分の子供に『どもらないように話せ』などと叱ってしまう。叱られた子供はどもりをいけない事だと思い込み、どもりを隠そうとする。それがいつしかしゃべる事への恐怖心へと変化していき、よけいどもりが酷くなり定着してしまう。

吃音者内の対立

吃音者内でどもりに対する考え方の違いから対立が起こることがある。

どの問題も相手の考え症状を尊重しないで一方的に押し付けることによって対立が起こっている。

どもりに正解はないという事を吃音者自身が自覚することが大切である。

(どもりに限らず一般論だが、自分がちょっとでも他人より進んでいると思うと偉そうに一方的に説教をたれる者の存在があり、異なる意見者と対立する)

  • どもりは直すべきだ。どもりは直さないで受け入れるべきだという考えがある。この考え方が違う事によって対立する。
  • どもりは努力すれば良くなる主張と努力では直らない主張の対立がある。前者はどもりを克服するためにあえて言葉を話す職業に就く。後者はなるべく話さない職業に就く。これは努力をするかしないかではなくその人の考え方の違いである。しかし時として前者には努力万能主義を信じて他人に努力を強要する根性論が見受けられる場合がある。
  • どもりが直った人がいてもそれはその人が直っただけで万人に有効な手段ではない。成功者は自分が成功したからと他人に自分の考えを押し付けてしまう説教が見受けられる。またカウンセリングの知識がないのにカウンセリングをしてしまう者もいる。
  • 症状が軽い、症状が重い。者の間での対立がある。症状が軽いほうは大して気にならない。症状が重い方は重大に感じる。これは症状が軽い人が重い人の症状が分からず、自分の症状だけでどもりは大した事はないと判断してしまって起こる対立である。
  • プラス思考者、マイナス思考者の間での対立がある。プラス思考者はどもりでも気にしないでやっていこうと考える。マイナス思考者はどもりがあるから出来ないと考える。ここでも時としてプラス思考者がマイナス思考者に考えを押し付ける(説教する)傾向があるが、マイナス思考に陥ったのはそれなりの理由がある。その理由を分ろうとはせず考えを一方的に押し付けるので対立が起こる。

どもり治療を行っている公的機関

どもりを治療している言語聴覚士が少ないため以下の機関でも退職や転勤でいなくなっている可能性がある。

またこの節では健康保険治療を行っている機関のみを扱う。

吃音者として知られる著名人

関連項目

外部リンク

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