「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の版間の差分
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『ポケットモンスター オメガルビー』と『ポケットモンスター アルファサファイア』は、[[ポケットモンスター (ゲーム)|ポケットモンスター]]完全新作の3作目である[[ゲームボーイアドバンス]](GBA)用『[[ポケットモンスター ルビー・サファイア]]』を、ニンテンドー3DS用にアレンジした[[リメイク]]である。パッケージのポケモンは、『ルビー・サファイア』のパッケージを飾っていた[[グラードン]]、[[カイオーガ]]が「ゲンシカイキ」と呼ばれるパワーアップをした姿で、『オメガルビー』がゲンシグラードン、『アルファサファイア』がゲンシカイオーガ。シナリオ、世界観、登場するキャラクターなどのベースは『ルビー・サファイア』と同じであるが、ゲームシステムが同じニンテンドー3DSで先行して発売された『[[ポケットモンスター X・Y]]』に準拠している。ポケモンシリーズにおけるリメイクとして3作目の本作は、過去のリメイクである『[[ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]』『[[ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]』と比較すると、原作からのアレンジ色が濃いのが特徴で、その顕著な例として、ストーリーが『X・Y』で新登場した要素「メガシンカ」をめぐるものに改変されたことが挙げられる。 | 『ポケットモンスター オメガルビー』と『ポケットモンスター アルファサファイア』は、[[ポケットモンスター (ゲーム)|ポケットモンスター]]完全新作の3作目である[[ゲームボーイアドバンス]](GBA)用『[[ポケットモンスター ルビー・サファイア]]』を、ニンテンドー3DS用にアレンジした[[リメイク]]である。パッケージのポケモンは、『ルビー・サファイア』のパッケージを飾っていた[[グラードン]]、[[カイオーガ]]が「ゲンシカイキ」と呼ばれるパワーアップをした姿で、『オメガルビー』がゲンシグラードン、『アルファサファイア』がゲンシカイオーガ。シナリオ、世界観、登場するキャラクターなどのベースは『ルビー・サファイア』と同じであるが、ゲームシステムが同じニンテンドー3DSで先行して発売された『[[ポケットモンスター X・Y]]』に準拠している。ポケモンシリーズにおけるリメイクとして3作目の本作は、過去のリメイクである『[[ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]』『[[ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]』と比較すると、原作からのアレンジ色が濃いのが特徴で、その顕著な例として、ストーリーが『X・Y』で新登場した要素「メガシンカ」をめぐるものに改変されたことが挙げられる。 |
2020年1月15日 (水) 00:46時点における最新版
『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』は、2014年11月21日に株式会社ポケモンから発売されたニンテンドー3DS用ロールプレイングゲーム。
目次
概要[編集]
『ポケットモンスター オメガルビー』と『ポケットモンスター アルファサファイア』は、ポケットモンスター完全新作の3作目であるゲームボーイアドバンス(GBA)用『ポケットモンスター ルビー・サファイア』を、ニンテンドー3DS用にアレンジしたリメイクである。パッケージのポケモンは、『ルビー・サファイア』のパッケージを飾っていたグラードン、カイオーガが「ゲンシカイキ」と呼ばれるパワーアップをした姿で、『オメガルビー』がゲンシグラードン、『アルファサファイア』がゲンシカイオーガ。シナリオ、世界観、登場するキャラクターなどのベースは『ルビー・サファイア』と同じであるが、ゲームシステムが同じニンテンドー3DSで先行して発売された『ポケットモンスター X・Y』に準拠している。ポケモンシリーズにおけるリメイクとして3作目の本作は、過去のリメイクである『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』と比較すると、原作からのアレンジ色が濃いのが特徴で、その顕著な例として、ストーリーが『X・Y』で新登場した要素「メガシンカ」をめぐるものに改変されたことが挙げられる。
ゲームシステム[編集]
基本的なゲームシステムについて、『X・Y』のゲームシステムがベースになっているため、基本的な部分については、そちらのゲームシステムの項を参照すること。
ポケモンマルチナビ[編集]
下画面に表示される多機能型ツール群で、「ずかんナビ」「マップナビ」「テレビナビ」「プレイナビ」の4つの機能で構成されている。
- ずかんナビ
- そのエリアに生息するポケモンを知ることができる要素。エリアを問わず同じポケモンに複数回遭遇すると、「サーチレベル」が上昇する。最初はシルエットでしか表示されなかったポケモンのアイコンは、一度捕獲することで完全に表示されるようになる。このアイコンをタッチするとそのポケモンだけをサーチすることができ、サーチレベルに応じて出現するポケモンの「生まれつきの強さ」が変わったり、野生でありながらもタマゴ技を覚えた状態になることがある。
- マップナビ
- 点在する施設だけではなく、ポケモンの分布、再戦可能なトレーナーとそのプロフィール、秘密基地の位置、木の実の生育状況がわかる。
- テレビナビ
- これまでのシリーズにもあった民家のテレビで見られたニュースが、このナビで視聴できる。
- プレイナビ
- 『X・Y』で初登場した要素、PSS、ポケパルレ、スパトレがここにまとめられている。
ポケモンコンテストライブ![編集]
基本的に『ルビー・サファイア』のルールに準ずるが、新たなルールとしてメガシンカをするポケモンであればメガシンカすることが可能で、ポイントが更に高くなる。
通信機能を使ってマルチプレイをすることも可能。また、コンテストの際には『ダイヤモンド・パール・プラチナ』同様、主人公は男の子女の子共に衣装に着替える。
コンテスト中の画面写真を撮ることが可能で、カメラ機能を使って実際の写真と合成することが出来る。また、コンテストに参加すると会場の出入り口に主人公のファンが現れ、きのみをくれるなどして応援してくれる。
ポケモンコンテストに参加すると特別なポケモン「おきがえピカチュウ」がもらえる。コンテスト会場の控室の「衣装ケース」で着替えることにより、ハードロック・ピカチュウ、マダム・ピカチュウ、アイドル・ピカチュウ、ドクター・ピカチュウ、マスクド・ピカチュウになることができるほか、このピカチュウは通常では覚えられない技を覚えることもできる。ただし、通常のピカチュウはこの変更することは不可能。
スーパーひみつきち[編集]
『ルビー・サファイア』で登場した「ひみつきち」を今作でも作ることが可能。
『ルビー・サファイア』のひみつきちに加え、「きちのもようがえ」で自由自在にグッズの向きの配置が可能になり、「ひみつのなかま」では主人公のサポートが可能となるシステムが追加され、バージョンアップされる。QRコードでの通信により、他のプレイヤーのひみつきちを拝見することも可能。
- ひみつのなかま
- 他のプレイヤーのひみつきちに遊びに行き、スカウトして自分のきちに連れていける。チーム名を付けることも可能で、バトルや「とくいわざ」のサポートを受けるなども出来る。
- とくいわざ
- ひみつのなかまが使用できる特殊能力。プレイヤーそれぞれ能力が異なり、冒険のサポートができる。
- 1人につき1日1回使用できる。フラッグを一定数集めることで能力の種類を増やしたり、回数を1日2回にできる。
- グッズがちゃがちゃ
- ひみつきちで使える「もようがえアイテム」を貰える。
- タマゴなでなで
- タマゴの孵化速度を速めることが出来る。
- しゅぎょうバンバン
- ポケモンのレベルを1上げることが出来る。
- きのみシューシュー
- きのみを貰える。
- おたからドコドコ
- 換金アイテムを貰える。
- いしザクザク
- 各種しんかのいしを貰える。
- ポケモンもみもみ
- ポケモンのなつき度を上げる。
- ワンツーエクササイズ
- ポケモンのきそポイントを上げる。
- きょうのうらない
- 特別なOパワーが発動する。
- フラッグ
- 『ダイヤモンド・パール・プラチナ』で登場したシステム。他のプレイヤーの「ひみつのパソコン」の横にある「フラッグ」を集めることで、「ひみつのなかま」の能力数や使用回数を増やすことができる。フラッグをとれるのは1つのひみつきちにつき1日1回限定。またひみつのなかまにした他プレイヤーから前日にそのプレイヤーが入手したフラッグを最大30本まで譲ってもらえる。
- 「ポケモンナビゲーター(ポケナビ)」「ポケモンコンテスト」「ひみつきち」は、それぞれ「ポケモンマルチナビ」「ポケモンコンテストライブ!」「スーパーひみつきち」として、内容を大幅に変更して登場。
- 「そらをとぶ」はこれまでのシリーズでは街や一部の施設にしか移動できなかったが、今作では道路・水道・ダンジョンを含むほぼすべての場所へ移動できるようになった。
- 海外版では一部の文章・表現が変更されている[1]。
ポケモン・わざ・とくせい[編集]
- 202種類だった「ホウエンずかん」の収録数が増え、それに伴いポケモンの図鑑番号が変更されている。追加されたのは、『ルビー・サファイア』の「ホウエンずかん」に含まれていたポケモンのうち、『ダイヤモンド・パール』以降に新たな進化系が追加されたもの。エルレイド・ダイノーズ・ジバコイル・スボミー・ロズレイド・ヨノワール・リーシャン・ドサイドン・ユキメノコが該当する(『ポケットモンスター ルビー・サファイア』のホウエン図鑑の順番であり、全国図鑑順とは異なる)[2]。
- メガシンカできるポケモンの追加。
- グラードン・カイオーガはゲンシカイキして登場する。
- グラードン・カイオーガ・レックウザの専用技の追加。
- 「隠れているポケモン」の実装。珍しい道具や通常では覚えない技・特性・隠れ特性を持つポケモンが出現する。ゲンシカイキしたポケモンとの戦闘後はホウエン図鑑掲載外のポケモンも隠れた状態で出現する。
- 特定のポケモンのみ、なみのり・ダイビング時の専用グラフィックが存在する[3]。
- フェアリーという新たなタイプの追加。
ストーリー[編集]
- 元の『ルビー・サファイア』のシナリオに、メガシンカにまつわるエピソードが加えられている。
- 『オメガルビー』でラティオス、『アルファサファイア』でラティアスは殿堂入り後の徘徊からストーリー中盤のイベントで必ずもらえる仕様になった。
- 『エメラルド』で追加・変更された要素はほとんど存在しない[4]。
- 伝説のポケモン・レックウザをメインとする新たなストーリー「エピソード・デルタ」が追加された。『ルビー・サファイア』におけるレックウザはストーリー本編に絡むことがなく、『X・Y』におけるジガルデのような扱いであった。
登場人物[編集]
世界観[編集]
音楽[編集]
発売日 | タイトル |
---|---|
2014年12月3日 | ニンテンドー3DS ポケモン オメガルビー・アルファサファイア スーパーミュージックコンプリート |
このサウンドトラックCDには、すでに廃盤になっている『ルビー・サファイア』のサウンドトラックCD「GBA ポケモン ルビー&サファイア ミュージック・スーパーコンプリート」の楽曲もすべて含まれている。
キャンペーン[編集]
- 早期購入者特典として、メガストーンを持った「色違いのダンバル」がふしぎなおくりもので配信される。
- 「月刊コロコロコミック11月号」を始めとした雑誌やウェブサイト、店頭などで特別体験版をダウンロードするためのシリアルコードが配布された。特別体験版ではこのために用意された特別なシナリオを遊ぶことができ、一部のポケモンや道具は製品版に送ることもできる。
2016年8月から9月にeショップで配信された。8月2 日のインサイド乗っていた
- 一部のポケモン関連商品に同梱される「ポケモンスクラップ」に記載されたシリアルコードをウェブサイトで入力することで、その数に応じて幻のポケモンであるシェイミ・ケルディオ・ビクティニや、きんのたま・いいキズぐすり・ゴージャスボール・ふしぎなアメ・マスターボールといった道具が手に入る「幻のポケモンたちをもらおう!キャンペーン」が行われた。
- 「月刊コロコロコミック12月号」に、『オメガルビー』でラティアス、『アルファサファイア』でラティオスを捕まえるためのイベントに必要なアイテム「むげんのチケット」を引き換えるためのシリアルコードが付属する。
- 2014年11月21日から2015年1月20日までの期間中、「スマブラ・ポケモン 両方買うと”もれなく”プレゼント!キャンペーン」を実施。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS(以下『スマブラ3DS』)』と『オメガルビー』または『アルファサファイア』を購入すると、もれなくバーチャルコンソール『ゲームボーイギャラリー3』と、『スマブラ3DS』の必殺ワザを覚えたゲッコウガがプレゼントされる[5]。この2つのプレゼントは、『スマブラ3DS』に参戦する最古キャラクター(Mr.ゲーム&ウォッチ)と最新キャラクター(ゲッコウガ)にちなんだものである[6]。
プロモーション[編集]
映像[編集]
『オメガルビー・アルファサファイア』の紹介スペシャルムービー。アニメーション制作はOLM TEAM KATO。
- キャスト
- 主人公(男の子) - 岡本信彦
- 主人公(女の子) - 花澤香菜
- ダイゴ - 石田彰
- ツツジ - 喜多村英梨
- たんぱんこぞう - 潘めぐみ
- ポケモン - 古島清孝、佐藤健輔、烏丸祐一、藤原貴弘、鷄冠井美智子、小堀幸
- ナレーション - 森川智之
- スタッフ
- 監督 - 冨安大貴
- アニメキャラクターデザイン - 堤舞
- 制作 - OLM TEAM KATO
イベント[編集]
『オメガルビー・アルファサファイア』の発売と同日、豪州ではNewニンテンドー3DSが発売され、発売日前日の2014年11月20日の12時から24時にかけて“『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』発売前日ニコニコ カウントダウンイベント@ニコファーレ”が、ニコニコ動画で放送された。
その他[編集]
- 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』以来、約5年ぶりのリメイク作品となり、本作では『ルビー・サファイア』の日本国内発売日(2002年11月21日)と同じ11月21日の日付で日本国内での発売を開始することになった。社会的な影響の大きさから本来は土曜日(あるいは祝日)に設定される[7]が、11月21日であることが優先されたため、本作に限っては金曜日に発売開始となる。
- 本作の日本国内発売日(2002年11月21日)と同日に、以下の関連商品が発売および配信された。
- Newニンテンドー3DS グラードン エディション
- ポケモンセンター限定。本作のソフトは含まれない。限定のテーマ機能「グラードン・ゲンシグラードン」「カイオーガ・ゲンシカイオーガ」をダウンロードできるダウンロード番号がついてくる。
- Newニンテンドー3DS カイオーガ エディション
- ポケモンセンター限定。本作のソフトは含まれない。限定のテーマ機能「グラードン・ゲンシグラードン」「カイオーガ・ゲンシカイオーガ」をダウンロードできるダウンロード番号がついてくる。
- Newニンテンドー3DS専用 きせかえプレート No.040
- Newニンテンドー3DS本体に取り付けるプレート。プレート上側はグラードン・ゲンシグラードンを、プレート下側はカイオーガ・ゲンシカイオーガをデザインしている。
- ニンテンドー3DS テーマ 「ポケモン ゲンシグラードン・ゲンシカイオーガ」
- ニンテンドー3DSシリーズで使える、HOMEメニューのテーマ機能のひとつ。
- Newニンテンドー3DS グラードン エディション
脚注[編集]
- ↑ 原文は変わらないものの、文法が変化したものが多い(例:「かしこさ(Smart、Smartness→Clever)など)。
- ↑ ハートゴールド・ソウルシルバーにおけるジョウト図鑑でも金銀における新しい図鑑順に図鑑番号が割り当てられているが次作(ここではルビー・サファイア)以降に登場したポケモンは特定の技を覚えた状態でレベルアップによって進化したポケモンに限って追加されている。
- ↑ ホエルコ・サメハダー・カイオーガ。『X・Y』ではラプラスが該当した。
- ↑ 『エメラルド』で登場した「バトルフロンティア」「トレーナーヒル」「げんえいのとう」などのダンジョン・施設は今作には登場せず、アクア団・マグマ団とグラードン・カイオーガはそれぞれのバージョンにしか登場しない。強いて言うなら初回殿堂入りの時に金銀世代の最初の3匹のうち1匹がもらえる程度。
- ↑ 『Nintendoプレゼントソフトカタログ2014年・冬』より。
- ↑ 『Nintendo Direct 2014.11.6』より。
- ↑ 一部の外伝・派生作品には当てはまらないが、2008年3月20日発売の『ポケモンレンジャー バトナージ』以降、土曜日あるいは祝日に発売される作品が多くを占めている。
本編としては2006年9月28日(木)発売の『ダイヤモンド・パール』以来8年ぶりであり、リメイク作品が平日で発売されるのは2004年1月29日(木)発売の『ファイアレッド・リーフグリーン』以来、10年ぶりである。