「伏臥位」の版間の差分
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2019年11月29日 (金) 10:57時点における最新版
伏臥位(ふくがい、Prone position、Abdominal position)は、人間の体位(臥位)の一つ。腹を床に着けて寝ている状態。そのため、腹臥位とも表記される。俗に俯せ(うつぶせ)とも呼ばれる。
また、会陰位(えいんい、Ventral decubitus、Perineal position)とも呼ばれることがある[1]。
うつぶせ寝[編集]
歯科医師らは「うつぶせ寝」に対して、顎関節症(顎関節への負担)や、歯並びなどの変化の要因の一つという見解を示している。
また、琉球大学医学部の秦野直助教授(2002年3月時点)らが調査したところ、「腎結石の罹患者には、うつぶせで眠る人が多い」という結果が出たことがある。
女性の場合、クーパー靭帯(乳腺提靭帯)に負担がかかるため、胸の下垂・型崩れの原因になるという説がある。
「乳幼児突然死症候群」との関連[編集]
厚生労働省によると、就寝(睡眠)時に赤ちゃんを「うつぶせ寝」にした場合の方が、「あおむけ寝」よりも乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高いとの情報がある。
その他[編集]
検査や治療時の体位として、ジャックナイフ位 (Jack-knife position)がある。これは、股関節を屈曲させた姿勢である。肛門の場合は伏臥位で、尿道などの場合は仰臥位で屈曲させる[2]。
その他[編集]
スポーツにおいては、スケルトン、ビーチ・フラッグス、ラグビーのトライ、(野球・ソフトボールの)ヘッドスライディング、などに、伏臥位の姿勢が見られる。背筋力を鍛えるフィジカルトレーニング(バック・エクステンションなど)の際にも、腹を下にする。また、スポーツテストには、「伏臥上体反らし」という種目がある。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 臥位
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)
- 匍匐(腹這い)
- 解剖学における方向の表現
- サヴォイア・マルケッティ SM.93
- 第64代横綱曙