「準動詞」の版間の差分
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準動詞(じゅんどうし、verbal, verbid, non-finite verb)とは、ヨーロッパ言語の動詞の活用形を起源として、人称・数によって変化せず、動詞としてしばしば句を導くとともに、名詞・形容詞・副詞の働きをする特殊な品詞のことをいう。
概要[編集]
一般的には不定詞 (infinitive)、動名詞 (gerund)、分詞 (participle) が挙げられる。不定詞は、形容詞句、副詞句を導くことがあるが、基本的には動名詞とともに名詞としての働きが基本的で、分詞は、形容詞としての働きが基本である。
そのほか分詞に類するものとして、イタリア語のジェルンディオ、ロシア語の形動詞・副動詞などがある。また、日本語において、伝統的な日本語研究を引き継ぐ日本語学では、日本語に準動詞という動詞の活用カテゴリーを認めることはまれだが[1]、西ヨーロッパ言語を中心とした用語法において、いわゆる連用形を準動詞と見なすことがおおい[2]。