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2014年8月24日 (日) 07:21時点における最新版
上大岡駅(かみおおおかえき)は、神奈川県横浜市港南区上大岡西一丁目にある、京浜急行電鉄と横浜市交通局(横浜市営地下鉄)ブルーライン(1号線)の駅である。
交通結節点としての役割を担い、当駅周辺地区は横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に指定されている[1][2]。また、バスターミナルは横浜南部地域の中でも最大規模である。
目次
利用可能な鉄道路線[編集]
- 京浜急行電鉄(京急)
- 横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
年表[編集]
- 1930年(昭和5年)4月1日 - 湘南電気鉄道(現・京浜急行電鉄)上大岡駅開業。
- 1951年(昭和26年)12月15日 - 待避線を使用開始[3]。
- 1963年(昭和38年)4月12日 - 旧駅ビル(京浜百貨店)竣工。
- 1972年(昭和47年)12月16日 - 横浜市営地下鉄上大岡駅開業。
- 1996年(平成8年)10月1日 - 新駅ビル「ゆめおおおか」に京急百貨店とウィング上大岡が開業。
- 1997年(平成9年)3月14日 - 「ゆめおおおか」の建設工事が完了。
- 1998年(平成10年) - 京急上大岡駅が関東の駅百選に選定される。選定理由は「周辺施設との利便性が考慮された駅舎で連絡通路に音声案内のある優しい駅」。なお、横浜市営地下鉄の駅は選定対象になっていない。
- 1999年(平成11年)7月31日 - 白紙ダイヤ改正により京急蒲田-新逗子間の急行を廃止。
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京急線でダイヤ改正が実施され、エアポート急行の停車駅となる。
- 2012年(平成24年)5月1日 - 横浜市営地下鉄docomo Wi-Fiによる、無線LANサービス開始
駅構造[編集]
京浜急行電鉄[編集]
ホーム有効長12両編成対応の島式ホーム2面4線を有する高架駅。駅番号はKK44。ホームの照明にCDMランプ[4]が使用されている。改札口はかつてホーム下の1階のみであったが、1996年の京急百貨店開店と同時に百貨店に直結した改札口(10:00 - 21:00のみ営業)が3階に設置され、1999年には1階南側にも新設された結果、1階に2か所、3階に1か所設置されている。トイレは1・3階の改札内にあり、1階には多機能トイレも設置されている。
ホーム上部に設置されている発車標はLED式が使用されており、列車が接近すると駅メロディ(詳細は後述)が流れ、回送列車通過時は通過警告用のチャイムが流れる。また、表示器の上部には今度の列車の停車駅と接続列車案内をランプで表示している。駅ビル改築以前は反転フラップ式であり、現行の京急川崎や横浜などで使用されているものより一世代前のタイプのものが稼動していた。その後、駅ビル改築時から2005年までは光ファイバー式のモニタが使われていたが、液晶画面の劣化によりLED式に更新された。
当駅は京急開業110周年と羽田空港駅(現・羽田空港国内線ターミナル駅)開業10周年を記念した「京急駅メロディ」公募対象駅で、選考の結果、磯子区岡村出身のフォークデュオ「ゆず」の楽曲「夏色」が採用され、2008年11月25日より使用を開始した[5] [6]。下りホームは冒頭部、上りホームはサビのメロディを採用している。同時に回送列車通過時のチャイムの音程も変更された。
乗客への音声による案内については、自動放送が一切行われていないため、立哨の駅員がいる場合は駅員自身が、立哨がいない場合はホームに到着した列車の車掌がその都度行う。
電車が発車する際は発車ベル・ブザーが信号開通と同時に鳴動するとともに発車標の最上段の当該列車の表示が点滅し、「かけこみ乗車はおやめください」と表示が出る。上下線ともにホームの横浜方と横須賀方で音が異なる。
その他、夏季のホーム内での暑さ対策として、空調設備が2007年7月に設置された。本線上の停止位置目標についても2008年9月にLED電照式に変更された。さらに2009年3月には音声案内装置が各階段・エスカレーター、改札前・トイレ前・自動券売機前に設置された。
土曜・休日ダイヤでは、品川発当駅終着の下り普通(神奈川新町駅 - 当駅間の下り終電)が1本設定されている。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■本線 | 横須賀中央・浦賀・三浦海岸・新逗子方面 |
3・4 | ■本線 | 横浜・羽田空港(国際線・国内線)・品川・新橋方面 |
列車の待避・接続[編集]
当駅にはすべての種別の列車が停車する。また、常時緩急接続や急急接続を行う。
優等列車と待避を行わない普通列車・エアポート急行は2・3番線から、待避する普通列車・エアポート急行は1・4番線から発車する。
横浜市交通局[編集]
島式ホーム1面2線を有する地下駅。駅番号はB11である。改札階は地下1階、ホーム階は地下2階にあり、エレベーターとエスカレーターが設置されている。ホーム上に売店がある。改札口は北と南の2か所があり、2006年12月には北側に「京急連絡改札口」、南側に「バスターミナル改札口」という通称が付与された。トイレは両改札内にあり、南側改札内には多機能トイレも設置されている。
南側改札口の近くには地下鉄開業記念として制作されたモニュメント(銀色の海亀)がある。
上永谷方にY線構造の引き上げ線が設置されており、平日6時22分発の始発あざみ野行に利用している。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■ブルーライン | 戸塚・湘南台方面 |
2 | ■ブルーライン | 横浜・あざみ野方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で記載している。
利用状況[編集]
近年の一日平均乗車人員推移は表記の通り。
年度 | 一日平均乗車人員[7] | |
---|---|---|
京浜急行電鉄 | 横浜市交通局 | |
1998年 | 62,757 | 31,752 |
1999年 | 63,956 | 32,711 |
2000年 | 65,019 | 34,356 |
2001年 | 65,450 | 35,229 |
2002年 | 66,026 | 35,360 |
2003年 | 66,820 | 35,344 |
2004年 | 67,504 | 35,446 |
2005年 | 67,969 | 35,672 |
2006年 | 69,150 | 36,560 |
2007年 | 69,992 | 36,664 |
2008年 | 70,414 | 32,485 |
2009年 | 69,530 | 34,689 |
2010年 | 70,343 | 34,889 |
2011年 | 70,115 | 33,816 |
2012年 | 69,929 | 34,384 |
駅周辺[編集]
上大岡を参照。
横浜市の副都心として市街地再開発事業が行われており、1990年代から駅前は大きく変化した。再開発は2000年代に入ってからも進行中である。A地区(ゆめおおおか)、B地区(カミオ)、C南地区(ミオカ)が竣工済。2012年に入り、C北地区再開発に準備組合が発足し、更なる再開発が進行している。また、港南区が策定した都市計画マスタープランなどに基づき、駅周辺のバリアフリー化が進められている。
- ゆめおおおか(駅ビル)
- camio(カミオ)
- 京急百貨店スポーツ館 スポーツオーソリティ
- 横浜ヘリオスタワー
- 横浜上大岡郵便局
- 三井住友銀行 上大岡支店
- 富士ショッピングセンター
- FUJI 上大岡店
- mioka(ミオカ)
- 上大岡タワーザレジデンス
- コナミスポーツクラブ上大岡
- ヤマダ電機LABI 上大岡
- TOHOシネマズ上大岡
- みずほ証券 上大岡支店
- miokaリスト館(旧・上大岡三越・リストガーデンスクエア)
- 港南郵便局
- ゆうちょ銀行 港南店
- 神奈川県戦没者慰霊堂
- 上大岡墓地
- イトーヨーカドー
- 上大岡店 - デニーズ1号店(上大岡店)併設。
- 横浜別所店
- 上大岡赤い風船 - 飲食店、アミューズメント施設。
- りそな銀行 上大岡支店
- 三菱東京UFJ銀行 上大岡支店
- 日揮上大岡オフィス
- 神奈川県道21号横浜鎌倉線(鎌倉街道)
- 笹下釜利谷道路
バス路線[編集]
横浜市営バス、神奈川中央交通、江ノ電バス横浜、京浜急行バス及び横浜京急バスの一般路線バスが発着する。他に近畿方面の高速バスが発着する。停留所名は「上大岡駅前」または「上大岡駅」である。
1 - 9番乗り場は駅ビル「ゆめおおおか」内のバスターミナル、11・12番乗り場は「camio」前の鎌倉街道上である。
降車場は方向によって異なる。
- 最戸橋方面からの便は、バスターミナル内である。
- 関の下方面からの便は富士ショッピングセンター前の鎌倉街道上であるが、当停留所が終点でない便は11・12番乗り場で降車扱いする。なお、関の下方面からの当停留所終着便で折り返しをする場合、鎌倉街道を横断して直接バスターミナルに入ることが不可能なため、一旦横浜方面へ回送し、最戸橋交差点周辺で折り返し、来た道を戻ってからバスターミナルに入る。
ゆめおおおか内にある各乗り場[編集]
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- 7番乗り場
- 8番乗り場
- 9番乗り場
camio前にある各乗り場[編集]
- 11番乗り場
- 12番乗り場
- 高速バス
- [ハーバーライト号]京都駅烏丸口・大阪駅桜橋口・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行(西日本JRバス)
その他[編集]
- 改築前の駅名標には、800形の写真が併載されていた。
- 改築前の1990年代初め頃まで、1階の京急改札前の売店で焼き芋が販売されていた。
- 横浜市営地下鉄グリーンラインの延伸構想として、中山駅より二俣川駅・東戸塚駅を経由して当駅に乗り入れた後根岸駅・元町・中華街駅方面に抜け、みなとみらい線に乗り入れる、横浜環状鉄道という計画がある。
- 2007年、テレビ朝日系列の深夜番組『タモリ倶楽部』の鉄道ファン企画の収録の際に新1000形の4両編成を貸し切り、本来ならば通過する営業列車のない当駅を通過したことを「お召し列車クラス」と見せ物にしていた。
駅名の由来[編集]
駅所在地の当時の地名である上大岡町に由来する。
隣の駅[編集]
- 京浜急行電鉄
- ■本線
脚注[編集]
- ↑ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想)PDF 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ↑ 上大岡が副都心に選ばれた理由、そして副都心の定義とは?(はまれぽ.com 2012年8月19日)
- ↑ 高野光雄 (2011) 高野光雄 [ 京急ダイヤの歴史 ] 2011 21
- ↑ 東芝ライテック 納入施設例データベース 京浜急行電鉄 上大岡駅照明改修PDF
- ↑ 以前は上りホーム・下りホームとも他の駅同様「レントラー舞曲」が使用されていた。
- ↑ 「16駅の駅メロディ採用曲が決定いたしました!」 京急電鉄
- ↑ 横浜市統計ポータル