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'''たんぽぽ広場'''(たんぽぽひろば)とは、[[東京都]]の[[駒込]]の文京区勤労福祉会館において定期的に実施されている、おとなしくて内向的な人同士が交流して共に語り合ったり相談し合ったりして悩みを解決していき、癒しの場や友達作りの場を提供するサークルである。
  
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== 概要 ==
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2009年8月までは毎月1回、2009年9月からは毎月2回程度、駒込において参加者の精神的サポートのために集会を実施。集会においては、お互いに楽しくなごめるようにするために、[[名前]]を覚える[[ゲーム]]や、社会に適応できる手助けとなるために、テーマトークなどが実施されている。たんぽぽ広場は約10年間にわたり自助サークル活動を継続して実施している。2010年5月現在、企画・運営は現役[[ひきこもり]]である[[会長]]1名のみで行われている。会長は[[メンタルヘルス]]、[[ひきこもり]]、[[ニート]]などを扱っている[[ホームページ]]上におけるたんぽぽ広場の広報やPR活動に特に熱心である。昨今の我が国においては、ニートや引きこもりなどが深刻な社会問題となっているため、たんぽぽ広場のような自助グループの潜在的な需要は高いものと思われる。また、たんぽぽ広場は、公式ホームページ上において「日本最大」と自称している。「日本最大」であるのかどうかは疑問であるが、我が国におけるメンタルヘルス、ニート、ひきこもりなどを扱うインターネット上の各種コミュニティにおいて、10年以上に渡って継続して活動していること、ならびに『ひきこもり支援ガイド』という[[書籍]]においても紹介されたことなどを考えると、たんぽぽ広場の知名度はかなり高いと思われる。また、現在の会長はかつて「P-CE」という他の自助グループに実際に参加して自助グループの運営のノウハウを習得し、後にたんぽぽ広場として独立した。同様に、たんぽぽ広場の有志たちも、たんぽぽ広場に参加して自助グループの運営などに関するノウハウを身につけて、2009年11月にたんぽぽ広場とは別組織の新サークルが設立された。いずれにせよ、将来的には自助グループから適切に「卒業」し、[[学校]]や[[職場]]などに復帰することが望ましい。
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== 沿革 ==
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* 1999年4月ごろ、「森田若者の会」ならびに「神経質若者の会」が自助サークルとして設立された。これらのサークルはたんぽぽ広場の前身となる。
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* 1999年12月、一時的に自助サークルは自然消滅。
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* 1999年12月、自助サークルの代表を変更。サークル名を「おとなしい人の為のサークル」と改称。
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* 2000年7月、自助サークルの代表を変更。サークル名を「おとなしい又は内向的な人の為のサークル『たんぽぽ広場』と改称し、後に「おとなしい内向的な人の為のサークル『たんぽぽ広場の会』」とした。
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* 2001年4月、たんぽぽ広場のウェブサイトが開設。
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* 2009年5月、たんぽぽ広場の有料化を決定。集会の参加費が原則として1,000円となる。徴収した参加費の一部は施設利用料などに用いられると思われる。ただし、たんぽぽ広場の参加者から徴収した会費の使途に関する適切な[[会計]][[情報]]は公表されていない。
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* 2009年9月、たんぽぽ広場の集会が毎月2回に増える。
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* 2009年11月、元たんぽぽ広場の有志により、たんぽぽ広場の運営方法を参考にし、新サークル<ref>たんぽぽ広場を退会した人やその友人が中心となって運営が行われている。たんぽぽ広場に比べてやや賑やかだが、おとなしめの人が多いことに変わりはない。また、たんぽぽ広場に参加したことがない人も数多く参加している。サークルの名称は決まっておらず現在考案中。</ref>が結成。
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== 掲載書籍 ==
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*ひきこもり支援ガイド([[晶文社]])
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== たんぽぽ広場の特徴==
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*「たんぽぽ広場の公式ウェブサイト」によると、たんぽぽ広場には「女性の会」があり、「不定期に女性会員限定会合を実施」している。そのため、たんぽぽ広場は、特に女性会員を大切にしているものと思われる。
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* 会長は、「暗い」「おとなしい」「内向的な」人だけが集まるサークルにしていくというたんぽぽ広場の理念を非常に大切にしており、それらに該当しない会員は退会させるようにしている。それ故、たんぽぽ広場の集会の雰囲気は葬式のような独特の雰囲気をかもしだしている。
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== 参加においての注意点 ==
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*「たんぽぽ広場の規約」において「P-CE会員の方」「過去にP-CEに参加したことのある方」「他内向サークルの代表・スタッフの方」のたんぽぽ広場の参加は禁止となっている。P-CE(活動休止中)に関しては、過去に参加したことがあるだけで入会不可となっているがその理由は不明。この規約があるため、以前P-CEに参加していたが活動休止となったためその代わりとしてたんぽぽ広場への参加を望んでいるという場合でもそれが出来なくなっている。なお、代表やスタッフとして活動しなければP-CE以外のサークルとの掛け持ちは可能である。
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* たんぽぽ広場の入会時には[[個人情報]](郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス)の記入が必要となっている。サークル概要説明では、連絡方法は全てEメールでの連絡となっており、氏名・メールアドレス以外の個人情報を必要とする目的、利用範囲、情報の真偽の確認についてどのように行っているのかは不明である。また、ホームページ上に[[プライバシーポリシー]]についての記載はない。プライバシー意識の高まる昨今、個人情報は自分で守るしかなく入会の際はこの点に留意されたい。なお、入会するかどうかは会合終了時に決めることができるので、1度きりの参加ならば個人情報を記入する必要はない。
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* 定期的に会員としての参加継続の意思確認のメールを送り期限内に返信しないと継続の意思の無い者として除名している。返信していても、規約において「5ヵ月以上会合に不参加の場合は登録抹消」とあるため,仕事で土日に都合がつきにくい人や重度の鬱、対人恐怖症、ひきこもり等の人は継続参加が難しくなっている。但し、一度退会して参加できるようになった時に再入会して参加することは可能である。
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== 関連項目 ==
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*[[引きこもり]]
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*[[ニート]]
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*[[フリーター]]
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== 脚注 ==
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[[Category:文京区]

2010年12月27日 (月) 11:07時点における版

たんぽぽ広場(たんぽぽひろば)とは、東京都駒込の文京区勤労福祉会館において定期的に実施されている、おとなしくて内向的な人同士が交流して共に語り合ったり相談し合ったりして悩みを解決していき、癒しの場や友達作りの場を提供するサークルである。

概要

2009年8月までは毎月1回、2009年9月からは毎月2回程度、駒込において参加者の精神的サポートのために集会を実施。集会においては、お互いに楽しくなごめるようにするために、名前を覚えるゲームや、社会に適応できる手助けとなるために、テーマトークなどが実施されている。たんぽぽ広場は約10年間にわたり自助サークル活動を継続して実施している。2010年5月現在、企画・運営は現役ひきこもりである会長1名のみで行われている。会長はメンタルヘルスひきこもりニートなどを扱っているホームページ上におけるたんぽぽ広場の広報やPR活動に特に熱心である。昨今の我が国においては、ニートや引きこもりなどが深刻な社会問題となっているため、たんぽぽ広場のような自助グループの潜在的な需要は高いものと思われる。また、たんぽぽ広場は、公式ホームページ上において「日本最大」と自称している。「日本最大」であるのかどうかは疑問であるが、我が国におけるメンタルヘルス、ニート、ひきこもりなどを扱うインターネット上の各種コミュニティにおいて、10年以上に渡って継続して活動していること、ならびに『ひきこもり支援ガイド』という書籍においても紹介されたことなどを考えると、たんぽぽ広場の知名度はかなり高いと思われる。また、現在の会長はかつて「P-CE」という他の自助グループに実際に参加して自助グループの運営のノウハウを習得し、後にたんぽぽ広場として独立した。同様に、たんぽぽ広場の有志たちも、たんぽぽ広場に参加して自助グループの運営などに関するノウハウを身につけて、2009年11月にたんぽぽ広場とは別組織の新サークルが設立された。いずれにせよ、将来的には自助グループから適切に「卒業」し、学校職場などに復帰することが望ましい。

沿革

  • 1999年4月ごろ、「森田若者の会」ならびに「神経質若者の会」が自助サークルとして設立された。これらのサークルはたんぽぽ広場の前身となる。
  • 1999年12月、一時的に自助サークルは自然消滅。
  • 1999年12月、自助サークルの代表を変更。サークル名を「おとなしい人の為のサークル」と改称。
  • 2000年7月、自助サークルの代表を変更。サークル名を「おとなしい又は内向的な人の為のサークル『たんぽぽ広場』と改称し、後に「おとなしい内向的な人の為のサークル『たんぽぽ広場の会』」とした。
  • 2001年4月、たんぽぽ広場のウェブサイトが開設。
  • 2009年5月、たんぽぽ広場の有料化を決定。集会の参加費が原則として1,000円となる。徴収した参加費の一部は施設利用料などに用いられると思われる。ただし、たんぽぽ広場の参加者から徴収した会費の使途に関する適切な会計情報は公表されていない。
  • 2009年9月、たんぽぽ広場の集会が毎月2回に増える。
  • 2009年11月、元たんぽぽ広場の有志により、たんぽぽ広場の運営方法を参考にし、新サークル[1]が結成。

掲載書籍

  • ひきこもり支援ガイド(晶文社

たんぽぽ広場の特徴

  • 「たんぽぽ広場の公式ウェブサイト」によると、たんぽぽ広場には「女性の会」があり、「不定期に女性会員限定会合を実施」している。そのため、たんぽぽ広場は、特に女性会員を大切にしているものと思われる。
  • 会長は、「暗い」「おとなしい」「内向的な」人だけが集まるサークルにしていくというたんぽぽ広場の理念を非常に大切にしており、それらに該当しない会員は退会させるようにしている。それ故、たんぽぽ広場の集会の雰囲気は葬式のような独特の雰囲気をかもしだしている。

参加においての注意点

  • 「たんぽぽ広場の規約」において「P-CE会員の方」「過去にP-CEに参加したことのある方」「他内向サークルの代表・スタッフの方」のたんぽぽ広場の参加は禁止となっている。P-CE(活動休止中)に関しては、過去に参加したことがあるだけで入会不可となっているがその理由は不明。この規約があるため、以前P-CEに参加していたが活動休止となったためその代わりとしてたんぽぽ広場への参加を望んでいるという場合でもそれが出来なくなっている。なお、代表やスタッフとして活動しなければP-CE以外のサークルとの掛け持ちは可能である。
  • たんぽぽ広場の入会時には個人情報(郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス)の記入が必要となっている。サークル概要説明では、連絡方法は全てEメールでの連絡となっており、氏名・メールアドレス以外の個人情報を必要とする目的、利用範囲、情報の真偽の確認についてどのように行っているのかは不明である。また、ホームページ上にプライバシーポリシーについての記載はない。プライバシー意識の高まる昨今、個人情報は自分で守るしかなく入会の際はこの点に留意されたい。なお、入会するかどうかは会合終了時に決めることができるので、1度きりの参加ならば個人情報を記入する必要はない。
  • 定期的に会員としての参加継続の意思確認のメールを送り期限内に返信しないと継続の意思の無い者として除名している。返信していても、規約において「5ヵ月以上会合に不参加の場合は登録抹消」とあるため,仕事で土日に都合がつきにくい人や重度の鬱、対人恐怖症、ひきこもり等の人は継続参加が難しくなっている。但し、一度退会して参加できるようになった時に再入会して参加することは可能である。

関連項目

脚注

  1. たんぽぽ広場を退会した人やその友人が中心となって運営が行われている。たんぽぽ広場に比べてやや賑やかだが、おとなしめの人が多いことに変わりはない。また、たんぽぽ広場に参加したことがない人も数多く参加している。サークルの名称は決まっておらず現在考案中。
[[Category:文京区]