「音楽CD・レコード売上枚数」の版間の差分

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歴代音楽CD・レコード売上（れきだいおんがくシーディー・レコードうりあげ）

ここでは、音楽CD・レコードの売上ランキングについて記述する。

2006年現在、日本でCDの売り上げ枚数の推定値を公表している調査会社としては、オリコン、プラネット、サウンドスキャンの3社が有名である。この3社によるチャートを日本の3大チャートと呼ぶことがある。

ちなみに1980年代はオリコン、ミュージック・リサーチ、ミュージック・ラボの3社が有名だった。

日本の音楽CD・レコード売上ランキング（オリコンによる推定値）[編集]

シングルCD・レコード（1968年1月～）[編集]

日本において、1968年以降今までで最大の売上を誇るシングルレコードは幼児向け番組『ひらけ!ポンキッキ』のテーマ曲「およげ!たいやきくん」（子門真人）で、450万枚以上売り上げた。2番目に売れたのは「女のみち」（宮史郎とぴんからトリオ）で320万枚以上、3番目に売れたのはバラエティ番組『ウンナンのホントコ!』の『未来日記IV』のテーマ曲「TSUNAMI」（サザンオールスターズ）で、291.9万枚の売上で、シングルCDの売り上げでは首位になる。この「TSUNAMI」は発売時に291.2万枚の売上で4位だったが、2005年の再発売により合算で3位になった。それに次ぐのは幼児向け番組『おかあさんといっしょ』のテーマ曲「だんご3兄弟」（速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団）で、291.8万枚の売上。元々3位だった。5位はテレビドラマ『素顔のままで』の主題歌「君がいるだけで」（米米CLUB）。

※「およげ!たいやきくん」、「TSUNAMI」は再発シングルの売上を含む。

アルバム（1970年1月～）[編集]

日本における、最大の売上を誇るアルバムは、宇多田ヒカルの『First Love』で、765.0万枚の売上。

はじめて累積200万枚を記録したのはCHAGE and ASKAの1991年発表アルバム『TREE』であるが、200万枚前後のセールスが相次ぐ時代の幕開けとなったのは、出荷枚数では200万枚を突破した1990年発表の松任谷由実の『天国のドア』（197.5万枚）であるといえよう（それ以前は長らく寺尾聰の81年発表『リフレクションズ』（164.6万枚）が最高であった）。その後は1992年発表のDreams Come True『The Swinging Star』が300万枚を突破したが（322.7万枚）、Mr.Childrenが1994年発売の『Atomic Heart』（343.0万枚）で更新して以降、俄かにアルバム市場が拡大していき、毎年のように記録が更新されていった。globeが1996年発売のアルバム『globe』で400万枚の大台を突破（413.6万枚）。その記録を今度はGLAYが1997年発売の『REVIEW～BEST OF GLAY』で破る（487.6万枚）。さらに、B'zが1998年発売の『B'z The Best "Pleasure"』で記録更新（513.6万枚）。1999年に、宇多田ヒカルがその記録をさらに破って、売上トップを維持している。

全世界の音楽CD・レコード売上ランキング[編集]

シングル（ポピュラー）[編集]

ギネス・ワールド・レコーズの認定による、全世界で最多の売上枚数とされるシングルはダイアナ妃の葬儀で歌われ、急遽追悼シングルとして発売された『キャンドル・イン・ザ・ウィンド1997』（エルトン・ジョン）で、3,700万枚以上を売り上げた。2番目に売れたのは映画『スイング・ホテル』の主題歌『ホワイト・クリスマス（オリジナル・バージョン）』（ビング・クロスビー）で、3,000万枚以上を売り上げた。同曲はシングル売上のトップ記録を55年間保持していたが、1997年、『キャンドル・イン・ザ・ウィンド1997』が発売からわずか37日で記録を破った。ただし『ホワイト・クリスマス』はその後何度もリメイク・カバーされており、リメイク版をすべて含めるとビング・クロスビーのものだけでも売上は1億枚を超え、依然売上記録のトップということになる。3位は、映画『暴力教室』の主題歌『ロック・アラウンド・ザ・クロック』（ビル・ヘイリーと彼のコメッツ）で、1,700万枚以上を売り上げた。その他上位には、定番曲や映画の主題歌が多く入っている。

アルバム[編集]

全世界で最大の売上を誇るアルバムは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」で、1億400万枚以上を売り上げた。以下10位までは、表のとおり。表にない11位以下の上位は、1970年代～1980年代のロック歌手、1980年代後半～2000年代のポップス歌手、さらには映画のサウンドトラックが多く入っている。

  <td>CANDLE IN THE WIND 1997</td>
  <td>エルトン・ジョン</td>
  <td align=right>3,700万枚</td>
  <td>1997年</td>

初動セールス[編集]

初動（しょどう）とは、音楽CDの初めの一週間の売り上げ枚数のことである。固定ファンの多いアーティストほど、この初動セールスの値は高くなる。一方、ブレイク途上のアーティストは、初動は高くないが、売り上げが2週目以降あまり低下せず、ロングヒットする傾向にある。

日本の初動セールスランキング（オリコン調べ）[編集]

シングルCD[編集]

日本において、初動セールスが最も大きかったシングルは、Mr.Childrenの『名もなき詩』である。ただし、この曲の発売日は月曜日であったが、一部のCDショップでは土曜日からフライングで出回っていた。当時のオリコンチャートではこのフライングで発売された分を正規に発売された週に繰り上げて集計していたため、実際には1996年2月3日～2月11日の9日間の売上となっている。しかし、当時のオリコン誌によると6日間でも約107万枚を売り上げているとの結果のため、初動セールス1位という記録に変わりはない。（2位～5位はすべて水曜日発売。その後1997年2月に集計方法が変更され、現在はフライング分も繰り上がることなく厳密に1週間の売上を集計するようになっている）。

  <td>THRILLER</td>
  <td>マイケル・ジャクソン</td>
  <td align=right>1億400万枚</td>
  <td>1982年</td>

TOP10では、6位、米米CLUB「君がいるだけで/愛してる」、7位、GLAY「誘惑」、8位、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」、9位宇多田ヒカル「Wait & See ～リスク～」、10位B'z「Don't Leave Me」となっている。

アルバム[編集]

TOP10では、6位倉木麻衣「delicious way」、7位宇多田ヒカル「First Love」、8位GLAY「REVIEW-BEST OF GLAY」、9位安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」、10位、浜崎あゆみ「I am...」となっている。

米国の初動セールスランキング（サウンドスキャン調べ）[編集]

アルバム[編集]

注：発売日は、米国盤の発売日である。

関連項目[編集]

• ミリオンセラー#音楽CD及びレコードのミリオンセラー…ジャンル別の売上順位、ミリオンセラーの多いアーティスト名も記載。

• wiki:音楽CD・レコード売上枚数