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2020年1月16日 (木) 10:59時点における版
弘前市(ひろさきし)は、青森県西部の都市である。弘前藩の城下町として発達し、現在も津軽地方の中心都市として、周辺自治体に広がる人口約33万人の弘前都市圏を形成している。
目次
概要
弘前市は、りんごの生産量が日本一のため(全国の約20%を生産)、りんごにこだわる街づくりを目指し「りんご色のまちHIROSAKI」をキャッチフレーズとしている。また、弘前公園で開催される弘前さくらまつりや弘前城も全国的に知られており、「お城とさくらとりんごのまち」は古くから使われている。
地理
隣接している自治体
歴史
江戸時代まで
- 1603年 - 堀越城主津軽為信が高岡(現・弘前)に築城計画をする。
- 1609年 - 為信の死去により、信枚が築城計画を継ぐ。為信の菩提寺革秀寺を建立。
- 1610年 - 高岡城の築城工事が開始される。
- 1611年 - 高岡城完成。寺社・家臣団・商人が移住。
- 1627年 - 5層の天守が落雷により焼失。
- 1628年 - 高岡を弘前と改称する。
- 1650年 - 寺町の寺院を南溜池の南側に移す(前年5月の寺町大火による)。
- 1661年 - 4代藩主信政が山鹿素行に入門、6月3日、初めて入国し、藩日記の記録始まる。
- 1682年 - 樋ノ口川(現弘前城跡西濠)を溜め切り、駒越川(岩木川)一筋とする。
- 1710年 - 信政没す。遺命により岩木山麓に埋葬し、社殿を建て高照霊社(明治初年高照から高岡と改称)とする。
- 1808年 - 10万石に昇格。
- 1809年 - 黒石藩成立。
- 1811年 - 3層の天守完成。
明治から第二次世界大戦まで
陸軍第八師団が設置され、軍都と称された。
- 1871年(明治4年)7月14日 - 廃藩置県により弘前県設置。
- 1871年(明治4年)9月 - 弘前県が青森県となり現在の規模になる。県庁が青森に移転。
- 1872年(明治5年)11月27日 - 私立東奥義塾設立。
- 1873年(明治6年)10月1日 - 朝陽小学校完成。
- 1877年(明治10年)8月 - 西洋りんごが本県において初成り。
- 1878年(明治11年)3月 - 第五十九国立銀行開設。県内最初の銀行。
- 1883年(明治16年)8月 - 弘前農具会社設立。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 全国30市とともに市制施行(県内初)。
- 1894年(明治27年)12月1日 - 奥羽本線弘前~青森間開通。
- 1895年(明治28年)5月21日 - 弘前公園が市民に一般開放される。
- 1898年(明治31年)10月 - 陸軍第八師団が設置される。(青森、岩手、秋田、山形と宮城の一部が師団管区。)
- 1900年(明治33年) - 市章を卍に制定。
- 1901年(明治34年) - 市立弘前病院設置。
- 1904年(明治37年) - ロシア艦隊が青森・秋田県境の艫作(へなし)沖で日本の商船を撃沈。
- 1905年(明治38年)1月25日~29日 - 第八師団が第一・第七・第九師団とともにロシア軍と死闘。死傷者甚大。(黒溝台の会戦)
- 1906年(明治39年) - 弘前市立図書館(堀江佐吉らによる洋風建築)完成。
- 1909年(明治42年)6月1日 - 市内に電話開通。
- 1910年(明治43年)4月1日 - 県立工業学校(現弘前工業高校)開校。
- 1918年(大正7年)5月7日 - 第一回観桜会(さくらまつり)開催。
- 1921年(大正10年)4月16日 - 官立弘前高等学校開校
- 1923年(大正12年)7月1日 - 県立工業試験場開設
- 1927年(昭和2年) - 弘南鉄道弘前~尾上間開通。
- 1938年(昭和13年)2月21日 - NHK弘前放送局開局。
第二次世界大戦後
- 1949年(昭和24年)5月31日 - 弘前大学設置。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 中津軽郡清水村、和徳村、豊田村、堀越村、千年村、藤代村、新和村、船沢村、高杉村、裾野村、東目屋村を編入。東目屋地区が飛地となる。
- 1957年(昭和32年)9月1日 - 南津軽郡石川町を編入。
- 1961年(昭和36年) - 観桜会をさくらまつりに改称。
- 1962年(昭和37年) - 弘前市民会館完成。
- 1964年(昭和39年) - 第一回菊ともみじまつり開催。
- 1977年(昭和52年) - 第一回弘前城雪燈籠まつり開催。
- 1979年(昭和54年) - 弘前南部広域農道(アップルロード)、市内の東北自動車道開通。
- 1988年(昭和63年) - 砂沢遺跡で東日本最古(弥生前期)の水田跡が発見。
- 2006年(平成18年)2月27日 - 旧弘前市、中津軽郡岩木町、相馬村が新設合併し、新制による弘前市が発足。
- 2006年(平成18年)11月15日 - 新弘前市の市章「卍」、市の花「さくら」、市の木「りんご」を制定
行政
庁舎
出張所
- 東目屋出張所
- 船沢出張所
- 高杉出張所
- 裾野出張所
- 新和出張所
- 石川出張所
広報誌
経済
商業
- 駅前・大町
- 土手町
- 城東
- その他の地区・複数店舗
※ マルエス主婦の店は、閉店した。一部店舗はユニバース(Uマート)に引き継がれた。
金融機関
- みちのく銀行(弘前営業部は弘前相互銀行の旧本店である)
- 青森銀行
- 秋田銀行弘前支店
- 東奥信用金庫
- 青い森信用金庫
- 青森県信用組合弘前支店
- 東北労働金庫弘前支店
- SMBCフレンド証券弘前支店
- 国民生活金融公庫弘前支店
メディア
- 陸奥新報社
- 東奥日報社弘前支社
- エフエムアップルウェーブ(コミュニティFM局)
- NHK弘前支局
- 青森放送弘前支社
- 青森テレビ弘前支社
- 青森朝日放送弘前支社
- エフエム青森弘前支局
- 弘前ケーブルテレビ(ケーブルテレビ局)
フリーペーパー
農業
農業協同組合
郵便
集配拠点
郵便局
- 弘前郵便局(84002)
- 弘前本町郵便局(84041)
- 弘前富田郵便局(84058)
- 裾野郵便局(84062)
- 国吉郵便局(84065)
- 弘前笹森町郵便局(84076)
- 相馬郵便局(84080)
- 岩木郵便局(84083)
- 高杉郵便局(84088)
- 弘前鷹匠町郵便局(84089)
- 弘前大清水郵便局(84091)
- 百沢郵便局(84092)
- 弘前浜ノ町郵便局(84099)
- 弘前茂森町郵便局(84104)
- 石川郵便局(84113)
- 弘前駅前郵便局(84141)
- 新和郵便局(84175)
- 鬼沢郵便局(84176)
- 弘前境関郵便局(84189)
- 船沢郵便局(84193)
- 弘前亀甲町郵便局(84208)
- 弘前小沢郵便局(84214)
- 弘前品川町郵便局(84219)
- 弘前紙漉町郵便局(84223)
- 弘前三世寺郵便局(84233)
- 弘前桔梗野町郵便局(84236)
- 弘前松原郵便局(84245)
- 弘前堅田郵便局(84248)
- 悪戸郵便局(84252)
- 弘前松ヶ枝郵便局(84256)
- 弘前城西郵便局(84258)
- 弘前城南郵便局(84270)
- 弘前末広郵便局(84285)
- 鳥井野簡易郵便局(84702)
- 嶽簡易郵便局(84718)
- 向駒越簡易郵便局(84737)
- 十腰内簡易郵便局(84757)
- 一丁木簡易郵便局(84762)
- 小友簡易郵便局(84775)
- 弘前城東簡易郵便局(84780)[1]
- 大沢簡易郵便局(84785)
- 乳井簡易郵便局(84789)
姉妹都市・提携都市
国内
- 斜里町(北海道斜里郡) (2006年(平成18年)11月15日)
- 1807年(文化4年)弘前藩士の北方警備が縁で友好都市提携。
- 太田市(旧・群馬県新田郡尾島町地域) (2006年11月15日)
- 1600年(慶長5年)の関ヶ原の合戦の功績により、太田市尾島地域(旧尾島町)が弘前藩の領地になったことが縁で友好都市提携。
地域
人口
600px | |
弘前市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 弘前市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 弘前市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 }} |
弘前市(に相当する地域)の人口の推移 テンプレート:人口統計/02 | |
総務省統計局 国勢調査より |
健康
警察
消防
- 弘前地区消防事務組合
- 弘前消防署
- 東消防署
教育
大学
短期大学
高等学校
中学校
- 国立(国立大学法人)
- 弘前大学教育学部附属中学校 - 学園町
|
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- 私立
- 聖愛中学校 - 原ヶ平字山元
小・中併設校
- 常盤野小中学校 - 常盤野湯の沢
小学校
- 国立(国立大学法人)
- 弘前大学教育学部附属小学校-学園町
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|
保育園
- 市立
- 弘前保育所
- 十腰内保育所
- 弥生保育所
- 笹舘保育所
- 常盤野保育所
- 大浦保育所
- 鳥井野保育所
- 百沢保育所
- 相馬保育所
- 法人立・私立:66園
幼稚園
- 国立(国立大学法人)
- 市立
- 和徳幼稚園
- 法人立・私立:10園
施設
文化施設
博物館・資料館・図書館
- 弘前市立博物館〔弘前公園内、下白銀町〕登録博物館
- 弘前城史料館〔弘前公園天守閣内、下白銀町〕
- 弘前市立郷土文学館〔追手門広場内、下白銀町〕[1]
- 藤田記念庭園考古館〔上白銀町〕
- 旧藤田家住宅(太宰治まなびの家)〔御幸町〕
- 青森銀行記念館〔元長町〕[2]
- 高照神社宝物殿〔高岡字神馬野〕
- 鳴海要記念陶房館〔賀田字大浦〕
- みちのく歴史人物資料館〔松原東〕
- 弘前市立弘前図書館〔下白銀町〕
- 弘前市立岩木図書館〔賀田〕
- 弘前市立相馬図書館〔五所〕
ホール・学習施設等
- 弘前市民会館
- 弘前文化センター
- 岩木文化センター「あそべーる」
- 弘前駅前市民ホール
- 弘前市総合学習センター
- まちなか情報センター
- 弘前市民参画センター
- 駅前記念会館
- 百石町展示館
体育施設
- 青森県武道館〔豊田〕
- 弘前市民体育館 〔五十石町〕
- 弘前市総合運動公園 〔豊田〕
- 克雪トレーニングセンター 〔豊田〕
- 河西体育センター 〔石渡〕
- 笹森記念体育館 〔下白銀町〕
- 弘前市B&G海洋センター 〔八幡町〕
- 弘前市岩木B&G海洋センター 〔兼平猿沢〕
- 新和地区体育文化交流センター
- 裾野地区体育文化交流センター
- 清水交流センター
- 宮川交流センター
- 金属町体育センター 〔金属町〕
- 南冨田町体育センター 〔南富田町〕
- 岩木青少年スポーツセンター
- 岩木川市民ゴルフ場
- サンライフ弘前
- すぱーく弘前 〔石渡〕
- 城北ファミリープール 〔八幡町〕
- 第2市民プール 〔中野〕
- 第3市民プール 〔八幡町〕
- 温水プール石川 〔小金崎字村元〕
- 岩木山総合公園 〔百沢字裾野〕
- 相馬ふれあい館
公民館
- 中央公民館
- 中央公民館岩木館
- 中央公民館相馬館
- 東目屋公民館
- 和徳公民館
- 東部公民館
- 清水公民館
- 石川公民館
- 堀越公民館
- 千年公民館
- 船沢公民館
- 高杉公民館
- 裾野公民館
- 新和公民館
- 藤代公民館
交通
鉄道路線
- 中心となる駅:弘前駅
- 隣接市町村への連絡
- 都道府県庁への連絡:JR奥羽本線
- 広範囲な連絡:JR奥羽本線
- 駅
高速バス
弘前バスターミナルが中心となる。2005年度の利用客数を付記[2]
- 昼行便
- 夜行便
路線バス(弘南バス)
- 弘南バス
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
- 主要地方道
- 一般県道
- 市道
- 弘前市道駒越悪戸線
- 弘前市道四ツ谷楢木線
- 弘前市道中野座頭石線
- 弘前市道百沢2号線
- 弘前市道百沢杉山線
- 弘前市道向山五所線
- 弘前市道大森線
- 弘前市道湯口羽根山線
- 弘前市道湯口羽根山線
- 弘前市道桜井大森線
- 弘前市道桜井岩波沢線
- ほか
- 農道(主な路線)
観光
- サイクルネットHIROSAKI(自転車無料レンタルサービス)
- 弘前総合情報 Free-CM
※以下の説明中、「重要文化財」は文化財保護法の規定に基づき国(日本国文部大臣)が指定した重要文化財を指す。
旧跡・公園・レジャー
- 板石塔婆〔中別所字葛野〕重要美術品[3]、1288年(鎌倉時代後期)建立。
- 弘前城(弘前公園)〔下白銀町〕重要文化財 [4]
- 追手門広場
- 弘前市立観光館・山車展示館
- ミニチュア建造物群
- 津軽藩ねぷた村
- 餓死供養名号搭、餓死供養題目搭 〔東和徳町、専修寺〕市指定有形文化財、それぞれ、天保の飢饉、元禄の飢饉の餓死者の供養塔。
- みちのく歴史人物資料館
- 瑞楽園〔宮舘字宮舘沢〕名勝[5]
- 揚亀園〔亀甲町〕登録記念物[6]、大石武学流の作風を伝える近代庭園。
- 旧菊池氏庭園(弘前明の星幼稚園庭園) 〔紺屋町〕登録記念物[7]、大石武学流の作風を伝える近代庭園。
- 成田家庭園 〔樹木〕県名勝[8]
- 貞昌寺庭園 〔新寺町〕県名勝[9]
- 藤田記念庭園
- 嶽温泉
- 百沢温泉
- 湯段温泉
- 小栗山温泉
- 津軽岩木スカイライン
- 星と森のロマントピアそうま
- 弘前城植物園
- 弘前市りんご公園
- 交通広場(城北公園)
- こどもの森
- 市民の森
- 高長根レクリエーションの森
- 小栗山農村交流公園
- 蓬莱広場
神社・仏閣
- 最勝院五重塔〔銅屋町〕(重要文化財)[10]
- 弘前八幡宮〔八幡町〕(重要文化財)本殿、唐門
- 弘前東照宮〔笹森町〕(重要文化財)本殿
- 弘前天満宮〔西茂森町〕
- 熊野奥照神社〔田町〕(重要文化財:本殿)(県重宝:蕨手刀)
- 高照神社〔高岡〕(重要文化財:本殿等、太刀銘友成作、太刀銘真守)
- 岩木山神社〔百沢字寺沢〕(重要文化財)楼門 拝殿 本殿、奥門、瑞垣、中門
- 禅林街
- 誓願寺〔新町〕(重要文化財)山門
- 長勝寺〔西茂森〕(重要文化財:三門 津軽家霊屋 御影堂 本堂、庫裏 銅鐘)(県重宝:三尊仏及びその厨子堂、薬師如来三門本尊、津軽為信木像)(市指定有形文化財:黒門)
- 革秀寺〔藤代〕(重要文化財:津軽為信霊屋 本堂)(市指定有形文化財:木造豊太閤座像)
- 栄螺(さざえ)堂 〔西茂森〕市指定有形文化財。1839年(天保10年)頃、豪商が寄進。
- 林松寺 〔西茂森〕九祥院殿位牌堂(県重宝)
- 熊野宮 〔茜町〕(県重宝)本殿
- 巌鬼山神社 〔十腰内字猿沢〕(県重宝:本殿、鰐口 慶長九年奉納銘)
- 袋宮寺 〔新寺町〕(県重宝:本殿、十一面観世音立像)
- 円明寺 〔新寺町〕(県重宝)本堂
- 報恩寺 〔新寺町〕(県重宝)本堂
- 本行寺 〔新寺町〕(県重宝)護国堂
- 西光寺 〔新寺町〕(県重宝:木彫阿弥陀如来立像)
- 西福寺 〔新寺町〕(県重宝:十一面観音像、地蔵像)
- 貞昌寺 〔新寺町〕(市指定有形文化財:木造釈迦涅槃造)
- 大仏院 〔石川字大仏〕(市指定有形文化財:木造十一面観音座像)
- 乳井神社 〔乳井字外ノ沢〕(市指定有形文化財:社殿(旧毘沙門堂)- 1655年建立、五輪搭 - 鎌倉時代)
伝統建築
- 重要伝統的建造物群保存地区 - 弘前市仲町[11]
- 石戸谷家住宅 〔浜の町〕市指定有形文化財、江戸末期の豪農の住宅。
- 揚亀庵〔亀甲町〕市指定有形文化財 茶室 (津軽藩ねぷた村内)
洋風建築
(年代順)
- 旧「角三」呉服店店舗(現弘前市百石町展示館) 〔百石町〕明治16年。
- 旧青森県尋常中学校本館(現鏡ヶ丘記念館) 〔新寺町〕県重宝[15]、明治27年。
- 旧東奥義塾外人教師館 〔追手門広場内、下白銀町〕県重宝[16]、明治36年。
- 旧第五十九銀行本店本館(現青森銀行記念館) 〔元長町〕重要文化財[17]、明治37年。堀江佐吉設計。
- 日本基督教団弘前教会教会堂 〔元寺町〕県重宝[18]、設計は櫻庭駒五郎、施工は堀江佐吉の子、斎藤伊三郎。明治39年。
- 旧弘前市立図書館 〔追手門広場内、下白銀町〕県重宝[19]、明治39年。堀江佐吉ほか。
- 弘前学院外人宣教師館 〔稔町〕重要文化財[20]、明治39年。設計・施工は櫻庭駒五郎
- 旧弘前偕行社(現弘前女子厚生学院) 〔御幸町〕重要文化財[21]、明治40年。堀江佐吉設計。
- カトリック弘前教会教会堂 〔百石町〕明治43年。オージェ神父の設計、施工は横山常吉(堀江佐吉の弟)。
- 旧第八師団長官舎(現弘前市長公舎) 〔上白銀町〕登録有形文化財[22]。大正6年竣工。
- 日本聖公会弘前昇天教会教会堂 〔山道町〕県重宝[23]、大正9年。設計はジェームズ・M・ガーディナー。施工は林緑。
- 旧藤田家別邸(藤田記念庭園洋館) 〔上白銀町〕登録有形文化財:洋館、大正10年。
- 旧制弘前高等学校外国人教師館 〔文京町〕登録有形文化財[24]、大正14年。
- 旧弘前無尽社屋(三上ビル) 〔元寺町〕登録有形文化財[25]。昭和2年、アールデコ調。
近代建築(前川國男設計)
- 木村産業研究所〔在府町〕登録有形文化財[26]、昭和7年。
- 弘前中央高校講堂 〔蔵主町〕昭和29年。
- 弘前市役所庁舎 〔上銀町〕昭和33年。
- 弘前市民会館 〔下白銀町〕昭和39年。
- 弘前市立病院 〔大町〕昭和46年。
- 弘前市立博物館 〔下白銀町〕昭和51年。
- 弘前市緑の相談所 〔下白銀町〕昭和55年。
- 弘前市斎場 〔常盤坂〕昭和58年。
古木・並木
- 大杉 〔腰内字猿沢、巌鬼山神社〕県天然記念物[27]、推定樹齢1,000年。岩木山神社の縁起によれば、同神社は、寛治5年(1091)にここから移ったもの。
- 燈明杉 〔大沢字堂ヶ平〕県天然記念物[28]、推定樹齢700年。この地は修験道ゆかりの地で、歴史は800年以上さかのぼると伝えられている。
- 向外瀬のモクゲンジ(センダンバノボダイジュ) 〔向外瀬〕県天然記念物[29]、弘前藩の御薬園の証拠と考えられている。
- 天満宮のシダレザクラ 〔西茂森、天満宮〕県天然記念物[30]、樹齢は少なくとも500年以上で、シダレザクラとしては県内最古級。
- 鬼沢のカシワ 〔鬼沢字猿沢、鬼神社〕県天然記念物[31]、大山祇神社のご神体。
- 百沢街道および高岡街道の松並木 〔百沢・高岡ほか〕県天然記念物[32]、百沢寺(現岩木山神社)への参詣道及び高岡霊社(現高照神社)への参拝道として発達。
道の駅・産地直売所
- 道の駅ひろさき サンフェスタいしかわ
- JAつがる弘前グリーンハウス かあさんの店
- JAつがる弘前 ひろさき新鮮組(津軽藩ねぷた村内)
- JAつがる弘前直売所アグリマーケット 四季彩館
- JA相馬村特産物直売センター「林檎の森」
- JA津軽みらい りんご直売所 林檎屋(津軽藩ねぷた村内)
祭事
弘前四大まつり
- 弘前さくらまつり(4月下旬~5月上旬) - さくらは旧市の「木」でもある。
- 弘前ねぷたまつり(8月1日~7日):重要無形民俗文化財[33]
- 弘前城菊と紅葉まつり(10月中旬~11月上旬)
- 弘前城雪燈籠まつり(2月中旬)
その他のまつり・イベント
- じょっぱれ弘前春ねぷた(4月下旬・5月上旬、さくらまつりの2日間) - 土手町通り
- 津軽三味線全国大会(5月上旬) - 弘前市民会館
- 津軽五大民謡大会(5月5日) - 弘前市民会館
- 岩木全国凧揚げ大会(5月上旬) - 岩木B&G海洋センター
- 津軽路ロマン国際ツーデーマーチ(5月上旬 - 中旬)
- 全日本リンゴ追分コンクール(5月中旬)
- 宵宮(6月上旬 - 9月)
- ひろさき市民花火の集い(6月中旬) - 岩木川河川敷・運動公園
- よさこい津軽(6月下旬) - 土手町通り
- 星まつりinそうま(7月中旬) - 星と森のロマントピアそうま
- 百石町納涼夜店まつり(7月下旬) - 百石町通り
- ファッション甲子園・全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(8月中)
- 駅前さまーふぇすた(8月中 - 下旬) - 駅前通り
- お山参詣(9月初旬、旧暦8月1日) - 重要無形民俗文化財[34]
- カルチュアロード(9月上旬) - 土手町通り
- 弘前・白神アップルマラソン(10月上旬)
- 津軽の食と産業まつり(10月中旬) - 克雪トレーニングセンター
- いいりんごの日(11月5日)
- りんごと米の収穫祭(11月中旬) - りんご公園
- 弘前エレクトリカルファンタジー(12月1日 - 2月末) - 追手門広場周辺(イルミネーションと洋館ライトアップ)
- ろうそくまつり(旧暦1月15日) - 沢田地区
名産・伝統工芸品
- 弘前りんご
- 飛馬りんご
- 嶽きみ(嶽地区名産のとうもろこし)
- 弘前在来トウガラシ商品名は清水森ナンバ(唐辛子)
- 竹流し
- うんぺい
- バナナ最中
- 縄かりんとう
- 黄金焼(こがねやき)
- こぎん刺し
- ブナコ
- あけびづる細工
- はと笛(下川原焼土人形)
- 金魚ねぷた
- 津軽塗
- 津軽凧
- 津軽焼
- 津軽竹籠
- 弘前こけし
- 津軽打刃物
- 錦石
伝統料理
- けの汁
- じゃっぱ汁
- 棒タラとフキの煮つけ
- 竹の子と身欠きニシンの炒め物
- イカと大根の煮つけ
- 竹の子の田楽
- 貝焼き味噌
- 大根の葉巻き
- しそ巻き梅・杏
- タラの子和え
- 沢藻だしの塩辛
- 身欠きニシンの飯ずし
- マタギ飯
名水
- 御膳水 〔吉野町6〕明治天皇の弘前巡幸の際、料理や茶に使われ、御膳水と言われる。
- 富田の清水(しつこ) 〔吉野町〕名水百選
- 御茶水 〔石川字西ノ沢2-114〕 弘前と大鰐の境界にある尾開山の中腹にある。明治天皇がお茶を飲んだ。
- 清水観音水 〔桜庭字外山948〕清水観音と呼ばれていたが、神仏分離で多賀神社となった。
- 堂ヶ平桂清水(どうがたいかつらしみず) 〔大沢堂ヶ平〕修験の地。
- 御神水 〔百沢〕岩木山神社の楼門の手前左奥にある。
- 小杉沢の湧水 〔百沢東岩木山〕
- 羽黒神社霊泉 〔宮地字宮本350〕目の病が治ると言われる。
弘前を舞台にした作品
- テレビドラマ
- 映画
- リンゴ園の少女1952年
- 青い山脈
- 八甲田山1977年
- 刑事物語2 りんごの詩1983年
- 夢の祭り1989年
- 満月MR.MOONLIGHT1991年
- 歌謡曲
- 弘前の女 (三橋美智也)
- ああ弘前城 (春日八郎)
- エレクトリックおばあちゃん (ザ・スパイダース)
- 弘前城桜吹雪 (佐藤通弘)
- 小説
出身有名人
文化人
- 工藤甲人(くどう こうじん、1915年 - 、日本画家)名誉市民
- 奈良岡正夫(ならおか まさお、1903年 - 2004年、洋画家)名誉市民
- 佐野ぬい(1932年 - 、画家)
- 奈良美智(なら よしとも、1959年 - 、美術家)
- 福士幸次郎(1889年 - 1946年、詩人)
- 一戸謙三(1889年 - 1979年、詩人。方言誌集『ねぷた』)
- 高木恭造(1903年 - 1987年、詩人。『まるめろ』。東奥日報時代の上司が福士幸次郎)
- 佐藤紅緑(1874年 - 1949年、作家、俳人)
- 石坂洋次郎(1900年 - 1986年、作家。『青い山脈』)
- 今官一(1909年 - 1988年、直木賞作家。『壁の花』。東奥義塾で福士幸次郎から教わる。太宰治の友人)
- 長部日出雄(1934年 - 、直木賞作家。『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』)
- 鎌田慧(1938年 - 、ジャーナリスト、ノンフィクション作家)
- 根深誠(ねぶか まこと、1947年、ルポライター。『遙かなるチベット』)
- 沢田ひろふみ(漫画家)(1964年 - )
- 寺山修司(てらやま しゅうじ・劇作家)
- 菊池俊輔(きくち しゅんすけ、1931年 - 、作曲家)
- 鈴木キサブロー(すずき きさぶろー、1953年 - 、作曲家)
- 佐藤真(さとう まこと、1957年 - 2007年、映画監督)
- 薄田斬雲(1877年 - 1956年、小説家・ジャーナリスト、前田光世の友人)
- 三浦雅士(1946年 - 、編集者・文芸評論)
- 三浦徳子(作詞家)
芸能・マスコミ
- HAKUEI(PENICILLINボーカル)(1970年 - 、宮崎県生、弘前で育つ)
- HISASHI(GLAYギタリスト)(1972年 - 、弘前市生、小4から函館で育つ)
- 井沢八郎(歌手)(1939年 - 2007年、女優工藤夕貴の父)
- りんご娘.(りんごむすめ・弘前を拠点に活動する、地方アイドル)
- 伊藤高史(男優)(1976年 - 、弘前市生、小学校から仙台市で育つ)
- 鈴木正幸(すずき まさゆき・タレント)(1946年 - )
- 伊奈かっぺい(いな かっぺい・タレント)(1947年 - )
- 一戸友里(タレント)(1978年 - )
- 虎谷温子(読売テレビアナウンサー)(1983年 - )
- くどうべん(シャンソン歌手)(1926年 - 2003年)
- 人間椅子(ヘヴィメタルバンド)
- オノチン(オナニーマシーンボーカル)
- 神敏将(じん としゆき)(俳優、歌手)(1975年 - )
- 西尾夕紀(演歌歌手・ものまねタレント)(1974年 - )
- Local Sound Style(エモーショナル・ハードコアバンド)(2005年 - )
- 松山牧子(NHK青森放送局アナウンサー)
- 金子ひろこ(元から騒ぎメンバー)
- KIM(Hi-Fi CAMPボーカル)
スポーツ選手
- 花田勝治(はなだ かつじ、1928年 - 、大相撲初代若乃花)名誉市民
- 花田満(はなだ みつる、1950年 - 2005年、元大関力士、貴ノ花健士)
- 若の里忍(わかのさと しのぶ、1976年 - 、大相撲力士)
- 岩木山竜太(大相撲力士)(1976年 - )
- 若三藤成豊(大相撲力士)(1985年 - )
- 渋谷誠司(しぶたに せいじ、1939年 - 、元プロ野球アトムズ投手)
- 葛西稔(かさい みのる、1967年 - 、元プロ野球阪神タイガース投手、現同球団投手コーチ)
- 赤石光生(ロサンゼルスオリンピック男子フリースタイル62kg級銀メダリスト)(1965年 - )
- 船木誠勝(プロレスラー)(1968年 - )
- 斎藤春香(シドニーオリンピック女子ソフトボール銀メダリスト、アテネオリンピック女子ソフトボール銅メダリスト)(1970年 - )
- 前田光世(柔道家。別名コンデ・コマ。旧船沢村出身)(1878年 - 1941年)
歴史上の人物
その他
その他
- 日本の音風景100選:ねぶた祭り・ねぷたまつり
- 名水:富田の清水(しつこ)、清水観音水、堂ヶ平桂清水、御膳水、御茶水
外部リンク
脚注
- ↑ 2008年(平成20年)4月1日付けで一時閉鎖していた弘前卸センター簡易郵便局(参考:郵便局会社 開局情報:2008年3月28日付け発表)を、2009年(平成21年)7月17日付けで業務を再開・移転をした後に弘前城東簡易郵便局に改称(郵便局会社 開局情報:2009年7月10日付け発表)。
- ↑ 東北運輸局管内の高速バス輸送実績 - 国土交通省東北運輸局 2005年
参考文献
- 津軽ひろさき検定実行委員会編『津軽ひろさき検定公式ガイドブック』、社団法人弘前観光コンベンション協会、2008年1月。
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