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== 第一作 == | == 第一作 == |
2018年5月15日 (火) 14:46時点における版
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(まほう - )は葦プロダクション(現:プロダクション リード)が製作した一話完結型の魔法少女アニメ。1982年に最初のテレビシリーズが、1991年に続編が放映された。少女が大人に変身し活躍するというストーリーが女の子に人気であった[1]。一方、暴走とも評されるその脚本、作画が評価されていて[2]、おたくの間でも人気がある[3]。呪文とダンスを組み合わせた主人公の変身シーンは後の作品に大きな影響を与えた[4]。『魔法の天使クリィミーマミ』(1983年)とともに、1980年代の第二期魔法少女ブームを形成した[2]。。
第一作は1982年3月18日から1983年5月26日まで、全63話がテレビ東京系列で放映された。空にある夢と魔法の国「フェナリナーサ」から、イヌ、トリ、サルの3匹のお供をつれてやってきた12歳の少女ミンキーモモ(通称:モモ)が活躍する。毎回、ミンキーモモは事件に像遇し、大人になる魔法で18歳のプロフェッショナルに変身し活躍する。そして、地球の人々に夢と希望を持つことを思い出させていくというストーリーが、夢の実現をテーマとしてコミカルに語られた。
第二作は1991年10月2日から1992年12月23日まで、全62話がNTVで放映された。第38話から『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』に改題された。このシリーズでは海の底に沈んだ夢と魔法の国「マリンナーサ」から二人目のミンキーモモがやってくる。前作をほぼ踏襲した構成だが、現実の社会問題が多くの回にテーマとして組み込まれており、全体としては前作より重いストーリーとなっている[4]。
なお、ファンの間では両シリーズおよびその主人公を区別するために、第一作を「空モモ」、第二作を「海モモ」と呼ぶのが通例となっている[えーだば 46]。本項においても両作品の区別を明瞭にするために、この呼称を適宜用いることにする[5]。
- 主要作品一覧
- 1982年 - 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』TVシリーズ、全63話
- 1985年 - 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』OVA
- 1991年 - 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』TVシリーズ、全65話(未放映話を含む)
- 1993年 - 『MINKY MOMO IN 夢にかける橋』OVA
- 1994年 - 『MINKY MOMO IN 旅だちの駅』OVA
完全な一覧参照
第一作
魔法のプリンセス ミンキーモモ | |
---|---|
[[Image:|0|]] | |
ジャンル | 魔法少女アニメ |
テレビアニメ:魔法のプリンセス ミンキーモモ(通称:空モモ) | |
原作 | |
総監督 | |
監督 | 湯山邦彦(総監督) |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | 葦プロダクション、読売広告社 |
シリーズ構成 | 首藤剛志 |
脚本 | 首藤剛志ほか |
キャラクターデザイン | みさきのあ、服部あゆみ |
メカニックデザイン | |
音楽 | |
アニメーション制作 | |
製作 | 葦プロダクション、読売広告社 |
放送局 | テレビ東京系列ほか |
放送期間 | 1982年3月18日 - 1983年5月26日 |
話数 | 63話 |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
OVA:魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞 | |
原作 | |
監督 | |
シリーズ構成 | |
キャラクターデザイン | |
メカニックデザイン | |
アニメーション制作 | |
製作 | |
発売日 | 1985年 |
発表期間 | - |
リリース日 | |
話数 | |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
ミンキーモモ
|
小山茉美 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
あらすじ
この物語はどこかの国のどこかの町に住む子供のいない夫婦がそのことを切実と語る場面から始まる。そこに夢の国フェナリナーサのプリンセス、ミンキーモモ(以下、モモ)が3匹のお供を連れて空から降りてくる。そして夫婦はモモを、始めから自分たちの本当の子供であったかのように受け入れてしまうのである。
第1話の主要部のプロットの概略は次のようなものである。モモのパパとなった人物は腕の立つ獣医でもあり、噂を聞きつけたある牧場から往診を求められた、パパがいなかったので、代わりにモモが牧場に向かったが、モモが子供なので牧場主に信用されず相手にされなかった。そこでモモは大人に変身する魔法で看護婦に変身し、牧場の馬を治療してしまう。さらに、競馬のレースで勝たなければ牧場が悪いやつらに乗っ取られてしまうと聞くと、騎手に変身して活躍する。2話以降も、毎回モモが事件に遭遇し、魔法で大人に変身することは共通である。プロットそのものには決まったパターンがなく多様な展開を見せる。
モモは地球に夢と希望を取り戻すため、人々の夢を叶えようとするのである。毎回の話では、モモが何かいいことをすると最後にモモのペンダントが光り、その4回ごとに夢の国の王冠にハッピーティアと呼ばれる宝石(誕生石)が出現する。宝石が12個そろうと、夢の国が再び地球に降りてくると云われている(第4話)。
物語は第43話から第46話にかけて終わりを迎える[えーだば 57]。モモは、魔法では他人の夢をかなえる事ができない事を知り[6]、魔法の力を失い、ついには命を落としてしまう。そして、モモは人間に生まれ変わり、地球でのパパとママの本当の子供となる。モモが大人になり夢を叶えたとき、最後のハッピーティアが出現し夢の国が降りてくるだろうということが語られ、『ミンキーモモ』の物語はここで一旦、幕となる。
このあとも後期シリーズ[7]で物語は続いていくが、同じテーマの繰り返し[8]であるので説明は略する。
登場人物
主人公は空にある夢の国「フェナリナーサ」からやってきた魔法のプリンセス、ミンキーモモである。好奇心の強い女の子で、思い立ったら空飛ぶ魔法のキャンピングカー「グルメポッポ[9]」で世界中どこにでも飛び出していく。また、非常に楽観的でどんな危機にもめげずに、「なるようになる」と前向きに生きている。事件が起きると、魔法で18歳のプロフェッショナルに変身して活躍してしまう。魔法の呪文は「ピピルマ ピピルマ プリリンパ パパレホ パパレホ ドリミンパ アダルトタッチで ~ になれ」[10]。髪飾りについた星形のアクセサリがトレードマークである。
いつも連れているお供は、のんびり屋で雑学が得意な犬のシンドブック、正義の使者をきどる子ザルのモチャー、恋を夢見る小鳥のピピルの3匹。
モモの地球でのパパとママはペットショップを経営している。二人とも娘の正体は知らないでいる。パパは世界的に名を知られている獣医でもある。モモは世界中に往診するパパの後を追いかけたり、動物の治療を手伝おうとしたりする。ママはのんびり屋の主婦だが、意外な一面を見せることもある。二人とも作中で名前を呼ばれることはほとんどなく、モモのパパとママで通されている。
モモの本当の両親は夢の国の王様と王妃様である。二人で魔法の鏡を通してモモを見守っており、モモの行動に対して感想を言い合ったり、冗談を飛ばしあったりしている。モモがピンチになると王妃様は寝込んでしまう。一方、王様は「なるようになる」と静観してしまうが、モモが本当に困っているときは手助けすることもある。
これらの人物がレギュラーとして登場し、さらに各回ごとにエピソードの主要人物となるゲストが登場する。モモはゲストの夢を叶えようと奔走する。
後期シリーズでは人間にあきらめの心を持たせ、夢と希望を奪おうとする「黒雲」が登場する。また、なんでも齧る竜の子のカジラがモモの新しいお供として登場する。
解説
背景と影響
『ミンキーモモ』は東映動画系列以外での初の魔法少女アニメである。本作品は『魔法使いサリー』(1966年)以来の魔法の国からやってきた少女が魔法を行使するという定番の設定であるが、反面それらの作品群に登場する少女達があくまで「魔法の国の先天的に魔法が使える人間」の域を出ないのと異なり、モモは夢の化身としての一面をのぞかせている。放送当時は、女性が社会で活躍するというのは、女の子にしてみればまだまだ大きな憧れであった。どんな職業の大人にでも変身できるという設定は、文字通り女の子に夢を与え、かなりの人気を博したと言える。『魔法の天使クリィミーマミ』とともに1980年代の第二期魔法少女ブームと変身魔法少女という独自のジャンルの先駆けとなった。
モモが大人に変身するシーンでは、小道具(ミンキーステッキ)に呪文・ダンスを組み合わせた演出がなされた。シリーズ中には幾度かの変遷があり、第11話から第46話で使用されたシーンでは当時ブームだった新体操のリボンをモチーフとしていた。この演出は斬新なものと受け止められ、後の魔法少女アニメに影響を与えた[11]
1982年の夏から冬にかけてファンダムでミンキーモモブームが起きた。ミンキーモモのエロパロ同人誌も出回っていた。当時、ロリコンブーム、美少女ムーブの全盛期であり、その影響と考えられている[12][13]。本作品はロリコン向けに製作されたと論評されることもあったが、原案・構成の首藤剛志は否定している[えーだば 54]。
作風
生活感の描写に大きなウエイトを置いていた東映動画系の魔法少女アニメに対し、舞台設定が無国籍に近い。首藤剛志は舞台設定を「どこかの国のどこかの町ということにしましょう」と提案しそれを押し通したという[えーだば 47]。内容的にも、学校に通う場面がほとんどない反面、単なる少女アニメという枠にとらわれず「おもしろければ、何をやってもいい」という基本方針のもと、いろいろなアイデアを満載していた。物語は時にラブロマンスであり、スパイアクションであり、メルヘンでありと何でもありで[14]、第31話「よみがえった伝説」では合体ロボ・ミンキナーサが登場し、少年向けロボットアニメ『戦国魔神ゴーショーグン』(1981年)のパロディが展開された[15]。看護婦にファッションモデル、ビキニの水着姿の女ダイバーなど、その回の事件に合わせて大人プロフェッショナルに変身したモモの活躍も毎回の見所であった。
テーマ
首藤剛志は放映前の打ち合わせの席でスポンサーから「名作なんて(言われなくても)いいんです、30分のCMだと思ってください」と言われたことを書き記している。これは本作に限らず、当時の多くのテレビアニメの現場で聞かれた発言である。しかし、本作はそれに反発するかのように、お題目だけで終わることの多い「少女が夢を与える」という設定に向き合った稀有な作品となった。冷戦時代であった当時「人間が滅びれば夢もなくなる」という次元にまで話の内容は引き上げられ、普通の魔法少女だったモモは、いつの間にか核攻撃の阻止をするまでになっていた。
そして、『ミンキーモモ』の物語は第46話(前期 最終話)でオモチャ屋のトラックにはねられてモモが亡くなることで一つの区切りを迎えた。前話で魔法を失う展開がすでに衝撃的だったのだが、追い討ちをかける様に命を失うという展開はさらに衝撃的で大きな反響を呼んだ。「私が見たいのは夢の国の私の夢ではなく、本当の私の本当の夢」戻っておいでと呼びかける夢の国の王様に、魔法で夢を叶えることはできないことを知ったモモはそう答え、人間に生まれ変わることを選んだ。パパとママの本当の子供となったモモは、自分の夢を、魔法ではなく自分自身の力で、叶えるために生きていく。モモは夢を持つ人々の象徴でもあり、物語に一貫して流れていたのは、夢は自身によって叶えられるものというメッセージであったと言えよう。ミンキーモモは、どこかの地球のどこかの国のどこかの町の子どものお話でした。もしかしたらあなたの隣にモモが…いいえ、あなた自身がモモなのかもしれませんね。
– 第46話 次回予告(声:ママ)より 『ロマンアルバム 魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1983年)68頁
OVA
放送終了後に番外編となる『夢の中の輪舞』、ミュージックビデオ『瞳の星座』の2本のOVA が製作された。
- 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』
- 1985年:ビクター音楽産業、ネットワーク フロンティア事業部(現バンダイビジュアル)
- テーマはピーターパン症候群とモモの価値観との対立である。
- メインキャラの声をあてた声優のうち、モチャーの声のみ声優がTVシリーズと異なる(星野桜子)。またゲストキャラにも一部、声優の変更がある。
- 発売当時、『魔法の天使クリィミーマミ』のOVA「ロング・グッドバイ」と併映で松竹富士配給により劇場公開もされた。その際、『魔法のプリンセスミンキーモモVS魔法の天使クリィミーマミ 劇場の大決戦』というおまけの短編がつけられている。これは、両作品がともに読売広告社の大野実をプロデューサーとしていたことから実現したもので、作画はモモ側はわたなべひろし、マミ側は後藤真砂子が担当し、演出はマミの望月智充である。
- 主題歌は志賀真理子で、事実上彼女のデビュー作である(公式には異なる)。
- 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 瞳の星座 ミンキーモモSONGスペシャル』
- 1987年:ビクター音楽産業
- 歌に映像を載せたミュージックビデオで、各歌前のアイキャッチ及び新録の「瞳の星座」(小山茉美)の部分が新作であり、他はテレビシリーズの再編集である。
主題歌
- 『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』
- 作詞 - 荒木とよひさ/作曲 - 佐々木勉/編曲 - 高田ひろし/歌 - 小山茉美
- オープニングで使用された。
- 『ミンキーステッキドリミンパ』
- 作詞 - 荒木とよひさ/作曲 - 佐々木勉/編曲 - 高田ひろし/歌 - 小山茉美
- エンディングで使用された。
主題歌は全話を通じて共通だがオープニングとエンディングの映像は初期の時点で部分変更されており、前期と後期とでも異なる。現在配布されている映像ソースでは、オープニングは前期・後期の決定版に差し替えられている[16]。
関連作品
TVシリーズ本編の設定に基づいていて、対応する映像作品がないものを挙げる。 パロディ、オマージュ、企画物などは後述する(→その他)
- 『絵本 ミンキーモモ シャボン玉われた』
- 作:首藤剛志 絵:わたなべひろし、長谷川桂子(1983年「PEACH BOOK いつかきっと」に収録)
- 『それからのモモ』
- 人間に生まれ変わり、12歳の誕生日を迎えたモモのお話。
- 作:首藤剛志 絵:わたなべひろし&けいこ(1984年「それからのモモ」)
第二作
魔法のプリンセス ミンキーモモ | |
---|---|
[[Image:|0|]] | |
ジャンル | 魔法少女アニメ |
テレビアニメ:魔法のプリンセス ミンキーモモ(通称:海モモ) | |
原作 | |
総監督 | |
監督 | 湯山邦彦(総監督) |
シリーズディレクター | |
チーフディレクター | |
企画 | NTV |
シリーズ構成 | 首藤剛志、面出明美(構成補) |
脚本 | 首藤剛志ほか |
キャラクターデザイン | とみながまり、わたなべひろし |
メカニックデザイン | |
音楽 | |
アニメーション制作 | |
製作 | NTV |
放送局 | NTV系 |
放送期間 | 1991年10月2日 - 1992年12月23日 |
話数 | 65話(TV未放映3話含む) |
その他 | 38話から「夢を抱きしめて」という副題がつく。 |
コピーライト表記 | © |
ミンキーモモ
|
林原めぐみ |
OVA:MINKY MOMO IN 夢にかける橋 | |
原作 | |
監督 | |
シリーズ構成 | |
キャラクターデザイン | |
メカニックデザイン | |
アニメーション制作 | |
製作 | |
発売日 | 1993年 |
発表期間 | - |
リリース日 | |
話数 | |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
OVA:MINKY MOMO IN 旅だちの駅 | |
原作 | |
監督 | |
シリーズ構成 | |
キャラクターデザイン | |
メカニックデザイン | |
アニメーション制作 | |
製作 | |
発売日 | 1994年 |
発表期間 | - |
リリース日 | |
話数 | |
その他 | |
コピーライト表記 | © |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
あらすじ
フェナリナーサのプリンセスが果たせなかった使命を果たすため、海の底に沈んだ夢の国、マリンナーサのプリンセスがミンキーモモ(以下モモ。特に断りがないかぎり本作品のミンキーモモを指す)の名を継ぎ地上に派遣される。モモは、まだ夢を持つ人が多く残っている、あそこの国のあそこの町にやってきて、妖精が隠れ住む公園にあるホテルの管理人夫婦の子供となる(第1話)。
毎回の話は、「むかし、むかし、といっても、すこしだけ明日に想えるかもしれない昔」という決まり文句で始まる[17]。物語の前半においては前作と同様にモモが事件に出くわし、大人に変身して活躍する。ただ、モモは使命のことは考えず、地上で遊ぶことを目的にしていた。
物語の後半では、モモは自身の使命について考えるようになる。人間に生まれ変わったフェナリナーサのミンキーモモに会うことで、自分がすべきことを見つけ出す(第39話)。ここからは前作と同様に使命を果たしたことを示す演出が挿入されるようになる。そして、夢は自分の力で叶えなければいけないことを理解したモモは、前作のモモが自分の夢を持とうとしたのと対照的に、夢を持つ人を見守ろうとする。物語の結末については後述する。
登場人物
主人公は海の底に沈んだ夢の国「マリンナーサ」からやってきた魔法のプリンセス、ミンキーモモである。前作のモモの親戚筋にあたる。前作のモモ同様、好奇心が強く楽観的で「なるようになる」が信条。狭くなった夢の国を出て広い世界で遊びたくて地上にやって来た。魔法で人助けをするのも、使命感よりも、その方が楽しいからという要素がある。魔法の呪文で18歳のプロフェッショナルに変身できるが、魔法の力はそれに止まらず、より強力である。普段はハート形のアクセサリのついた髪飾りをいつも身につけており、変身中は衣裳のどこかにハートマークが入っている。魔法の呪文は「パラリル パラリル ドリリンパ ティアラン ティアナン マリリンパ ミンキータッチで ~ になれ」。
いつも連れているお供は、犬のクックブック、子ザルのチャーモ、小鳥のルピピの3匹。
地上の世界でのパパとママはナショナルトラストに委託されてホテルを管理している。二人とも娘の正体は知らないでいる。パパは考古学者でもあり古代文明「フェナリナーサ」の研究では権威である。ママは推理小説家志望の主婦である。しかし、執筆する小説にはなぜか犯人がおらず、出版社からは全く相手にされていない。この夫婦はある事情で子供を作ることができず、モモは叶うはずのない夢そのものであった。
モモの本当の両親は夢の国の王様と王妃様である。二人で魔法の鏡を通してモモを見守っており、モモの行動に対して感想を言い合ったり、冗談を飛ばし合っている。海の底にいるので手助けは全くできないでいる。
これらの人物がレギュラーとして登場し、さらに各回ごとにエピソードの主要人物となるゲストが登場する。本作では繰り返し登場するゲストが数人おり、モモには魔女のブレンダという友達ができる。また、人間に生まれ変わった前作のモモも登場し、モモと夢について語り合う。
なお、前作と異なり「黒雲」のような明解な敵は登場せず、夢と希望が失われる要因となる人間社会が抱えている多種多様な問題が直接描写されている。
解説
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
本作はある程度子供達の人気は高く、おもちゃの売れ行きもよかったようである。しかし、この時期には女性が社会で活躍するというのが普通になるなどといった社会の変化があり、「空モモ」の頃とは環境が変わってきていた。原案・構成の首藤剛志は放映終了後に「90年代初期の「海モモ」の時代には「大人になったからといって、何ができるというんだ」「むしろ何もできはしない」という雰囲気が子供たちの間に、漂ってきていたようだ。(中略)90年代には、大人になる事が「夢」へのきっかけとして機能しなくなっていた。「夢」がキーワードのミンキーモモは、90年代の「夢」がなんであるかを、探さなければならない作品になってきたのだ。」と回想している。後半では「夢を抱きしめて」が副題となり、こうした時代における夢を語るため、当時の社会問題に基づいたエピソードが増えていくことになる。それに伴い大人に変身する魔法は殆ど使われなくなる。モモは夢のカケラを拾い、世界に夢を取り戻そうとする。
本作品では夢を阻むものとして、核戦争、地球環境問題、民族紛争、受験戦争等、現実の社会問題が取り上げられた。総監督の湯山邦彦はミンキーモモは日常の物語ではないために社会性を帯びてきてしまい、現実の問題に直面せざるを得なかったと述べている[4]。物語はお気楽で明るく描かれている一方で、テーマは重いものになっていった[4]。
最終回ではとうとう夢や希望が忘れられ、最後に残った夢の国も地球から離れていく。その一方、パパとママは不治の病(裏設定ではAIDS[えーだば 102][18])であり、モモは地球に残ればその死とともに消滅するかもしれないという展開を迎える。迷うモモに、人間に生まれ変わった前作のモモは自分の夢を見守ってほしいことをモモに伝える。パパとママの夢を守るため、そして誰かが望むから夢がなくなることはないと信じて、モモは地球に残り静かに暮らしていく(第62話)。この物語には夢を持ちつづけてほしいというメッセージが込められていた。ひとことで言いえば、旧作(第一作)のテーマは視聴者の子供も大人も「あなた自身がモモかも知れませんね」ということでした。
それに対して、新シリーズ(第二作)は「あなたのそばには、あなたの夢を楽しみにしているもうひとりのモモがいます。がんばってね」というものになるかと思います。– 首藤剛志、テーマについての質問の中で前作との違いについて説明する 『ロマンアルバム 魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1994年)155頁 (括弧書きは引用者)
本作品の最終回は前作と合わせて、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」という作品の一つの区切りとなった。
主題歌
- 『夢見るハート』
- 作詞 - 森野律/作曲 - あみ啓三/編曲 - 長谷川智樹/歌 - 小森まなみ
- 前期のオープニング
- 『ダバダバFallin'Love』
- 作詞 - 渡辺なつみ/作曲 - 岡崎律子/編曲 - 長谷川智樹/歌 - 小森まなみ
- 前期のエンディング
- 『夢を抱きしめて』
- 作詞 - 渡辺なつみ/作曲 - 岡崎律子/編曲 - 西脇辰弥/歌 - 林原めぐみ
- 後期「夢を抱きしめて」のオープニング
- 『好きより大好きミンキースマイル!』
- 作詞 - 渡辺なつみ/作曲 - 岡崎律子/編曲 - 西脇辰弥/歌 - 林原めぐみ
- 後期「夢を抱きしめて」のエンディング
- 『約束』
- 作詞・作曲・歌 - 岡崎律子/編曲 - 長谷川智樹
- 最終話で使用されたエンディング
関連作品
TVシリーズ本編の設定に基づいていて、対応する映像作品がないものを挙げる。 パロディ、オマージュ、企画物などは後述する(→その他)
- 『MINKY MOMO IN MARINENARSA』
- 地上に来る前のマリンナーサの女の子のお話。
- 文:首藤剛志 絵:野澤志織(スタジオライブ)(1992年 「魔法のプリンセス ミンキーモモ THIS IS ANIMATION SPECIAL」に収録)
- 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 雪がやんだら…』
- CDドラマ。盲目の画家とミンキーモモの恋愛。
- (1992年 KICA-109 「魔法のプリンセス ミンキーモモ 雪がやんだら」)
ミンキーモモ
第二作の放送終了後に2本のOVAが製作された。
- 『MINKY MOMO IN 夢にかける橋』(1993年:スターチャイルド)
- あらすじ
- この橋で出会った者は別れ別れになっても再び会えるという言い伝えがある橋の上で、モモは一人の少年と出会う。少年は橋の言い伝えを信じ誰かを待っていたが、待ち人に会えずあきらめかけていた。モモは言い伝えが本当だと証明するために、少年と再開の約束をする。
- それから、モモは約束を果たすため橋に通い続ける。季節が移りゆく中、少年を待ち続けるモモは橋の上で起きる出会いと別れを見つめ続けていく。
- 物語の結末では、橋に現れた少年がついに待ち人と再会する。そして、モモは橋の上の出来事を見ていく中で、自分も出会いを繰り返していたことに気づかされ、橋の上で出会った多くの人々と再開する。
- 『MINKY MOMO IN 旅だちの駅』(1994年:キングレコード)
歴史
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』は女児向けの玩具販売で収益をあげることを意図して制作された。メインのスポンサーとなったのは、バンダイの子会社ポピーである。ポピーからはミンキーモモのステッキやペンダントなどの玩具が発売された。楽曲はビクター音楽産業から提供された。放映期間は1年間52話の予定であった。
本作品の根幹をなす部分はその多くがシリーズ構成の首藤剛志の原案によるものである。首藤は高校時代に創作したミュージカル『フィナリナーサから来た男』がその原型であるとコメントしている。夢の国「フィナリナーサ」から来た妖精の青年が挫折する物語である[13]。夢の国の名前は「発音しづらい」等の理由で「フェナリナーサ」に変更された。
モモという名前やお供の3匹の構成(犬・サル・鳥)は「桃太郎」をモチーフとして企画が生まれたことに由来する。当初「モモ」で企画したが、既に商標登録されており「ミンキーモモ」となった[13][19]。
放映当初の視聴率は一桁台であったが徐々に上げていき、40話前後では10%を超える回もあった。また、青年層やロリコンマニアといった想定外の層からも支持を集めていた。しかしながら、スポンサーは第42話をもって打ち切りとする意向を示した。スタッフはこれに反発を示し、読売広告社からの働き掛けもあり、46話を最終話とすることになった[えーだば 56]。直後に首藤は「月刊OUT」の1983年1月号に「さよなら、ミンキーモモ」というエッセイを記して打ち切りの無念を綴ったが、実はこの時打ち切りの撤回と63話までの放映延長が決まっており、欄外にそのことが付記される慌ただしさであった。余談であるが、この延長決定により後番組として企画されていたスタジオぴえろの『ダロス』は放映枠を失い、後に「世界最初のオリジナルビデオアニメ」として発売されることになった[20]。閑話休題。『ロマンアルバム』(1983年)に収録されたスタッフ・キャストの座談会で、総監督の湯山邦彦はお供を入れ替えた再延長の話もあったことを語っている。しかしこのプランは実現せず、63話の終了後には3ヶ月にわたって後期の再放映が同じ枠で放映されていた。
欧州ではモモの名前を"Gigi"として紹介された。フランス『Gigi』、イタリア『Il magico mondo di Gigi(ジジの魔法の世界)』などである。アメリカでは『夢の中の輪舞』が『Gigi and the Fountain of Youth』として紹介された。葦プロダクションは公式の英題を『Fairy Princess Minky Momo』としているが、日本以外では用いられていない。中国の放映では『魔法小仙女』(モモの名は「明琪桃子」)であった。1994年には、外国からの使用料入金による分配額が最も多かった国内作品に与えられるJASRAC賞の国際賞を、本作品のBGMが受賞した[21]。
1991年から放映された第2期では、スポンサーはユタカ(2003年にポピーに社名変更)になり、楽曲はスターチャイルド(キングレコード)が担当した。前作のリメイクとする案もあったが、続編として製作することになった。前述の解説のとおり後半でミンキーモモの変身が少なくなるが、これはスポンサーからの要望でもあった。シリーズ後半では商品展開が新しくなり、商品の区別のために『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』に改題された。
2004年には学習雑誌「小学二年生」で『みらくる・ドリーム ミンキーモモ』[22]が連載された。主人公モモはリーフィナーサのプリンセス。一部では『三代目モモ』『陸モモ』と呼ばれる。当時あったアニメ版企画を元にしているとされるが、現在、これをベースとしたアニメ化作品は制作されていない。首藤は「WEBアニメスタイル」連載で、空モモ、海モモに続く『ミンキーモモ』第3期の企画があることを明らかにした。ただし、実現時期は未定である。
2009年、プロダクション リード(旧葦プロダクション)は放映30周年に向けて新たなプロジェクトを立ち上げると発表した[23]。2009年7月、2010年のゴールデンウィークの上演に向けミュージカルの制作構想が明らかにされた。脚本は広井王子が予定されている。主役はオーディションで選ぶとしている[24]。
キャラクターデザイン
ミンキーモモのキャラクターは最初に漫画家のみさきのあによってデザインされた後、芦田豊雄とアニメーターの服部あゆみがアレンジして完成した。3名が「キャラクターデザイン」としてクレジットされているのはこのためである。みさきのあの初期のキャラクターデザインでは少女漫画らしいフワフワした髪形であったが、芦田がアニメ向けにアレンジする際にその描き込まれた髪形をアニメで再現出来なかったため服部あゆみが描いた髪型を採用した。芦田は誰が書いてもミンキーモモだと分かるデザインを目指したという[えーだば 47]。結果としてアニメキャラでは他に例を見ない独特なものになった。
書籍
- 1982年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 1 スチュワーデスにへんしん!』(ひかりのくに)
- 1982年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 1 ひとりぼっちのユニコーン』(小学館)
- 1982年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 2 ちていのくにのジャングル』(小学館)
- 1982年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 3 雪のせいのサラ』(小学館)
- 1983年 『PEACH BOOK いつかきっと』 アニメージュ文庫(徳間書店)
- 1983年 『ロマンアルバム 魔法のプリンセスミンキーモモ』(徳間書店)
- 1983年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』 ファンロード別冊(ラポート)
- 1983年 『魔法のプリンセス ミンキーモモNo.2』 ファンロード別冊(ラポート)
- 1984年 『それからのモモ』 アニメージュ文庫(徳間書店)
- 1985年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞』 アニメージュ文庫(徳間書店)
- 1992年 『魔法のプリンセス ミンキーモモ THIS IS ANIMATION SPECIAL』(小学館)
- 1994年 『ロマンアルバム 魔法のプリンセス ミンキーモモ』(徳間書店)
その他
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- 都市伝説
- 作品設定にまつわる話題
- みさきのあは、TV放送と同時期にコミック版を『週刊少女コミック』に連載(82年8号~17号、10回。ただし1話あたり4ページ程度)、その後も他の雑誌やムックなどに続編や番外編が散発的に発表されている。同作中の変身の呪文「プルル・オフ」は、企画初期段階の案である「ヤーチャイ・マーバットン・プルル・オフ」を省略したものだという。
- 第一作目にまつわる話題
- BGMの一部に流用曲が使われている。騒動の時に良く流れる曲は『まんがことわざ事典』の流用である。また、第42話「間違いだらけの大作戦」で爆撃機が滑走路に出てくるシーンの曲はオリジナルが不明だがやはり流用曲。これは『魔法の天使クリィミーマミ』にも流用されていた。
- 第41話の挿入歌について
- 第41話「お願いサンタクロース」のラストに使用されている歌は、『パパがほんとうはサンタクロース』(作詞:荒木とよひさ 作曲:岸本健介 歌:藤本房子)という題名である。
- 当初この曲は永い間、ファンの間で正体不明の曲と言われていた。過去にある同人サークルの主催者が首藤剛志に会ってこの曲について尋ねたところ、「わからない」と回答されたという。首藤によると、本作の音楽を担当したビクター音楽産業が、色々なシチュエーションに使うために保持している、著作権が放棄された曲(特定の作品に付随しない)ということだった。
- ところがJASRACの作品データベースには上記の題名でしっかりと登録されており、著作権消滅の表記もない。しかし多くの曲についているはずのレコード会社等法人の表記がないため、CDはおろかレコードにもなっていないと思われる。
- 関連商品
- グルメポッポは当初「お菓子を乗せた蒸気機関車の列車」を出す予定があり、それに合わせて考案された名称である。メカは変わったが、名前だけが残った。
- ヘアスタイルが災いし頭のバランスが取りづらいこと、また女児であり色気に欠けるため、モモのフィギュアモデルはその人気に対して意外に少なかった。それでも80年代、ガレージキットのフィギュアでモモのフィギュアが複数商品化され、当時バンダイから出ていた機動戦士ガンダムのフィギュアと共に今に連なる萌えフィギュアの原点となった。
- 黎明期の国産パソコンにおいて、画面にアニメキャラを表示させることがユーザー間で流行した。ミンキーモモはラムやリン・ミンメイと並ぶ人気キャラクターであった。特に雑誌テクノポリスにおいては『ミンキーモモ速書きベンチ』と称して、多機種にわたりミンキーモモを表示するBASICプログラムの開発を行い、その描画処理時間をパソコンの性能評価基準の一つとしていた。
- ファミリーコンピュータ専用カセット『魔法のプリンセス ミンキーモモ リメンバードリーム』が1992年にユタカより発売された。
- パチンコ遊技機(タイアップ機)で、「CR魔法のプリンセス ミンキーモモ」が2004年、 タイヨーエレック社から確率変動デジパチで出ている。CVはすべて「空モモ」時の声優陣(モチャーのみOVA版の稀代桜子)。スペシャル演出にミンキナーサの出現あり。
- 「夢にかける橋」および関連商品購入の特典は、応募者全員名前コールCDというもので、8cmCDに15分強、ひたすらモモ(=林原めぐみ)が応募者の名前をコールするという、前代未聞のものであった。
- 他の作品への登場や類似するもの
- アニメ『さすがの猿飛』において、小山茉美演じるゲストキャラが登場する、ほとんど本作の番外編とも言える作品が1つ作られている(第38話「モモちゃん忍法・変身の術」、1983年7月17日放映)。本作では大人バージョンから少女バージョンへの「変身」は、「忍術による催眠術」と説明されている。声優陣に加えて、首藤剛志をはじめとする脚本陣や演出家などのスタッフが共通したことの相乗効果とされる。
- アニメ版『北斗の拳』でミンキーモモに似た風貌のキャラクターが出てきたことがある。このほかにもスタジオライブや葦プロダクションに関連する作品にはこの類の遊びは少なくない。また、それ以外にも「空モモ」の本放映当時には、当時流行していたモブキャラ遊びにしばしば顔を出した。
- アニメ『機動戦士Ζガンダム』のハマーン・カーンはヘアスタイルおよび髪の色がミンキーモモに酷似しているとしばしば言われる。
- アニメ『ポケットモンスター』で、ミンキーモモ似の魔女っ子がポケモンとしゃべれる魔法の薬を作るが失敗し、サトシをピカチュウに変身させてしまう話がある。同作の監督は湯山邦彦、メインライターは首藤剛志である。また、ムサシ役としてモモを演じた林原めぐみが出演している。
- 双葉社の雑誌『スーパーロボットマガジン』vol.9に読み切り漫画として「ミンキーモモ(空モモ)対ゴーショーグン」が掲載された。空モモ第31話のゲストメカである巨大ロボ・ミンキナーサがゴーショーグンと共闘してドクーガと戦う、というもの。どちらも葦プロ作品であることから、「葦プロマンガまつり」というキャッチフレーズもついている。元々ミンキナーサはゴーショーグンのパロディであるところから生まれた企画であろう。ただし、ミンキーモモ本編のファンにとっては「何かの間違いとしか思えないような、勘違いした内容」となっており、却って不評を買っている。
- Playstation2用のゲームゼノサーガシリーズに登場する主要キャラクター、百式観測機モモは、外見的にもその境遇においても、ミンキーモモと類似している点が多い。いわゆるオマージュであるか、それとも完全に独立してデザインされたキャラクターであるかは不明。
諸データ
第一作
放映期間
- 1982年3月18日 - 1983年5月26日(全63話)
- 毎週木曜 夕方5:55 - 6:25 テレビ東京系で放映。
- 前期 : 第1話―第46話 (第47話、第48話は総集編)
- 後期 : 第49話―第63話
声の出演
- ミンキーモモ
- 声 - 小山茉美
- シンドブック
- 声 - 田の中勇
- モチャー
- 声 - 木藤玲子
- ピピル
- 声 - 三田ゆう子
- カジラ
- 声 - 千葉繁
- 王様
- 声 - 増岡弘
- 王妃様
- 声 - 塚田恵美子
- パパ
- 声 - 納谷六朗
- ママ
- 声 - 土井美加
スタッフ
各話の脚本、絵コンテ、演出、作画監督参照
- 企画:佐藤俊彦
- プロデュサー:大野実(読売広告社)、加藤博、梅原勝
- 原案/構成:首藤剛志
- 総監督:湯山邦彦
- 音楽:高田ひろし
- 美術監督:新井寅雄
- 音響監督:藤山房延
- 録音制作:ザックプロモーション
- 撮影監督:福田岳志
- キャラクターデザイン:芦田豊雄、みさきのあ、服部あゆみ
- 色彩設定:永江由利
- 録音:成清量
- 効果:加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 制作管理:佐藤訓史、古林明子
- 制作担当:庄司清
- オープニング作画:わたなべひろし
- 仕上:マキプロダクション、スタジオワールド、スタジオ雲雀
- 仕上検査:杉田泰子、浅田久恵、永江由利、鈴木敏明、堀江敬子、ひろかわゆり、中山久美子、高山洋美、塩野谷京子
- 背景:プロダクション・アイ、にしこプロダクション、スタジオイースター、スタジオコスモス
- 色指定:ひろかわゆり、杉田泰子、北村則子
- 撮影:三晃プロダクション、旭プロダクション
- 編集:辺見俊夫、山崎昌三
- タイトルデザイン:安食光弘
- 現像:東映化学
- 制作進行:馬場秀雄、本橋文雄、間島弘一郎、下地志直、井藤誠、高田薫、村竹保則、中林正道、保坂和彦、杉浦勉、須貝尚、高橋正宗、川村恒雄
- 企画/製作:葦プロダクション、読売広告社
ネット局
テレビ東京(キー局) - 北海道文化放送、青森放送、テレビ岩手、仙台放送、秋田テレビ、山形テレビ、福島中央テレビ、新潟放送、長野放送、テレビ山梨、富山テレビ放送、石川テレビ放送、テレビ静岡、東海テレビ放送、テレビ大阪、サンテレビ、KBS京都、日本海テレビ、岡山放送、テレビ新広島、テレビ山口、四国放送、南海放送、テレビ高知、テレビ西日本、長崎放送、テレビ熊本、大分放送、宮崎放送、南日本放送、沖縄テレビ放送
第二作
放映期間
後期(第38話 - )は「夢を抱きしめて」という副題がタイトルの後につく。
声の出演
- ミンキーモモ
- 声 - 林原めぐみ
- クックブック
- 声 - 桜井敏治
- チャーモ
- 声 - 真柴摩利
- ルピピ
- 声 - 横山智佐
- 王様
- 声 - 緒方賢一
- 王妃様
- 声 - 横尾まり
- パパ
- 声 - 江原正士
- ママ
- 声 - 渡辺美佐
- 初代モモ
- 声 - 小山茉美
スタッフ
各話の脚本、絵コンテ、演出、作画監督参照
- 制作:佐藤俊彦
- 企画:嶋村一夫(読売広告社)
- プロデューサー:堀越徹(日本テレビ)、大野実(読売広告社)、加藤博、梅原勝
- 原案/構成:首藤剛志
- 構成補:面出明美
- キャラクターデザイン:芦田豊雄、渡辺浩
- 美術監督:長島若菜
- 録音監督:清水勝則
- 撮影監督:橋本和典
- 音楽:長谷川智樹
- 音楽制作:日本テレビ音楽、キングレコード
- 監督補:工藤柾輝
- 文芸担当:赤堀義浩、佐藤徹
- 色彩設計:ひろかわゆり
- 監督:湯山邦彦
- 原画:スタジオライブ、きのプロダクション、ジュニオスタジオ、スタジオサムタック、プロジェクトチーム・ムー、stフルハウス、東京キッズ、ムー・フィルム
- サブキャラクターデザイン:とみながまり
- ゲストキャラ:氏家章雄、渡辺ひろし、石川健朝
- 設定担当:阿部雅司
- 動画チェック:東出太、山岸昌裕、湊和良、岡辰也
- 動画:葦プロダクション、プロジェクトチーム・ムー、新友動画、銀河プロ、きのプロダクション、ジュニオスタジオ、スタジオライブ、スタジオサムタック、ムー・フィルム、日昭動画、OH!プロダクション、新世代動画、孝仁動画
- 色指定/検査:C.C.R、佐藤優佳、吉村深雪、真田祥子、藤田弘美、スタジオしゃどう、中野倫、森功子、国分優美子、小作由美子、佐藤和子、山崎一美、スタジオトイズ、森雅美、田村至子、
- 仕上:G.P.Eスタジオ、新友動画、銀河プロ、スタジオOM青森、日昭動画、新世代動画、孝仁動画、スタジオトイズ、虹橋動画
- 特殊効果:マリックス、千葉豊、山本公、真田祥子
- タイトルリスワーク:マキ・プロ
- 背景:プロダクション・アイ
- 撮影:スタジオパートナー、ムー・フィルム
- 現像:東京現像所
- 編集:古橋宏、田熊純
- 音響制作:ザックプロモーション
- 調整:成清量
- 効果:加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 整音スタジオ:整音スタジオ
- 広報:鈴木康子→立柗典子
- NTVデスク:財前祐子→奈良直子
- 制作進行:小林毅、丸川直子、関谷雅仁、中野浩二、田中真一郎、山東学、千野孝敏、乙須克寛、倉田雅彦
- 企画制作:NTV
- 製作:葦プロダクション、読売広告社
ネット局
※印は時差ネット局。途中で打ち切りになった局も含む。
日本テレビ(キー局) - 札幌テレビ※、青森放送※、ミヤギテレビ、山形放送※、福島中央テレビ、テレビ新潟、テレビ信州、テレビ金沢※、静岡第一テレビ※、中京テレビ※、よみうりテレビ※、西日本放送、広島テレビ、山口放送※、高知放送※、福岡放送、長崎国際テレビ、くまもと県民テレビ、テレビ大分※、宮崎放送※、鹿児島テレビ※、沖縄テレビ※
注釈
出典
本文中で『シナリオえーだば創作術 誰でもできる脚本家』は「えーだば」と略記し、回番号とともに示す。
- ↑ (1994) アニメージュ編集部 [ ロマンアルバム 魔法のプリンセス ミンキーモモ ] 徳間書店 1994 39頁、68頁、86頁、124頁、155頁
- ↑ 2.0 2.1 (1997) [ {{{title}}} ] 動画王 Vol.02 スーパー魔女っ子大戦 キネマ旬報別冊 7/14号 キネマ旬報社 1997 7頁
- ↑ Galbraith (2009) GalbraithPatrick W. Mahoshojo(魔法少女) [ THE OTAKU ENCYCLOPEDIA ] 講談社インターナショナル 2009 133 ISBN 978-4-7700-3101-3
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 (1992) [ 魔法のプリンセス ミンキーモモ THIS IS ANIMATION SPECIAL ] 小学館 1992 978-4-0910-1572-3 46頁、89頁、103頁
- ↑ 演じた声優の名から、第一作のミンキーモモ(声:小山茉美)を「小山モモ」、第二作のミンキーモモ(声:林原めぐみ)を「林原モモ」と呼ぶこともある。なお、小山と林原はともに「七色の声」の持ち主と言われている。
- ↑ 第一作 第43話「いつか王子さまが」 - モモはアニメーター志望のジョニーと出会う。ジョニーは賞を取るためにアニメを制作しようとするが、病気で倒れてしまう。モモが魔法でアニメを完成させようとするが、ジョニーの夢を魔法で創ることはできず失敗する。結局、ジョニーは自分の力だけでアニメを完成させ賞を獲得するのであった。
- ↑ 第一作 第49話「桃とモモの謎」以降
- ↑ (1983) [ ロマンアルバム・エクストラ58 魔法のプリンセス ミンキーモモ ] 徳間書店 1983 109頁、129頁
- ↑ グルメポッポ - 小形自動車とそれに牽引されるキャンピングカーからなる。小型自動車は屋根からローターが出る機能があり、キャンピングカーの屋根の上にドッキングして、空を飛ぶことが可能。内部に動物用の医療器具が設置されている。
- ↑ 変身時の呪文 - 放送序盤(第4話まで)は変身時の呪文に「アダルトタッチで(~ になれ)」の部分がなかった。5話では「~ になれ」、6話では「アダルトタッチで ~」となり、「アダルトタッチで ~ になれ」で定着したのは7話からである。
- ↑ 。変身シーン中には見えないようになってはいるもののオールヌードになる場面が含まれており、これ目当ての視聴者もいたという。
- ↑ 阿島俊 (2004) 阿島俊 [ 漫画同人誌エトセトラ'82-'98 状況論とレビューで読むおたく史 ] 初版 久保書店 2004 978-4-7659-0048-7 35頁
- ↑ 13.0 13.1 13.2 首藤剛志 (1983) 首藤剛志 ミンキーモモをとりとめもなく…… アニメージュ編集部 [ PEACH BOOK いつかきっと ] 初版 アニメージュ文庫 徳間書店 1983 4-19-669508-6 113―124頁
- ↑ 湯山邦彦 () 湯山邦彦 激走ミンキーモモ [ PEACH BOOK いつかきっと ] 26頁
- ↑ 第一作 第31話「よみがえった伝説」 - ミンキナーサはピンクアロー、クィーンピピル、シンドジャック、キングモッチャーの4機のメカが変形・合体する巨大ロボットでゴーショーグンなどのパロディ。各メカの名前もゴーショーグンのメカ(キングアロー、ジャックナイト、クィーンローズ)から。また敵メカのゴッドスルメッチは同作の最後の敵のパロディ。
- ↑ 変更点の詳細な情報はDVD MEMORIAL BOX3付属ブックレット14―17頁にある。
- ↑ 冒頭の決まり文句(各話ごとに若干の相違はある)。『夢にかける橋』より引用。
- ↑ 当時、輸血や非加熱製剤によるAIDS感染が世界的に起きていた。薬害エイズ事件 を参照
- ↑ ミヒャエル・エンデの『モモ』とは無関係である[えーだば 46]。
- ↑ 語り:渡辺繁 (2007-07-04) 語り:渡辺繁 聞き手:木川明彦 第10回 世界初のOVA『ダロス』誕生 <前編> 「エモーション魂 渡辺繁を支えた縁人」『トルネードベース』 バンダイビジュアル 2007-07-04 [ arch. ] 2009-04-08
- ↑ JASRAC賞-第11回~第15回
- ↑ 『みらくる・ドリーム ミンキーモモ』 作者:山辺麻由 連載期間:2004年4月号~2005年3月号
- ↑ 「魔法のプリンセス ミンキーモモ」~30 周年に向けた新プロジェクト“Fairy Princess MINKY MOMO NEW PROJECT”開始~PDF249 KiB
- ↑ アニメ『魔法のプリンセス ミンキーモモ』がミュージカルで復活Yahoo!ニュース2009年7月22日
- ↑ 引用エラー: 無効な
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- 首藤剛志『シナリオえーだば創作術 誰でもできる脚本家』WEBアニメスタイル
- {{#if:a|a|^}} {{#if:b|b|^}} (2006-04-19) 第46回 ミンキーモモがやってきた 2006-04-19 [ arch. ] 2009-02-15
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- {{#if:^|^|^}} (2007-04-25) 第96回 「海モモ」での実験2 2007-04-25 [ arch. ] 2009-02-15
- {{#if:^|^|^}} (2007-04-25) 第102回 「海モモ」の「最終回」 2007-04-25 [ arch. ] 2009-02-15
関連文献
- (1997) [ 湯山邦彦インタビュー 『作っている途中でもうフェナリナーサは降りてこないなって思った。』 ] 動画王 Vol.02 スーパー魔女っ子大戦 キネマ旬報別冊 7/14号 キネマ旬報社 1997 66-74頁
関連項目
外部リンク
- 株式会社 PRODUCTION REED
- 首藤剛志『シナリオえーだば創作術 誰でもできる脚本家』WEBアニメスタイル
- 空モモについては第46回~第61回、海モモについては第85回~第105回を参照。
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