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'''新宿線'''(しんじゅくせん)は、[[東京都]][[新宿区]]の[[西武新宿駅]]と[[埼玉県]][[川越市]]の[[本川越駅]]とを結ぶ[[西武鉄道]]の[[鉄道路線]]である。 | '''新宿線'''(しんじゅくせん)は、[[東京都]][[新宿区]]の[[西武新宿駅]]と[[埼玉県]][[川越市]]の[[本川越駅]]とを結ぶ[[西武鉄道]]の[[鉄道路線]]である。 | ||
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[[ファイル:西武新宿線 1.jpg|400px|thumb|新宿線の主力車両新2000系]] '''新宿線'''(しんじゅくせん)は、[[東京都]][[新宿区]]の[[西武新宿駅]]と[[埼玉県]][[川越市]]の[[本川越駅]]とを結ぶ[[西武鉄道]]の[[鉄道路線]]である。 == 路線データ == * 路線距離([[営業キロ]]):47.5km * [[軌間]]:1067mm * 駅数:29駅(起終点駅含む) * 複線区間:[[西武新宿駅]] - [[南大塚駅]] - [[脇田信号場]] (46.6km) * 単線区間:脇田信号場 - [[本川越駅]] (0.9km) * 電化区間:全線(直流1500V[[架空電車線方式]]) * [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:自動閉塞式 * 最高速度:105km/h == 沿線風景 == === 西武新宿 - 高田馬場 === [[頭端式ホーム|頭端式]]2面3線の[[西武新宿駅]]を出ると、進行方向左手に現れるJR[[山手線]]、[[埼京線]]、[[湘南新宿ライン]]に並行して北進する。職安通りのガードを越えて少々走ると、JR山手線の[[新大久保駅]]が現れるが、当線の駅は設けられていない。[[ロッテ]]新宿工場や[[海城中学校・高等学校]]、[[保善高等学校]]の校舎を右手に見ながらほぼ直線状に北進し、電車はJR山手線、[[東京メトロ東西線]]との乗換駅である[[高田馬場駅]]に到着する。 === 高田馬場 - 鷺ノ宮 === [[高田馬場駅]]を出るとやや右カーブした後、下りながら左に急カーブしながら[[神田川 (東京都)|神田川]]をまたぎ、その直後にJR[[山手線]]をくぐり、進路を西に取る。曲線半径は158m、30.3‰の下り勾配のため、30km/hの速度制限を受ける。ここで地上に降りるが、これ以降は、ごく一部を除いて[[高架橋|高架]]や[[盛土]]区間を走らない。山手線をくぐった後は[[下落合駅]]まで新目白通りと並行し、下落合駅手前では[[妙正寺川]]に接する。以降、[[蛇行]]する妙正寺川を途中数度渡りながら住宅密集地を進む。[[中井駅]]は[[東京都道317号環状六号線|山手通り]]の下にあり、中線が1本ある待避駅で、[[都営地下鉄大江戸線]]との乗換駅である。下落合寄りはカーブしており、[[分岐器|ポイント]]通過の際に列車が大きく揺れる地点でもある。[[新井薬師前駅]]の300m程西で[[東京都道420号鮫洲大山線|中野通り]]と平面交差するが、踏切で渋滞していることが多い。[[沼袋駅]]は内側2線の通過線を持った[[プラットホーム|相対式ホーム]]である。駅前は[[京王バス]]が発着するが、街路が狭隘なため、南行一方通行のみである。ここに限らず都心寄りは狭隘な駅前を持つところが多い。なお、中井駅から[[野方駅]]までの[[中野区]]内区間では、[[連続立体交差]]事業により地下化工事が始まっており、完成時には中野通りを含む7箇所の踏切が撤去される予定である<ref>[http://www.seibu-group.co.jp/railways/smile/nakai_nogata/index.html 新宿線中井〜野方駅間連続立体交差事業のご案内] - 西武鉄道</ref>。野方駅直下で[[東京都道318号環状七号線|環七通り]]を乗り越し、[[都立家政駅]]を経て下り線のみ待避可能な[[鷺ノ宮駅]]となる。この高田馬場 - 鷺ノ宮間は半径300 - 600mのカーブの連続のため最高速度が抑えられてしまう。 === 鷺ノ宮 - 上石神井 === [[鷺ノ宮駅]]の先で右カーブした後は、多少のアップダウンこそあれど、比較的線形が良くなり、[[下井草駅]]付近からはちらほらと畑が車窓に見え始める。鷺ノ宮から上石神井の間では[[井荻駅]]のみ[[通過線]]がある。またこの駅では[[東京都道311号環状八号線|環八通り]]と交差しているが、電車から見える[[高架橋]]以外に地下トンネル([[井荻トンネル]])でも交差している。[[上井草駅]]附近からは住宅の密集度が低くなり、景観が[[武蔵野]]らしくなってくる。[[千川通り]]([[東京都道439号椎名町上石神井線]])を踏切で交差した先に、[[上石神井車両基地]]が南に広がり、[[プラットホーム|島式ホーム]]2面3線の[[上石神井駅]]となる。ホームや階段は狭隘で、ホーム端はすぐ踏切となる。なお、同駅付近で[[東京外環自動車道]]が交差する計画である。 === 上石神井 - 田無 === [[上石神井駅]]を出て次駅[[武蔵関駅]]手前から下り勾配となる。武蔵関駅の先で[[石神井川]]と並行する。[[武蔵関公園]]の北側をかすめると上り勾配となり[[東伏見駅]]となる。東伏見駅は同線では珍しい[[プラットホーム|島式ホーム]]2面4線の待避駅である。また、東伏見駅以西の各駅にはほぼ全ての駅に[[駅前広場]]が整備されている<!--拝島線、多摩湖線を除く-->。若干の[[盛土]]と[[掘割]]区間を経て[[西武柳沢駅]]を過ぎると、数少ない[[高架橋|高架]]区間となっており、戦時中に[[中島飛行機]]武蔵野製作所への[[鉄道連隊]]が作った専用線のガードを越えて[[青梅街道]]と[[東京都道12号調布田無線|武蔵境通り]]の[[バイパス道路|バイパス]]を乗り越した後、再び地上に戻り武蔵境通りと平面交差すると[[田無駅]]となる。[[小江戸 (列車)|特急小江戸]]以外のすべての種別が停車する主要駅ではあるが、島式ホーム2面3線の設備である。この配線が同線の特徴である。 === 田無 - 小平 === [[ファイル:西武30000系 新宿線.jpg|200px|thumb|小平駅に進入する西武30000系]] [[田無駅]]には[[本川越駅]]寄りに[[引上線]]がある。それを横目に住宅街を西へ進む。線路北側の家並の向こうには[[スカイタワー西東京]]が見える。[[西東京市]]と[[小平市]]の市境付近より右カーブし、これより[[東村山駅]]の手前まで、進路を北西に取る。カーブの先に[[花小金井駅]]がある。[[プラットホーム|島式ホーム]]1本であるが、かつては2面3線だった名残でホーム幅が広い。駅のすぐ南には[[東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線|多摩湖自転車道]]が通っており、ここから次駅[[小平駅]]付近まで並行する。駅のすぐ西側で[[小金井街道]]と[[平面交差]]する。道幅は広いが、南北を結ぶ[[西武バス]]の各路線が通り、踏切が原因でしばしば渋滞が発生している。住宅と畑が混在する一帯をしばらく進むと[[青梅街道]]と斜めに平面交差する。[[踏切]]の前後はカーブしており、列車が減速するため踏切[[渋滞]]に拍車をかけている。また、踏切横には[[公立昭和病院]]があるため、[[救急車]]がしばしば立往生している姿を目にする。カーブを過ぎると[[新小金井街道]]が下をくぐる。付近は畑が目立ち、空が広く感じる一帯である。やがて上下線の間に引上線が割り込み、[[西武拝島線|拝島線]]と分岐する島式ホーム2面4線の[[小平駅]]に着く。 === 小平 - 東村山 === 小平駅は2面4線の駅であるが、待避駅ではなく[[西武拝島線|拝島線]]との分岐駅となっている。このため小平駅までは複線であったのが、小平駅を出た直後は複々線のようになっている、線路の賑やかな駅である。小平駅の北西に[[小平霊園]]があるため、駅付近には墓石屋が多く、春秋の[[彼岸]]の時期には北口前に露店が並び急に賑やかになる。 小平駅を出てしばらく拝島線と並行するが、拝島線は左に曲がって分かれてゆく。右手に小平霊園を見ながら進んでいくと[[久米川駅]]に到着する。駅付近には高い建物が並んでおり賑わっている。都市銀行の支店やスーパー、大手牛丼店などが競って出店しており、他の中間駅とは異なる表情を見せている。拝島線の電車が乗り入れないために、他の駅と比べて本数は相対的に少ないが、そのために1列車あたりの乗降客数は群を抜いて多い。特に通勤時間帯の下り列車は南口改札のある先頭車両が非常に混雑し、久米川駅到着と同時に、ほとんどの乗客が下車してしまう。2010年現在も北口の再開発を行っており、同年の4月1日には新たなロータリーも整備された。 久米川駅を出るとすぐに[[空堀川]]と[[新青梅街道]]と交差する。田無駅の後からずっと北西方向に進んできたが、[[東村山駅]]の手前で右カーブして北へ進む。このカーブの所で[[府中街道]]と平面交差する。主要道路との平面交差であるので、しばしば渋滞する地点である。カーブを過ぎると左側に[[西武国分寺線|国分寺線]]が現れ、東村山駅まで並行する。新青梅街道との交差地点から先東村山駅の先の都県境付近までの2.3km区間、高架による連続立体交差化計画がある<ref name="higashimurayama-renzokuritai" />。 東村山駅は東に市役所などがある市の中心部のため、東口側は以前から駅前広場が整備されている。一方、昔ながらの雰囲気を残していた西口も2009年に新たな駅前広場が整備されるなど、再開発事業はほぼ完了した。ただ、依然として狭い道が多い地域となっている。 === 東村山 - 所沢 === 3面6線の[[東村山駅]]を出ると、[[西武西武園線|西武園線]]としばらく並行する。やがて西武園線が左にそれ、住宅街ながら緑の多い一帯を北に進む。[[盛土]]を走るようになると視界が開け、左に低い山並みを見ることができる。[[八国山緑地]]と呼ばれ、映画『[[となりのトトロ]]』のモデルとなった場所でもある。[[埼玉県]]に入ってすぐ左に国際航空専門学校があり、小型[[航空機]]や[[ヘリコプター]]を見ることができる。盛土が終わると[[所沢街道]]、さらに[[西武池袋線|池袋線]]が頭上で[[立体交差]]し、池袋線と接続する[[所沢駅]]となる。かつては駅手前の[[踏切]]の先で[[西武所沢車両工場]]へ[[引き込み線]]が分岐していた。3面5線で、歴史的経緯上複雑な線路配置であるが、新宿線だけを見ると、基本的に[[プラットホーム|相対式ホーム]]と言える。改良工事が終了し、駅舎やコンコースが拡大されたものの配線自体に大きな変化はない。 === 所沢 - 新所沢 === 所沢駅を出て直ぐに左へカーブし、進路は再び北西に取ることとなる。[[東川 (埼玉県)|東川]]のガードからは直線区間が続く。東側は[[所沢航空記念公園]]が一帯に広がり、西側は一方通行であったり、狭隘であっても線路沿いに道路が設けられており、東側のマンションや大規模団地開発に際しての配慮と思われる区間でもある。新宿線内では最も新しい駅・[[航空公園駅]]に到着する。この駅も、開設されて20年の月日が経った。その間に市役所や市民会館、[[簡易裁判所]]、[[税務署]]、[[公共職業安定所]]等の主だった公共機関は、航空公園駅東口周辺に移転してきた。 航空公園駅を出ると、住宅地をくぐり抜け、2面4線の[[新所沢駅]]に到着。新所沢駅界隈も道路整備や街並みの整備により、以前とはまた違った顔を見せる。開業時から繁華街として栄えた西口には[[パルコ]]等のテナントや、居酒屋が多く見受けられる。[[南入曽車両基地]]へ出入する電車は、同駅始発・終着となる。 === 新所沢 - 狭山市 === [[新所沢駅]]から次の[[入曽駅]]までは直線である。両駅のほぼ中間、[[埼玉県道50号所沢狭山線|県道所沢狭山線]]が斜めに交差した先に[[南入曽車両基地]]がある。周囲は宅地よりも農地が目立つ。入曽駅は、東伏見駅以西の各駅の中では唯一駅前広場が整備されていない。入曽駅の先で[[埼玉県道8号川越入間線|県道川越入間線]]と交差したあたりで緩い右カーブをし、しばらく進むと左手に[[航空自衛隊]][[入間基地]]が広がる。基地の東側に沿って進み、基地が終わると県道所沢狭山線が頭上を乗り越え、右カーブしながら[[狭山市駅]]に着く。[[プラットホーム|相対式ホーム]]2面2線の[[小江戸_(列車)|特急小江戸]]停車駅である。[[路線バス|バス路線]]が集中する駅の西側においては[[駅前広場]]が無く道幅も狭いなど問題が多かったため、駅舎を含めた再開発事業が実施され2012年完了した。 === 狭山市 - 本川越 === 狭山市駅を抜けると、しばらく右カーブの後直線状に走る。この右カーブの先の進路は北東となる。[[新狭山駅]]を過ぎると川越狭山工業団地の中を走りその後[[川越市]]に入る。すると休止中の[[西武安比奈線|安比奈線]]が分岐する[[南大塚駅]]に着く。 その後[[関越自動車道]]のガードをくぐり速度を上げるが[[国道16号]]との立体交差付近で減速し、[[脇田信号場]]で[[単線]]区間へはいる。JR[[川越線]]と[[東武東上本線|東武東上線]]のガードをくぐり[[踏切]]を越えると[[本川越駅]]に着く。 == 運行形態 == 運転される列車種別は、下記[[#列車種別|列車種別]]の項のとおりであるが、基本的に優等列車が途中駅から各駅停車となる典型的な郊外電車型の運行形態である。また、[[山手線]]周辺から郊外に伸びる総延長15km以上の[[大手私鉄]]路線では、唯一地下鉄との相互乗り入れを行っていない。 新宿線内のみを運転する列車のほかに、接続する西武の他線との直通運転が多く設定されている。 * [[西武拝島線|拝島線]] … 終日にわたり急行が直通している。各停・準急も一部が直通する。2011年からは臨時特急の設定あり。 * [[西武多摩湖線|多摩湖線]]([[西武遊園地駅]]方面) … 平日朝ラッシュ時に直通各停を3本設定している。土休日は多摩湖線への行楽用の直通急行を運転。 * [[西武西武園線|西武園線]] … 2011年12月の東村山駅での脱線事故以降、直通運転は中止されている。[[西武園競輪場|西武園競輪]]開催時に、[[西武園駅]]からの直通列車が運転されることがあった。1998年3月まで西武新宿駅からの西武園行き快速急行の設定があった。 * [[西武国分寺線|国分寺線]] … 日中に国分寺駅 - 本川越駅間の列車が設定されている。2003年3月から2008年6月までの国分寺駅 - 新所沢駅間の列車を延長したものである。 * [[西武池袋線|池袋線]]・[[西武狭山線|狭山線]] … [[西武ドーム]]で[[プロ野球]]が行われる日は、[[西武球場前駅|西武球場前]]行き直通列車が運転される。 車両基地は、上石神井と南入曽、拝島線の玉川上水に設置されている。 === 運行本数 === 2012年6月30日ダイヤ改正時点での日中1時間あたりの運行本数は以下のようになっている。 {| class="wikitable" |+日中の運行パターン |- !colspan="2" |種別\駅名 !style="width:1em;"|西武新宿 !… !colspan="2" style="width:1em;"|田無 !… !colspan="2" style="width:1em;"|小平 !… !colspan="2" style="width:1em;"|東村山 !… !colspan="2" style="width:1em;"|新所沢 !… !style="width:1em;"|本川越 |- style="text-align:center;" !rowspan="11" style="width:1em;"|運行範囲 |style="background:#fcc;"|特急「小江戸」 |colspan="15" style="background:#fcc;"|1本 |- style="text-align:center;" |rowspan="2" style="background:#fd9;"|急行 |colspan="15" style="background:#fd9;"|3本 |- style="text-align:center;" |colspan="6" style="background:#fd9;"|3本 |colspan="15" style="text-align:left;"|→拝島 |- style="text-align:center;" |rowspan="6" style="background:#ddd;"|各停 |colspan="15" style="background:#ddd;"|2本 |- style="text-align:center;" |colspan="12" style="background:#ddd;"|1本 |colspan="3"| |- style="text-align:center;" |colspan="3" style="background:#ddd;"|3本 |colspan="15"| |- style="text-align:center;" |colspan="9" style="text-align:right;"|国分寺← |colspan="6" style="background:#ddd;"|1本 |} == 列車種別 == 停車駅は「[[#駅一覧|駅一覧]]」を参照。 === 2013年3月16日現在の種別 === 2013年3月16日のダイヤ改正時点での運転状況を記す。 ==== 特急 ==== [[ファイル:小江戸号.jpg|200px|thumb|特急]] 終日運転される[[特別急行列車|有料特急]]。正式名は「特急[[レッドアロー]]号」。「[[小江戸 (列車)|小江戸]]」の愛称があり、全列車が西武新宿 - 本川越間の往復である。運転開始当初から所要時間は43分で走破していたが、2013年[[3月16日]]より[[東村山駅]]が正式に停車駅として追加された。そのため、現行ダイヤでの所要時間は最短45分である。 2011年からは拝島線に直通する臨時特急が運行している。2011年は新宿線内は西武新宿駅・高田馬場駅・田無駅・小平駅に停車していたが、2012年以降は田無駅は通過している。なお、2011年・2012年は乗車は西武新宿駅・高田馬場駅に限定されていたが、2013年からは途中乗車可能となっている。 1993年までは西武新宿 - 西武秩父まで、休日のみ「[[ちちぶ (列車)|おくちちぶ]]」号を運転していたほか、送り込みとして西武新宿 - 本川越間(上りは所沢始発)を1往復「[[ちちぶ (列車)|むさし]]」号として運転していた。 {{-}} ==== 通勤急行 ==== [[列車種別#通勤種別|通勤急行]]は本川越、所沢からの高田馬場、西武新宿方面への速達を目的に平日朝ラッシュ時の本川越駅発2本のみ運転される。後述の急行では各駅に停車する[[本川越駅]] - [[田無駅]]間も急行運転を実施する。拝島線の乗換駅である小平は停車しない。なお、同時間帯には急行も運転されている。 1993年、それまで運転されていた平日朝ラッシュ時の千鳥停車の急行の停車駅を明確にする目的で、今は無き快速とともに登場した。当時は現在のように田無駅以西では急行運転を実施せず、田無駅 - 高田馬場駅間で[[上石神井駅]]に停車し、[[鷺ノ宮駅]]を通過する種別を通勤急行と呼称した。また、現在は所沢 - 本川越間の停車駅は狭山市と新所沢だけだが、当時はこの区間は各駅停車であった。現在の停車駅となったのは2001年12月からで、朝ラッシュ時の所沢・本川越方面から西武新宿方面への速達列車の色合いが強くなった。 種別色は、黄色又はオレンジ色。 ==== 急行 ==== [[ファイル:西武6000系 新宿線.jpg|300px|thumb|急行]] [[急行列車|急行]]は、当路線の主力優等種別であり、本川越方面・拝島方面ともに終日運転される。基本的には西武新宿 - 新所沢・本川越・拝島間で運転され、日中は本川越発着と拝島発着が20分間隔で交互に運転、これらが重複する西武新宿 - 小平駅間では毎時6本10分間隔となる。両数は平日日中を含めて10両編成の運転が基本であるものの、土曜・休日ダイヤでは、終日にわたって8両編成で運転する列車が存在する。また、平日ダイヤには[[玉川上水駅]]発着の列車が朝の下り1本、夕方の上り2本が設定されている。かつては[[萩山駅]]で分割・併合を行う列車(西武新宿寄り4両;西武遊園地発、拝島寄り6両;拝島発)も存在していたが、徐々に減少した結果[[2013年]]3月15日をもって運行を終了した。 さらに土休日には、西武遊園地駅発着の列車もあり、この列車は多摩湖線のホーム有効長の関係上8両編成で運転される。 各駅停車との接続は昼間時間帯は下りは鷺ノ宮で、上りは上石神井で行われる。また小平では本川越発着の列車は小平発着の玉川上水(または拝島)発着の各駅停車に、拝島発着の列車は西武新宿発着の本川越(または新所沢)発着に接続する。 平日夕方時間帯(20時まで)は下りは中井で抜かし、鷺ノ宮と上石神井と小平で接続する。平日朝ラッシュ以外の時間帯は下りは沼袋で抜かし上石神井と小平で接続、上りは小平で接続し井荻と沼袋で抜かす。平日朝ラッシュ時は列車によって異なる接続をする。 下り列車の[[田無駅|田無]]から終点までは、[[方向幕]]では急行と表示されても、[[発車標]]では各停と表示される(これは後述の準急でも同様)。 1993年のダイヤ改正以前は、平日朝ラッシュ時の上りに限り通常の急行の他にも、田無 - 高田馬場間で上石神井駅にのみ停車する急行(本川越発)と、鷺ノ宮駅にのみ停車する急行(拝島・西武遊園地発)が運転されていた。停車駅こそ違ったが、どの種別も一括して「急行」と呼称され不明確であったため、ダイヤ改正後は前者を通勤急行、後者を快速と呼称するようになった。 朝と夕方以降に、下り列車の拝島・本川越方面行は鷺ノ宮・東村山・新所沢のいずれかで、また本川越方面からの上り列車は新所沢・東村山のいずれかで特急に抜かれる。 種別色は朱色・赤文字。 ==== 準急 ==== [[ファイル:西武新2000系 新宿線.jpg|200px|thumb|準急]] [[準急列車|準急]]は、急行を補完する形で早朝・平日朝ラッシュ時・終電前と平日の夕方ラッシュ時・夜間で運行される。西武新宿 - 田無・新所沢・本川越の運転系統が基本であるが、平日のみ一部列車が拝島線へ直通する。 かつては終日にわたり運行されていたが、日中をはじめとする大部分の列車は[[2012年]][[6月30日]]のダイヤ改正で急行に格上げされる形で廃止された一方、[[2013年]][[3月18日]]からは拝島発着の準急を平日限定で朝・夕方・夜にも運行し、また本川越始発の急行の一部を準急に格下げして本数を増やした。夕方・夜の拝島行の準急は東伏見で特急に追い抜かれる。 一方、土休日には西武新宿 - 新所沢・本川越間に合わせて下り3本、上り4本しか設定されていない。 種別色は緑色。 ==== 各停 ==== 各駅に停車する。全線を運転する列車のほか、西武新宿 - 上石神井・田無・新所沢の各駅までの区間列車、本川越 - 国分寺間の国分寺線直通列車、昼間時間帯以外には西武新宿 - 玉川上水・拝島への拝島線直通列車が運転される。国分寺線直通の列車は新所沢駅で同駅始発着の列車と接続し、東村山 - 本川越間で実質上等間隔の本数が保たれている。各駅停車のみ停車する[[下落合駅]] - [[都立家政駅]]・[[下井草駅]] - [[上井草駅]]の各駅のホームの長さは8両分しかないため、基本的に8両編成で運転されるが、国分寺線からの直通列車(こちらは国分寺線の各駅のホーム有効長が6両編成のため)は6両で、早朝・深夜には出入庫の関係で同区間を含まない列車が10両で運転される場合もある。野球開催時には西武球場前始発の本川越行きの列車も運転される。 土休日は深夜に1本だけ本川越発所沢行の列車が存在する。またかつては萩山駅で連結・切り離しする列車や夕方に10両で上石神井始発本川越行も存在した。 以前は西武園駅発西武新宿行きの列車も運転されていたが、2011年12月24日に東村山駅で脱線事故が発生し、同月30日から運転が休止された。 以前は「普通」と称していた。2008年4月頃まで駅の案内表や案内では、「準急」以上の列車の各駅停車区間も含めて「各駅停車」「各停」として案内されていたが、列車に表示される種別表記は「普通」となっていた。だが、30000系や新2000系更新車に搭載されたフルカラーLED表示機において「各停」の表記がなされるようになったのを皮切りに、「各停」の表記を行うようになった。種別色は灰色。 === 廃止された種別 === ==== 快速急行 ==== ===== 初代 ===== 初代の[[快速急行]]は1980年3月のダイヤ改正から1998年3月26日のダイヤ改正まで存在した。後述の1998年3月26日から2012年6月29日まで運行されていた快速急行とは別の種別であり、 #西武園競輪開催日に平日・土曜・休日とわず運転の西武新宿 - 西武園間運転の往復の競輪臨時快速急行 #土曜・休日のみに西武新宿 - 西武遊園地間で往復運転の行楽快速急行 #プロ野球・西武ライオンズの公式戦開催日(土休日ダイヤの時のみ)と同 日本シリーズ開催日の平日・土曜・休日とわず運転の西武新宿 - 西武球場前間運転の往復の野球臨時快速急行 #西武新宿 - 本川越間の快速急行(土休日のみの運転で通称;ゴルフ急行) 以上の4つが設定されていた。1990年までは行楽時期のみの不定期列車扱いでもあった。 停車駅も1998年から2012年まで運行されていたものとは異なり、本川越発着列車については西武新宿、高田馬場、鷺ノ宮、田無、所沢、狭山市、本川越。その他については西武新宿 - 田無間の急行停車駅、小平、(西武遊園地発着; 萩山、西武遊園地、晩年は八坂、武蔵大和にも停車)、東村山、(西武園発着;西武園)、所沢、西所沢、西武球場前だった。その後、他線への乗り入れを行う快速急行は臨時運転としてでも西武トレインフェスタ開催時の西武新宿 - 西武秩父間の列車や[[2000年]][[2月20日]]に[[西武20000系電車|20000系通勤車両]]デビュー記念の一環として西武新宿 - 西武球場前間を1往復したのみである。詳細は「[[快速急行#西武鉄道|快速急行]]」と「[[西武鉄道のダイヤ改正]]」を参照。 ===== 2代 ===== 1998年3月26日から2012年6月29日までの快速急行は、全列車が西武新宿 - 本川越間で平日のみに運転され、日中に上下線で運行されていたほか、朝8時台の下り2本が運行されていた。平日の日中は、60分サイクルの[[パターンダイヤ]]の中で、西武新宿、本川越とも特急と交互に30分間隔で発車し、全線の所要時間が特急とほぼ変わらないことから、特急を補完する役割も果たしていた。また、全列車とも東村山または新所沢で先行する列車に接続した。以前は8両編成でも運行されていたが、原則10両編成で運転された。1998年の運転開始当初「川越号」の愛称が付けられていたが、2008年6月14日のダイヤ改正で愛称が廃止された。 [[2007年]][[3月6日]]のダイヤ改正から[[東村山駅]]と[[狭山市駅]]が停車駅に追加されたが、西武新宿 - 本川越間の最短所要時間は改正前の47分より1分短縮され46分となった。これに伴い、同改正まで狭山市駅には快速急行の上の種別である特急が停車し、代わりに快速急行は新所沢駅に停車する[[停車 (鉄道)#千鳥停車|千鳥停車]]を行っていたが、それも解消された。 [[2011年]][[3月5日]]のダイヤ改正で[[入曽駅]]・[[新狭山駅]]・[[南大塚駅]]が停車駅に追加され、新所沢 - 本川越間は各駅に停車するようになり<ref>改正前は概ね[[国分寺駅]] - 本川越駅間運行の各停と新所沢駅で連絡していた。改正後は国分寺 - 本川越間各停の時刻を30分程度ずらしている。</ref>、西武新宿 - 本川越間の所要時間は50分となった。そのため、入曽駅・新狭山駅・南大塚駅には快速急行が停車し、代わりに[[鷺ノ宮駅]]・[[上石神井駅]]には通勤急行が停車する千鳥停車が発生した。<!--同年の節電ダイヤでは運休となっている。--> 特急「小江戸」運転開始前は土休日のみの運転であり、基本的には西武新宿 - 西武遊園地、西武園(競輪開催時のみ。平日にも運転)、西武球場前(野球開催時のみ)、本川越間での運転であった(詳しくは前節の[[#初代|初代]]の項を参照)。 2012年6月30日のダイヤ改正で、日中の列車種別が各駅停車・急行・特急「小江戸」に統一され、朝ラッシュ時に運転していた下り2本も急行に格下げされたため廃止された。 * 廃止時の停車駅:西武新宿 - 高田馬場 - 田無 - 東村山 - 所沢 - 新所沢から本川越までの各駅 ==== 拝島快速 ==== 2008年6月14日のダイヤ改正より新設された拝島線直通の優等種別で、平日・土休日とも日中に運転された。急行よりも上位の種別であり、西武新宿 - 拝島間を急行より3分短い所要時間43分で結び、すべての列車が西武新宿 - 拝島間で運転された。拝島線では急行以下の種別は各駅に停車するため、拝島線唯一の優等種別となっていたほか、新宿線内でも急行が停車する[[花小金井駅]]を通過した。また、すべての列車が田無駅で玉川上水発着の各駅停車(一部は田無を始発・終着とする)と接続し、小平駅で本川越駅・新所沢駅発着の各駅停車と接続した。英文種別表記は池袋線系統の快速と同様「Rapid」であるが、自動放送のある車両では「Haijima Rapid」と放送された。 また、車両の種別表示においては「拝島快速」又は「快速」であった。 ほとんどの列車が10両編成で運転されるが、一部列車は折り返し前後が各駅停車であることから8両編成で運転されるものもあった(これは急行・準急も同様である)。<!--同年の節電ダイヤでは平日は運休となり、西武新宿駅 - 拝島駅間の急行に変更されている。 --> 快速急行と同様、2012年6月30日のダイヤ改正で廃止された。 * 廃止時の停車駅:西武新宿 - 高田馬場 - 鷺ノ宮 - 上石神井 - 田無 - 小平( - 玉川上水から拝島までの各駅) ==== 快速 ==== [[快速列車|快速]]は1993年12月6日のダイヤ改正から2001年12月のダイヤ改正まで存在した種別。通勤急行(前述)と同様に、それまで運転されていた平日朝ラッシュ時の千鳥停車の急行の停車駅を明確にする目的で運転された。上りのみの設定で、拝島駅・西武遊園地駅 - 西武新宿駅間に9本運転され、停車駅は田無駅までの各駅・鷺ノ宮駅・高田馬場駅・西武新宿駅であった。このように、田無駅 - 高田馬場駅間で上石神井駅を通過し、鷺ノ宮駅に停車するという、当時の通勤急行とは[[千鳥停車]]になるダイヤだった。しかし乗客からは「まぎらわしい」と不評であったため、当時の通勤急行は停車駅の変更がなされ、当種別は急行に統合され消滅した。ただし新幕に交換された2012年6月現在でも方向幕は現在でも快速が運行されている池袋線と共通のため、快速幕がほかの種別や行先に置き換えられたりせず未だに存在する。なお、2001年12月のダイヤ改正以降は現在に至るまで、田無駅 - 高田馬場駅間で千鳥停車となる種別は運行されていない。 == 使用車両 == *[[西武2000系電車|2000系・新2000系]] *[[西武6000系電車|6000系]] *[[西武10000系電車|10000系]] *[[西武20000系電車|20000系]] *[[西武30000系電車|30000系]] *[[西武4000系電車|4000系]](臨時列車・試運転・回送のみ) 新2000系や6000系、9000系が導入される1990年代前半まで3ドア車の天下であった池袋線とは対照的に、1977年の2000系運転開始以来4ドア車の比率が高くなっており、2015年現在は特急を除くすべての列車が4ドア車で運転されている。 2000系・新2000系の運用には様々な組み合わせが見られ、6両編成(新2000系)と4両編成(2000系)の連結した10両編成や6両編成(2000系)と2両編成(新2000系)の8両編成といったパターンがある。2両編成と8両編成を連結した場合、2両編成が必ずしも西武新宿寄りに連結するのではなく、本川越・拝島寄りに連結する列車もある。 === 過去の車両 === 501系以前の17m車は省略 *[[西武501系電車|501系]] *[[西武451系電車|451系]] *[[西武551系電車|551系・571系]] *[[西武701系電車|701系・801系・501系(3代)]] *[[西武411系電車|411系(2代)→401系(2代)]] *[[西武101系電車#旧101系|旧101系]] *[[西武101系電車#新101系・301系|新101系・301系]] *[[西武9000系電車|9000系]] *[[西武3000系電車|3000系]] == 女性専用車 == 本路線には、平日朝ラッシュ時間帯に女性専用車が導入されている。詳細は以下の通り。 ; 2013年3月18日 - :* 平日の朝7時20分から9時30分までに西武新宿駅へ到着する、急行・通勤急行・準急の'''10両編成全列車'''。実施区間は、西武新宿線内の全区間と[[西武拝島線|拝島線]]拝島駅から西武新宿駅までの全区間で、進行方向の一番前側にあたる先頭車両(1号車)。 : ; 設定開始当初 - 2013年3月15日まで :* 平日朝7時20分から9時20分に西武新宿駅へ到着する上り10両編成の急行・通勤急行・準急の進行方向先頭車両(1号車)。実施区間は全区間。 :** 拝島線・多摩湖線から直通する急行では、西武遊園地駅からの全区間で実施し、拝島線の拝島駅から[[萩山駅]]の間では実施されない<ref>西武遊園地駅発の急行は4両編成であるが、これらは全て萩山駅で拝島駅発の6両編成の急行を後部に連結するため、連結後に10両編成の1号車となる4両編成の先頭車両で実施されるものである。</ref>。 女性専用車で運行される列車には、西武鉄道公式サイト<ref>[http://www.seibu-group.co.jp/railways/railway/safety-service/1198535_1372.html 女性専用車両] - 西武鉄道</ref>および対象となるホームの乗車口などに掲出されているほか、駅構内の備えられている時刻表に女性専用車であることを示すマークが付記されている。なお、当該時間帯の急行・通勤急行・準急であっても、8両編成で運転される列車での設定は無い。 * ダイヤが乱れた場合は、中止されることがある。 * 10両固定編成にあたる6000系、20000系0番台、30000系10両編成のみ専用ステッカーを掲示している。<!--これは池袋線と異なり、多数のパターンで10両編成を組むため、ステッカーを貼ると運用の際に支障が生じるためだと思われる。--> == 歴史 == 新宿線は、歴史的に'''川越鉄道'''が1895年([[明治]]28年)に全通させた国分寺駅 - 川越駅間の一部(東村山駅以北)と川越鉄道の後身である'''西武鉄道(旧)'''が1927年(昭和2年)に開業した東村山駅以東の区間に大別することができる。 国分寺 - 川越間の鉄道は、武蔵国入間、高麗、比企三郡の物産を貨物輸送する目的で1890年12月に仮免許が申請された。[[甲武鉄道]]が新宿 - 立川間をすでに開通させており、国分寺で接続して東京へ物資を運ぶ計画であった。翌91年に川越鉄道が設立され、93年に工事を委託された甲武鉄道によって川越・国分寺両側から工事が着工された。しかし[[柳瀬川]]架橋工事で、架橋が狭く大水時に水害を呼ぶと反対運動が起こったため、柳瀬川南岸に久米川仮駅を設置し、1894年12月21日に国分寺 - 久米川(仮)間が先に開業した。これは現在の[[西武国分寺線]]に当たる。翌1895年3月21日に久米川(仮) - 川越(現・本川越)間が開通し、この路線が現在の西武新宿線の東村山駅以北となっている。 川越鉄道は、[[東武東上本線|東上鉄道]]や[[西武池袋線|武蔵野鉄道]]との競争から都心乗り入れを目指し、1916年に村山軽便鉄道の箱根ヶ崎 - 吉祥寺間の免許を譲り受け、1925年には井荻 - 高田馬場間、翌26年には高田馬場 - 早稲田間の免許を得た。川越鉄道は合併・分離を繰り返して西武鉄道(旧)となり、1927年4月16日に東村山 - 高田馬場間を村山線として複線・電化で開業。同年に東村山 - 川越間を電化し、現在と同じ高田馬場 - 川越間の直通運転を開始した。 新宿線全通当初の都心側ターミナルは高田馬場駅であったが、戦後、国鉄[[新宿駅]]への乗り入れを目論み現在の西武新宿駅の位置まで路線を延伸したものの果たすことができなかった。[[ルミネエスト新宿]]の2階には新宿線の新宿駅ができる予定だったため、天井の高さなどにその遺構を見ることができる。 * 1891年(明治24年)4月11日 - 川越鉄道に対し鉄道布設仮免状下付<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2945594/4 「鉄道布設仮免状下付」『官報』1891年4月15日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref> * 1892年(明治25年)6月21日 - 免許状下付<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2945965/5 「鉄道布設免許状下付」『官報』1892年6月29日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref> * [[1894年]](明治27年)[[12月21日]] - '''川越鉄道川越線'''国分寺駅 - 久米川(仮)駅間 (8.0km) 開業(非電化)。小川駅、久米川(仮)駅開業<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2946717/6 「運輸開業免許状」『官報』1894年12月25日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。 * [[1895年]](明治28年) ** [[3月21日]] - 久米川(仮)駅 - 川越駅(現在の本川越駅)間 (21.7km) 開業(非電化)。所沢駅、入曽駅、入間川駅、川越駅開業。久米川(仮)駅廃止<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2946789/5 「運輸開業免許状」『官報』1895年3月22日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。 ** [[8月6日]] - 東村山駅開業。 * [[1897年]](明治30年)[[11月14日]] - 南大塚駅開業。 * [[1927年]]([[昭和]]2年) ** [[4月16日]] - 東村山駅 - 川越駅間電化(直流1500V、以後は開業時から電化)。 ** 4月16日 - '''村山線'''高田馬場(仮)駅 - 東村山駅間 (23.7km) 開業(複線)。下落合駅、中井駅、新井薬師前駅、沼袋駅、野方駅、鷺ノ宮駅、下井草駅、井荻駅、上井草駅、上石神井駅、武蔵関駅、上保谷駅、西武柳沢駅、田無駅、花小金井駅、小平駅、久米川駅開業 <ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956551/7 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年4月22日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。 * [[1928年]](昭和3年)[[4月15日]] - 高田馬場駅 - 高田馬場(仮)駅間 (0.5km) 開業。高田馬場(仮)駅廃止(4月14日限り)<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956856/7 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年4月25日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。 * [[1929年]](昭和4年)[[11月20日]] - 上保谷駅を東伏見駅に改称。 * [[1933年]](昭和8年)[[11月10日]] - 競馬開催時の臨時駅として南大塚 - 川越間に川越競馬場前駅開業。 * [[1937年]](昭和12年)[[12月25日]] - 野方 - 鷺ノ宮間に府立家政駅開業。 * [[1938年]](昭和13年)[[6月3日]] - 所沢 - 入曽間に所沢飛行場前駅開業。 * [[1939年]](昭和14年)頃 - 川越競馬場廃止により川越競馬場前駅使用停止・廃駅。 * [[1940年]](昭和15年) ** [[4月23日]] - 花小金井 - 小平間に東小平駅開業。 ** [[7月22日]] - 川越駅を本川越駅に改称。 * [[1941年]](昭和16年)[[4月1日]] - 所沢飛行場前駅を所沢御幸町駅に改称。 * [[1942年]](昭和17年)[[9月5日]] - 鷺ノ宮 - 下井草間に西鷺宮駅開業。 * [[1943年]](昭和18年)[[7月1日]] - 府立家政駅を都立家政駅に改称。 * [[1950年]](昭和25年)[[4月6日]] - 東村山駅 - 柳瀬信号所間複線化。 * [[1951年]](昭和26年)[[6月11日]] - 所沢御幸町駅を1.4km北へ移築し北所沢駅を開業。 * [[1952年]](昭和27年)[[3月25日]] - 西武新宿駅 - 高田馬場駅間 (2.0km) 開業。'''新宿線'''に改称。川越線東村山駅 - 本川越駅間を新宿線に編入。 * [[1953年]](昭和28年)[[1月15日]] - 西鷺宮駅廃止。 * [[1958年]](昭和33年)[[12月19日]] - 柳瀬信号所 - 所沢駅間複線化。 * [[1959年]](昭和34年)[[2月1日]] - 北所沢駅を新所沢駅に改称。 * [[1964年]](昭和39年)[[11月15日]] - 新狭山駅開業。 * [[1967年]](昭和42年)[[10月27日]] - 所沢駅 - 新所沢駅間複線化。 * [[1969年]](昭和44年)[[9月26日]] - 新所沢駅 - 入曽駅間複線化。 * [[1975年]](昭和50年)[[11月26日]] - 入曽駅 - 入間川駅(現・狭山市駅)間複線化。 * [[1976年]](昭和51年) - 休日に限り西武新宿駅 - 西武秩父駅間直通の特急「[[ちちぶ (列車)|おくちちぶ]]」号、西武新宿駅 - 所沢駅間「[[ちちぶ (列車)|むさし]]」号運行開始(「[[小江戸 (列車)|小江戸]]」も参照のこと)。 * [[1977年]](昭和52年) - 現在の地上25階建て西武新宿駅新駅ビル・駅舎完成。同年、西武鉄道としては[[西武401系電車|初代401系]]以来久々となる4ドア車の[[西武2000系電車|2000系]]が登場。 * [[1979年]](昭和54年)3月25日 - 入間川駅を狭山市駅に改称。 * [[1980年]](昭和55年)[[3月12日]] - 南大塚駅 - 脇田信号場間複線化。 * [[1987年]](昭和62年)[[5月28日]] - 所沢 - 新所沢間に航空公園駅開業。 * [[1989年]]([[平成]]元年)[[12月14日]] - 新狭山駅 - 南大塚駅間複線化。 * [[1991年]](平成3年)[[7月27日]] - 狭山市駅 - 新狭山駅間複線化。 * [[1992年]](平成4年)4月1日 - 新運行管理システムSEMTRACの本格稼働開始。 * [[1993年]](平成5年)[[12月6日]] - 西武新宿駅 - 本川越駅間の特急「[[小江戸 (列車)|小江戸]]」号運行開始。 * [[1995年]](平成7年)[[9月1日]] - 西武新宿駅 - [[上石神井駅]]間の[[運賃|特別減算運賃]]開始(基本運賃200円を170円に値下げ)。 * [[1997年]](平成9年)[[12月28日]] - 西武新宿駅 - 上石神井駅間の特別減算運賃再実施(170円を190円に値上げ)。 * [[2000年]](平成12年)[[2月20日]] - 西武鉄道としては4年ぶりとなる新車、[[西武20000系電車|20000系]]が新宿線から定期営業運転開始(前年に試運転された)。 * [[2002年]](平成14年)4月1日 - 西武新宿駅 - 上石神井駅間の特別減算運賃(190円)の終了に伴い基本運賃(200円)に戻す。 * [[2003年]](平成15年)3月12日 - ダイヤ改正で新所沢駅から国分寺線国分寺駅への[[直通運転]]が始まる。 * [[2006年]](平成18年) ** [[9月24日]] - 更新された運行管理システムSEMTRACの本格稼働開始。 ** [[11月11日]] - 本川越駅開業111周年記念として、本川越発快速急行国分寺行が運行される。 * [[2007年]](平成19年) ** [[3月6日]] - ダイヤ改正で快速急行の停車駅に東村山駅・狭山市駅を追加。 ** [[3月28日]] - 西武新宿駅 - 本川越駅間で、[[西武10000系電車|10000系]](本務10108F、露払い10106F)による[[お召列車]]が運転される。 * [[2008年]](平成20年) ** [[4月26日]] - 新型車両[[西武30000系電車|30000系]]運行開始。 ** [[6月14日]] - ダイヤ改正で「拝島快速」の運転開始。国分寺線との直通運転が本川越駅まで延長される。国分寺駅 - 本川越駅間の定期列車の運行は1927年の村山線開業以来81年ぶり。 * [[2009年]](平成21年)[[3月14日]] - 1枚のPASMOでJR高田馬場駅 - JR新宿駅間と西武新宿駅が利用可能な特殊連絡定期券の発売が開始される。 * [[2010年]](平成22年)[[12月13日]] - 高田馬場駅経由の特殊連絡定期券の名称が「Oneだぶる♪」に決定する。 * [[2011年]](平成23年) ** [[3月5日]] - ダイヤ改正により快速急行の停車駅に入曽駅・新狭山駅・南大塚駅が追加される。 ** 3月14日 - 同月11日に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]による発電所の停止に伴う電力供給逼迫のため、[[東京電力]]が[[輪番停電|輪番停電(計画停電)]]を実施。これに伴い、この日から快速急行・拝島快速・通勤急行・急行・特急の運転が休止される。 ** 4月1日 - 通勤急行・急行・特急の運転が再開される。 ** [[7月2日]] - 土休日の拝島快速の運転が再開される。 ** [[8月1日]] - 平日の拝島快速の運転が再開される。 ** [[12月24日]] - 16時40分頃に東村山駅で各駅停車による列車脱線事故が発生し、小平 - 所沢間が終電まで運休する。 ** [[12月30日]] - 西武園線との直通運転を休止する。 * [[2012年]](平成24年)[[6月30日]] - ダイヤ改正により日中の種別を各停・急行・特急に統一。準急が朝と夕方・夜間のみの運転となり、快速急行と拝島快速を廃止。 == 駅一覧 == <!-- 各種別の色は[[西武池袋線]]や各支線と合わせています。変更される場合、他の路線も合わせて修正してください。文字が見やすいように実際に使われているものより薄めの色を選ぶことをお奨めします。--> ; 凡例 : ●:停車、|:通過、↑:上り方向通過(通勤急行のみ)、○:拝島線臨時特急のみ停車 : [[駅ナンバリング|駅番号]]は[[2013年]]3月までに順次導入された。<ref>{{PDFlink|[http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2011/__icsFiles/afieldfile/2012/02/23/20110223eki-number.pdf 西武線全駅で駅ナンバリングを導入します]}} - 西武鉄道、2012年4月25日閲覧。</ref> : 線路:南大塚 - 脇田信号場 - 本川越間は単線、それ以外は全線複線 {| class="wikitable" rules="all" style="font-size:90%;" |- !style="width:4em; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|駅番号 !style="width:7em; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|駅名 !style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|駅間<br />キロ !style="width:2.5em; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|累計<br />キロ !style="width:1em; background:#ddd; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|各停 !style="width:1em; background:#afa; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|準急 !style="width:1em; background:#fd9; border-bottom:solid 3px #0099cc;"|急行 !style="width:1em; background:#ff9; border-bottom:solid 3px #0099cc; line-height:1.2em;"|通勤急行 !style="width:1em; background:#fcc; border-bottom:solid 3px #0099cc; line-height:1.2em;"|特急<br />[[小江戸 (列車)|小江戸号]] !style="border-bottom:solid 3px #0099cc;"|接続路線・備考 !colspan="2" style="border-bottom:solid 3px #0099cc;"|所在地 |- !SS01 |[[西武新宿駅]] |style="text-align:center;"|- |style="text-align:right;"|0.0 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● |[[東京地下鉄]]:[[ファイル:Subway TokyoMarunouchi.png|15px|M]] [[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]]([[新宿駅]]:M-08)<br />[[都営地下鉄]]:[[ファイル:Subway TokyoOedo.png|15px|E]] [[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]]([[新宿西口駅]]:E-01)<br />※[[定期乗車券|定期券]]については下記路線も[[連絡運輸]]あり<br />[[東日本旅客鉄道]]:[[山手線]]・[[埼京線]]・[[湘南新宿ライン]]・[[中央線快速|中央線(快速)]]・[[中央・総武緩行線|中央・総武線(各駅停車)]](新宿駅)<br />[[京王電鉄]] (KO01):[[京王線]](新宿駅)、[[京王新線]]([[新線新宿駅]])<br />[[小田急電鉄]]:[[小田急小田原線|小田原線]](新宿駅:OH01)<br />※2013年3月16日からは、一部のフリーきっぷについては以下の連絡運輸あり<ref>{{PDFlink|[http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/02/18/20130219tickets.pdf 「西武横浜ベイサイドきっぷ」、「西武東急線トライアングルチケット」を発売!]}} - 西武鉄道、2013年2月19日。</ref><br />東京地下鉄:[[ファイル:Subway TokyoFukutoshin.png|15px|F]] [[東京メトロ副都心線|副都心線]]([[新宿三丁目駅]]:F-13) |rowspan="21" style="width:1em; line-height:2;"|[[東京都]] |rowspan="4"|[[新宿区]] |- !SS02 |[[高田馬場駅]] |style="text-align:right;"|2.0 |style="text-align:right;"|2.0 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● |東日本旅客鉄道:山手線<br />東京地下鉄:[[ファイル:Subway_TokyoTozai.png|15px|T]] [[東京メトロ東西線|東西線]] (T-03) |- !SS03 |[[下落合駅]] |style="text-align:right;"|1.2 |style="text-align:right;"|3.2 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS04 |[[中井駅]] |style="text-align:right;"|0.7 |style="text-align:right;"|3.9 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| |都営地下鉄:[[ファイル:Subway_TokyoOedo.png|15px|E]] [[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]] (E-32) |- !SS05 |[[新井薬師前駅]] |style="text-align:right;"|1.3 |style="text-align:right;"|5.2 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="5"|[[中野区]] |- !SS06 |[[沼袋駅]] |style="text-align:right;"|0.9 |style="text-align:right;"|6.1 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS07 |[[野方駅]] |style="text-align:right;"|1.0 |style="text-align:right;"|7.1 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS08 |[[都立家政駅]] |style="text-align:right;"|0.9 |style="text-align:right;"|8.0 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS09 |[[鷺ノ宮駅]] |style="text-align:right;"|0.5 |style="text-align:right;"|8.5 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|| | |- !SS10 |[[下井草駅]] |style="text-align:right;"|1.3 |style="text-align:right;"|9.8 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="3"|[[杉並区]] |- !SS11 |[[井荻駅]] |style="text-align:right;"|0.9 |style="text-align:right;"|10.7 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS12 |[[上井草駅]] |style="text-align:right;"|1.0 |style="text-align:right;"|11.7 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS13 |[[上石神井駅]] |style="text-align:right;"|1.1 |style="text-align:right;"|12.8 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="2"|[[練馬区]] |- !SS14 |[[武蔵関駅]] |style="text-align:right;"|1.3 |style="text-align:right;"|14.1 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS15 |[[東伏見駅]] |style="text-align:right;"|1.2 |style="text-align:right;"|15.3 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="3" style=" white-space:nowrap;"|[[西東京市]] |- !SS16 |[[西武柳沢駅]] |style="text-align:right;"|1.0 |style="text-align:right;"|16.3 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS17 |[[田無駅]] |style="text-align:right;"|1.3 |style="text-align:right;"|17.6 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|| | |- !SS18 |[[花小金井駅]] |style="text-align:right;"|2.3 |style="text-align:right;"|19.9 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="2"|[[小平市]] |- !SS19 |[[小平駅]] |style="text-align:right;"|2.7 |style="text-align:right;"|22.6 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|○ |[[西武鉄道]]:[[西武拝島線|拝島線]]('''[[拝島駅]]・[[西武多摩湖線|多摩湖線]][[西武遊園地駅]]まで直通運転''') |- !SS20 |[[久米川駅]] |style="text-align:right;"|2.0 |style="text-align:right;"|24.6 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |rowspan="2"|[[東村山市]] |- !SS21 |[[東村山駅]] |style="text-align:right;"|1.4 |style="text-align:right;"|26.0 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● |西武鉄道:[[西武国分寺線|国分寺線]]・[[西武西武園線|西武園線]] (SK05) |- !SS22 |[[所沢駅]] |style="text-align:right;"|2.9 |style="text-align:right;"|28.9 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● |西武鉄道:[[西武池袋線|池袋線]] (SI17) |rowspan="10" style="width:1em;"|[[埼玉県]] |rowspan="3"|[[所沢市]] |- !SS23 |[[航空公園駅]] |style="text-align:right;"|1.6 |style="text-align:right;"|30.5 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS24 |[[新所沢駅]] |style="text-align:right;"|1.2 |style="text-align:right;"|31.7 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|| | |- ! |[[南入曽信号場]] |style="text-align:center;"|- |style="text-align:right;"|(33.7) |style="background:#ddd;"|| |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| |''[[南入曽車両基地]]分岐線'' |rowspan="4"|[[狭山市]] |- !SS25 |[[入曽駅]] |style="text-align:right;"|3.9 |style="text-align:right;"|35.6 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS26 |[[狭山市駅]] |style="text-align:right;"|3.0 |style="text-align:right;"|38.6 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● | |- !SS27 |[[新狭山駅]] |style="text-align:right;"|2.7 |style="text-align:right;"|41.3 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS28 |[[南大塚駅]] |style="text-align:right;"|2.6 |style="text-align:right;"|43.9 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| |西武鉄道:[[西武安比奈線|安比奈線]](貨物線・休止中) |rowspan="3"|[[川越市]] |- ! |[[脇田信号場]] |style="text-align:center;"| - |style="text-align:right;"|(46.6) |style="background:#ddd;"|| |style="background:#afa;"|| |style="background:#fd9;"|| |style="background:#ff9;"|↑ |style="background:#fcc;"|| | |- !SS29 |[[本川越駅]] |style="text-align:right;"|3.6 |style="text-align:right;"|47.5 |style="background:#ddd;"|● |style="background:#afa;"|● |style="background:#fd9;"|● |style="background:#ff9;"|● |style="background:#fcc;"|● |※定期券のみ下記路線の連絡運輸あり<br />[[東武鉄道]]:[[東武東上本線|東上線]]([[川越市駅]] (TJ-22)・[[川越駅]] (TJ-21))<br/>東日本旅客鉄道:[[川越線]](川越駅) |} === 廃駅・廃止信号所 === * [[西鷺宮駅]](鷺ノ宮駅 - 下井草駅間、[[1953年]][[1月15日]]廃止) * [[東小平駅]](花小金井駅 - 小平駅間、[[1954年]][[10月10日]]小平駅に統合廃止) * [[柳瀬信号所]](東村山駅 - 所沢駅間、[[1958年]][[12月19日]]同区間複線化完成時に廃止) * [[新所沢駅|所沢御幸町駅]](所沢駅 - 航空公園駅間、[[1951年]][[6月11日]]廃止) * [[川越競馬場前駅]](南大塚 - 本川越間・競馬開催時のみの[[臨時駅]]、[[1939年]]頃廃止) == その他 == === 複々線構想 === [[バブル景気]]期、新宿線は利用客のさらなる伸びが見込まれ、飽和状態にあった輸送力状況を打開する切り札として、上石神井 - 西武新宿間を[[複々線]]化する構想が何度も持ち上がっていた。在来線直下の地下40メートル-60メートルを掘削して地下線を増線し、工期と費用の点から地下線は高田馬場と西武新宿の二駅のみの急行線とする計画が事業化されることになった。地下線の西武新宿駅ホームは新宿駅寄りに設け、他線との乗り換えを改善する計画もあった。 この計画は、1987年12月に特定都市鉄道整備事業計画の認定を受け、翌88年9月に[[運輸大臣]]の認可が下り、[[特定都市鉄道整備積立金]]制度導入による運賃加算も行われた。[[シールドトンネル|シールド工法]]によるトンネルの調査設計は[[日本鉄道建設公団]]に依託され、工事は部分的に着手された。ところが技術上の問題で工事費用が膨らみ、景気減退や[[少子化|少子]][[高齢化社会|高齢化]]を背景とした見込み利用者数の減少、輸送人数に応じた避難経路を確保するための建設費高騰もあり、1995年1月になって計画は無期延期となり、事実上撤回された。その際、積立金として加算された分は、特別減算を実施して運賃の一時的な値下げが実施された。代わりに、新宿線の線形改良・ホーム改良工事等が実施されている<ref>電気車研究会刊『[[鉄道ピクトリアル]]』等より</ref>。 === 連続立体交差事業 === 新宿線は、東京都内において[[開かずの踏切]]がある<ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/fumikiri/pdf/fu_02_b.pdf 緊急対策踏切の実施状況リストについて].[[国土交通省]].p23-24}}</ref>。この開かずの踏切を解消すべく東京都が事業主体となって[[連続立体交差]]事業の事業化を進めている。2014年現在、新宿線の連続立体交差事業を実施しているのは次の2か所である。 ; 中井 - 野方間 : [[国土交通省]]の2008年度予算で、連続立体交差化が新規着工準備区間として認められた。これにより9か所の踏切(その後、踏切の統廃合により、7か所に変更)が除却され、併せて[[新井薬師前駅]]及び[[沼袋駅]]周辺の整備が行われる予定である<ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/yosan/yosan08/yosan/sosikibetu/toshi.pdf 国土交通省予算案 31頁]}}</ref>。2010年の中野区で行われた沿線住民への説明会では地下化案が提示された。2013年4月1日に国土交通省から都市計画事業の認可が告示され、これを受けて東京都が事業を実施することになった<ref>[http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/04/20n41200.htm 西武鉄道新宿線の連続立体交差事業に着手します。].[[東京都]]</ref>。完成は2020年度の予定。 ; 東村山駅付近 : 東京都を事業主体に、連続立体交差事業の2009年度新規着工準備箇所として採択され、2013年12月10日に国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、これを受けて東京都は事業を実施することになった<ref>[http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/12/20nca200.htm 西武鉄道新宿線・国分寺線・西武園線の連続立体交差事業に着手します].東京都.(2013年12月10日)</ref>。これによって駅周辺の5か所の踏切が除却されることになる<ref name="higashimurayama-renzokuritai">[http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/machi/machidukuri/higashimurayama_inde/renzokuritai/renrituplan.html 連続立体交差化計画].[[東村山市]]</ref>。完成は2024年度の予定。 このほかに、野方 - 井荻間<ref>[http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/164000/d004388.html 西武新宿線沿線まちづくり 現在までの経緯].中野区.(2014年5月29日)</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/164000/d004388_d/fil/hikakuhyou.pdf 西武新宿線〈野方駅 - 井荻駅間〉の鉄道立体交差化の構造形式案の比較表].中野区}}</ref>と井荻 - 東伏見間<ref>{{PDFlink|[http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/hodo/h27/2701/270128.files/4shuyou.pdf 平成27年度 主な事業一覧].練馬区.p18-19.(2015年1月28日)}} 題名:III 安全・快適な都市の実現に向けた基盤整備。項目名: 12.外環の2の整備促進と西武新宿線の立体化促進。</ref>においても連続立体交差事業の事業化を進める計画がある。 === キロポストについて === 新宿線では、距離を示す[[距離標|キロポスト]]が起点である西武新宿駅から終点の本川越駅に向かって純粋に増えるよう設置されているわけではない。これは歴史的な経緯によるもので、おおむね以下の3区間に分かれており、キロ数が増える方向も下り方と上り方が混在している。 # 西武新宿駅→高田馬場駅 # 高田馬場駅→東村山駅 # (国分寺線国分寺駅←)東村山駅←本川越駅 :(矢印の方向にキロ数が増える) # は、戦後に高田馬場駅から西武新宿駅まで延伸された際、既に0kmポストがある高田馬場駅を起点に上り方向に打たれたものである。高田馬場駅ホームの下り方終端部にある0kmポストからマイナスになるように設置されており、西武新宿駅の終端付近に-2kmポストが存在する。 # は、旧西武鉄道時代に当路線が開通した際、東村山駅から本川越駅まではポストが既設であったので、新たに起点となる高田馬場駅ホームの下り方終端部の0kmポストから、合流地点の東村山駅付近まで設置したものである。ただし終端については東村山駅構内までではなく、所沢駅の南側で池袋線をアンダークロスする地点まで設置されている。この地点には終端を示す標識が下り方面に向かって左側の切り通し上に立てられ、26.472kmを示している。 # は、旧川越鉄道時代に設置されたもので、歴史的な経緯上、本川越駅を0kmとして設置され、東村山駅からは国分寺線へ連続して打たれている(このため国分寺線のキロポストはすべて本川越駅からの通算距離を示している)。ただし本川越駅の0kmポストは駅改良工事などの関係で現存しておらず、実際のポストは0.3kmからとなっている。また、名目上は本川越駅 - 東村山駅 - 国分寺駅と連続しているが、実際には所沢駅南側の19.5kmポストから東村山駅構内まで一旦ポストが中断している。この中断の開始地点は2.の高田馬場駅起点のキロポストが打ち止めとなる地点のすぐそばにあたり、わずかな区間重複するものの、実質的にここでキロポストが切り替わっている。 === その他備考 === * 高田馬場 - 小平間はカーブが多く、この区間においては並行する路線([[西武池袋線|池袋線]]、[[中央線快速|JR中央線]])と比べるとやや所要時間が長い。 * さらに、この区間ではJR中央線の利用客が多いことや駅周辺の開発も進んでいるために新宿線の駅を通過するバス路線も多い。ただし、[[田無駅]]などのように新宿線の各駅でも再開発が進んでいるために、[[西武バス]]を中心に新宿線の各駅を基軸としたバス路線の編成になりつつある面もある。 * 2009年3月14日から1枚のPASMOでJR高田馬場駅 - JR新宿駅間と西武新宿駅が利用可能となる特殊連絡定期券の販売が開始された。2010年12月3日にこの特殊連絡定期券の名称が「Oneだぶる♪」となった。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} == 関連項目 == {{Commonscat|Seibu Shinjuku Line}} * [[日本の鉄道路線一覧]] * [[西武村山線]] - 箱根ヶ崎-東村山-吉祥寺間として計画された計画線、高田馬場-東村山間の母体となった * [[西武国分寺線]] - 旧川越鉄道川越線→西武川越線の一部、東村山-本川越間が新宿線となった際に支線となった * [[西武新宿戦線異状なし DRAGON RETRIEVER]] - 当線沿線を舞台としている * [[恋の西武新宿線]] - [[1975年]]に発表された、ロックバンド「[[愛奴]]」による楽曲。作詞作曲は[[浜田省吾]]。 == 外部リンク == * {{PDFlink|[http://www.seibu-group.co.jp/railways/railway/rosen/__icsFiles/afieldfile/2013/03/14/pdf_sjk_130316.pdf 新宿線路線図]}} * [http://www.machi-love.com/ 西武新宿線沿線タウンガイド 街らぶ] {{西武鉄道の路線}} {{DEFAULTSORT:せいふしんしゆくせん}} [[Category:関東地方の鉄道路線|しんしゆくせん]] [[Category:西武鉄道の鉄道路線|しんしゆく]] [[Category:西武鉄道 (初代)|路]] [[Category:川越鉄道|路]] [[Category:埼玉県の交通]] [[Category:東京都の交通]]