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文化施設や高層住宅などが立地する「閑静な街」であり、東口とは印象が異なる。 | 文化施設や高層住宅などが立地する「閑静な街」であり、東口とは印象が異なる。 | ||
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== 路線バス == | == 路線バス == |
2014年11月4日 (火) 19:25時点における最新版
川口駅(かわぐちえき)は、埼玉県川口市栄町三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
概要[編集]
乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線である(詳細は路線記事および鉄道路線の名称参照)が、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。
川口駅を含む川口市内全駅には定期運転の特急列車が停車しない。市内に有料特急が一本も停車しない現状を有するのは、2011年6月時点における日本の人口50万人以上の市の中では川口市のみである[1]。
東北本線における埼玉県内最南端の駅であり、当駅から栃木県の豊原駅まで大宮支社の管轄となる。そのため、当駅と赤羽駅の間にある荒川橋梁の埼玉県側入口が大宮支社と東京支社との境界となっている。
歴史[編集]
- 1910年(明治43年)9月10日 - 川口町駅(かわぐちまちえき)として開業。
- 1934年(昭和9年)2月15日 - 川口町の市制施行により川口駅(かわぐちえき)と改称。この改称に先立って、改称14日前に同じ東北本線に属する川口駅が岩手川口駅(現・いわて銀河鉄道線)へ改称された。
- 1985年(昭和60年)3月8日・3月9日 - 国際科学技術博覧会(科学万博)のPR列車「サイエンストレイン エキスポ号」の展示が駅構内で開催される。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2006年(平成18年) - JR東日本大宮支社初の女性現場長(駅長)が当駅に就任する。
駅構造[編集]
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。橋上駅舎を有し、内部にはコンコースと自由通路がある。みどりの窓口(営業時間 7:00 - 21:00)・自動改札機設置駅。
かつては旅客ホームの東側に貨物ホームが存在していた。その貨物ホームは撤去され、南側部分が「キュポ・ラ」として再開発されたが、北側部分は駐車場や保守基地となっている。北側に存在するオーバークロスも東北貨物線からこの貨物ホームへの連絡線の跡である。
ホームはカーブしており、電車とホームの間が開いている箇所がある。また、東京方に向かって緩やかな上り勾配になっている。
京浜東北線ホームのやや北側に上野発着の宇都宮線(東北本線)と東北貨物線との渡り線があり、頻度は少ないが工事列車などで使われることがある。近年では浦和駅の高架化工事に伴い上野発着の日中の一部列車が東北貨物線へ迂回運転するために使われた。信号場と同様の扱いのため、通過する中・長距離列車の乗務員用時刻表には「川口」の駅名と通過時刻が記載されている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■京浜東北線 | 上野・東京・横浜・磯子・大船方面 |
2 | ■京浜東北線 | 浦和・大宮方面 |
- 発車メロディは、2013年11月10日から2014年1月10日まで「川口市民歌」を使用していた。
利用状況[編集]
2012年度の一日平均乗車人員は79,150人である[2]。埼玉県内のJRの駅では大宮駅、浦和駅に次ぐ第3位。また、乗り換え路線がないJR東日本の駅としては大森駅に次ぐ第2位で、京浜東北線・根岸線内46駅中第19位である。
近年の一日平均乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1980年(昭和55年) | 60,141 |
1981年(昭和56年) | 60,354 |
1982年(昭和57年) | 60,698 |
1983年(昭和58年) | 60,376 |
1984年(昭和59年) | 60,397 |
1985年(昭和60年) | 61,852 |
1986年(昭和61年) | 61,055 |
1987年(昭和62年) | 59,319 |
1988年(昭和63年) | 65,886 |
1989年(平成元年) | 68,182 |
1990年(平成 | 2年)70,134 |
1991年(平成 | 3年)75,037 |
1992年(平成 | 4年)77,142 |
1993年(平成 | 5年)77,385 |
1994年(平成 | 6年)77,143 |
1995年(平成 | 7年)77,856 |
1996年(平成 | 8年)78,839 |
1997年(平成 | 9年)77,468 |
1998年(平成10年) | 76,936 |
1999年(平成11年) | [5] 77,856 |
2000年(平成12年) | [6] 78,675 |
2001年(平成13年) | [7] 75,944 |
2002年(平成14年) | [8] 75,328 |
2003年(平成15年) | [9] 74,777 |
2004年(平成16年) | [10] 74,577 |
2005年(平成17年) | [11] 76,610 |
2006年(平成18年) | [12] 78,874 |
2007年(平成19年) | [13] 80,350 |
2008年(平成20年) | [14] 80,152 |
2009年(平成21年) | [15] 79,457 |
2010年(平成22年) | [16] 78,759 |
2011年(平成23年) | [17] 78,175 |
2012年(平成24年) | [2] 79,150 |
川口駅は約58万人の人口を抱える川口市の中心的な駅であり、2009年度は埼玉県内で大宮駅に次いで県内で2番目に多い1日あたりの平均乗車人員を計上しながら京浜東北線以外にホームがないという現状を受け、「川口駅に急行を」を合言葉に市民団体が設立され、湘南新宿ラインを当駅に停車を実現する会が署名活動を行っている。具体的には自由民主党川口市議会議員団は、24,258名の署名を添えて2009年7月30日に湘南新宿ラインの川口駅停車を要望する要望書を東日本旅客鉄道へ提出した[18]。
停車させるには新たにホームを設置するとともに宇都宮線の線路を少し西へ移設しなければならないが、川口市は新たにホームを設置するために必要とされる土地はすでに西口のリリア付近に市有地として確保しているため、仮に湘南新宿ラインが当駅に停車することになってもそのために用地買収を新規に行う必要はない。また、技術的な観点から見ても川口駅に湘南新宿ラインを停車させるために実施しなければならない工事は容易に実行することが可能である。
ただし、大宮駅以南の停車駅が増えることと、南隣の赤羽駅に停車していることから、速達性を考慮すると中距離電車(湘南新宿ラインおよび宇都宮線・高崎線の上野発着列車)を当駅に停車させるのは困難であるとJR東日本が回答していることが、埼玉県議会平成21年9月定例会の同年10月5日に報告されている(同議会公式サイトの会議録検索システムから参照のこと)。
駅周辺[編集]
川口市の中心駅であり、市を代表する施設が周辺に立地する。駅自由通路と駅前の施設はペデストリアンデッキで結ばれており、2005年から2006年にかけてかわぐちキャスティやキュポ・ラの建設に伴って増床・接続された。駅前東口の地下駐輪場は以前は埼玉県内において唯一の地下街であり、各種の商店があった。また、駅周辺の住民並びに新荒川大橋の周辺の住民達は、地理的・経済的に東京都北区の赤羽と密接に交流を行う傾向がある。そして、2010年10月に東口のエスカレーターと駅構内の間にある5mほどの場所に雨天の際に傘をささなくても雨でぬれないようにするための屋根が設置された。また、非喫煙者を受動喫煙から守り健康を維持するために、駅周辺においては東口には4か所ある指定の喫煙所以外は禁煙とされている。
東口[編集]
大小さまざまな商業施設や商店、高層建築物が立地する。
- そごう川口店
- キュポ・ラ
- 川口市役所 川口駅前行政センター
- 川口市立中央図書館
- 川口市メディアセブン
- かわぐちキャスティ
- 埼玉りそな銀行
- コモディイイダ
- アリオ川口
- ザ・プライス・セブンホームセンター
- 川口センタービル
- 川口商工会議所
- 日本年金機構 街角の年金相談センター川口
- ヤマダ電機
- 川口市役所
- ミエルかわぐち
- 埼玉高速鉄道線 川口元郷駅 - 徒歩約10 - 15分。バス路線もあり。
- 川口郵便局
- ゆうちょ銀行川口店
- 川口駅前郵便局
- 川口市立医療センター
- 博慈会記念総合病院
- 川口工業総合病院
- 寿康会病院
- 岡崎病院
- 河合病院
- 川口誠和病院
- 武南病院
- SKIPシティ
- 都市農業公園
- 川口市立県陽高校
- 川口市立川口高等学校
- 川口市立川口総合高等学校
- 埼玉県立鳩ヶ谷高等学校
- 埼玉県立川口高等学校
西口[編集]
文化施設や高層住宅などが立地する「閑静な街」であり、東口とは印象が異なる。
路線バス[編集]
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
川口駅東口 | 1 | 川02 | 川口元郷駅・朝日六丁目・東領家一丁目 | 川口駅東口 | 国際興業 | 東領家循環 |
川02-2 | 川口元郷駅・朝日六丁目 | 東領家一丁目 | 国際興業 | 平日1本 | ||
2 | 川15 | 川口元郷駅・花の枝橋・舎人公園駅・谷在家駅 | 川口駅東口 | 国際興業 | 谷在家駅循環 | |
川15-3 | 川口元郷駅・花の枝橋・舎人公園駅・谷在家駅 | 皿沼不動 | 国際興業 | 1日1本 | ||
3 | 川04 | 川口元郷駅・弥平町・入谷町・入谷九丁目 | 舎人団地 | 国際興業 | 深夜バス運行 | |
川14 | 川口元郷駅・弥平町・入谷町・舎人駅 | 川口駅東口 | 国際興業 | 入谷・舎人駅循環 平日朝夕運転 | ||
川14-2 | 川口元郷駅・弥平町・入谷町 | 舎人駅 | 国際興業 | 平日1本 | ||
川16 | 川口元郷駅・弥平町・入谷町 | 川口駅東口 | 国際興業 | 弥平町循環 平日土曜朝運転 | ||
4 | 川01 | 市役所前・二軒在家 | 朝日三丁目 | 国際興業 | ||
川05 | オートレース場裏・上青木五丁目・前川公民館 | 蕨駅東口 | 国際興業 | |||
川05-2 | オートレース場裏 | 上青木五丁目 | 国際興業 | |||
5 | 川07 | 青木三丁目・南鳩ヶ谷駅・八幡木中学校入口 | サンテピア | 国際興業 | 深夜バス運行 | |
6 | イーハトーブ号 | 水沢駅前・北上駅前・花巻駅前 | 紫波中央駅 | 岩手県交通 | 夜行 | |
7 | 川19 | 青木公園入口・上青木交番・グリーンセンター・大塚 | 戸塚安行駅 | 国際興業 | ||
川20 | 青木公園入口・上青木交番・グリーンセンター・大塚 | 東川口駅南口 | 国際興業 | 深夜バス運行 | ||
8 | 川23 | 青木公園入口・上青木交番・川口市立医療センター | 新井宿駅 | 国際興業 | ||
9 | 川18 | 青木公園入口・上青木交番・鳩ヶ谷駅 | 鳩ヶ谷公団住宅 | 国際興業 | ||
11 | 川10 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋・原・戸塚安行駅 | 新栄団地 | 東武バスセントラル | 1日5便のみ運行 | |
川11 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋・新郷支所 | 草加駅西口 | 国際興業 東武バスセントラル |
|||
川12 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋・新堀 | 草加駅西口 | 国際興業 東武バスセントラル |
|||
12 | 川13 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋 | 峯八幡宮 | 国際興業 | ||
川22 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋・原 | 安行出羽 | 国際興業 | 朝夕運転 | ||
川22-2 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋 | 原 | 国際興業 | |||
川25 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋・安行原団地 | 安行出羽 | 国際興業 | |||
14 | 川13-2 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋 | 西沼 | 国際興業 | ||
川80 | 川口工業総合病院 | 十二月田中学校 | 国際興業 | 朝夕のみ | ||
16 | 川13 | 川口工業総合病院・朝日三丁目・江戸袋 | 峯八幡宮 | 国際興業 | 深夜バス | |
17 | 川21 | 領家工場街・鹿浜・領家二丁目 | 川口駅東口 | 国際興業 | 14時まで | |
領家二丁目・鹿浜・領家工場街 | 川口駅東口 | 14時から | ||||
川21-2 | 領家二丁目・鹿浜 | 領家市営住宅 | 国際興業 | 1日1本 | ||
川24 | 元郷四丁目会館・元郷五丁目南・エルザタワー前 | 川口駅東口 | 国際興業 | |||
川24-1 | 元郷四丁目会館 | 元郷五丁目南 | 国際興業 | |||
川24-3 | 元郷四丁目会館・元郷五丁目南・エルザタワー前 | 川口駅東口 | 国際興業 | 川口郵便局通過 朝運転 | ||
深夜急行 | 東浦和駅 | 国際興業 | 池袋駅発 降車専用 | |||
赤11 | 南浦和駅西口 | 国際興業 | 深夜バス 赤羽駅発 降車専用 | |||
赤12 | 東浦和駅 | 国際興業 | 深夜バス 赤羽駅発 降車専用 | |||
川口駅西口 | 1 | 川51 | 原町・西川口五丁目 | 西川口駅西口 | 国際興業 | |
2 | 川50 | 横曽根・福祉青少年会館・喜沢第一公園 | 川口駅西口 | 国際興業 | 前新田循環 | |
3 | 川52 | 横曽根・福祉青少年会館・戸田公園駅 | 下笹目 | 国際興業 | 平日朝夕運転 | |
川口01 | エルザタワー・花枝橋・朝日三丁目・市役所東口 | 川口駅西口 | みんななかまバス | 平日土曜運転 | ||
川口01 | 西川口五丁目・青木町公園入口・市役所東口・朝日三丁目 | 川口駅西口 | みんななかまバス | 平日土曜運転 |
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 地方都市のほか、大都市近郊の人口50万人以上の市でも相模大野駅(相模原市)、船橋駅・京成船橋駅(船橋市)、布施駅(東大阪市)など、川口市を除き市内に有料特急が停車する。
- ↑ 2.0 2.1 JR東日本 各駅の乗車人員(2012年度)
- ↑ 埼玉県統計年鑑
- ↑ 川口市統計書
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(1999年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2000年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2001年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2002年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2003年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2004年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2005年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2006年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2007年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2008年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2009年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2010年度)
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員(2011年度)
- ↑ 自由民主党川口市議会議員団 JR川口駅に湘南新宿ラインの停車を求める要望書