「薩摩氏」の版間の差分
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*中村明蔵『隼人の研究』1995年 | *中村明蔵『隼人の研究』1995年 |
2011年8月21日 (日) 08:54時点における最新版
薩摩氏(さつまし)は、古代日本の氏族。南九州の隼人の豪族。姓は公(きみ)。
薩摩氏は薩摩国薩摩郡(鹿児島県薩摩川内市・いちき串木野市近辺)一帯を本拠にして薩摩国の北半分に勢力を張っていたが、大和朝廷が肥後国方面から南下するにつれて川内川以南に勢力を縮小させられたと言われる。薩摩氏は薩摩国を代表する氏族として8世紀に隼人を率いて朝貢し、俗伎(中国大陸から伝来した伎楽)などを奏上して叙位されている。天平8年(736年)の『薩摩国正税帳』によると、薩摩氏は薩摩郡のほかにも薩摩半島南部の阿多郡の郡司にもなっている。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 平野邦雄・坂本太郎監修『日本古代氏族人名辞典』吉川弘文館、1990年。
- 井上辰雄『隼人と大和政権』1974年
- 中村明蔵『隼人の研究』1995年