「トッカータホ短調 (バッハBWV914)」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(譜例・試聴)
(楽曲)
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
1行目: 1行目:
[[:wiki:ja:トッカータ ホ短調 BWV914|トッカータホ短調]](原題:TOCCATA E-moll)は[[:wiki:ja:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]の[[:wiki:ja:鍵盤楽器|鍵盤楽器]]のための[[:wiki:ja:独奏曲|独奏曲]]。[[:wiki:ja:1707年|1707年]]から[[:wiki:ja:1713年|1713年]]にかけての作曲。[[:wiki:ja:バロック音楽|古典]]的な[[:wiki:ja:教会ソナタ|教会ソナタ]]様式である緩徐楽章-快速楽章の繰り返しによる4楽章構成。
+
'''[[:wiki:ja:トッカータ ホ短調 BWV914|トッカータホ短調]]'''(原題:TOCCATA E-moll)は[[:wiki:ja:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]の[[:wiki:ja:鍵盤楽器|鍵盤楽器]]のための[[:wiki:ja:独奏曲|独奏曲]]。[[:wiki:ja:1707年|1707年]]から[[:wiki:ja:1713年|1713年]]にかけての作曲。[[:wiki:ja:バロック音楽|古典]]的な[[:wiki:ja:教会ソナタ|教会ソナタ]]様式である緩徐楽章-快速楽章の繰り返しによる4楽章構成。
 
===楽曲===
 
===楽曲===
ホ短調の2分の3拍子による緩やかな[[:wiki:ja:単旋律|単旋律]]が導入楽章。
+
[[:wiki:ja:ホ短調|ホ短調]]の2分の3拍子による緩やかな[[:wiki:ja:モノフォニー|単旋律]]が導入楽章。
 
====[[:wikt:it:un|Un]] [[:wikt:it:poco|poco]] [[:wikt:ja:allegro|allegro]]====
 
====[[:wikt:it:un|Un]] [[:wikt:it:poco|poco]] [[:wikt:ja:allegro|allegro]]====
 
4声部による[[:wiki:ja:フーガ|フーガ]]。[[:wiki:ja:同主調|同主調]]の[[:wiki:ja:ホ長調|ホ長調]]で締めくくる。
 
4声部による[[:wiki:ja:フーガ|フーガ]]。[[:wiki:ja:同主調|同主調]]の[[:wiki:ja:ホ長調|ホ長調]]で締めくくる。
8行目: 8行目:
 
====Allegro====
 
====Allegro====
 
3声部によるフーガ。[[:wiki:ja:短6度|6度]]の[[:wiki:ja:トレモロ|トレモロ]]を織り交ぜ、[[:wiki:ja:弦楽器|弦楽器合奏]]を模している。
 
3声部によるフーガ。[[:wiki:ja:短6度|6度]]の[[:wiki:ja:トレモロ|トレモロ]]を織り交ぜ、[[:wiki:ja:弦楽器|弦楽器合奏]]を模している。
 +
 
===その他===
 
===その他===
 
比較的演奏が容易ながら構造的なバッハ音楽を体現していることから多くの演奏家に愛されている。特に女流演奏家に好まれる。
 
比較的演奏が容易ながら構造的なバッハ音楽を体現していることから多くの演奏家に愛されている。特に女流演奏家に好まれる。

2009年12月19日 (土) 12:19時点における最新版

トッカータホ短調(原題:TOCCATA E-moll)はバッハ鍵盤楽器のための独奏曲1707年から1713年にかけての作曲。古典的な教会ソナタ様式である緩徐楽章-快速楽章の繰り返しによる4楽章構成。

楽曲[編集]

ホ短調の2分の3拍子による緩やかな単旋律が導入楽章。

Un poco allegro[編集]

4声部によるフーガ同主調ホ長調で締めくくる。

Adagio[編集]

再び単旋律楽章となるが、トッカータの原型に近い両手による交互の和声を交えた転調を行い単調さから免れている。

Allegro[編集]

3声部によるフーガ。6度トレモロを織り交ぜ、弦楽器合奏を模している。

その他[編集]

比較的演奏が容易ながら構造的なバッハ音楽を体現していることから多くの演奏家に愛されている。特に女流演奏家に好まれる。

譜例・試聴[編集]