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『'''モスラ3 キングギドラ来襲'''』(モスラスリー キングギドラらいしゅう)は、[[1998年]][[12月12日]]に公開された[[日本映画]]。製作は[[東宝映画]]。配給は[[東宝]]。上映時間は99分。カラー ワイド。  
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『'''モスラ3 キングギドラ来襲'''』(モスラスリー キングギドラらいしゅう)は、[[1998年]][[12月12日]]に公開された[[日本映画]]。製作は[[東宝映画 (企業)|東宝映画]]。配給は[[東宝]]。上映時間は99分。カラー ワイド。  
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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本作では出現した[[キングギドラ]]を[[モスラ (架空の怪獣)|モスラ]]が迎え撃つも敗北し、タイムトラベルし過去に地球へ襲来した時のキングギドラ幼体を倒すという戦い方を行った。初登場のキングギドラ幼体は通称ヤングギドラと呼ばれる。中生代のシーンでは[[ティラノサウルス]]、[[トリケラトプス]]、[[プテラノドン]]、[[アパトサウルス]]が登場している。
 
本作では出現した[[キングギドラ]]を[[モスラ (架空の怪獣)|モスラ]]が迎え撃つも敗北し、タイムトラベルし過去に地球へ襲来した時のキングギドラ幼体を倒すという戦い方を行った。初登場のキングギドラ幼体は通称ヤングギドラと呼ばれる。中生代のシーンでは[[ティラノサウルス]]、[[トリケラトプス]]、[[プテラノドン]]、[[アパトサウルス]]が登場している。
  
元々は火をテーマにし、火の新怪獣を倒すためにモスラが江戸時代へ旅立つプロットであったが、前作の興行が振るわず、新怪獣から[[ラドン (架空の怪獣)|ラドン]]、更にキングギドラと既存の人気怪獣の使用へと企画が変更された。
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元々は火をテーマにし、火の新怪獣を倒すためにモスラが江戸時代へ旅立つプロットであったが、新怪獣から[[ラドン (架空の怪獣)|ラドン]]、更にキングギドラと既存の人気怪獣の使用へと企画が変更された。
  
前2作でロラを演じた[[山口紗弥加]]が、メジャー化に伴う過密スケジュールにより本作は降板し、代役に[[建みさと]]が起用された。そのこともあってか本作はモル、ベルベラの2人に焦点が当たった展開となっている。
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前2作でロラを演じた[[山口紗弥加]]が、メジャー化に伴う過密スケジュールにより本作は降板し、代役に[[建みさと]]が起用された。そのこともあってか本作はモル、ベルベラの2人に焦点が当たった展開となっている。 
  
 
===特撮・エピソード===
 
===特撮・エピソード===
この作品ではそれまでの[[川北紘一]]に代わり、[[鈴木健二 (特撮監督)|鈴木健二]]が特技監督として参加して、全て新たなシフトで行われた。そのため、メインのモスラ(弾着用もあわせて4体製作した)や普通の怪獣二体分の予算がかかるといわれるキングギドラを新規造型した上に、恐竜まで出したせいか、現場では[[石膏]]によるビルを造る予算がなく、都市破壊シーンは[[デジタル合成]]がメインであった。この出来は極めて良い。
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この作品ではそれまでの[[川北紘一]]に代わり、[[鈴木健二 (特撮監督)|鈴木健二]]が特技監督として参加して、全て新たなシフトで行われた。また、メインのモスラを弾着用もあわせて4体、普通の怪獣二体分の予算がかかるといわれるキングギドラを2体も新規造型した上に、恐竜と原始モスラまで製作したせいか、現場では[[石膏]]によるビルを造る予算がなく、都市破壊シーンは[[デジタル合成]]がメインであった。
  
[[若狭新一]]が造型全てを監修した。成虫モスラはそれまでの生物感の無さを改善するために[[ジム・ヘンソン]]の工房でも使われている[[ボア]]を海外まで若狭自ら赴いて取り寄せ、『[[ゴジラvsモスラ]]』以降続いたヌイグルミ的な質感のモスラから脱却した。余談だが『[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]』でのモスラはこの作品のモスラと材料、造型ともほぼ同様であるという。
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[[若狭新一]]が造型全てを監修した。成虫モスラはそれまでの生物感の無さを改善するために[[ジム・ヘンソン]]の工房でも使われている[[ボア]]を海外まで若狭自ら赴いて取り寄せ、『[[ゴジラvsモスラ]]』以降続いたぬいぐるみ的な質感のモスラから脱却した。余談だが『[[ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS]]』でのモスラはこの作品のモスラと材料、造型ともほぼ同様であるという。
  
 
劇中に、主人公の祖父の肖像として[[田中友幸]]の写真が飾られている(ロケ先の民家の遺影を撮影の為に撤去するのも忍びないと、田中の写真も一緒に飾って見守って頂いたということである)。
 
劇中に、主人公の祖父の肖像として[[田中友幸]]の写真が飾られている(ロケ先の民家の遺影を撮影の為に撤去するのも忍びないと、田中の写真も一緒に飾って見守って頂いたということである)。
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== 登場怪獣 ==
 
== 登場怪獣 ==
===守護神獣 モスラ===
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===モスラ===
 
本作には「レインボーモスラ」、「アクアモスラ」、「モスラ光速モード」、「鎧モスラ」、「原始モスラ」、「フェアリー」が登場する。
 
本作には「レインボーモスラ」、「アクアモスラ」、「モスラ光速モード」、「鎧モスラ」、「原始モスラ」、「フェアリー」が登場する。
 
''詳細は[[モスラ (架空の怪獣)#平成モスラ三部作のモスラ|モスラ (架空の怪獣)]]を参照''
 
''詳細は[[モスラ (架空の怪獣)#平成モスラ三部作のモスラ|モスラ (架空の怪獣)]]を参照''
  
===宇宙超怪獣 キングギドラ===
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===キングギドラ===
 
''詳細は[[キングギドラ#『モスラ3 キングギドラ来襲』のキングギドラ|キングギドラ]]を参照''
 
''詳細は[[キングギドラ#『モスラ3 キングギドラ来襲』のキングギドラ|キングギドラ]]を参照''
  
===メカミニドラゴン ガルガルIII===
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===ガルガルIII===
ベルベラにより更に改良され、よりロボット的な外観となっている。[[光線]]名はシュビビンビーム。改造しすぎて故障することも多く、胸部には非常用エンジンスターターも装備されている。
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ベルベラにより更に改良され、よりロボット的な外観となっている。[[光線]]名はシュビビンビーム。右目に生物などを分析するスコープが取り付けられた。改造しすぎて故障することも多く、胸部には非常用エンジンスターターも装備されている。
  
 
== スタッフ ==
 
== スタッフ ==
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* アソシエイトプロデューサー:[[鈴木律子]]   
 
* アソシエイトプロデューサー:[[鈴木律子]]   
 
* プロデューサー補:[[堀口慎]]   
 
* プロデューサー補:[[堀口慎]]   
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* 特殊機械:[[三輪野勇]]、[[宮川光男]]
 
* テジタル光学録音:[[西尾昇]]   
 
* テジタル光学録音:[[西尾昇]]   
 
* 音楽プロデューサー:[[北原京子]]
 
* 音楽プロデューサー:[[北原京子]]
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* 特技撮影:[[江口憲一]]、[[桜井景一]]   
 
* 特技撮影:[[江口憲一]]、[[桜井景一]]   
 
* 特技美術:[[大澤哲三]]   
 
* 特技美術:[[大澤哲三]]   
* 特技照明:[[斉藤薫]]   
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* 特技照明:[[斉藤薫 (照明技師)|斉藤薫]]   
 
* 特殊効果:[[渡辺忠昭]]   
 
* 特殊効果:[[渡辺忠昭]]   
 
* 操演:[[小川誠]]
 
* 操演:[[小川誠]]
 
* 造型プロデューサー:[[若狭新一]]
 
* 造型プロデューサー:[[若狭新一]]
* 造型チーフ:[[小林知己]]
+
* 造型チーフ:[[小林知巳]]
 
* 特技助監督:[[加藤晃]]   
 
* 特技助監督:[[加藤晃]]   
 
* 製作担当者:[[佐藤祐史]]   
 
* 製作担当者:[[佐藤祐史]]   
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=== 特殊視察効果 ===  
 
=== 特殊視察効果 ===  
 
* スーパーパイザー:[[小野寺浩]]、[[大屋哲男]]  
 
* スーパーパイザー:[[小野寺浩]]、[[大屋哲男]]  
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* CGスーパーパイザー:[[塩屋智知]]、[[田口政良]]、[[原公男]]
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* デジタルスーパーパイザー:[[木下良仁]]、[[北条則明]]、[[市野晃]]、[[杉木信章]]、[[桑田秀行]]、[[森澤克彦]]、[[三好勝也]]
 
* プロデュース:[[小川利弘]]
 
* プロデュース:[[小川利弘]]
  
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* 園田雄介:[[大仁田厚]]
 
* 園田雄介:[[大仁田厚]]
 
* 園田幸江:[[松田美由紀]]
 
* 園田幸江:[[松田美由紀]]
 +
* [[堂ノ脇恭子]]
 +
* [[岡島博徳]]
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* [[児玉徹]]
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* [[矢野義信]]
 +
* [[武田歩]]
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* [[礼野誠]]
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* [[菊池謙介]]
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* [[渡部浩美]]
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* [[谷口真紀]]
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* [[吉利浩美]]
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* [[柳岡香里]]
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* [[辻千春]]
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* [[緑川葉子]]
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* [[池谷美加]]
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* [[谷藤太]]
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* [[茂木和範]]
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* [[橘見尚己]]
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* [[冬雁子]]
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* [[高松克也]]
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* [[堀越富三郎]]
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* [[森田雅昭]]
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* [[臼井秀雄]]
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* [[岡戸修]]
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* [[鈴木候絵]]
 
* ニュースキャスター:[[並樹史朗]]
 
* ニュースキャスター:[[並樹史朗]]
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* 小学校の音楽教師:[[鈴木ひろみ]]
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* [[放映プロジェクト]]
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* [[劇団ひまわり]]
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* [[テアトルアカデミー]]
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* [[東京宝映テレビ]]
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* [[セントラル子供タレント]]
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* [[セントラル子供劇団]]
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* [[東京児童劇団]]
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* 教頭先生:[[上田耕一]]
 
* 教頭先生:[[上田耕一]]
 
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* ナレーション:[[山口紗弥加]]
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[[zh:摩斯拉3 王者基多拉來襲]]

2011年3月31日 (木) 19:17時点における最新版

モスラ3 キングギドラ来襲
Rebirth of Mothra III
[[画像:|0|]]
監督 本編:米田興弘
特撮:鈴木健二
製作総指揮
製作 林芳信
脚本 末谷真澄
出演者 小林恵
建みさと
羽野晶紀
吉澤拓真
篠崎杏兵
鈴木彩野
松田美由紀
大仁田厚
並樹史朗
上田耕一
山口紗弥加
音楽 渡辺俊幸
主題歌 Future/小林恵
撮影監督
撮影 関口芳則
編集 小川信夫
配給 東宝
公開 1998年12月12日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
制作費
興行収入 8億円
前作 モスラ2 海底の大決戦
次作
映画DB allcinema / allmovie / IMDb
 表示 

モスラ3 キングギドラ来襲』(モスラスリー キングギドラらいしゅう)は、1998年12月12日に公開された日本映画。製作は東宝映画。配給は東宝。上映時間は99分。カラー ワイド。


注意以降に核心部分が記述されています。

概要[編集]

モスラ2 海底の大決戦』の続編であり、平成モスラ3部作の最終作。

本作では出現したキングギドラモスラが迎え撃つも敗北し、タイムトラベルし過去に地球へ襲来した時のキングギドラ幼体を倒すという戦い方を行った。初登場のキングギドラ幼体は通称ヤングギドラと呼ばれる。中生代のシーンではティラノサウルストリケラトプスプテラノドンアパトサウルスが登場している。

元々は火をテーマにし、火の新怪獣を倒すためにモスラが江戸時代へ旅立つプロットであったが、新怪獣からラドン、更にキングギドラと既存の人気怪獣の使用へと企画が変更された。

前2作でロラを演じた山口紗弥加が、メジャー化に伴う過密スケジュールにより本作は降板し、代役に建みさとが起用された。そのこともあってか本作はモル、ベルベラの2人に焦点が当たった展開となっている。 

特撮・エピソード[編集]

この作品ではそれまでの川北紘一に代わり、鈴木健二が特技監督として参加して、全て新たなシフトで行われた。また、メインのモスラを弾着用もあわせて4体、普通の怪獣二体分の予算がかかるといわれるキングギドラを2体も新規造型した上に、恐竜と原始モスラまで製作したせいか、現場では石膏によるビルを造る予算がなく、都市破壊シーンはデジタル合成がメインであった。

若狭新一が造型全てを監修した。成虫モスラはそれまでの生物感の無さを改善するためにジム・ヘンソンの工房でも使われているボアを海外まで若狭自ら赴いて取り寄せ、『ゴジラvsモスラ』以降続いたぬいぐるみ的な質感のモスラから脱却した。余談だが『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』でのモスラはこの作品のモスラと材料、造型ともほぼ同様であるという。

劇中に、主人公の祖父の肖像として田中友幸の写真が飾られている(ロケ先の民家の遺影を撮影の為に撤去するのも忍びないと、田中の写真も一緒に飾って見守って頂いたということである)。

また、登場時間は長くないがティラノサウルストリケラトプスパペットで操演された(他の恐竜はオールCG)。

キングギドラとの空中戦が見どころの一つとなっている。ゴジラシリーズではキングギドラと戦うのはいつも幼虫であったので、今回はラドンに続く空の好敵手となった。

ストーリー[編集]

インファント島の宝物殿から黒い妖精ベルベラがエリアスのトライアングルの一つである「愛」を示すメタルを奪っていった。彼女は地球の危機を察知していたのだ。それは1億3千万年前に恐竜を滅ぼした宇宙超怪獣キングギドラの脅威であった。キングギドラは地球へ飛来し、市街地から子どもたちを青木ヶ原樹海に出現させたドームへさらってしまった。それは数万人の子供たちを一度に捕食し、自分のエネルギーにするためであった。キングギドラは地球の生態系の上位の生物を捕食し、滅ぼす魔獣であり、1億3千万年前は恐竜を、現代の地球では個体数が多い人類の子供をその餌食に定めたのだ。それを阻止するため、エリアスはモスラを呼んだ。モスラはキングギドラに戦いを挑むが、攻撃は全く効かず、恐竜エキスで強大に成長したその圧倒的な力の前に敗北してしまう。その上、エリアス姉妹の妹ロラがキングギドラにマインドコントロールされ、敵になってしまった。

この史上最大の危機に、モスラは過去の1億3千万前の恐竜のいたころに行って、まだ若い幼体のキングギドラを倒すと言うのだった。しかし、エリアス姉妹の姉モルはこの作戦に猛反対した。なぜなら一度向うに行けば、もう元の現代の世界に戻れなくなってしまうからである。必死で考えなおすよう説得するモル。しかしモスラはなにがあろうと絶対に行くという気でいたため、モルは後の事を翔太に託し、1億3千万年前の幼体のキングギドラを倒すために、モスラをタイムスリップさせるための歌で命を落とした。翔太はギドラに捕らわれた脩平と珠子を救うために、残されたフェアリーとともに地下の風穴を通ってドームに侵入するが、ギドラの手に落ちたロラが立ちふさがる。それを助けたのは、一足先に来てドームに捕らわれたベルベラであった。ベルベラはエリアス姉妹の長女であり、翔太と協力してロラを救い出す。

一方、中生代白亜紀)の地球では、幼体のキングギドラが恐竜を丸のみにして捕食しようとしていたが、そこへモスラが登場し、戦いを挑んだ。モスラの攻撃が効いているのか、もがき苦しむ現代のキングギドラ。しかし、その戦いは共倒れという結果に終わり、両方とも命を落とした。中生代でのギドラの死と引き換えにドームが消滅し、子供たちは逃走、翔太は脩平と珠子を助け出すが、歴史が変わったなら自分たちがそもそもここにいないだろうというベルベラの懸念は現実のものとなった。キングギドラは再び出現した、実はギドラ幼体は戦闘中にちぎれた尻尾から蘇生していたのである。

ロラとベルベラは再び姉妹の絆を取り戻し、アイテムはエリアス三姉妹の知恵と勇気と愛を示す剣であった、2人の姉妹は死んだ次女モルの遺志を継いでフェアリーに乗り、キングギドラに立ち向かうが苦戦する。その時、恐竜時代の地層から出現した繭から、1億年もの眠りを経て最強の鎧モスラに変化したモスラが帰還し、キングギドラとモスラの最後の戦いが始まった。

鎧モスラはキングギドラの攻線をものともせず、体格では上回るキングギドラを圧倒するパワーで押しかえし、激戦の末に必殺技のエクセル・ダッシュ・バスターをくり出して倒した。そして子供たちを解放。鎧モスラ・エターナルに変身し、モルを生き返らせた。親や先生と再会する子供たちを見守りながら、モスラはインファント島へと羽ばたき帰っていくのだった。

登場怪獣[編集]

モスラ[編集]

本作には「レインボーモスラ」、「アクアモスラ」、「モスラ光速モード」、「鎧モスラ」、「原始モスラ」、「フェアリー」が登場する。 詳細はモスラ (架空の怪獣)を参照

キングギドラ[編集]

詳細はキングギドラを参照

ガルガルIII[編集]

ベルベラにより更に改良され、よりロボット的な外観となっている。光線名はシュビビンビーム。右目に生物などを分析するスコープが取り付けられた。改造しすぎて故障することも多く、胸部には非常用エンジンスターターも装備されている。

スタッフ[編集]

本編[編集]

特殊技術[編集]

特殊視察効果[編集]

キャスト[編集]

主題歌[編集]

挿入歌[編集]

関連項目[編集]

テンプレート:モスラ映画作品 テンプレート:モスラfr:Rebirth of Mothra 3 it:Mothra 3 nl:Rebirth of Mothra III zh:摩斯拉3 王者基多拉來襲