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赤明教(せきみょうきょう)は、神薙 千穂(かんなぎ ちほ、1984年2月18日 - 、本名:仁科 理沙〈にしな りさ〉)を開祖とする新宗教団体。神薙は旭正統教(あさひせいとうきょう)の開祖、仁科眞一郎の孫である。旭正統教の有力な後継候補であったが、教義に反感を覚えたため、2002年に分離独立して設立された。

教義[編集]

神薙千穂を現御神(あきつみかみ)とし、救世主として崇める。

世界は豊野大姫(とよのおおひめ)と芽穣常男(めわらとこお)の衝突により生じたが、異質なものの衝突が創世の原因であるがゆえに世界は不幸に満ちている。しかし、2050年頃に神薙千穂が豊野大姫とともに芽穣常男を倒し、憂いなき世を築くという。

教義の基本的な部分は旭正統教と酷似しているが、儀式が大幅に簡略化されており、形式よりも哲学を重視する傾向にある。旭正統教では「神炎」という儀式を行うが、これも大幅に簡略化されている。「神炎」では教祖が炎に手をかざすことによって豊野大姫から力を授かるが、赤明教では教祖自身が神であり、力を豊野大姫から受け取る必要がないため、炎は不要とされている。そもそも教祖は「神炎」と同じ性質を自らの内部にすでに保有しており、それは通常不可視であるが、視覚化した場合は「赤く明るい」とされていることが教団名の由来と言われている。

経典[編集]

  • 「赤明妙理」 (基本的な世界観と倫理を説く)
  • 「祭式定書」 (儀式の方法)
  • 「大論」 (教祖の自伝と赤明妙理の注釈)
  • 「小論」 (弟子がまとめた教祖の言行録)

沿革[編集]

  • 1984年 仁科理沙生誕。
  • 1999年 仁科理沙が旭正統教の信徒団体「きよら会」を設立し、会長に就任。
  • 2001年 旭正統教本部と対立し、除名処分となる。
  • 2002年 赤明教を立教。