「富山県警察」の版間の差分

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富山県警察（とやまけんけいさつ）は、富山県が設置した警察組織であり、富山県内を管轄区域とする。略称は富山県警。警察法上、富山県公安委員会の管理を受け、給与支払者は富山県知事である。中部管区警察局管内。本部所在地は富山市新総曲輪1-7。日本警察で最も体制が充実しているとされる山岳警備隊を有する。

沿革[編集]

• 1948年（昭和23年） - 旧警察法施行に伴い、富山県警察発足。
• 1954年（昭和29年）7月1日 - 警察法施行に伴い、現行の富山県警察に改組。
• 1961年（昭和36年） - 富山県庁敷地内に庁舎新築（地上4階建）。
• 1965年（昭和40年） - 山岳警備隊発足。
• 1973年（昭和48年） - 高速交通隊発足。
• 1994年（平成6年） - 富山県議会議事堂南側に現庁舎新築（地上11階地下2階建）。

再審無罪。富山の強姦事件、捜査員らを地検に2014年11月26日告発[編集]

2002年に富山県氷見市で起きた強姦冤罪事件で再審無罪が確定した柳原浩さん(47)の支援者が、虚偽の捜査資料を作成したとする有印公文書偽造・同行使容疑で、26日に当時の県警捜査員ら4人を富山地検に刑事告発することが分かった。

柳原さんが国や県に約1億円を求めた国賠訴訟で虚偽の証言をしたとして、捜査員2人については偽証容疑でも告発する。

この事件で柳原さんは懲役3年の判決を受け、約2年間服役した。ところが、2006年になって鳥取県警に強制わいせつで逮捕された男が自供し、富山県警の誤認逮捕が分かった。

告発するのは「富山冤罪国賠を支える会」の8人。富山県警の捜査員たちが、無実の柳原さんの自白調書を作成したり、事件現場を案内したとする虚偽の調書を作ったりしたとしている。

本部組織[編集]

• 警務部
  • 総務課
  • 会計課
  • 警務課
  • 監察課
  • 教養課
  • 厚生課
  • 情報管理課
• 生活安全部
  • 生活安全企画課
  • 地域課
  • 少年課
  • 生活保安課
• 刑事部
  • 捜査第一課
    • 機動捜査隊
  • 捜査第二課
  • 鑑識課
  • 科学捜査研究所
• 交通部
  • 交通企画課
  • 交通規制課
  • 交通指導課
  • 運転免許課
  • 交通機動隊
  • 高速道路交通警察隊
• 警備部
  • 警備課
  • 公安課
  • 機動隊
    • 自動車警ら隊(元々生活安全部の地域課所属だが、機動隊に吸収されている。)
• 警察学校

データ[編集]

• 警察署数 - 15
• 交番数 - 62
• 駐在所数 - 90
• 職員数 - 1885人
• パトカー - 240台
• 白バイ - 4台
• 船舶 - 1隻
• ヘリコプター - 1機（「つるぎ」アグスタウエストランド AW139、富山空港に常駐）

警察署[編集]

警察署数は15。警察車両ナンバー地名はすべて「富山」となる。

廃止された警察署

• 井波警察署（現・南砺警察署井波幹部交番）
• 小杉警察署（現・射水警察署）
• 新湊警察署（現・射水警察署新湊幹部交番）
• 福光警察署（現・南砺警察署）
• 伏木警察署（現・高岡警察署伏木幹部交番）
• 八尾警察署（現・富山西警察署八尾町幹部交番）

主な事件[編集]

• 富山・長野連続女性誘拐殺人事件
• 氷見事件
• 元高岡警察署留置管理係長（捜査情報漏洩容疑で起訴分限処分になり本部警務部付に異動）による金融業者殺害事件

関連項目[編集]

• 富山県庁 - 富山県庁舎
• 富山県警察部 - 戦前の警察組織
• 旧警察法時代に存在した自治体警察
  • 富山市警察
  • 高岡市警察
• 国家地方警察富山県本部 - 富山県の国家地方警察本部
• 山岳警備隊
• 藤子不二雄A - 富山県氷見市出身の漫画家。富山県警察のマスコットキャラクター「立山くん」を製作。

外部リンク[編集]

• 富山県警察