「亀山薫」の版間の差分
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:スポーツ推薦で大学に進学できたほど運動神経は良いが、頭を使うことがやや苦手。[[島根県]]の県庁所在地を[[松山市]]と間違えるなど(S.2-12)一般常識や教養にやや疎い所があるが(S.3-14、S.4-12、S.5-5)、幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で、自分と同じように「虫博士」と呼ばれていた米沢とも意気投合した(S.4-14)。味覚・嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、ワイン評論家を驚かせたりした(S.5-9)。また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にある。だが何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあり、幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある。 | :スポーツ推薦で大学に進学できたほど運動神経は良いが、頭を使うことがやや苦手。[[島根県]]の県庁所在地を[[松山市]]と間違えるなど(S.2-12)一般常識や教養にやや疎い所があるが(S.3-14、S.4-12、S.5-5)、幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で、自分と同じように「虫博士」と呼ばれていた米沢とも意気投合した(S.4-14)。味覚・嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、ワイン評論家を驚かせたりした(S.5-9)。また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にある。だが何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあり、幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある。 | ||
− | :ある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィン<ref>[[東南アジア]]にあるとされる架空の国家。地図によると[[ミャンマー]]と[[バングラデシュ]]に挟まれている。</ref>を訪れたことをきっかけに(S.7-1,2)、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を教えたいと感じ、警察官を辞め、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7- | + | :ある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィン<ref>[[東南アジア]]にあるとされる架空の国家。地図によると[[ミャンマー]]と[[バングラデシュ]]に挟まれている。</ref>を訪れたことをきっかけに(S.7-1,2)、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を教えたいと感じ、警察官を辞め、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)<ref>その後の薫に関する直接的な描写はなく、瀬戸内ややよいが薫の近況を右京に聞く場面がある(S.9-最終話、S.10-5)。</ref>。 |
:「白い罠」(S.2-16)のエンディングで彼が涙ぐむシーンがあるが、これは演技ではない。感極まった寺脇が実際に涙ぐんだものであり、「亀山薫のベストシーン」だと水谷、寺脇両者が認めている<ref>テレビ朝日『[[ぷれミーヤ!]]』、2006年11月4日放送回。</ref>。寺脇は薫のキャラクターを「自分にとって理想の男性」だと語っている。 | :「白い罠」(S.2-16)のエンディングで彼が涙ぐむシーンがあるが、これは演技ではない。感極まった寺脇が実際に涙ぐんだものであり、「亀山薫のベストシーン」だと水谷、寺脇両者が認めている<ref>テレビ朝日『[[ぷれミーヤ!]]』、2006年11月4日放送回。</ref>。寺脇は薫のキャラクターを「自分にとって理想の男性」だと語っている。 | ||
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:職業柄、特命係が追っている事件に関して情報を持っていることも多く、2人に情報を提供し、逆に特命係が上層部に不祥事案件で握りつぶされた時は、リークを受ける時もあった。また、彼女の何気ない一言が重要な手がかりとなることもある。時に事件に巻き込まれ、薫共々犯人に狙われることもあった(S.5-2、S.6-15)。 | :職業柄、特命係が追っている事件に関して情報を持っていることも多く、2人に情報を提供し、逆に特命係が上層部に不祥事案件で握りつぶされた時は、リークを受ける時もあった。また、彼女の何気ない一言が重要な手がかりとなることもある。時に事件に巻き込まれ、薫共々犯人に狙われることもあった(S.5-2、S.6-15)。 | ||
:「美和子スペシャル」という、初めて見た者は口に入れるのをためらうほどに変な色合い(ラベンダー色)をした得意料理がある(S.5-13他)<ref>1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリ不味いわけでなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、たまき:「微妙」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」。この他にも米沢や三浦・芹沢も食したが、感想は不明。伊丹は料理を前に出されても口にすることはなかった。また、2008年4月26日深夜放送の『[[テラコヤ!]]』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「美味い」と言わずに、本番中にもかかわらず静まりかえった。変な色合いの理由は[[赤カブ]]の色素によるものである。</ref>。 | :「美和子スペシャル」という、初めて見た者は口に入れるのをためらうほどに変な色合い(ラベンダー色)をした得意料理がある(S.5-13他)<ref>1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリ不味いわけでなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、たまき:「微妙」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」。この他にも米沢や三浦・芹沢も食したが、感想は不明。伊丹は料理を前に出されても口にすることはなかった。また、2008年4月26日深夜放送の『[[テラコヤ!]]』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「美味い」と言わずに、本番中にもかかわらず静まりかえった。変な色合いの理由は[[赤カブ]]の色素によるものである。</ref>。 | ||
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:S.4-最終話に登場。登場時点で41-42歳。薫の実姉で[[新潟県]]在住。既婚者。 | :S.4-最終話に登場。登場時点で41-42歳。薫の実姉で[[新潟県]]在住。既婚者。 | ||
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2016年12月8日 (木) 17:10時点における最新版
亀山 薫(かめやま かおる、1966年7月23日 - )はテレビ朝日系列でシリーズ化されている刑事ドラマ『相棒』に登場する架空の警察官である。
演 - 寺脇康文
概要[編集]
- 警視庁特命係 巡査部長[1]。右京の初代相棒(S.7-9まで)。当初は警部補から巡査部長に降格したという設定だった。
- 実家は新潟県[2]で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務める。新潟県立阿賀野東高等学校卒業後、野球でのスポーツ推薦で城東大学法学部法学科に進学。妻の美和子、浅倉禄郎は大学時代の同級生だった。
- 血液型はB型。身長は180cm。大学卒業後に警視庁入庁。刑事部捜査第一課入りを果たすが、指名手配犯を捕まえようとして逆に人質にされる失態を起こし(PS.1)、特命係に追いやられる。S.1では一時的に警察庁長官官房付として警察庁に出向したほか、S.2では特命係復活までの間、警視庁の運転免許試験場、S.3では所轄である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S.5-最終話では懲戒免職処分に追い込まれるも、地方公務員法を逆手にとった右京の計画[3]でそれを免れた。
- 大学時代より美和子と長らく交際していたが、S.3で破局。しかしS.4開始時に復縁し、最終話で美和子と入籍した。
- 性格は根が真っすぐな正直者のお人好しで熱血漢。腰が重いわりに口が軽い楽天家な所もある。また自分が気に掛けた相手のことは放ってはおけない人情家の一面を見せることもある(S.1-6、S.2-7,15,16)。しかし罪を自覚しない身勝手な犯人などに対しては怒りが頂点に達すると「ふざけんなこの野郎!!」と怒号を放ち、容赦なく殴りかかるなどある意味激情家である(S.4-16等)。当初は右京とはそりが合わず腹を立てることもあったが、右京の心情や思慮に触れる中で右京を認め、彼の良き相棒となった。時に右京の強引さや策略に振り回されたり、右京の正義に戸惑うこともあったが、その信頼は揺るがず、右京が違法行為に及んでも信じぬくという意思を、警察官の仲間意識を指して右京に「諸刃の剣」と評される(S.7-7)。時に自身の情や優しさに訴える行動を取ることがあり(S.5-8、S.5-19)、S.5-1では頑なな右京の意志を擦り合わせて柔軟な解決策を導いたことで右京に「君がいつも側にいてくれて助かります」と言われた。当初は手柄に執着する様子が多く見られ、「特命係の亀山」と呼ばれることも嫌っていたが、話が進むにつれて現状に満足し余裕を見せるようになった。
- 服装は、フライトジャケット[4]にトレーナー、カーゴパンツの組み合わせがほとんどで、査問委員会などにもその格好で現れるほど。ただし、場に応じてスーツを着る場合もある(S.1-最終話、S.2-3、S.5-9他)。
- 元喫煙者[5]でコーヒー好き。子供好きでもあり、一緒に遊んだり世話をしたりすることもしばしばある(S.5-12他)。嫌いなものはヒジキ(S.4-12)とあんパン[6]。嘘を付くことが苦手で、ごまかそうとしても敬語で話してしまう癖があるため、簡単に見抜かれてしまう(S.4-4)。
- スポーツ推薦で大学に進学できたほど運動神経は良いが、頭を使うことがやや苦手。島根県の県庁所在地を松山市と間違えるなど(S.2-12)一般常識や教養にやや疎い所があるが(S.3-14、S.4-12、S.5-5)、幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で、自分と同じように「虫博士」と呼ばれていた米沢とも意気投合した(S.4-14)。味覚・嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、ワイン評論家を驚かせたりした(S.5-9)。また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にある。だが何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあり、幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある。
- ある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィン[7]を訪れたことをきっかけに(S.7-1,2)、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を教えたいと感じ、警察官を辞め、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)[8]。
- 「白い罠」(S.2-16)のエンディングで彼が涙ぐむシーンがあるが、これは演技ではない。感極まった寺脇が実際に涙ぐんだものであり、「亀山薫のベストシーン」だと水谷、寺脇両者が認めている[9]。寺脇は薫のキャラクターを「自分にとって理想の男性」だと語っている。
亀山薫と所縁のある女性[編集]
- 亀山 美和子(かめやま みわこ、1970年11月12日 - )
- 演 - 鈴木砂羽
- 帝都新聞社会部記者(警視庁記者クラブ所属)→フリージャーナリスト。旧姓:奥寺(おくでら)。S.1時点で32歳。血液型はおそらくO型。薫とは大学時代からの付き合いで、長い間同棲していた。
- S.3で自身の浮気を発端に破局、別居してしまう[10]が、S.4-1で復縁。途中、帝都新聞のカイロ支局(エジプト)への転勤をはさみ(S.4-12〜20)、同最終話で薫と入籍した。その後、S.5で10年あまり勤めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身、S.7-9で警察官を辞めた薫と共にサルウィンへ旅立った。
- 普段はさばさばした性格で気が強いが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまうような一面もある。薫に対する口癖は「○○したまえ」[11]。過去に薫をいじめたと勘違いして右京の、別の場面では内村の足を踏みつけたこともある(PS.1、S.1-5)。
- 職業柄、特命係が追っている事件に関して情報を持っていることも多く、2人に情報を提供し、逆に特命係が上層部に不祥事案件で握りつぶされた時は、リークを受ける時もあった。また、彼女の何気ない一言が重要な手がかりとなることもある。時に事件に巻き込まれ、薫共々犯人に狙われることもあった(S.5-2、S.6-15)。
- 「美和子スペシャル」という、初めて見た者は口に入れるのをためらうほどに変な色合い(ラベンダー色)をした得意料理がある(S.5-13他)[12]。
亀山薫の親族[編集]
- アキコ・マンセル
- 演 - 草村礼子
- S.1-7に登場。美和子の伯母。イギリス人と結婚してロンドン在住。
- 夫の死去直後に一時帰国し、薫・美和子宅に数日間泊まる。その間のマイペースな行いに2人は振り回されるが、ロンドン在住経験のある右京とは非常に気が合う。
- 磯村 茜(いそむら あかね、1964年 - )
- 演 - 戸田恵子
- S.4-最終話に登場。登場時点で41-42歳。薫の実姉で新潟県在住。既婚者。
- パワフルな性格で声が大きい上に世話好き。お人好しなところは薫に似ている。新潟から出てきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って役所に提出した。薫と話すとたまに新潟弁が出る。
脚注[編集]
- ↑ PS.1で登場した履歴書には、「巡査長」と大きく書かれているが、経歴欄には「(平成)7年4月 巡査部長昇進」と書かれている。
- ↑ 松山市とのデータもあるが担当係官のミス。
- ↑ 地方公務員法の「不利益処分に関する不服申立て」(第49条と第50条)制度を利用した。同制度の詳細はリンク先を参照のこと。
- ↑ これまでに、アメリカ軍へ納入実績のある「ALPHA」社と「AVIREX」社が製造した「オリジナルフライトジャケット」が、テレビ朝日の公式グッズとして販売された。
- ↑ 薫が自宅を訪問した角田に対し「うち、禁煙になったもんで」と述べており(S.6-17)、また『相棒検定』P13の「寺脇出題クイズ内」でも S.6でタバコをやめた旨の記載がある。
- ↑ 相棒DS ノベルモード「仮面の告白」48P
- ↑ 東南アジアにあるとされる架空の国家。地図によるとミャンマーとバングラデシュに挟まれている。
- ↑ その後の薫に関する直接的な描写はなく、瀬戸内ややよいが薫の近況を右京に聞く場面がある(S.9-最終話、S.10-5)。
- ↑ テレビ朝日『ぷれミーヤ!』、2006年11月4日放送回。
- ↑ S.3-1終盤では薫と口喧嘩となっていた
- ↑ これは鈴木本人の口癖でもあり劇中でアドリブとして使ったところ、どの脚本家も何気なく使い、その後美和子の性格に合っているとして定着した(S.3 DVD 第1巻 スペシャルコンテンツ インタビュー)。
- ↑ 1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリ不味いわけでなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、たまき:「微妙」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」。この他にも米沢や三浦・芹沢も食したが、感想は不明。伊丹は料理を前に出されても口にすることはなかった。また、2008年4月26日深夜放送の『テラコヤ!』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「美味い」と言わずに、本番中にもかかわらず静まりかえった。変な色合いの理由は赤カブの色素によるものである。