「君野康弘」の版間の差分
細 |
|||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
3行目: | 3行目: | ||
== 犯人は友人探しサイトで「結婚相手メルトモ募集」 == | == 犯人は友人探しサイトで「結婚相手メルトモ募集」 == | ||
+ | [[Image:君野康弘2.jpg|350px|thumb|殺人犯・君野 康弘]] | ||
[[2014年]][[9月24日]]に逮捕された、遺体発見現場の近くに住む君野康弘(47)がインターネットの「友だち」探しサイトに登録していた。また、[[フェイスブック]]ページでも同様の友人紹介ページに「いいね!」を押していた。 | [[2014年]][[9月24日]]に逮捕された、遺体発見現場の近くに住む君野康弘(47)がインターネットの「友だち」探しサイトに登録していた。また、[[フェイスブック]]ページでも同様の友人紹介ページに「いいね!」を押していた。 | ||
54行目: | 55行目: | ||
== 孤独な生活とネットでの積極さ。FXも == | == 孤独な生活とネットでの積極さ。FXも == | ||
− | 神戸市長田区長田天神町の草むらで、小学1年の女児(6) | + | 神戸市長田区長田天神町の草むらで、小学1年の女児(6)の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された君野康弘容疑者(47)は、酒をめぐる周囲とのトラブルも多く、目立った人付き合いもなかった孤独な生活ぶりが浮かび上がっている。一方で、インターネット上では、[[FX]](外国為替証拠金取引)を手掛けたり、複数のサイトに書き込んで、女性との出会いを積極的に求めてもいた。 |
女児の遺体が見つかった草むらにほど近い君野容疑者の自宅アパート。室内にはノートパソコンが1台置いてあり、同じアパートの住人で騒音トラブルとなっていた40代の男性には以前、「FXをやっている。もうかることもあるが、一度失敗したこともある」と話していた。さらに、この男性は君野容疑者から、女性と大量のメールのやりとりをしていたとも聞かされたという。 | 女児の遺体が見つかった草むらにほど近い君野容疑者の自宅アパート。室内にはノートパソコンが1台置いてあり、同じアパートの住人で騒音トラブルとなっていた40代の男性には以前、「FXをやっている。もうかることもあるが、一度失敗したこともある」と話していた。さらに、この男性は君野容疑者から、女性と大量のメールのやりとりをしていたとも聞かされたという。 | ||
60行目: | 61行目: | ||
「だれか友達になって下さい」「友達欲しい」。君野容疑者とみられる人物が会員制交流サイトに書き込んだ内容だ。主に日中間の友人を探す別のサイトでも「結婚相手募集」と書き込んでいたことが判明しており、ネット上では積極的に出会いを求めていた様子がうかがえる。 | 「だれか友達になって下さい」「友達欲しい」。君野容疑者とみられる人物が会員制交流サイトに書き込んだ内容だ。主に日中間の友人を探す別のサイトでも「結婚相手募集」と書き込んでいたことが判明しており、ネット上では積極的に出会いを求めていた様子がうかがえる。 | ||
− | + | 実際の生活ぶりと、ネット世界での違いについて、[[新潟青陵大]]大学院の[[碓井真史]](うすい まふみ)教授(社会心理学)は「現実と理想との間で鬱積する思いがあったのではないか」と推測する。 | |
+ | |||
+ | == 神戸女児遺棄 逮捕前、男は教会で手を震わせた == | ||
+ | 神戸市長田区長田天神町の草むらで、行方不明だった市立名倉小1年の女児(6)の切断遺体が見つかった事件は、遺体発見翌日に近所に住む無職の君野康弘(47)が兵庫県警に死体遺棄容疑で逮捕されるという急展開をみせた。 | ||
+ | |||
+ | 幼少期の「まじめで落ち着いた子」との印象から一変し、高校卒業後、職を転々としながら酒や[[パチンコ]]におぼれ、絵を描いたような“転落人生”をたどった君野。昨夏、アリが行列をなす“ごみ屋敷”から追い出され、現在のアパートに転居してからも、近所で酔って激高したり、意味不明な110番を約260回繰り返したり…。 | ||
+ | |||
+ | 逮捕直前には知人と一緒に教会を訪れ、不安げな様子で手を震わせていたという君野の心に宿るものは何なのか。 | ||
+ | |||
+ | 下校後の女児が行方不明になったのは9月11日。無残な遺体は不明13日目の23日、自宅から約150メートル離れた、住宅の間の狭い石段を上がりきった草むらで見つかった。 | ||
+ | |||
+ | 遺体は頭部と両手を含む胴体、両足に切断され、行方不明時に身につけていたとみられる衣服やサンダルなどがポリ袋6つに小分けされて5~10メートルの範囲に置かれていた。後に周辺4カ所でも切断遺体の一部が見つかっている。 | ||
+ | |||
+ | [[兵庫県警]]が遺体発見現場から約30メートル離れたアパートに住む君野を死体遺棄で逮捕したのは、翌日の24日だった。 | ||
+ | |||
+ | 不明直前の女児が写ったコンビニなど2カ所の防犯カメラに、女児を追うように歩く君野が写っているのを県警の捜査員が確認し、不審人物として浮上。16日には捜査員が自宅を訪問、女児の所在の有無を確認していた。早い段階でマークしていたのだ。 | ||
+ | |||
+ | 自宅訪問時に女児は見つからず、君野は「酒を飲んでいただけ。何も知らない」と答えていた。 | ||
+ | |||
+ | 県警が逮捕発表の記者会見で明らかにした逮捕の決め手は、ポリ袋に遺体とともに入っていたたばこの吸い殻。君野の[[DNA型]]が検出された。袋の中には君野名義の診察券や公共料金の領収書も入っていた。 | ||
+ | |||
+ | 県警は君野宅の捜索で女児のものとみられるリュックサックを発見。室内で検出された微量の血液のDNA型を調べ、女児の血液だったことを確認した。司法解剖を実施した24日時点で死亡推定時期を死後1~2週間と突き止め、女児は不明直後に何らかの理由で死亡した可能性が高まっている。遺体の入っていたポリ袋からは君野容疑者の指紋も検出された。 | ||
+ | |||
+ | 逮捕前、身辺に伸びる捜査の手に恐怖心を抱いていたのだろうか。 | ||
+ | |||
+ | 捜査関係者によると、君野が逮捕当日、捜査員から任意同行を求められたのは[[神戸電鉄]]長田駅近くの竹やぶ。泥酔状態だった。付近はマンション4~5階に相当する急斜面で、自殺を図ろうとした可能性もあるという。 | ||
+ | |||
+ | 君野は[[昭和41年]]11月、[[大阪]]で生まれた。2、3歳のときに両親が離婚し、小学校進学前に現在の[[鹿児島県]][[南九州市]]川辺町の父の実家に引っ越した。父は仕事で大阪にとどまり、[[県立鹿児島水産高校]]を卒業するまでは祖母に育てられた。 | ||
+ | |||
+ | 同級生らは、当時の印象を「まじめでおとなしい。トラブルも聞いたことがない」と口をそろえる。だが、実家の近隣住民は「孤立無援の寂しい境遇だった」と語る。親の愛情が注がれず、孤独に育ったといい、「祖母のことは慕っていた。[[平成4年]]ごろに亡くなったときも線香をあげにきた」という。 | ||
+ | |||
+ | 仕事はどれも長続きしなかった。高校を卒業した[[昭和60年]]の9月からは[[宮崎県]]の[[陸上自衛隊]]に所属したがわずか1~2年で退官。その後は[[鹿児島県]]や[[熊本県]]の食品会社やパン工場、風俗店の客引きなど職を転々とした。 | ||
+ | |||
+ | 風俗店の元同僚(42)は「酒を飲むとよく声を荒らげた。『人生どげんでもいい』と言っていた」と振り返る。ネコ好きでパチンコにはまり、借金を抱えていた。「外国でのんびり暮らしたい」と時折、夢を語る一面もあった。 | ||
+ | |||
+ | [[平成13年]]ごろは[[広島市]]の繁華街で働いたが、女性問題で転居。30歳半ばで結婚し、娘を1人もうけながらも、すぐに離婚して大阪や東京にいたという情報もある。 | ||
+ | |||
+ | 神戸市内には、遅くとも[[平成20年]]ごろから1人で住み始めたとみられる。はじめは[[兵庫区]]の[[アパート]]に住み、[[生活保護]]を受給。部屋は菓子袋が散乱する“ごみ屋敷”だった。アリが部屋に列をなし、問題になって退去。そして25年6月ごろ、現在の長田区のアパートに落ち着いた。 | ||
+ | |||
+ | この頃は過去にも増してトラブルを起こしていたようだ。 | ||
+ | |||
+ | 肩をぶつけた男性に「[[山口組]]とパイプがある」と威嚇。ほぼ毎日酒を飲み、目が合った人に「こっち見るな。殺すぞ」と暴言を吐き、同じアパートの住人とも何度か口論になる騒ぎがあった。 | ||
+ | |||
+ | ほかにもパンツ1枚で周辺をうろついたり、路上で寝転んだり、部屋のベランダから大声で叫んだり…。小学生の女児を追いかけることもあった。“奇行”が目立ち、住民の間では「変な人がいる」とうわさになっていた。 | ||
+ | |||
+ | 兵庫県警によると、25年8月以降、110番を約260回繰り返していたことも判明している。意味不明なものが多く、[[プロ野球]]の結果を尋ねる電話など大半が緊急性のない内容。警察官が十数回出動させられていた。逮捕された9月も3回、110番しているが、女児が行方不明になった11日以降はない。 | ||
+ | |||
+ | 女児の遺体が見つかる2日前、「アオキ」という偽名で知人と兵庫区の教会へ行った。[[牧師]]が礼拝の際に「罪には必ず裁きがある」と話すと、手を震わせていた。提供された食事もほとんど食べず、牧師が「アルコール依存なのか」と尋ねたところ、君野は「はい」と静かに答えたという。 | ||
== 女児バラバラ殺人の犯人、池沼確定で無罪放免。ほとぼり冷めれば野に放たれる == | == 女児バラバラ殺人の犯人、池沼確定で無罪放免。ほとぼり冷めれば野に放たれる == |
2015年4月5日 (日) 00:20時点における最新版
君野 康弘(きみの やすひろ)とは、生活保護を受けながら小学1年生の生田美玲ちゃんを殺害し遺体をバラバラにした、神戸市の知的障害者である。
目次
犯人は友人探しサイトで「結婚相手メルトモ募集」[編集]
2014年9月24日に逮捕された、遺体発見現場の近くに住む君野康弘(47)がインターネットの「友だち」探しサイトに登録していた。また、フェイスブックページでも同様の友人紹介ページに「いいね!」を押していた。
君野康弘の情報が登録されているのは中国・上海の観光やビジネス情報などが掲載されているホームページで、その中にある中国人との出会いや友人探し掲示板だ。
プロフィール欄には、47歳、兵庫県などの情報が書き込まれ、職業は自営業と記載している。性格は「普通」、今凝っている物(趣味など)は「メール」とし、自己紹介コメントには太字で「結婚相手メルトモ募集」と書いている。登録日は2013年12月15日だ。
また、フェイスブックページの人物は友人や恋人、LINEでの友人を募集するページに「いいね!」をクリックしている。また、2013年6月14日には「友達欲しい」と投稿している。なお、2013年8月から書き込みはしていないもようだ。
深夜に「ドスドス」と階段上り下りする音。ネコが接点の可能性[編集]
君野康弘は、発見現場すぐのアパートに暮らしていた。アパートでは、美玲さんの行方が途絶えた11日以降の深夜に「ドスドス」と草むらへと続く階段を下りる大きな音が響き、約1週間前にはこの草むらをじっと見つめる君野の姿があった。2人に接点はあったのか。なぜ草むらに遺体を遺棄し、遺体は切断されたのか。事件は急展開したが、多くの謎が残る。
君野は鹿児島県出身。アパートは1人暮らしで、定職を持たず、生活保護を受けていた。
自宅ではネコを複数匹飼っていた。美玲さんもネコが好きだったといい、ネコが2人の接点になった可能性もあるという。また、美玲さんとよく似た少女がネコを目当てにアパートを訪れていたとの情報もある。
アパート住人によると、1年半ほど前にアパートに引っ越してきた君野の部屋は2階の一室。室内は比較的整理され、パソコンが1台あるだけという。
同じアパートの1階に住む男性は、今月11日以降の深夜に「ドスドス」「ドタドタ」とアパート前の階段を上り下りするような音を聞いた。「誰かが慌てたように行ったり来たりしているようだった。深夜にこんな音がするのは珍しかった」と話した。
また、約1週間前から君野の様子が変わったとの情報も。君野を見かけた女性は「髪の毛を急に茶色に染めたり、ベランダに出る回数が増えたりし、遺体が見つかった草むらを何度も見つめていた」と証言した。
この草むらは平成7年の阪神大震災で家屋が倒壊。その後は空き地として放置され、地元住民以外はほとんど立ち寄ることがなかった場所だ。ある住民は「いくら人通りが少なくとも、あんな場所に捨てれば見つかるのは時間の問題だ」とし、「非常に場当たり的な印象がする」と話した。
酒をめぐるトラブルも君野にはついて回った。知人らによると、睡眠薬と酒を一緒に飲んで暴れ、自ら110番するトラブルが年7~8回あった。ベランダにはビールの空き缶が常に山積みになっていたといい、今年6~7月にはベランダで何度も奇声を発していたという。
君野容疑者、若い女性に強い関心。小学生女児には攻撃性[編集]
神戸市長田区長田天神町の草むらで、ポリ袋に入った同区の市立名倉小1年、生田美玲(みれい)ちゃん(6)の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄で逮捕された君野康弘(47)が、好意を寄せるような唐突な行動で相手の女性を戸惑わせたりする一方で、小学生に唾を吐き、追いかけたりしていたことが2014年9月25日、付近住民らへの取材で分かった。
性格的に異性との距離をうまく取れなかったとみられ、兵庫県警は君野容疑者の人物像についても調べている。
「たこ焼き食べるか?」。
地元の中学3年の女子生徒(14)は2013年8月の夕方、塾帰りの際に長田区長田天神町のたこ焼き店で、店先のいすに腰かけていた君野から突然、こう声をかけられた。
君野は女子生徒の前にたこ焼きが6個乗ったトレーを差し出し、言葉を継いだ。「おなか、いっぱいだから、自分の分も食べて」。吐く息は酒臭く、口調もろれつが回っていなかった。女子生徒は不気味に思い、逃げるように店から立ち去ったという。
また、君野が週に数回通っていた病院の関係者によると、いきなり、看護師の女性に「結婚してくれ!」と言い寄ったことがあった。
常に笑みを浮かべていたことから女性スタッフの間で「ちょっと変わった人」と思われており、名前から付けられたとみられる「キミキミ」のあだ名とともに、“要注意”患者として知られていたという。
自宅ではパソコンを使った出会い系サイトに夢中になっていた。趣味は「メール」で、部屋に上がったことのある知人男性は、出会い系サイトで知り合った女性との大量のメールのやりとりを見せられた。
戸惑いつつもむき出しの好意をいなしたり、受け止めたりすることのできた大人の女性たちに比べ、君野の小学生の女児に対する態度は攻撃性を帯びることもあった。
小学3年の女児(9)は2014年5月ごろ、君野のアパートの前を通りかかった際、テラスから唾を吐きかけられた。女児の母親(38)は「それ以降、娘には『アパートの近くには絶対行ったらあかんで』と言い聞かせるようになった」と話す。
今月上旬、今回の事件で女児の切断遺体が見つかった草むら付近でも、探検ごっこをしていた小学校低学年の女児らが、同じように君野から唾を吐かれる被害に遭った。
また、小学6年の女児(11)によると、2013年11月ごろ、アパート近くで同級生数人と鬼ごっこをしていた際、テラスでたばこを吸っていた君野から不審な声をかけられた。何と言われたか分からなかった女児は君野が近づいてきたため、怖くなって走って逃げた。ほかにも走って追いかけられた小学5年の女児がいる。
孤独な生活とネットでの積極さ。FXも[編集]
神戸市長田区長田天神町の草むらで、小学1年の女児(6)の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された君野康弘容疑者(47)は、酒をめぐる周囲とのトラブルも多く、目立った人付き合いもなかった孤独な生活ぶりが浮かび上がっている。一方で、インターネット上では、FX(外国為替証拠金取引)を手掛けたり、複数のサイトに書き込んで、女性との出会いを積極的に求めてもいた。
女児の遺体が見つかった草むらにほど近い君野容疑者の自宅アパート。室内にはノートパソコンが1台置いてあり、同じアパートの住人で騒音トラブルとなっていた40代の男性には以前、「FXをやっている。もうかることもあるが、一度失敗したこともある」と話していた。さらに、この男性は君野容疑者から、女性と大量のメールのやりとりをしていたとも聞かされたという。
「だれか友達になって下さい」「友達欲しい」。君野容疑者とみられる人物が会員制交流サイトに書き込んだ内容だ。主に日中間の友人を探す別のサイトでも「結婚相手募集」と書き込んでいたことが判明しており、ネット上では積極的に出会いを求めていた様子がうかがえる。
実際の生活ぶりと、ネット世界での違いについて、新潟青陵大大学院の碓井真史(うすい まふみ)教授(社会心理学)は「現実と理想との間で鬱積する思いがあったのではないか」と推測する。
神戸女児遺棄 逮捕前、男は教会で手を震わせた[編集]
神戸市長田区長田天神町の草むらで、行方不明だった市立名倉小1年の女児(6)の切断遺体が見つかった事件は、遺体発見翌日に近所に住む無職の君野康弘(47)が兵庫県警に死体遺棄容疑で逮捕されるという急展開をみせた。
幼少期の「まじめで落ち着いた子」との印象から一変し、高校卒業後、職を転々としながら酒やパチンコにおぼれ、絵を描いたような“転落人生”をたどった君野。昨夏、アリが行列をなす“ごみ屋敷”から追い出され、現在のアパートに転居してからも、近所で酔って激高したり、意味不明な110番を約260回繰り返したり…。
逮捕直前には知人と一緒に教会を訪れ、不安げな様子で手を震わせていたという君野の心に宿るものは何なのか。
下校後の女児が行方不明になったのは9月11日。無残な遺体は不明13日目の23日、自宅から約150メートル離れた、住宅の間の狭い石段を上がりきった草むらで見つかった。
遺体は頭部と両手を含む胴体、両足に切断され、行方不明時に身につけていたとみられる衣服やサンダルなどがポリ袋6つに小分けされて5~10メートルの範囲に置かれていた。後に周辺4カ所でも切断遺体の一部が見つかっている。
兵庫県警が遺体発見現場から約30メートル離れたアパートに住む君野を死体遺棄で逮捕したのは、翌日の24日だった。
不明直前の女児が写ったコンビニなど2カ所の防犯カメラに、女児を追うように歩く君野が写っているのを県警の捜査員が確認し、不審人物として浮上。16日には捜査員が自宅を訪問、女児の所在の有無を確認していた。早い段階でマークしていたのだ。
自宅訪問時に女児は見つからず、君野は「酒を飲んでいただけ。何も知らない」と答えていた。
県警が逮捕発表の記者会見で明らかにした逮捕の決め手は、ポリ袋に遺体とともに入っていたたばこの吸い殻。君野のDNA型が検出された。袋の中には君野名義の診察券や公共料金の領収書も入っていた。
県警は君野宅の捜索で女児のものとみられるリュックサックを発見。室内で検出された微量の血液のDNA型を調べ、女児の血液だったことを確認した。司法解剖を実施した24日時点で死亡推定時期を死後1~2週間と突き止め、女児は不明直後に何らかの理由で死亡した可能性が高まっている。遺体の入っていたポリ袋からは君野容疑者の指紋も検出された。
逮捕前、身辺に伸びる捜査の手に恐怖心を抱いていたのだろうか。
捜査関係者によると、君野が逮捕当日、捜査員から任意同行を求められたのは神戸電鉄長田駅近くの竹やぶ。泥酔状態だった。付近はマンション4~5階に相当する急斜面で、自殺を図ろうとした可能性もあるという。
君野は昭和41年11月、大阪で生まれた。2、3歳のときに両親が離婚し、小学校進学前に現在の鹿児島県南九州市川辺町の父の実家に引っ越した。父は仕事で大阪にとどまり、県立鹿児島水産高校を卒業するまでは祖母に育てられた。
同級生らは、当時の印象を「まじめでおとなしい。トラブルも聞いたことがない」と口をそろえる。だが、実家の近隣住民は「孤立無援の寂しい境遇だった」と語る。親の愛情が注がれず、孤独に育ったといい、「祖母のことは慕っていた。平成4年ごろに亡くなったときも線香をあげにきた」という。
仕事はどれも長続きしなかった。高校を卒業した昭和60年の9月からは宮崎県の陸上自衛隊に所属したがわずか1~2年で退官。その後は鹿児島県や熊本県の食品会社やパン工場、風俗店の客引きなど職を転々とした。
風俗店の元同僚(42)は「酒を飲むとよく声を荒らげた。『人生どげんでもいい』と言っていた」と振り返る。ネコ好きでパチンコにはまり、借金を抱えていた。「外国でのんびり暮らしたい」と時折、夢を語る一面もあった。
平成13年ごろは広島市の繁華街で働いたが、女性問題で転居。30歳半ばで結婚し、娘を1人もうけながらも、すぐに離婚して大阪や東京にいたという情報もある。
神戸市内には、遅くとも平成20年ごろから1人で住み始めたとみられる。はじめは兵庫区のアパートに住み、生活保護を受給。部屋は菓子袋が散乱する“ごみ屋敷”だった。アリが部屋に列をなし、問題になって退去。そして25年6月ごろ、現在の長田区のアパートに落ち着いた。
この頃は過去にも増してトラブルを起こしていたようだ。
肩をぶつけた男性に「山口組とパイプがある」と威嚇。ほぼ毎日酒を飲み、目が合った人に「こっち見るな。殺すぞ」と暴言を吐き、同じアパートの住人とも何度か口論になる騒ぎがあった。
ほかにもパンツ1枚で周辺をうろついたり、路上で寝転んだり、部屋のベランダから大声で叫んだり…。小学生の女児を追いかけることもあった。“奇行”が目立ち、住民の間では「変な人がいる」とうわさになっていた。
兵庫県警によると、25年8月以降、110番を約260回繰り返していたことも判明している。意味不明なものが多く、プロ野球の結果を尋ねる電話など大半が緊急性のない内容。警察官が十数回出動させられていた。逮捕された9月も3回、110番しているが、女児が行方不明になった11日以降はない。
女児の遺体が見つかる2日前、「アオキ」という偽名で知人と兵庫区の教会へ行った。牧師が礼拝の際に「罪には必ず裁きがある」と話すと、手を震わせていた。提供された食事もほとんど食べず、牧師が「アルコール依存なのか」と尋ねたところ、君野は「はい」と静かに答えたという。
女児バラバラ殺人の犯人、池沼確定で無罪放免。ほとぼり冷めれば野に放たれる[編集]
遺体は衣類を身に着けておらず、刃物などで切断されたとみられる。ポリ袋は四つ以上あり、頭部、両手と胴体、両足がそれぞれ別のポリ袋に入れられていたが、腰部は発見されていない。県警は、殺人・死体遺棄事件として捜査本部を設置。司法解剖を行って詳しい死因などを捜査する。
ポリ袋からは、遺体のほか、美玲さんが身に着けていたピンクと青色のワンピース、サンダル1足、肌着、下着も見つかり、一部は遺体と同じ袋に詰められていた。
県警が12日に公開捜査に切り替えた際、美玲さんが持っている可能性があるとしたリュックサックは見つかっていない。
ポリ袋は、雑木林の半径5~10メートルの範囲に散らばるように置かれていた。いずれも、数枚が重ねられた状態で、口が固く結ばれていたという。
遺体が見つかった場所は、美玲さんが普段暮らしていた、祖母宅の北東約150メートル。住宅街の細い路地の階段を上りきり、その先の斜面を数十メートル進んだ高台で、腰の高さまで草が生い茂っている。
君野は、遺棄現場から南東に直線で約50メートル離れたアパートに居住。知的障害があるという。
ネット反応
- またキチガイ無罪かよ・・・
- 黙秘権行使してキチガイ無罪とかあるかよ?弁護団に福島瑞穂みたいなのが居たらトンデモやるだろうけどな
- 医療刑務所で数年で仮釈放。そして野に放たれる
- タバコふかしながらフル勃起で全裸幼女を解体する中年男とか生かしておく理由がないだろ
- 基地外だから許されるってなんなんだ?基地外ほどどんな小さい犯罪でもやったら殺処分にしろよ。そうすりゃ精神鑑定で狂ったふりとかも出来ねーだろ
- 責任能力がないなら人権も認めるべきじゃないよな。物として処分すべき
- あとは池沼の保護者をはっきり決めて何かあったらその人が責任を取るって形にするべきだな
- facebookやって、twitterやって、出会い系もやってる池沼。人殺しても無罪。最強だな
- こんな文明の利器を使えるやつが池沼な訳ねえ。極刑以外ありえんだろこんなクズ
- まだ確定してないだろ?マスコミが氏名を報道してるから。いきなり名前が伏せられるようになったらキチガイ無罪確定
- バラバラにして死体遺棄する知的障害なんて危険すぎるだろ
- 法律変えないとダメだな。池沼犯罪をしたら両親共々死刑、障害でも万引きでも。その代わり国に頼めば池沼を処分できるようにしよう。
- 長田は長田区役所襲った朝鮮人多数。長田の北のみなと川は治安悪く集団ストーカーの糞部落。JR新長田駅付近には創価文化ホール。
- 基地外無罪は立法府の怠慢以外のなにものでもない
- 責任能力はありまぁす
- なんかそのフレーズだと無いんだろうな、、って思っちゃうよね
- 池沼が犯罪しても無罪なら、その飼い主が代わりに懲役なりなんなり受けるようにしろ
関連項目[編集]