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2017年7月12日 (水) 00:21時点における最新版
『サイゾー』(才蔵、Cyzo)は、株式会社サイゾーから出版されている月刊誌。毎月18日発売。
概要[編集]
準備号1号の後、1998年6月号より創刊。創刊準備号から2007年12月号までは株式会社インフォバーンより発行、2008年1月号以降はインフォバーン社より分社化した株式会社サイゾー(代表 揖斐憲、オーナー 苫米地英人)より発行。初代編集長の小林弘人が以前に編集長を務めた『WIRED』日本語版(休刊)の連載のいくつかがサイゾーに移動している。インフォバーンが営業機能を持つまでは販売を電波実験社が請け負っていた。現在の編集長は3代目の岩崎貴久。
広告面に関してはアダルト系やコンプレックス産業からの最小限の出稿で運営。
書店での雑誌売上を軸に運営している。
また、ウェブサイトを用いた関連メディアの展開にも積極的で、「日刊サイゾー」「サイゾーウーマン」「メンズサイゾー」「ビジネスジャーナル」「プレミアサイゾー」「リアルサウンド」「リテラ」「トカナ」などがある。
主な連載[編集]
- SKE48の「大人のための二次元講座」
- SKE48内のユニット「二次元同好会」のメンバーがお気に入りのアニメやマンガをコスプレをしながら紹介。
- 町山智浩の「映画でわかるアメリカがわかる」
- 映画評論家・町山智浩が、アメリカを舞台した最新映画を紹介しつつ、同国の光と影を考察する人気連載。
- 荻上チキの「新世代リノベーション作戦会議」
- 評論家・荻上チキが、20〜30代の若手論客を迎え、次世代ニッポンの改善策を提言していく対談企画。
- 宇野常寛の「批評のブルーオーシャン」
- 評論家・宇野常寛によるメディア、カルチャー批評。
- 萱野稔人の「“超”現代哲学講座」
- 哲学者・萱野稔人が、時事的事象を軸に実践的な哲学の教養をレクチャーしてくれる。
- 佐々木俊尚の「ITインサイドレポート」
- ITジャーナリスト・佐々木俊尚が、最新のITニュースを独自の批評眼を交えながらレポート。
- 花くまゆうさくの「カストリ漫報」
- 漫画家・花くまゆうさくによる雑誌創刊時から続く長寿連載。話題のニュースをシニカルな視点でストーリー化。
以前の主な連載[編集]
- 爆笑問題の日本原論
- 爆笑問題が時事問題をネタにトークする。創刊準備号から続いた長寿連載。『WiLL』(ワック・マガジンズ)へ移籍。
- 山形道場
- 山形浩生が世の中のことに活を入れる。連載終了。
- M2
- 宮台真司と宮崎哲弥の対談。連載終了。
- サイゾー世相歌壇
- 清水泰が作る世相を交えた替え歌を紹介。連載終了を記念して都内某所カラオケ店にて本人によるリサイタルが行われる。連載終了。
- サブ・カルチャー最終審判
- 宇野常寛と更科修一郎の対談。連載終了。
- 辛酸なめ子の女・一人修行
- 辛酸なめ子による、女としてのレベルを上げる特訓レポート。
- 勝手に会社案内
- うさんくさい企業の紹介記事を勝手に作る。
問題となった記事[編集]
- 2006年4月号において、「ジャニーズはVIP待遇!?オリコンとジャニーズの蜜月関係」と題する記事を掲載したが、「オリコンはジャニーズに甘くチャートを操作している」という編集部の編集意図に沿うようにジャーナリストが答えた内容や掲載ページそのものを改竄していた(詳細はオリコン・烏賀陽裁判を参照)。
- 2009年3月15日、「コブクロが金銭トラブルで解散危機」というニュースを発表したが、そのような事実は一切なかった。なお3月17日に謝罪・訂正の記事を掲載している。
- 2014年5月22日、サイゾーウーマンで「都市伝説だらけの芸能人の素顔」を会話形式で記述、その中で叶姉妹のことを「普段はジャージ姿」と事実確認できないことを書いたため叶姉妹から抗議を受け謝罪。
各界で話題となった記事[編集]
- セブン-イレブンへの批判的立場ながら、同社の鈴木敏文会長及び井阪隆一社長のツートップへのインタビューを2009年10月号にてフリージャーナリストの角田裕育が実現させた。同社の経営陣が批判記事の取材に応じるのは極めて異例であり、政財界・マスコミ界等各界で話題になった。
WEBサイト[編集]
公式サイト「日刊サイゾー」は、ニュースブログの形式をとる。最新ニュースを独自の切り口で伝え、独自連載もあるが、いわゆる飛ばし記事も散見されるため、前述の「問題となった記事」のように掲載後に当事者側に否定され謝罪を求められるケースも出ている。その他公式サイトとして、アダルト記事を強化した「メンズサイゾー」、芸能ニュースなどの女性向け記事に特化した「サイゾーウーマン」も個別に展開している。2012年4月からは企業・経済ニュースなどビジネス記事を扱う「Business Journal(ビジネスジャーナル)」をオープンした。有料サービス「プレミアサイゾー」では本誌の記事などを閲覧できる。