「東武50000系電車」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(運用)
(SEOに熱心なMuttley (トーク) による編集を 獅子堂重工 による直前の版へ差し戻しました)
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行目: 1行目:
 +
[[ファイル:東武50000系.jpg|400px|thumb|東武50000系電車]]
 
'''東武50000系電車'''(とうぶ50000けいでんしゃ)は、[[2005年]]([[平成]]17年)[[3月16日]]から[[東武東上本線|東上線]]系統で営業運転を開始した[[東武鉄道]](東武)の[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]。東武の通勤形車両で初めて[[アルミニウム合金]]車体を採用した<ref name="鉄道ピクトリアル2005-55"/>。
 
'''東武50000系電車'''(とうぶ50000けいでんしゃ)は、[[2005年]]([[平成]]17年)[[3月16日]]から[[東武東上本線|東上線]]系統で営業運転を開始した[[東武鉄道]](東武)の[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]。東武の通勤形車両で初めて[[アルミニウム合金]]車体を採用した<ref name="鉄道ピクトリアル2005-55"/>。
  

2020年1月12日 (日) 20:14時点における最新版

東武50000系電車

東武50000系電車(とうぶ50000けいでんしゃ)は、2005年平成17年)3月16日から東上線系統で営業運転を開始した東武鉄道(東武)の通勤形電車。東武の通勤形車両で初めてアルミニウム合金車体を採用した[1]

本項では、2006年(平成18年)3月18日から本線系統で営業運転を開始した東京地下鉄半蔵門線東京急行電鉄田園都市線乗り入れ対応車両の50050系電車2007年(平成19年)6月18日から東上線系統で営業運転を開始した東京地下鉄有楽町線副都心線、東京急行電鉄東横線横浜高速鉄道みなとみらい線乗り入れ対応車両の50070系電車、および2008年(平成20年)6月14日から東上線系統で営業運転を開始した座席定員制列車「TJライナー」用車両の50090系電車についても記述する。なお、東武では同一系列内の区分は「型」の表記を使用しており(本系列ではそれぞれ50000型・50050型・50070型・50090型となる)、本項でも以下適宜「型」表記を使用する。また、個々の編成を表す場合は池袋押上新木場渋谷中央林間元町・中華街方先頭車の車両番号で代表して表記する。

概要[編集]

本系列は「人と環境にやさしい次世代車両」をコンセプト[1]に、従来車両よりもバリアフリー省エネルギー・メンテナンスフリー化などを目指し、また通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン仕様を考慮して設計[1]した車両として製造された。

外観[編集]

これまでの東武の通勤形車両(20000系は除く)と同様、20 m両開き4ドアであるが、日立製作所の鉄道車両製作システム「A-train」を採用し、車両製作にはモジュール工法が用いられている。車体はアルミニウム合金を用いたダブルスキン構造を採用し、溶接工法には摩擦攪拌接合 (FSW) を採用することで精度の高い仕上がりを図った。連結面は衝突事故における安全性を考慮して、側構体と妻構体の接合部を三角形の断面構造としている。

東武鉄道の車両では100系「スペーシア」で初めてアルミ車体を採用していたが、通勤車では本系列が初めての採用であり[1]、同時に初のアルミ無塗装車となった。東武鉄道における日立製作所製の車両は78系7860形の製造以来、46年ぶりとなる。

前頭部は構体部分とは別途製造された普通鋼製の前面パネルを、ボルト固定によって構体と接合しており、同設計は本系列と同じく日立製作所において製造された西武鉄道20000系と同様である。前照灯HID灯尾灯LEDを採用し、一体のケースに収めて前面下部に配置した。

車両のカラーリングは今までの車両で用いられたブルーやブラウンではなく新規のものとされ、「輝く」を意味するシャイニーオレンジ色を、前面ガラスの下には塗装により、側面は戸袋部分にブロックシールにより、それぞれ貼り付けしている。車両床面は一世代前の30000系よりも25 mm低い1,125 mmとしてホームとの段差を少なくしている。さらに廃車時のリサイクル性を考慮して車体各部のアルミ材質の統一を図っている[1]

行先表示器[編集]

50000系の側面行先表示器

前面と側面の行先表示器はLED式を採用し、側面表示器は行先表示と号車表示の交互表示が可能となっているほか、走行中は消灯する機能がある。50000型と50050型では3色表示式だが、50070型と50090型ではフルカラーLEDが採用されている。

なお、東武本線運用の50050型の急行は写真と異なり反転表示になり、反転なしは区間急行になる。また前面行先表示器の横幅が狭いので東武動物公園の表示は上段が東武、下段が動物公園と2段表示になる。

側面の号車表示は50000型では営業運転開始時は池袋方のクハ51000形を1号車としていたが、2007年(平成19年)12月から小川町方のクハ50000形を1号車に変更した。なお、ステッカーによる号車表示は後述の50050型・50070型・50090型も含めて設置していない。

室内[編集]

※この仕様は初期車におけるもので、増備車の変更点は各々の項を参照のこと。

室内もモジュール工法により組み立てられており、車内の部材は基本的にアルミニウムを多用(単一合金化)することで、リサイクル性を考慮している。

内張りにはアルミ基盤の高硬度アートテック(つや消し白色無地)を使用し、清潔感のあるデザインとした。床材は火災対策・安全対策から滑りにくいゴム製のグレーの床材を採用し、座席前と中央部で濃淡をつけてフットラインを表した。特に出入口部は黄色として目立たせた[1]

座席モケットは、一般席がフジの花をイメージした紫色の「ウイステリアパープル」、優先席部では安心感と優しさを感じさせる色調として青緑色の「コンフォートグリーン」の片持ち式シートを採用した。1人分の掛け幅は460 mm(50090型のマルチシートは455 mm)であり[1]、ともにセミバケット式(50090型はマルチシート)である。座席端は大形の仕切り板を使用し、側扉間の座席にはスタンションポール(縦握り棒)が1本設置されている。これらの座席はすべて京都府京田辺市にある住江工業製である[2]

各系列の定員一覧
形式 先頭車 中間車 車椅子スペース付
中間車
50000型 139人
(座席48人)
153人
(座席54人)
154人
(座席51人)
50050型 137人
(座席48人)
151人
(座席54人)
152人
(座席51人)
50070型 140人
(座席48人)
153人
(座席54人)
154人
(座席51人)
50090型</th> ロング時124人
クロス時118人
(座席42人)
ロング時135人
クロス時129人
(座席48人)
ロング時136人
クロス時131人
(座席45人)

客室の側窓は騒音低減のために固定式のものが多く、扉間では大形の1枚窓として左右方向に1,960 mm、天地寸法に1,020 mmと最大限に確保した。窓ガラスには熱線吸収・UVカットガラス(可視光透過率約75%・紫外線約91%カット)のグリーンガラスを採用するとともに、フリーストップ式の巻き上げカーテンを設置している。

非常時の換気のため、車端部の窓は千鳥配置で開閉可能となっており、先頭車は1か所・中間車は2か所が開閉できる構造としている[3]。さらに駅間における長時間停車時における換気を考慮して屋根上に非常換気装置を各車1台搭載する。

客用ドアは室内側も化粧板仕上げとし、ドアガラスは複層ガラス構造である。ドア脇の手すりは従来のパイプ式のものが省略され、代わりにアルミの凹材が設けられ、この部分には黄色の帯材が貼られている。連結面は妻面窓を省略したほか、貫通扉は上り方向側のみ(池袋駅浅草駅側)に設置する。

2号車および9号車の車内には車椅子スペースを設置しており、このスペースには安全手すりと非常通報装置が設置されている。

一般席部のつり革の床面高さは1,630 mm、荷棚の高さは1,700 mmだが、車端部では優先席を意識し、つり革の高さは1,600 mm、荷棚の高さは1,670 mmと、それぞれ30 mm低くしている。優先席部のつり革はオレンジ色のものを使用している。また、つり革のベルトには合成皮革の使用を取りやめ、ナイロン製とすることで、火災発生時における有毒ガス対策としている。

車内案内機器[編集]

車内は30000系と同様に客用ドア上部にLED式の旅客案内表示器を千鳥配置で設置しており、ドアの開閉時にはドアチャイムを鳴動させる。また、次駅案内の際に号車を表示する。50050型・50070型では乗り入れ先では乗り入れ路線の車両に合わせた表示となるが、号車案内については東武鉄道線内と同様の表示形式で表示される。

50070型3次車については全てのドアの鴨居部にLCD式の旅客案内表示器が設置されている。

自動放送装置を設置しており、次駅・乗り換え案内や各種マナー放送、英語放送機能を有する。自動放送の機能でドアが開いている時は、ドア付近のスピーカーから約7秒に1回「ポーン」という音が鳴動する。これは視覚障害者にドアの方向を知らせるサイン(誘導音)である。

さらに車外スピーカーを設置しており、車掌の操作により、閉扉時に「ドアが閉まります、ご注意ください」と乗降促進放送を流すことができる。

戸閉装置[編集]

ドアエンジンはメンテナンスの容易化のため、東武の車両で初めて電動モーター駆動方式を採用した。

各扉に設置したドア制御装置はモーター電流の検知により戸挟み検知を行い、モーターのオン/オフにより戸閉力を弱める。乗客や荷物が挟まれた時には容易に脱出できるように戸閉力を弱める自己診断機能、位置制御学習機能、状態監視機能を備える。

異常時などに手動でドアを開閉する場合、電気式を採用したため車外・車内鴨居部の解錠ハンドルを操作すれば可能である[4] 。車両電源がある状態で乗務員室車掌ユニットの総括一斉解錠スイッチを操作すれば片側の全ドアが、各車車内妻部にある解錠スイッチを操作すれば当該車両の全ドアが、それぞれフリーとなり手動で開閉できる[4]

また、従来の車両と同様に片側4か所のドアのうち、中央の2か所を締め切る中扉締切機構が設置されている。車端寄りで旅客案内表示器がないドア上部には「半自動」と表記された小さな表示があるが、これは駅での長時間停車時にドアを手動で開閉することができる場合に点灯する。

乗務員室[編集]

乗務員室内は灰色の配色、運転台計器盤は濃いグレーの色調を採用した。各系列共通で主幹制御器はT型ワンハンドル式[5]を使用しており、[P3]もしくは[P4]ノッチから[P2]ノッチ(力行2ノッチ)位置に戻すことで定速運転機能が作動する。計器盤は中央に120 km/h表示の速度計を配し、両端に各種表示灯を、左端にはマスコンノッチ表示灯を、右端には車両情報制御装置(日立製ATI)のモニター画面が収納されている。安全対策として50090型以降に製造された車両[6]では、計器盤上部にTE装置スイッチを新設した。

乗務員室仕切りは運転台背後に配電盤を設置したために窓はなく、中央に固定窓、右側に仕切扉窓がある。遮光幕は両方の窓に設置している。

走行機器など[編集]

走行機器類は各系列ともほぼ共通である。制御装置は、日立製の2レベルIGBT素子使用のVVVFインバータ制御で、ベクトル制御による全電気ブレーキ方式を採用している。制御方式は1C4M2群および1群制御方式で、10両固定編成中のMT比は5M5Tとしている。主電動機は165 kW出力のかご形三相誘導電動機(TM03形)を採用している。

台車はモノリンク式軸箱支持のボルスタレス空気ばね台車(SS167・SS067形 東武形式:TRS-03M・TRS-03T形)を使用し、基礎ブレーキは片押し式のユニットブレーキを使用している。集電装置はシングアーム式パンタグラフを採用し、制御装置を搭載する電動車に各1基(1編成3台)を設置する。

補助電源装置は東芝製のIGBT素子を使用した250 kVA出力、静止形インバータ (SIV) を搭載した。編成で2台を搭載し、架線からの直流電源を三相交流440 Vに変換する。また、中間付随車3両の床下には非常脱出用のはしごが設けられている。

空気圧縮機 (CP)ナブテスコ製のスクリュー式AR1644-RWS20A形で、30000系同様に装置自体を箱に収めることで騒音低減に配慮している[1]。その後の50090系以降に製造された車両[6]では除湿装置一体形のパッケージコンプレッサ(ユニットCP)としたAR1644-RWS20C形に変更された。 ドアエンジンに電動式を採用したことにより、圧縮空気の使用量が減ったために、10両編成での搭載台数は2台とした。

ブレーキ装置は回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキ方式である。保安ブレーキ・抑圧ブレーキ(耐雪ブレーキ)・遅れ込め制御を備えている。各車には車輪の滑走を防止する滑走防止装置を設置している。また、速度70 km/h以上からの非常ブレーキには増圧ブレーキ機能がある[7] [4]

ATI装置[編集]

30000系に引き続いて車両情報制御装置を採用した(30000系のシステムは東芝製)。システムには日立製作所が開発した「ATI装置・Autonomous decentralized Train Integrated system」が採用されている。

車両搭載の主要機器はATI装置を通したRS-485によるインタフェースを行い、状態を常時監視しており、運転台モニターでの車上検査機能や故障時には乗務員への報知とガイダンスを行う。力行や常用ブレーキの指令についてもATIの制御伝送機能を経由しており、車両内配線や引き通し線の大幅な削減を図ることで車両軽量化や省メンテナンス化を実現している。このほか、検修時の支援機能として自動検修機能や試運転支援機能等を有する。システムの伝送速度は3.2 kbpsと高速伝送性能を備えている[4]

空調設備[編集]

冷房装置は東武鉄道初の集中式を採用した。いずれの系列も東芝製のRPU-15005形であり、装置能力は58.1 kW (50,000 kcal/h) である。装置はリヒートヒータによる除湿モードを備え、除湿運転時はコンプレッサに入る冷媒を一時バイパスし、冷房能力を下げるアンロード機能を有する。冷媒は代替フロンであるR407Cで、室外送風機は羽根の材質と形状を工夫し低騒音化を図った[4]。車内では先頭車7台・中間車8台の補助送風機(ラインクロスファン)を設けている。

暖房装置は片持ち式シートの採用で、座席下つり下げ式に変更した。設備は従来の通勤車両同様に出力の高いものを使用しており、7人掛け座席部では1,300 W出力を2台、車端部では1,100 W品を1台設置している。なお、50090系のクロスシート部では350 W出力品を36台[8]を設置している。

これらの空調設定は前述のATIモニター画面から操作を行い、空調モードは「冷房」・「除湿」・「暖房」・「弱暖房」・「通風」と送風機(横流ファン)の運転が可能である。

導入状況[編集]

  • 2004年(平成16年)度 - 50000系1編成10両を導入した。
  • 2005年(平成17年)度 - 50000系1編成、50050系6編成の70両を導入。
  • 2006年(平成18年)度 - 8編成を導入予定であったが、実際は50070系2編成、50050系4編成の60両である。
  • 2007年(平成19年)度 - 50070系2編成、50090系4編成の60両を導入。
  • 2008年(平成20年)度 - 50050系5編成、50070系1編成の60両を導入[9]
  • 2009年(平成21年)度 - 50050系3編成、50000系2編成の50両を導入[10]
  • 2010年(平成22年)度 - 50000系5編成、50090系2編成の70両を導入。50090系は2007年度以降3年度ぶりの増備となる[11]
  • 2011年(平成23年)度 - 50070系2編成の20両を導入[12]

系列別概要[編集]

50000系[編集]

2012年3月31日時点では、東上線森林公園検修区に10両編成9本(90両[12])が配置されている。

概説[編集]

車体外観については、最初に落成した51001編成は正面非貫通式で、前面窓は大形1枚窓とされ、前灯/尾灯ケースは下部に下げられた形態である。2005年度落成の51002編成では非常用貫通扉を助手席側に設置し、乗務員室内に非常脱出用のハシゴを設置した。貫通扉の設置で前灯/尾灯の位置は車両床面に合わせた約100 mm高い位置に変更され、以降に製造される本系列の標準形態となった。これは同時期に登場する50050系と構造を揃えたためとされている[13]

主幹制御器は、東武東上線所属の車両では初めてワンハンドル式を採用した。このために2004年(平成16年)11月の搬入後、翌2005年(平成17年)3月の営業までに乗務員習熟運転期間が長期間設けられた。東上線所属の車両では初めてのIGBT素子を使用したVVVFインバータ装置やシングルアーム式パンタグラフを採用するなどの点もある 。

車内放送は、本線系統に配置されている30000系に続いて女声の自動放送装置を採用した。加えて、東武の通勤電車では初めて東上線内において英語放送を採用した(設定によって省略可)。

2006年(平成18年)12月23日に森林公園検修区で開催された「東上線クリスマスイベント」において、外観の異なる2編成が並んで撮影会用として展示された。また、2008年(平成20年)3月23日に森林公園検修区で開催された「TJライナー愛称決定記念イベント」にも2編成が並んで撮影会用として展示された。

3・4次車以降について[編集]

2009年度から製作された3次車および4次車(51003編成以降)は4年度振りの50000系となり、その間に製造された車両(50090系や50050系51061編成以降)の仕様を取り入れ、バリアフリーの向上を図っている[14]

  • 車内の天井部以外の内張り(側面方向および妻方向)を高硬度アートテックから光沢仕様・模様入りのメラミン化粧板に変更。出入口床面を濃い黄色のエンボス加工した床材に変更。
  • 車内一般席部の座席モケットをキュービックブルー柄に変更。さらに座面のバケット化と詰物の見直し、Sバネを採用することで座り心地の改善も図られている。
  • 側窓はドア間を大形1枚窓から2分割・開閉可能な下降窓に変更し、車端部を固定窓とした。このため、屋根上の非常換気装置を省略した。
  • 客用ドア戸先部に黄色のマーキング表示を実施。さらにドア開閉表示灯の設置とドア横に独立した手すりを設置した。

編成組成[編集]

 
← 池袋
小川町 →
組成 クハ51000
(Tc1)
モハ52000
(M1)
モハ53000
(M2)
サハ54000
(T1)
モハ55000
(M3)
サハ56000
(T2)
サハ57000
(T3)
モハ58000
(M1')
モハ59000
(M2')
クハ50000
(Tc2)
搭載機器   VVVF2・PT SIV・CP   VVVF1・PT     VVVF2・PT SIV・CP  
自重 27.0 t 33.0 t 32.5 t 23.0 t 31.5 t 23.0 t 23.0 t 33.0 t 32.5 t 27.0 t
定員 139 154 153 153 153 153 153 153 154 139
車両番号 51001

51009
52001

52009
53001

53009
54001

54009
55001

55009
56001

56009
57001

57009
58001

58009
59001

59009
50001

50009
凡例
VVVF2:主制御器(1C4M2群)、VVVF1:主制御器(1C4M1群)、SIV:補助電源装置(静止形インバータ)、CP:空気圧縮機、PT:集電装置

50050系[編集]

伊勢崎線日光線用および東京地下鉄半蔵門線東京急行電鉄田園都市線直通列車用として[15]南栗橋車両管区に10両編成18本(180両)が配置されている[12]

概説[編集]

外観と仕様は50000系第2編成に準じているが、同系列とは以下のような変更点がある[7][4]

  • 「営団(現・東京地下鉄)11号線、東急田園都市線、東武伊勢崎線直通車両規格仕様」を満たすため、車体幅が2,770 mmとなった。
  • 機器面では両先頭車に東武形ATS・東京地下鉄/東急形ATCの機能を1台に集約したATC/S装置を設置した。さらにサハ57050形の床下には半蔵門線用の誘導無線送受信機が設置され、妻面・床下には誘導無線アンテナが設置された。 また、前面には運行番号表示器が設置された。
  • 運転台は、乗り入れ対応として速度計車内信号対応形[16]に、表示灯に種別表示の追加、3社対応列車無線送受話器の設置やATC/ATS切り換えレバーなどが追加されている。

側面の行先表示器は、30000系では「半蔵門線直通」・「種別」・「行先」をまとめて表示していたが、本系列では「種別・行先」・「半蔵門線直通」・「号車表示」を交互に表示している。ただし、「半蔵門線直通」の表示は東武線内上り列車のみ表示しており、それ以外の区間・列車では「種別・行先」・「号車表示」の交互表示である。号車表示は半蔵門線・東急線に合わせて浅草・押上方のクハ51050形を10号車としている。

51051編成・51061編成・51062編成・51066編成を除く各編成は30000系を置き換えているため、置き換えた編成は置き換え対象の同系列から供出したATC/S装置や乗り入れ用列車無線装置などを搭載し、乗り入れ用機器を供出した30000系は2005年(平成17年)12月から地上線専用の運用に転じている。

2009年9月時点での置き換え状況は以下の通りである。地下鉄乗り入れ対応編成は、30000系2編成と50050系18編成の計20編成となり、平日、土曜・休日ともに17編成が運用される。

置き換え時期 機器供出元編成 機器供出先編成 機器供出先編成の営業開始日
増備車 新製 51051編成 2006年3月18日
2005年9月 31613編成+31413編成 51052編成 2006年3月21日
2006年4月 31612編成+31412編成 51056編成 2006年5月3日
2006年5月 31611編成+31411編成 51053編成 2006年5月30日
2006年5月 31614編成+31414編成 51054編成 2006年6月20日
2006年6月 31601編成+31401編成 51055編成 2006年7月11日
2006年10月 31608編成+31408編成 51057編成 2006年11月12日
2006年11月 31602編成+31402編成 51058編成 2006年12月12日
2007年2月 31607編成+31407編成 51059編成 2007年2月25日
2007年2月 31603編成+31403編成 51060編成 2007年3月23日
2008年7月 新製 31603編成+31403編成 2008年7月6日
増備車 新製 51061編成 2009年1月29日
増備車 新製 51062編成 2009年1月29日
2009年1月 31605編成+31405編成 51063編成 2009年3月1日
2009年2月 31610編成+31410編成 51064編成 2009年4月2日
2008年12月 31604編成+31404編成 51065編成 2009年4月13日
増備車 新製 51066編成 2009年7月23日
2009年8月 31603編成+31403編成 51067編成 2009年8月13日
2009年9月 31615編成+31415編成 51068編成 2009年9月15日

51061編成以降[編集]

2008年(平成20年)度に落成した51061編成以降では、一部に50090系の仕様を採り入れている。

  • 車内の天井部以外の内張り(側面方向および妻方向)を高硬度アートテックから光沢仕様・模様入りのメラミン化粧板に変更。出入口床面を濃い黄色のエンボス加工した床材に変更。
  • 車内一般席部の座席モケットをキュービックブルー柄に変更。さらに座面のバケット化と詰物の見直し、Sバネを採用することで座り心地の改善も図られている。
  • 側窓はドア間を大形1枚窓から2分割・開閉可能な下降窓に変更し、車端部を固定窓とした。このため、屋根上の非常換気装置を省略した。
  • 客用ドア戸先部に黄色のマーキング表示を実施。さらにドア開閉表示灯の設置とドア横に独立した手すりを設置した。

走行機器面では、空気圧縮機 (CP) を50090系と同様の除湿装置一体形のパッケージコンプレッサ (ユニットCP)に変更した。運転台は従来車両と同様だが、計器盤上部にTE装置スイッチを新設した。

編成組成[編集]

 
← 中央林間・渋谷・押上
久喜・南栗橋 →
組成 クハ51050
(Tc1)
モハ52050
(M1)
モハ53050
(M2)
サハ54050
(T1)
モハ55050
(M3)
サハ56050
(T2)
サハ57050
(T3)
モハ58050
(M1')
モハ59050
(M2')
クハ50050
(Tc2)
搭載機器   VVVF2・PT SIV・CP   VVVF1・PT     VVVF2・PT SIV・CP  
自重 27.5 t 33.0 t 32.5 t 23.0 t 31.5 t 23.0 t 23.0 t 33.0 t 32.5 t 27.5 t
定員 137 152 151 151 151 151 151 151 152 137
車両番号 51051

51068
52051

52068
53051

53068
54051

54068
55051

55068
56051

56068
57051

57068
58051

58068
59051

59068
50051

50068
凡例
VVVF2:主制御器(1C4M2群)、VVVF1:主制御器(1C4M1群)、SIV:補助電源装置(静止形インバータ)、CP:空気圧縮機、PT:集電装置

50070系[編集]

東武50070系

2012年3月31日現在、東上線の森林公園検修区に10両編成7本(70両)が配置されている[12]

概説[編集]

東京地下鉄有楽町線副都心線、東京急行電鉄東横線横浜高速鉄道みなとみらい線への直通運転に対応している系列である。外観や仕様は放送設備なども含めて50050系に準じたものであるが、随所に変更が加えられている。

  • 副都心線では小竹向原 - 渋谷間の各駅にホームドアが設置されてそれに対応するために先頭車の全長を130 mm延長し、20,130 mmとした。
  • 車端部の側窓は2・9号車の車椅子スペース部2か所を除いて、全て開閉可能な下降窓に変更した。更に51075編成では7人掛け座席部6か所の内、車端寄りの4か所も開閉可能となっている。
  • 両先頭車の床下にはATC/S装置の設置に加え、ATO装置と戸閉制御切換装置を、クハ50070形にはATO送受信装置(トランスポンダ)を搭載した。また、誘導無線装置はサハ57070形に設置している。
  • 行先表示器は50000系・50050系での3色LED式からフルカラーLED式に変更されている。
  • 51073編成 - 51075編成は、貫通扉の蝶番が剥き出しになっている。
  • 運転台は地下鉄への直通運転に対応するため、主ハンドルの形状やレイアウトを大幅に変更したほか、計器盤右側には新たに必要となる機器操作箱[17]を新設し、上部には車上CCTV(ホーム監視用モニター画面)を設置した。戸閉制御切換装置を設置したことに伴い、車両前後認識をマスコンキーで行えることから戸閉切換スイッチを廃止した。
  • 乗務員室仕切部にある仕切扉は電磁鎖錠機能付とし、上部に通行表示灯を設置した。
  • 車内では一般用座席を紺色系の「キュービックブルー柄」に変更した。
  • 掲示されている路線図は乗り入れ各社共通のものを使用しているため、東上線(和光市 - 森林公園間)、東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線、みなとみらい線のほか、乗り入れることができない西武有楽町線池袋線(小竹向原 - 練馬 - 飯能間)も記載されている。

編成・甲種輸送日・地上運転営業開始日・地下直通運転営業開始日は次の通りである。

51076編成以降の変更点[編集]

  • 車内案内表示器をLED表示式から、東武鉄道の車両としては9050系・20050系以来となる液晶ディスプレイ (LCD) 方式に変更した[18]。LCD方式の車内案内表示器は日本語英語のほか中国語韓国語にも対応している。
  • 車内の天井部以外の内張り(側面方向および妻方向)を高硬度アートテックから光沢仕様・模様入りのメラミン化粧板に変更。出入口床面を濃い黄色のエンボス加工した床材に変更。
  • 座面のバケット化と詰物の見直し、Sバネを採用することで座り心地の改善も図られている。
  • 側窓はドア間を大形1枚窓から2分割・開閉可能な下降窓に変更し、車端部を固定窓とした。このため、屋根上の非常換気装置を省略した。
  • 客用ドア戸先部に黄色のマーキング表示を実施。さらにドア開閉表示灯の設置とドア横に独立した手すりを設置した。

編成組成[編集]

 
← 新木場、元町・中華街、渋谷、池袋
森林公園、小川町 →
組成 クハ51070
(Tc1)
モハ52070
(M1)
モハ53070
(M2)
サハ54070
(T1)
モハ55070
(M3)
サハ56070
(T2)
サハ57070
(T3)
モハ58070
(M1')
モハ59070
(M2')
クハ50070
(Tc2)
搭載機器   VVVF2・PT SIV・CP   VVVF1・PT     VVVF2・PT SIV・CP  
自重 27.8 t 32.7 t 31.9 t 24.4 t 31.1 t 24.4 t 24.4 t 32.7 t 31.9 t 28.7 t
定員 140 154 153 153 153 153 153 153 154 140
車両番号 51071

51077
52071

52077
53071

53077
54071

54077
55071

55077
56071

56077
57071

57077
58071

58077
59071

59077
50071

50077
凡例
VVVF2:主制御器(1C4M2群)、VVVF1:主制御器(1C4M1群)、SIV:補助電源装置(静止形インバータ)、CP:空気圧縮機、PT:集電装置

50090系[編集]

東武50090系

2008年(平成20年)6月14日のダイヤ改正より、東上線で運転を開始した座席定員制列車「TJライナー」用に導入された系列である。2012年(平成23年)3月31日時点では東上線の森林公園検修区に10両編成6本が配置されている[12]

基本的にこれまでの50000系列に準じているが、車体には従来のシャイニーオレンジのほかに東上線のイメージカラーであるロイヤルブルーIIの帯と「TOJO LINE」(斜字体)が入れられ、一般車との識別性やスピード感を表現した。行先表示器は50070系同様にフルカラーLEDを使用している。

車内は基本的にそれまでの各系列に準じているが、側面および妻面の内張りを高硬度アートテックをやめ、一般的なメラミン化粧板(光沢仕様)に変更した(天井部は変更なし)。床材は濃いグレー1色(出入り口部は黄色)に変更した。

側窓は車端部を固定窓とし、客用ドア間の大窓は2分割化、開閉可能な構造に変更した。このため、屋根上の非常換気装置は省略された。車内天井部では中吊り広告枠の設置は省略された。ドア上に千鳥(交互)配置されているLED式の旅客案内表示器は、「TJライナー」での使用を考慮して、枕木方向(乗務員室仕切部と貫通路の上部)にも設置されている。

関東鉄道事業者では初めて座席に近畿日本鉄道の「L/Cカー」(5800系5820系など)のようにクロスシートロングシートとに転換できるマルチシート(住江工業製)が装備された。

座席の掛け幅は455 mmで、一般席には青色系で濃淡を組合せてハイグレード感を、優先席には従来の青緑色系で安心感を演出した。貫通路側の3人掛け座席は転換装置を装備していないが、背もたれ高さは他の座席に合わせられ、ひじ掛けも装備された。クロスシート使用時には、乗客がペダルを踏むことで自由に座席を転換することができるが、ロングシート使用時にはペダルが収納される。「TJライナー」、池袋で折り返し「TJライナー」となる快速急行、「TJライナー」の折り返し普通列車(小川町 - 森林公園間)で運用される場合はクロスシートとなるが、それ以外はロングシートとなる。座席端の袖仕切はクロスシート運用時を考慮して大形化されている。

走行機器などは従来車両と同様であるが、空気圧縮機は除湿装置一体形のパッケージコンプレッサ(ユニットCP)に変更した。床下では各車両の座席を制御する「座席制御箱」が設置されているほか、先頭車には戸閉制御切換装置が設置されている。

運転台は50000系に準じているが、計器盤右側上部にTE装置スイッチを設置した。なお、座席の転換(ロングシート・クロスシート池袋向き・クロスシート寄居向きから選択)は運転台にあるATIのモニター画面から行う。

第1編成は2008年2月2日から4日にかけて、第2編成は同月16日から18日にかけて、第3編成は3月1日から3日にかけて、第4編成は同月16日から18日にかけて、森林公園検修区へ甲種輸送され、2008年3月21日に報道公開された。また、同月23日に森林公園検修区で「TJライナー愛称決定記念イベント」が開催され、第1・2編成が池袋発森林公園行の臨時列車に充当された。先頭車の前面には「TJライナー」のデビュー告知ステッカーが貼付され、車内には東上線の歴代特急の写真などが展示された。さらに同年4月20日には第1編成が臨時急行「七峰号」に充当され、6月14日から本格的な営業運転を開始した。

  • 51095編成から客用ドア戸先部に黄色のマーキング表示を実施。さらにドア開閉表示灯の設置とドア横に独立した手すりを設置した。

2010年10月29日発表の「東武グループ中期経営計画 20102013」では今後「TJライナー」を増発することが計画され[19]、2011年に増発を行った。

編成組成[編集]

 
← 池袋
小川町 →
組成 クハ51090
(Tc1)
モハ52090
(M1)
モハ53090
(M2)
サハ54090
(T1)
モハ55090
(M3)
サハ56090
(T2)
サハ57090
(T3)
モハ58090
(M1')
モハ59090
(M2')
クハ50090
(Tc2)
搭載機器   VVVF2・PT SIV・CP   VVVF1・PT     VVVF2・PT SIV・CP  
自重 28.2 t 33.9 t 33.4 t 25.5 t 32.3 t 25.5 t 25.5 t 33.9 t 33.4 t 28.2 t
定員 ロング/クロス 124/118 136/131 135/129 135/129 135/129 135/129 135/129 135/129 136/131 124/118
車両番号 51091

51096
52091

52096
53091

53096
54091

54096
55091

55096
56091

56096
57091

57096
58091

58096
59091

59096
50091

50096
凡例
VVVF2:主制御器(1C4M2群)、VVVF1:主制御器(1C4M1群)、SIV:補助電源装置(静止形インバータ)、CP:空気圧縮機、PT:集電装置

運用[編集]

50000系
東上線池袋 - 小川町間でTJライナー以外の全種別で運用される。基本的に8000系・10000系・30000系との運用区別はない。
50050系
自社線は伊勢崎線押上 - 久喜間(うち押上 - 東武動物公園間は愛称「東武スカイツリーライン」区間)、日光線東武動物公園 - 南栗橋間で運用される。種別は原則として準急・急行のみで運用される。基本的に30000系との運用区別はない。
東京メトロ半蔵門線全線、東急田園都市線全線へも乗り入れる。
50070系
50000系の地上運用に加え、東京メトロ有楽町線と副都心線全線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線全線へも乗り入れる。東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線では各停以外の種別で運用される。基本的に9000系との運用区別はない。
50090系
東武東上線池袋 - 小川町間の全種別で運用される。
TJライナーは原則として当形式のみが使用される。

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 鉄道ピクトリアル編集部 (2005年10月10日), “東武鉄道50000系”, 鉄道ピクトリアル 55 (10臨増)
  2. 50000系列以前に東武は同社の座席を採用しているのかは不明。
  3. この構造は51001編成・51002編成と51051編成 - 51060編成が該当する。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2006年2月号新型車両プロフィールガイド「地下鉄11号線相互直通50050系車両」記事参照。
  5. 力行1 - 4ノッチ・常用ブレーキ1 - 7段・非常
  6. 6.0 6.1 50000型は51003編成以降、50050型は51061編成以降、50070型は51075編成が該当。
  7. 7.0 7.1 鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」2006年3月号新型車両プロフィールガイド「東武鉄道50050系の概要」記事参照。
  8. 50000系の7人掛けロングシート換算で1,050 W2台分に相当。
  9. 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表」『鉄道ファン』2009年9月号(通巻581号)付録、交友社
  10. 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表」『鉄道ファン』2010年9月号(通巻593号)付録、交友社
  11. 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表」『鉄道ファン』2011年9月号(通巻605号)付録、交友社
  12. 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 「大手私鉄車両ファイル 車両配置表」『鉄道ファン』2012年8月号(通巻616号)付録、交友社
  13. 鉄道ジャーナル2006年3月号 新型車両プロフィールガイド「東武鉄道50050系の概要」参照。
  14. 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2010年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑「東武鉄道50000系 3・4次車」参照。
  15. 岸直樹 (2006-10-10), “東武鉄道50050系”, 鉄道ピクトリアル 56 (10): 144-145
  16. 岸直樹 (2006-02-01), “東武鉄道50050系”, 鉄道ファン 46 (2): 104-108
  17. ATC/ATS切換、ATO運転モード切換(平常運転 - 回復運転)、手動 - ATO/TASC運転切換、ワンマン - ツーマン切換の各スイッチと仕切開戸操作器(電磁鎖錠用)。
  18. 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2012年4月号93頁Topic Photos「東武東上線50070系増備」参照。
  19. 東武グループ中期経営計画 2010〜2013の策定についてPDF  2010年10月29日、東武鉄道

参考文献[編集]

  • 根岸徹 (2005-03-01), “東武鉄道50000系”, 鉄道ファン 45 (3)
  • 倉持直樹 (2007-07-01), “東武鉄道50070系”, 鉄道ファン 47 (7)
  • 岸,直樹 (2008-06-01), “東武鉄道50090系”, 鉄道ファン 48 (6)
  • 鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル
    • 2005年3月号 新型車両プロフィールガイド「東武鉄道新型通勤車両50000系の概要」
    • 2006年3月号 新型車両プロフィールガイド「東武鉄道50050系の概要」
  • 鉄道図書刊行会鉄道ピクトリアル
    • 2005年3月号 New model「東武鉄道50000系」
    • 2005年10月号増刊 鉄道車両年鑑2005年版「東武鉄道50000系」
    • 2007年10月号増刊 鉄道車両年鑑2007年版「東武鉄道50070系」
    • 2008年1月号増刊 特集「東武鉄道」
    • 2008年10月号増刊 鉄道車両年鑑2008年版「東武鉄道50090系」
    • 2010年10月号増刊 鉄道車両年鑑「東武鉄道50000系(3・4次車)」
  • ネコ・パブリッシングRail Magazine
    • 2005年3月号 NEW COMER GUIDE「東武鉄道50000系」
    • 2006年2月号 NEW COMER GUIDE「東武鉄道50050系/東上線50000系2次車」
    • 2007年7月号 NEW COMER GUIDE「東武鉄道50070系」
    • 2008年6月号 NEW COMER GUIDE「東武鉄道50090系」
  • 日本鉄道運転協会「運転協会誌」2006年2月号新型車両プロフィールガイド「地下鉄11号線相互直通50050系車両」
  • 和嶋武典・松本雅一・関野眞一「新しい鉄道車両システム技術」、『日立評論 2005年9月号』、日立製作所、2005年、pp.16-20

関連項目[編集]

ロング・クロス可変座席を持つ他社車両
(本文中記載のものを除く)

外部リンク[編集]