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なお、横浜市営地下鉄ブルーラインの下飯田駅は仮称をそのまま正式駅名としている。
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2018年12月17日 (月) 13:15時点における最新版

ゆめが丘駅

ゆめが丘駅(ゆめがおかえき)は、神奈川県横浜市泉区下飯田町にある、相模鉄道いずみ野線である。関東の駅百選認定駅。駅番号はSO36

年表[編集]

駅構造[編集]

ゆめが丘駅

島式ホーム1面2線を有する高架駅

斬新な造りの駅で、駅全体をカーブした鉄骨で囲み、鉄骨の間に屋根や風除けの板をはめ込んだ形状となっている。この板は透明なアクリル製であるが、劣化により視界は悪い。当駅の起点側260mの位置にある都市計画道路環状4号線を跨ぐ橋は、在来鉄道で日本初のニールセン・ローゼ橋を採用している。ホームから駅の南側にある横浜市営地下鉄ブルーライン下飯田駅の駅舎を望むことができる。

他の相鉄の駅とは違い、自動精算機を設置するスペースは確保されているものの、自動精算機は設置されていない。また、ICカードチャージ機も設置されていない。

のりば[編集]

1 いずみ野線 湘南台方面
2 いずみ野線 二俣川横浜大和海老名方面

利用状況[編集]

一日あたり乗車人員の推移

2012年度の乗降人員は2,208人[1]で開業以来相鉄線で最下位である。2003年度までは減少傾向であった。2004年度以降増加に転じ、増加率は首位クラスである(2005年度のみ平沼橋駅に次いで2位)。近年の一日平均乗車人員推移は下表のとおり。

年度 一日平均
乗車人員[2]
1998年[注 1] 805
1999年 648
2000年 571
2001年 540
2002年 528
2003年 527
2004年 558
2005年 632
2006年 730
2007年 790
2008年 880
2009年 989
2010年 1,040
2011年 1,050
2012年 1,100

駅周辺[編集]

駅周辺には田畑が広がっている。「泉ゆめが丘地区」は市街化調整区域に長年指定されていたため開発が遅れているが、2013年度中には市街化区域に編入される予定で、今後は当駅周辺においても再開発の本格化が見込まれる[3]

泉ゆめが丘地区の再開発[編集]

当駅及び下飯田駅周辺(泉ゆめが丘地区)は、「都市計画マスタープラン・泉区プラン」において「都市基盤施設と一体となった計画的な開発を誘導し、良好な居住環境を備えた市街地の形成を図る」地区として位置付けられている。周辺エリアの市街地の形成に向け、1999年に地元地権者を中心として発足した「いずみ田園第一地区土地区画整理準備組合」を2007年末に解散し、新たに「泉ゆめが丘土地区画整理組合設立準備会」が発足した[4]

2008年度には横浜市が「泉ゆめが丘地区」を特定保留区域に設定[注 2][5]、また横浜市都市整備局は「泉ゆめが丘土地区画整理組合設立準備会」の支援を表明し、泉ゆめが丘地区(25.1ヘクタール)の市街化区域への編入を視野に協議を促進し、早期の事業化を目指すと発表している。さらに2013年4月には横浜市と相鉄ホールディングスが、相鉄いずみ野線沿線地域(二俣川〜ゆめが丘)を豊かな自然環境や未利用地などの有効活用により新たな街づくりを目指すモデル地域に指定し、協定を締結している[3]

再開発事業の施行期間は2013年度〜2020年度を予定、総事業費は約110億円を見込む。2013年度中には市街化区域への編入及び土地区画整理事業の都市計画決定などを行う予定である。相鉄では2018年度以降、神奈川東部方面線の運行(JR及び東急との相互直通運転)が開始となる予定で、当地区における再開発により沿線の活性化も期待できる[3]

都市計画決定に向けた導入機能、ゾーニングなどの検討が進められており、交通広場や駅へのアクセス道路とともに、駅周辺への商業施設の集積、都市型住宅の整備を進めることが考えられている。公共施設整備では、下飯田駅の駅前広場設置、幹線道路、区画道路、公園などの整備を予定している。

バス路線[編集]

最寄り停留所は、環状4号線上にあるゆめが丘駅入口となる。以下の路線が乗り入れ、神奈川中央交通により運行されている。

駅名の由来[編集]

工事着手時点の仮称は所在地の町名から「下飯田駅」であったが、「今後の夢を抱ける街」を願って「ゆめが丘」とされた。その名称に引っ掛けて本線希望ヶ丘駅 - 当駅間の硬券往復乗車券「ゆめきぼ乗車券」が受験生などの縁起担ぎグッズとして発売されている。

なお、横浜市営地下鉄ブルーラインの下飯田駅は仮称をそのまま正式駅名としている。

画像[編集]

隣の駅[編集]

相模鉄道
いずみ野線
特急
通過
快速・各駅停車
いずみ中央駅(SO35) - ゆめが丘駅(SO36) - 湘南台駅(SO37)

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 1999年3月10日開業、以降22日間のデータ。
  2. 特定保留区域とは、土地区画整理事業などが行われ計画的な市街地整備への準備が整った段階で、市街化調整区域から市街化区域に編入できる区域のことである。

出典[編集]

外部リンク[編集]