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* [[ツイッター]]で経営者の名言をリツイートしてる | * [[ツイッター]]で経営者の名言をリツイートしてる | ||
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* [[児玉竜一]] | * [[児玉竜一]] | ||
+ | * [[慶大生Tehu]] | ||
* [[アイセック]] | * [[アイセック]] | ||
+ | * [[田中友紀子]] | ||
+ | * [[奥田愛基]] | ||
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2015年9月23日 (水) 11:02時点における最新版
意識高い系とは、元々はネットスラングで、インターネットで自分の経歴や人脈を過剰演出し、パッと見はスゴい人のように思えるのですが、実際の経歴や活動は大したことない人々のことを差す。
目次
概要[編集]
『意識高い系』というのはネットスラングになっている言葉で、セルフブランディング、人脈作り、ソー活、自分磨きに前のめりになっている若者たちのことをいう。彼らはやたらと自分を大きく見せたがり、SNS上で活動をアピールするという特徴がある。
現実では大したことない人間でも、インターネットなら偉そうにふるまうのは簡単である。インターネットでならいくらでも自分のキャリアを盛ることができると意識高い系は思っているので、インターネットでは実に偉そうにしている。
特徴[編集]
常見陽平は『「意識高い系」という病』(ベスト新書)の中で「意識が高い人(笑)」という言葉をあげている。
もともと学生主体の就職活動イベントなどの謳い文句が「意識の高い学生たちが集まるイベントです」であったことから、これを揶揄するようなかたちでネットで使われ始めた。つまり、学生の就活にまつわる言葉なのだが、それが現在では一般にも使われるようになっているという。
特徴は、常見によれば、
- やたらと学生団体を立ち上げようとする
- やたらとプロフィールを「盛る」
- 全ては自己アピール、質問が長い
- ソーシャルメディアで意識の高い発言を連発
- 人脈をやたらと自慢、そして利用する
- やたらと前のめりの学生生活を送る
- 人を見下す
の7つ。
“意識高い系”を見分ける特徴は、
- 友達が多いことを自慢したがる
- 自分が主催するサークルやイベントに誘ってきたがる
- 有名人と友達であることをアピールしたがる
- SNSで政治家や有名人に提言したがる
- 現実の行動について指摘すると言い訳ばかり
- SNSで政治に提言する
- TOEICの点数をさりげなく自慢
- スタバでMacを広げる
- 外国で死ぬ
- 積み上げられた自己啓発本
- 相手の意見を聞いた後「でもね」
- 名言・格言をSNSに投稿しまくる
- サークル活動を『仕事』という
- 謎の外来語を織り交ぜる
- 簡単な内容を出来るだけ難しく説明する
- 自分を頭良さそうに見せるのが最大の目的だから中身がない
- 意識高い奴系は意識よりも自己顕示欲が高い
- 周りに良く思われたくて仕方なさそうに見える
- タンブラーにこだわりの飲み物
- 休みのことをオフって言う
意識高い系大学生が好きな言葉[編集]
- アウトプット
- ライフハック
- 起業
- 将来性
- 人脈
- アジェンダ
- スキーム
- 貢献
- 携わる
- レジェメ
- マイノリティ
- TOEIC
- コミットメント
- いいね!
- ロジック
- イノベーション
- 戦略的思考
- win-win
- コンセンサス
- プロセス
- インセンテイブ
- シナジー
- シェア
意識高い系がよく使う言葉[編集]
- フレキシブル
- コンセンサス
- インフルエンサー
- コミット
- プロセス
- インセンティブ
- アウトプット
- プロパガンダ
- ガバナンス
- モチベーション
- アグレッシブ
- プライオリティ
- コンプライアンス
- スキーム
- オポチュニティ
- イノベーション
- タスク
- ベネフィット
- メソッド
- キャッチアップ
- アーバンパーク
- アンテナを張る
- アジェンダ
- アジャスト
- クリシェ
- バイアス
- アダプト
- コンセンサス
- プライオリティ
- ドラスティック
- アライアンス
- ベクトル
- フラッシュアイディアなんだが聞いてほしい
- コンピテンシー
- インシデント
意識高い系のあるある[編集]
- 使いもしないネットブック持参してくる
- FBに書くために行動
- クロスバイクで通学
- Twitterで政治的発言
- 忙しい自分が大好き
- 外人に絡む
- 意識高いのは良いがアピールがウザイ
- スタバでmacをカチャカチャ
- 実はあまり偏差値の高くない大学に在籍中
- SNSで株式会社○○内定者と書く
- ビジネス=かっこいいみたいな思考
- facebookに英語で投稿する
- ツイッターで経営者の名言をリツイートしてる
- FBの好きな本になぜか『ハーバード流宴会術』
- やたら感謝している
同じゼミのデブスの話なんだけど[編集]
- 自称「○大の元気印」
- 公務員志望なので大学一年から毎日10時間は勉強してると周囲にアピール
- ツイッターで経営者の名言を垂れ流す(公務員にも経営的視点が必要だかららしい)
- 大学の自治会・学祭実行委員・体育祭実行委員に参加して毎日忙しいアピール
- 埋まりまくったスケジュール帳のコピーを取り「これが○大生の一か月だ!」と銘打って後輩に配布
- コネを作るべく地元の県庁に毎週行っては県庁内でゴミ拾い
- 「私が県庁に入ったら実施したい政策10箇条!」みたいなのを同期の公務員志望者に配る
- 成績は悪い(GPA1,9)だが口癖は「人の価値はGPAでは測れない」
- 講義が終わったら必ず教授のところに駆け寄って「今日もありがとうございました!素晴らしい講義でした!!」とか言いに行く
- 在学中に同好会(学校非認可)を7つほど創設
そんなデブスが民間・公務員共に面接で全滅しててワロタwwwww
正直こいつの処世術すげぇなぁ……って思ってたけど残念すぎるwwwww
意識高い系ビジネスマンの今後とその限界[編集]
ブームにもなった仕事術、自己啓発系のビジネス書は今売れているのか。人気雑誌のリニューアルから「意識高い」系ビジネスマンの今を、作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が考える。
この6月、『日経ビジネスアソシエ』がリニューアルしました。そう、ビジネスパーソン向けの「自分磨き雑誌」ですね。意識高い系雑誌です。
今回のリニューアルですが……。率直に時代遅れ感が半端ないなと思いました。そして、この雑誌だけでなく、「自分磨き」というものの限界を感じた次第です。なぜ、そう感じたのか?そもそも、「自分磨き」で幸せになれるのか?
皆さんの中には、「そもそも、『日経ビジネスアソシエ』って何?」という人もいることでしょう。簡単に説明します。
この雑誌は『日経ビジネス』の姉妹誌として、2002年に創刊されました。『日経ビジネス』が主に中堅クラス~経営トップ層をターゲットとした、日本経済や企業の経営の動向を伝える雑誌だったのに対して、『日経ビジネスアソシエ』は20~30代の若手ビジネスパーソンを対象にしています。ビジネス界のトピックスを伝えつつ、スキルアップ、仕事術のノウハウが満載、キャリアについてのヒントに満ちたものになっています。
創刊当初は月刊誌でしたが、その後、隔週刊に。若手ビジネスパーソンを中心に人気を集めました。ライフハックや勉強会のムーブメントなどもブームのかなり前から取り上げていました。あの勝間和代さんが、まだ外資系証券会社に勤務していて、書籍デビューする前、彼女に注目し、連載を企画したのはこの雑誌です。「手帳活用術」を特集した2007年11月6日号で部数は過去最高になりました。
しかし、その後、部数は下降。雑誌の事情に詳しい方によると現在の部数はピーク時の3分1以下だとか。2012年にはついに月刊に戻りました。
この春には編集長も泉恵理子さんに交代し、このたび発売された2014年7月号からリニューアルが行われました。リニューアルですが、ポイントは大きく2つです。
1.登場人物の変更
これまで紹介してきた企業内イノベーターなどの、活躍する若手ビジネスパーソンだけでなく、著名経営者、話題の人物も積極的に紹介。
2.15本の新連載
連載が総入れ替えに。なんと、15本もの新連載のスタートです。ベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』の著者、ケリー・マクゴニガルさんが、日本の雑誌に初めての連載を掲載。NHK連続テレビ小説「花子とアン」の原案者であり、作家の村岡恵理さんの連載も。経営者や話題の人へのインタビュー企画、各界の著名人のリレーコラムなども始まりました。
この2点が大きなポイントです。その他、2014年5月号から表紙の文字も明朝体になり、より上品なイメージになりました。
ここまで見ると、かなり気合いが入っているように見えるリニューアルなのですが……。実は元読者だった私に言わせると、「いったいどこが変わったか分からない」というのが率直な感想です。
泉編集長はリニューアルの挨拶で「著名経営者、話題の人物も積極的に紹介」と言っているのですが、その例として出ているYahoo!の副社長や、『島耕作』シリーズの著者弘兼憲史さんというのは、既視感のある登場人物です。著名経営者で言うならば、カルロス・ゴーンクラスも含めて初期にとっくに登場しているわけで。何が新しいのかわかりません。
新連載15本というのはパワーがかかるわけで本気度を感じますが、目新しい企画はありませんでした。なんせ、連載のコーナーが変わっても、やはり登場人物がこれまでとあまり変わらないと感じるのです。LINEの森川社長に、朝井リョウさんに、荒川静香さん。既視感、ありまくりです。
自分磨き系のノウハウや、著名人のインタビューもいまや、ネットで手軽に読める時代です。日経ビジネスオンラインや東洋経済オンラインなど、無料で読むことができるビジネス系サイトは実に充実していると感じます。ただでさえ雑誌にとって苦しい時代なのです。これで勝てると思っているのか。心配になりました。
ここまでは、『日経ビジネスアソシエ』のリニューアルについてのツッコミどころでしたが、ここからさらに広げて、自分磨きや、それに代表される意識高い系の限界について考えてみることにします。
もともと、『日経ビジネスアソシエ』がスタートした頃は、大企業も含めて日本のビジネス界の先行き不透明感が漂っていたため、会社にしがみつかずに生きている個人を応援するというミッションがありました。
ただ、この十数年で可視化されたのは、個人がいくら努力しても限界があるということではないでしょうか。一世を風靡したカツマーブームの終焉は、単に勝間和代さんが飽きられただけではなく、やっぱり頑張っても勝間さんのようにはなれないんだ、さらに、経済環境がよくならないと努力しても意味がないのだということにみんな気づいたからではないでしょうか。勝間さんの本に限らず、自己啓発系、仕事術系の本で売れている本の噂はほぼ聞いたことがありません。
自分自身、『日経ビジネスアソシエ』のかなり熱心な読者で、学んだ仕事術も職場で試しましたし、勉強会も通っていました。ただ、経済環境や会社そのものの調子が悪いと努力しても無駄だと気付きましたし、そもそも意識高い取り組みをやる前に、自分の仕事を努力しなければ意味がないと思った次第です。
やや意地悪な言い方をするならば、自分磨きというものは「自分さえ生き残ればよい」という発想です。自己満足であり、自己保身にしかすぎません。今、真に意識高い人にとって必要なのは、社会がどうなっているのかを直視すること、その上で社会をどうするかを考えることです。この時点で『日経ビジネスアソシエ』に代表される自分磨きは、意識が高そうで、実は極めて低いのではないかと思ってしまうわけです。
というわけで、『日経ビジネスアソシエ』のリニューアルをキッカケに自分磨き、意識高い系の限界を感じてしまった次第です。はい。読者は果たして増えるのでしょうか。激しく傍観したいと思います。