「パソコンゲーム」の版間の差分
(新しいページ: ''''パソコンゲーム'''はコンピュータゲームの内パーソナルコンピュータ(パソコン、PC)で動作するものを指す。'''パソゲー'...') |
細 |
||
71行目: | 71行目: | ||
*[[:Category:MSX/MSX2用ソフト]] | *[[:Category:MSX/MSX2用ソフト]] | ||
*[[不謹慎ゲーム]] | *[[不謹慎ゲーム]] | ||
+ | |||
+ | {{Wikipedia/Ja}} | ||
+ | |||
[[Category:パソコン用ゲームソフト|*]] | [[Category:パソコン用ゲームソフト|*]] | ||
[[Category:パーソナルコンピュータ|はそこんけむ]] | [[Category:パーソナルコンピュータ|はそこんけむ]] | ||
− |
2008年2月17日 (日) 17:33時点における最新版
パソコンゲームはコンピュータゲームの内パーソナルコンピュータ(パソコン、PC)で動作するものを指す。パソゲーと省略されることもある。
今では、PCのプラットフォームの違いがほぼ無くなったことによる海外版ソフトの普及を通してPCゲームと呼ばれることが多い。
目次
日本のパソコンゲームの歴史[編集]
1980年代にはNECやシャープをはじめとした多くのパソコンメーカーより8ビットのBASICマシンが発売されていた。記憶媒体、記憶容量、グラフィックの性能を、フルに活用したゲームがソフトメーカーにより開発され、そのアプリケーションに対する需要も一部ユーザーを通じて高く、パソコン黎明期から存在したジャンルである。またパソコンゲーム専用の雑誌も当時は発行されており十分な市場を形成していた。
やがてパソコンが16ビット化されるようになると、高い処理能力と美麗な表現能力を効果的に用いるようになったが、ホビー向けのパソコン市場でNECのPC-9800シリーズの一人勝ち状態になったことで価格・性能競争が鈍化し、家庭用ゲーム機が高性能化するにつれパソコンゲームとの格差は縮まり、購入に多大な金額を要する(当時で20万円前後)パソコンを使ったゲームは、家庭用ゲーム機で扱えないアダルトゲーム(いわゆるエロゲー)を除いて衰退の一途をたどり、ソフトメーカーも撤退するか専用ゲーム機でのゲームソフト制作に転向する会社が相次いだ。
しかし、PC/AT互換機を中心にパソコンの価格競争・性能競争が継続していたアメリカにおいては「家庭用ゲーム機ではできない高性能を活かしたゲーム」を出すことで家庭用ゲーム機とパソコンゲームの住み分けができており、1990年代になってDOS/VやMicrosoft Windowsによって日本語環境を扱えるようになったPC/AT互換機が日本のパソコン市場からPC-9800シリーズを駆逐したことにより、機種の違いでプレイすることが難しかった欧米産パソコンゲーム(洋ゲー)が日本のパソコンでもプレイできるようになった。
2000年代、日本のパソコンゲーム市場は3Dグラフィック等の高い技術力を持つ海外パソコンゲームと、2Dグラフィックを主体とするアダルトゲームの二極化した状態にある(その為、パソコンゲーム=アダルトと誤解する人も少なくない)。しかし、パソコンの低価格化やインターネットの普及に伴い、オンラインゲームを中心に国産のパソコンゲームも少しずつ勢いを回復しつつある。
主なジャンル[編集]
- シューティングゲーム
- アクションロールプレイングゲーム
- アドベンチャーゲーム
- シミュレーションゲーム
- パズルゲーム
- レーシングゲーム
- アダルトゲーム
- オンラインゲーム
- クライムアクションゲーム(例:Grand Theft Autoシリーズ、Mafia等)
- 残酷ゲーム(例:ポスタルシリーズ等)
黎明期の主なソフトメーカー[編集]
現在、上記に挙げたメーカーの一部は日本コンピュータゲーム協会(JCGA)を結成している。
パソコンゲームの魅力[編集]
パソコンならではの拡張性[編集]
パソコンならではの高い拡張性(家庭用ゲーム機と比較しての大容量メモリ、大容量ストレージ、高品位なサウンドデバイス、高い性能のグラフィック、インターネットとの親和性など)を生かし、映像・音声・ネットワークサービスの面で家庭用ゲーム機では難しい高画質・高音質・高度なサービスを実現している。
自由な制作と配布・頒布[編集]
ゲーム製品の開発の面では家庭用ゲーム機のように特殊なソフトウェアや開発機材、大規模な開発環境を必要とせずゲーム機メーカーによる流通の制限も無いため、プログラミング言語の習得さえ可能であれば自由に作成し配布・頒布・販売できる。
そのため、フリーソフトウェアからシェアウェア、オープンソースソフトウェア、企業や団体による市販ソフトウェアなど様々な流通形態をとることが可能であり、パソコンを所持していればあらゆる方法でゲームを入手し楽しむことができる。
さまざまなゲーム規模[編集]
コンシューマーゲームでは、近年特に複雑化・内容の高度化・プレイ時間の長時間化が進んでおり、時間をかけてゲームを楽しめることが要求されているが、パソコンゲームの場合単純で必須時間が数分のゲームから、複雑・高度で長時間プレイが可能なものまで幅広くそろっており、暇つぶしから本腰を入れたプレイまであらゆるニーズに応えられる種類がある。
ゲームの更新、拡張[編集]
インターネットを利用した、不具合やバランス修正などリリース後も更新することができる。 また一部ゲームではユーザー自身がMODと呼ばれるゲームの拡張や修正を行うことができる。 有名なMODの代表例は、ハーフライフのMOD、カウンターストライクがある。またメーカー側もMODをサポートしたゲームをリリースしている。
パソコンゲームの問題点[編集]
違法コピー問題[編集]
家庭用ゲーム機とは違い、さまざまな機種やメーカーのパソコン上で動作させることが前提のパソコンゲームでは、ソフトウェア媒体に特別なコピープロテクトを施すことが難しく、常に違法コピーとその対策が繰り返されている。その結果強力なコピープロテクトを施したソフトも幾度となく登場しているが、コピープロテクトとディスクドライブとの相性問題(後述)が発生して環境によっては正規のソフトでも起動ができないという問題も起こっている。
相性問題[編集]
家庭用ゲーム機ではマイナーチェンジなどがあったとしても基本的に同一機種間の互換性が保障されているため、ゲームソフトを購入すれば即遊ぶことが可能だが、パソコンはさまざまなメーカーや機種が存在するため、装着されているハードウェアやデバイスドライバ、OSのバージョンやインストール状態により正常に動作しない問題がある。
またパソコンは家庭用ゲーム機に比べハードウェア構成が統一されていないため、ゲームによっては高性能なグラフィックカードやサウンドカード、処理の早いCPUや潤沢なメモリを要求され、追加投資が必要となることがある。近年のパソコンゲームの表現力の向上(グラフィックの3D化、音声の高音質サラウンド化など)やインターネット対応化によりこの問題がより顕著になってきた。
関連項目[編集]
このページはウィキペディア日本語版のコンテンツ・パソコンゲームを利用して作成されています。変更履歴はこちらです。 |