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篠原大貴(しのはら だいき)とは、スカイプから指示を出すことで女子高生の裸画像を送らせる魔術師である。
目次
変態先生の早乙女利駆(さおとめりく)さんがスカイプで少女脅して裸撮影し逮捕(2012年8月)[編集]
元教師のハンドルネーム公表 福井県警、児童ポルノで再逮捕
インターネットの電話サービス「スカイプ」を悪用して少女を脅し、児童ポルノを撮影していた事件で、福井県警は8月20日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕、起訴された京都府京丹後市の元府立宮津高校教員、篠原大貴(27)が、スカイプで使用していた「早乙女利駆(さおとめりく)」というハンドルネームを公開した。
ハンドルネームは、インターネットをはじめとしたネットワーク上で活動するときに用いる名前。
また県警は同日、2012年5月に岡山県在住の女子高生=当時17歳=を脅して裸を撮影したとして、同法違反と強要の容疑で、篠原被告を再逮捕した。
県警によると、篠原容疑者のパソコンなどには、複数の少女の裸写真や動画が保存されていたため、捜査関係者は「ハンドルネームを見て、被害者に名乗り出てもらいたい」と呼び掛けている。
ホスト風教師が16歳少女を裸にした「手口」[編集]
簡単にテレビ電話のように使えるスカイプ。教師はこの機能を悪用した。
「その話、ネットでバラすよ」-。それまで話し上手で、優男を装っていたホスト風の男は「Skype」のテレビ電話の画面で突然、すごみ始めた。男の豹変ぶりにパニックを起こした16歳の少女は、その場を何とか切り抜けようと、脅されるがままパソコンの前で服を脱いでいった。そして、男はコレクションを集めるようにその様子を録画した…。
拘置所では正座して読書[編集]
児童買春・ポルノ禁止法違反などの容疑で福井県警に逮捕、起訴されたのは、京都府立宮津高校の元教師、篠原大貴(27)だった。
2011年12月24日にインターネットでテレビ電話ができるソフトを利用し、少女が18歳未満と知りながら、脅迫して裸になるよう要求。その映像をカメラで撮影して児童ポルノをつくった。現役の高校教師による、クリスマスイブの卑劣な犯行だった。
篠原は、拘置所で文庫本を読む際も正座して姿勢をただして読むような毎日を送っている。捜査関係者でさえ、「一見、恐ろしくまじめな青年にみえる」と明かす。面会に訪れた京都府教委の関係者にも「とんでもないことをしてしまった…」と反省の弁を重ねた。
ホスト系装って[編集]
しかし、まじめな表の顔と、ネットで見せる裏の顔とを使い分けていたのか、篠原被告の自宅から押収したパソコンなどからはスカイプを通じて入手したとみられる数人の少女の裸の写真や動画が見つかった。福井県警は、同法違反などの容疑で篠原被告を8月末に再逮捕した。
篠原は、スカイプではアニメの主人公からとったという親しみやすいハンドルネームを使い、ホスト系の若い男性を装っては、少女らにチャットを申し込んでいた。互いに顔の見えるスカイプのテレビ電話で親しげに世間話を始め、巧みな話術で少女からわいせつな話題を引き出す。すると突然、態度を豹変させてこう脅し始める。
「その話、いうことを聞かなかったら、ネットでバラすよ」
ソフトを使えばネット上の会話や映像を簡単に記録し、公開することもできるスカイプの特徴を逆手にとって少女を脅し、服を脱ぐよう仕向けていった。
ハンドルネーム公開も[編集]
なんとか逮捕にこぎつけたものの、今回の捜査では、スカイプによる匿名の通話を捜査することの難しさも浮き彫りになった。
福井県警は、欧州のユーザー管理会社にハンドルネームについて照会したが、似たようなハンドルネームが複数あり、それらを分析して犯行に使用されたものを特定する作業は難航。篠原を割り出すために相当な時間を要した。
こうした経緯から、福井県警は「泣き寝入りしている被害者にも名乗り出てもらいたい」と、篠原被告の再逮捕時にはハンドルネームを公開する方針だ。
ほかにもいたハレンチ教師[編集]
京都府教委は2012年8月9日、篠原を懲戒免職処分とした。実はこの日、府教委がハレンチ行為で処分したのは、篠原被告だけではなかった。ほかに2人いたのだ。
そのうちの1人は、京都府立高校の男性教師(40)。元交際相手に嫌がらせを繰り返したとして、停職6カ月の処分を受けた。府教委などによると、嫌がらせは、元交際相手の女性に男友達ができたことに腹を立てたのがきっかけだった。
この教師は、女性を中傷するようなメッセージをブログに掲載したり、紙にしたためて女性の車のワイパーに挟んだり、女性宅のポストに入れたり…と、陰湿な嫌がらせを繰り返していた。耐えかねた女性が5月下旬、教師の勤め先の高校に相談し問題が発覚した。
性癖見抜けず高評価[編集]
もう1人の府立高校の男性教師(31)も、女子生徒へのセクハラ行為で停職6カ月の処分となった。数学の担当だったこの教師は、休み時間や補習の時間中、生徒が尋ねた質問に答えながら、手の甲で、女子生徒の腕や膝、胸などにソフトタッチを繰り返した。
「被害者」は7月中だけで4人。コミュニケーションのつもりのボディータッチだったとして、「ぐっと握ったわけではなく、手の甲で軽く触れる程度」と、府教委まで釈明に追われた。
篠原のように事件にこそ発展しなかったものの、停職6カ月の処分を受けた2人は依願退職し、いずれも教師の職を失った。京都府教委は「教師としてあるまじき行為で、公教育に対する府民の信頼を裏切ったことは遺憾に思う」と陳謝したものの、これまでの3人の評価については「とても優秀な先生たちで処分歴もない」と、繰り返すばかり。
処分された教師はもとより、府教委はこれらの教師たちの性癖を見抜けず、安易に高く評価していた。結果、ハレンチ行為の「犠牲者」を相次いで出してしまった。その責任は、決して軽くはない。