「続柄」の版間の差分

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[[画像:Japanese Kinship.svg|thumbnail|200px|right|続柄の関係図]]
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[[ファイル:Japanese Kinship.svg|thumbnail|300px|続柄の関係図]]
'''続柄'''(つづきがら、ぞくがら)とは[[血縁]]あるいは[[婚姻]]の関係のことである。正しい読みは「つづきがら」で、「ぞくがら」は慣用読みである。
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'''続柄'''(つづきがら、ぞくがら<ref>[http://dic.search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%B6%9A%E6%9F%84 「続柄」の検索結果 - Yahoo!辞書]と[http://kotobank.jp/word/%E7%B6%9A%E6%9F%84 続柄 とは - コトバンク]には「'''ぞくがら'''」は「続柄('''つづきがら''')の'''俗な言い方'''」とある。</ref>)とは[[血縁]]関係あるいは[[婚姻]]関係を指す語である。
  
血族と姻族、直系と傍系、尊属と卑属の意味や親等については[[親族]]を参照のこと。
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[[血族]]と[[姻族]]、[[直系]]と[[傍系]]、[[尊属]]と[[卑属]]の意味や親等については「[[親族]]」を参照すること。
  
__NOTOC__
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本項目において「親族」とは、[[b:民法第725条|民法第725条「親族の範囲」]]で定める「法定親族」を指す。
;目次
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{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="text-align:center"
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== 一覧 ==
!世代
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横軸の数字は同世代者の[[親等]]、縦軸の数字は直系者の親等でその他の続柄については縦と横の数字を[[加算|足せば]]その者の親等となる。[[民法 (日本)|民法]]により親族となる6親等以内を薄いピンクの背景で、その[[配偶者]]も親族([[姻族]])となる3親等以内を濃いピンクの背景で示す。
!直系
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!傍系
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呼称は簡潔に示している。別名・別表記・使い分けについては各節を参照。
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{| class="wikitable" style="text-align:center; white-space:nowrap"
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!colspan="2" rowspan="2"|&nbsp;!!直系!!colspan="6"|傍系
 
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|-
|尊属
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!0!!2!!4!!6!!8!!10!!12
|・[[#直系尊属(6親等内)|6親等内]]<br />([[#父|父]]、[[#母|母]]、[[#祖父|祖父]]、[[#祖母|祖母]]など)<br />・[[#直系尊属(6親等外)|6親等外]]
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|・[[#傍系尊属(6親等内)|6親等内]]<br />([[#おじ|おじ]]、[[#おば|おば]]など)<br />・[[#傍系尊属(6親等外)|6親等外]]
+
 
|-
 
|-
|同世代
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!rowspan="6"|<br/>属!!6
|・本人
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|style="background:#FFCCCC"|&nbsp;||||||||||||
|・[[#傍系同世代(6親等内)|6親等内]]<br />([[#兄|兄]]、[[#|姉]]、[[#弟|弟]]、[[#妹|妹]]、[[#いとこ|いとこ]]など)<br />・[[#傍系同世代(6親等外)|6親等外]]
+
 
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|卑属
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|・[[#直系卑属(6親等内)|6親等内]]<br />(子、[[#息子|息子]]、[[#|]][[#孫|孫]][[#曾孫|曾孫]][[#玄孫|玄孫]]など)<br />・[[#直系卑属(6親等外)|6親等外]]
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|style="background:#FFCCCC"|&nbsp;||||||||||||
|[[#傍系卑属(6親等内)|6親等内]]<br />[[#甥|]][[#|]]など)<br />・[[#傍系卑属(6親等外)|6親等外]]
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|-
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!4
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|style="background:#FFCCCC"|高祖父母||style="background:#FFCCCC"|高祖伯叔父母||従高祖伯叔父母||再従高祖伯叔父母||三従高祖伯叔父母||四従高祖伯叔父母||五従高祖伯叔父母
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!3
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|style="background:#FF9999"|曽(曾)祖父母||style="background:#FFCCCC"|曽祖伯叔父母||従曽祖伯叔父母||再従曽祖伯叔父母||三従曽祖伯叔父母||四従曽祖伯叔父母||五従曽祖伯叔父母
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|-
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!2
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|style="background:#FF9999"|[[祖父]][[祖母|]]||style="background:#FFCCCC"|伯叔祖父母||style="background:#FFCCCC"|従伯叔祖父母||再従伯叔祖父母||三従伯叔祖父母||四従伯叔祖父母||五従伯叔祖父母
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|-
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!1
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|style="background:#FF9999"|[[親]]/[[]][[母]]||style="background:#FF9999"|[[おじ|伯叔父]][[おば|]]||style="background:#FFCCCC"|従伯叔父母||再従伯叔父母||三従伯叔父母||四従伯叔父母||五従伯叔父母
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|-
 +
!!!0
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|style="background:#FF9999"|'''本人'''||style="background:#FF9999"|[[兄弟姉妹]]||style="background:#FFCCCC"|[[いとこ|従兄弟姉妹]]||style="background:#FFCCCC"|[[はとこ|再従兄弟姉妹]]||三従兄弟姉妹||四従兄弟姉妹||五従兄弟姉妹
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|-
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!rowspan="8"|卑<br/>属!!1
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|style="background:#FF9999"|[[親子|]]/[[息子]]・[[娘]]||style="background:#FF9999"|[[甥]]・[[姪]]||style="background:#FFCCCC"|従甥姪||再従甥姪||三従甥姪||四従甥姪||五従甥姪
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|-
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!2
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|style="background:#FF9999"|[[孫]]||style="background:#FFCCCC"|大甥・大姪||style="background:#FFCCCC"|従姪孫||再従姪孫||三従姪孫||四従姪孫||五従姪孫
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|-
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!3
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|style="background:#FF9999"|曽(曾)孫||style="background:#FFCCCC"|曽姪孫||従曽姪孫||再従曽姪孫||三従曽姪孫||四従曽姪孫||五従曽姪孫
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|-
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!4
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|style="background:#FFCCCC"|玄孫||style="background:#FFCCCC"|玄姪孫||従玄姪孫||再従玄姪孫||三従玄姪孫||四従玄姪孫||五従玄姪孫
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|-
 +
!5
 +
|style="background:#FFCCCC"|来(耳)孫||来姪孫||従来姪孫||再従来姪孫||三従来姪孫||四従来姪孫||五従来姪孫
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|-
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!6
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|style="background:#FFCCCC"|昆(晜)孫||昆姪孫||従昆姪孫||再従昆姪孫||三従昆姪孫||四従昆姪孫||五従昆姪孫
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|-
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!7
 +
|仍(礽)孫||仍姪孫||従仍姪孫||再従仍姪孫||三従仍姪孫||四従仍姪孫||五従仍姪孫
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|-
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!8
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|雲孫||雲姪孫||従雲姪孫||再従雲姪孫||三従雲姪孫||四従雲姪孫||五従雲姪孫
 
|}
 
|}
  
==直系==
+
なおこの表で親子などの直系関係は基本的に上下だが、傍系尊属については左上‐右下である。たとえば、[[いとこ|従兄弟姉妹]]の[[親]]は(従兄弟姉妹の上の従伯叔父母ではなく)左上の[[おじ|伯叔父]][[おば|母]]である。
===直系尊属(6親等内、6代前までの祖先)===
+
====父====
+
'''[[父親|父]]'''(ちち)とは直系1親等の[[親族]]で[[子]]から見て[[男性]]の[[親]]を指す語として使用される。[[自分]]の母親の[[再婚]]相手の男性すなわち'''継父'''(ままちち)や自分の'''[[養親|養父]]'''(ようふ)も「ちち」といったりする場合もある。
+
 
+
====母====
+
'''[[母親|母]]'''(はは)とは直系1親等の親族で子から見て[[女性]]の親を指す語として使用される。自分の父親の再婚相手の女性すなわち'''継母'''(ままはは)や自分の'''[[養親|養母]]'''(ようぼ)も「はは」といったりする場合もある。
+
 
+
====祖父====
+
'''[[おじいさん|祖父]]'''(そふ)とは直系2親等の親族で父母の父を指す語または自分の配偶者の父母の父を指す語として使用される。配偶者側(姻族)の場合と、祖母の再婚相手の男性や親の養父、親の再婚相手や養父母の父親も本人とは義理の関係にあたる。
+
 
+
====祖母====
+
'''[[おばあさん|祖母]]'''(そぼ)とは直系2親等の親族で父母の母を指す語または自分の配偶者の父母の母を指す語として使用される。配偶者側(姻族)の場合と、祖父の再婚相手の女性や親の養母、親の再婚相手や養父母の母親も本人とは義理の関係にあたる。
+
 
+
====曾祖父====
+
'''曾祖父'''(そうそふ)とは直系3親等の親族で祖父母の父を指す語、自分の配偶者の祖父母の父を指す語として使用される。「ひい」をつけ「ひいおじいさん」と呼ぶ場合もある。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされ、再婚相手や養親も本人とは義理の関係にあたる。
+
 
+
====曾祖母====
+
'''曾祖母'''(そうそぼ)とは直系3親等の親族で祖父母の母を指す語、自分の配偶者の祖父母の母を指す語として使用される。「ひい」をつけ「ひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされ、再婚相手や養親も本人とは義理の関係にあたる。
+
 
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====高祖父====
+
'''高祖父'''(こうそふ)とは直系4親等の親族で曾祖父母の父を指す語として使用される。「ひいひい」をつけ「ひいひいおじいさん」と呼ぶ場合もある。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====高祖母====
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'''高祖母'''(こうそぼ)とは直系4親等の親族で曾祖父母の母を指す語として使用される。「ひいひい」をつけ「ひいひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====高祖父母より前の世代====
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高祖父母より前の世代の呼称は特に決まってなく、単に'''高祖父(母)の父(母)'''、'''高祖父(母)の祖父(母)'''と指し、前者は直系5親等、後者は直系6親等にあたり、「高祖父(母)の祖父(母)」までが親族とされる。
+
 
+
===直系尊属(6親等外、7代以上前の祖先)===
+
 
+
===直系卑属(6親等内、6代先までの子孫)===
+
====息子====
+
'''息子'''(むすこ)とは同じ父母から生まれた直系1親等の親族で男子を指す語として使用される。自分の娘と結婚した配偶者にあたる男性(婿)も本人から見たら(義理の)息子にあたる。また自分の再婚相手の男子の連れ子や自分の養子も「息子」という場合がある。
+
 
+
====娘====
+
'''娘'''(むすめ)とは同じ父母から生まれた直系1親等の親族で女子を指す語として使用される。自分の息子と結婚した配偶者にあたる女性(嫁)も本人から見たら(義理の)娘にあたる。また自分の再婚相手の女子の連れ子や自分の養女も「娘」という場合がある。
+
 
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====孫====
+
'''孫'''(まご)とは直系2親等の親族で自分の息子や娘の子を指す語として使用される。自分の孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)孫にあたる。また(稀ではあるが)自分の再婚相手に孫がいる場合や子の再婚相手や養子に子供がいる場合、それも「孫」という場合がある。孫が女子の場合は「孫娘」とも称することがある(男子の場合「孫息子」とは称さない)。
+
 
+
====曾孫====
+
'''曾孫'''(そうそん)とは直系3親等の親族で自分の孫の子を指す語として使用される。通常「ひまご」と呼ぶことが多い。自分の曾孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)曾孫にあたる。また(稀ではあるが)自分の再婚相手に曾孫がいる場合や自分の子の再婚相手の孫、自分の孫の再婚相手の子も「曾孫」という場合がある。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされる。
+
 
+
====玄孫====
+
'''玄孫'''(げんそん)とは直系4親等の親族で自分の曾孫の子を指す語として使用される。通常「やしゃご」と呼ぶことが多い。自分の玄孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)玄孫にあたる。なお、配偶者は親族に含まれない。
+
 
+
====来孫====
+
'''来孫'''(らいそん)とは直系5親等の親族で自分の玄孫の子を指す語として使用される。通常「きしゃご」と呼ぶことが多い。自分の来孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)来孫にあたる。なお、配偶者は親族に含まれない。
+
 
+
====昆孫====
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'''昆孫'''(こんそん)とは直系6親等の親族で自分の来孫の子を指す語として使用される。'''晜孫'''(読みは同じ)とも書く。自分の昆孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)昆孫にあたる。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。
+
 
+
===直系卑属(6親等外、7代以上先の子孫)===
+
====仍孫====
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'''仍孫'''(じょうそん)とは直系7親等で自分の昆孫の子を指す語として使用される。'''礽孫'''(読みは同じ)とも書く。自分の仍孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)仍孫にあたる。なお、6親等以内の[[親族|血族]](姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。
+
 
+
====雲孫====
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'''雲孫'''(うんそん)とは直系8親等で自分の仍孫の子を指す語として使用される。自分の雲孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)雲孫にあたる。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。
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+
==傍系==
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===傍系同世代(6親等内)===
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====兄====
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'''[[兄]]'''(あに)とは本人から見て傍系2親等の親族で年長の男性、通常は同じ父母から生まれた年長の男性を指す語として使用される。父または母が異なる場合は「異父兄」・「異母兄」といい、父親又は母親より年長の場合も稀にある。自分の姉と結婚した男性、すなわち姉婿(あねむこ)や[[配偶者]]の兄も本人から見たら兄になる。その場合、'''[[義兄]]'''(ぎけい)と書いて「あに」と呼ぶ場合が多く、本人より年下の場合もある。また、親の'''[[養子縁組|養子]]'''(ようし)や養父母の息子、親の再婚相手の息子が年上だった場合も義兄にあたる。
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====姉====
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'''[[姉]]'''(あね)とは本人から見て傍系2親等の親族で年長の女性、通常は同じ親から生まれた年長の女性を指す語として使用される。父または母が異なる場合は「異父姉」・「異母姉」といい、父親又は母親より年長の場合も稀にある。自分の兄と結婚した女性、すなわち兄嫁(あによめ)や配偶者の姉も、本人から見たら姉になる。その場合、'''[[義姉]]'''(ぎし)と書いて「あね」と呼ぶ場合が多く、本人より年下の場合もある。また、親の'''[[養子縁組|養女]]'''(ようじょ)や養父母の娘、親の再婚相手の娘が年上だった場合も義姉にあたる。
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====弟====
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'''[[弟]]'''(おとうと)とは本人から見て傍系2親等の親族で年少の男性、通常は同じ父母から生まれた年少の男性を指す語として使用される。父または母が異なる場合は「異父弟」・「異母弟」という。自分の妹と結婚した男性、すなわち妹婿(いもうとむこ)や配偶者の弟も、本人から見たら弟になる。その場合、'''[[義弟]]'''(ぎてい)と書いて「おとうと」と呼ぶ場合が多く、本人より年上の場合もある。また、親の養子や養父母の息子、親の再婚相手の息子が年下だった場合も義弟にあたる。
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====妹====
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'''[[妹]]'''(いもうと)とは本人から見て傍系2親等の親族で年少の女性、通常は同じ父母から生まれた年少の女性を指す語として使用される。父または母が異なる場合は「異父妹」・「異母妹」という。自分の弟と結婚した女性、すなわち弟嫁(おとうとよめ)や配偶者の妹も、本人から見たら妹になる。その場合、'''[[義妹]]'''(ぎまい)と書いて「いもうと」と呼ぶ場合が多く、本人より年上の場合もある。また、親の養女や養父母の娘、親の再婚相手の連れ子が年下だった場合も義妹にあたる。
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====いとこ====
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'''[[いとこ]]'''とは本人から見て傍系4親等の親族でおじ・おばの子(父母の甥・姪)を指す語として、またおじ・おばの子の配偶者を指す語として使用される。本人とは同世代である。漢字では'''従兄弟'''・'''従姉妹'''・'''従兄妹'''・'''従姉弟'''と書き、本人より年上の男性のいとこ(女性のいとこの配偶者にあたる男性)を'''従兄'''、年上の女性のいとこ(男性のいとこの配偶者にあたる女性)を'''従姉'''、年下の男性のいとこ(女性のいとこの配偶者にあたる男性)を'''従弟'''、年下の女性のいとこ(男性のいとこの配偶者にあたる女性)を'''従妹'''と書く。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====はとこ====
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'''はとこ'''('''またいとこ'''、'''ふたいとこ'''とも)とは本人から見て傍系6親等の親族でいとこおじ・いとこおばの子(大おじ・大おばの孫、祖父母の又甥・又姪)を指す語として、またいとこおじ・いとこおばの子の配偶者を指す語として使用される。本人とは同世代である。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。漢字では'''再(又、二)従兄弟'''・'''再(又、二)従姉妹'''・'''再(又、二)従兄妹'''・'''再(又、二)従姉弟'''と書き、本人より年上の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従兄'''、年上の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を'''再(又、二)従姉'''、年下の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従弟'''、年下の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を'''再(又、二)従妹'''と書く。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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===傍系同世代(6親等外)===
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====みいとこ====
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'''みいとこ'''('''そのまたいとこ'''とも)とは本人から見て傍系8親等の親族ではとこおじ・はとこおばの子を指す語として、またはとこおじ・はとこおばの子の配偶者を指す語として使われる。本人とは同世代となる。6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため、親族ではない。漢字では'''三(其又)従兄弟'''・'''三(其又)従姉妹'''・'''三(其又)従兄妹'''・'''三(其又)従姉弟'''と書き、本人より年上の男性のみいとこ(女性のみいとこの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従兄'''、年上の女性のみいとこ(男性のみいとこの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従姉'''、年下の男性のみいとこ(女性のみいとこの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従弟'''、年下の女性のみいとこ(男性のみいとこの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従妹'''と書く。また、自分のみいとこを知っている者は非常にまれといえる。
+
 
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====よいとこ====
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'''よいとこ'''とは本人から見て傍系10親等の親族でみいとこおじ・みいとこおばの子を指す語として、またみいとこおじ・みいとこおばの子の配偶者を指す語として使われる。本人とは同世代となる。6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため、親族ではない。漢字では'''四従兄弟'''・'''四従姉妹'''・'''四従兄妹'''・'''四従姉弟'''と書き、本人より年上の男性のよいとこ(女性のよいとこの配偶者にあたる男性)を'''四従兄'''、年上の女性のよいとこ(男性のよいとこの配偶者にあたる女性)を'''四従姉'''、年下の男性のよいとこ(女性のよいとこの配偶者にあたる男性)を'''四従弟'''、年下の女性のよいとこ(男性のよいとこの配偶者にあたる女性)を'''四従妹'''と書く。また、自分のよいとこを知っている者は非常にまれといえる。
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===傍系尊属(6親等内)===
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====おじ====
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'''[[おじ]]'''とは本人から見て傍系3親等の親族で父母の兄弟にあたる男性を指す語、父母の姉妹の配偶者にあたる男性を指す語、自分の配偶者の父母の兄弟にあたる男性を指す語として使用される。漢字では父母の兄(姉の配偶者にあたる男性)を'''伯父'''、父母の弟(妹の配偶者にあたる男性)を'''叔父'''と書く。なお、配偶者側([[親族|姻族]])の場合はここまでが親族とされ、本人とは義理の関係にあたる。また、祖父母の養子や再婚相手の息子、養父母や親の再婚相手の兄弟、親の養父母の息子も本人とは義理の関係にあたる。
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====おば====
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'''[[おば]]'''とは本人から見て傍系3親等の親族で父母の姉妹にあたる女性を指す語、父母の兄弟の配偶者にあたる女性を指す語、自分の配偶者の父母の姉妹にあたる女性を指す語として使用される。漢字では父母の姉(兄の配偶者にあたる女性)を'''伯母'''、父母の妹(弟の配偶者にあたる女性)を'''叔母'''と書く。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされ、本人とは義理の関係にあたる。また、祖父母の養女や再婚相手の娘、養父母や親の再婚相手の姉妹、親の養父母の娘も本人とは義理の関係にあたる。
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====大おじ====
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'''大おじ'''とは本人から見て傍系4親等の親族で祖父母の兄弟にあたる男性を指す語として、また祖父母の姉妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。漢字では祖父母の兄(姉の配偶者にあたる男性)を'''伯祖父'''・'''大伯父'''、弟(妹の配偶者にあたる男性)を'''叔祖父'''・'''大叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合と、曾祖父母の養子らも本人とは義理の関係にあたる。ただ単に呼称として使用する事は少なく「おじいさん」や「おじさん」と呼称することが多い。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====大おば====
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'''大おば'''とは本人から見て傍系4親等の親族で祖父母の姉妹にあたる女性を指す語として、また祖父母の兄弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。漢字では祖父母の姉(兄の配偶者にあたる女性)を'''伯祖母'''・'''大伯母'''、妹(弟の配偶者にあたる女性)を'''叔祖母'''・'''大叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合と、曾祖父母の養子らも本人とは義理の関係にあたる。ただ単に呼称として使用する事は少なく「おばあさん」や「おばさん」と呼称することが多い。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====曾祖伯父====
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'''曾祖伯父'''(そうそはくふ)とは本人から見て傍系5親等の親族で曾祖父母の兄にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====曾祖伯母====
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'''曾祖伯母'''(そうそはくぼ)とは本人から見て傍系5親等の親族で曾祖父母の姉にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====曾祖叔父====
+
'''曾祖叔父'''(そうそしゅくふ)とは本人から見て傍系5親等の親族で曾祖父母の弟にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====曾祖叔母====
+
'''曾祖叔母'''(そうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系5親等の親族で曾祖父母の妹にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
+
====いとこおじ====
+
'''いとこおじ'''とは本人から見て傍系5親等の親族で大おじ・大おばの息子(祖父母の甥、父母の男性のいとこ)を指す語として、また大おじ・大おばの娘の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。漢字では父母より年上の男性のいとこ(女性のいとこの配偶者にあたる男性)を'''伯従父'''、年下の男性のいとこ(女性のいとこの配偶者にあたる男性)を'''叔従父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
+
====いとこおば====
+
'''いとこおば'''とは本人から見て傍系5親等の親族で大おじ・大おばの娘(祖父母の姪、父母の女性のいとこ)を指す語として、また大おじ・大おばの息子の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。漢字では父母より年上の女性のいとこ(男性のいとこの配偶者にあたる女性)を'''伯従母'''、年下の女性のいとこ(男性のいとこの配偶者にあたる女性)を'''叔従母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
+
====高祖伯父====
+
'''高祖伯父'''(こうそはくふ)とは本人から見て傍系6親等の親族で高祖父母の兄にあたる男性を指す語として、また高祖父母の姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====高祖伯母====
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'''高祖伯母'''(こうそはくぼ)とは本人から見て傍系6親等の親族で高祖父母の姉にあたる女性を指す語として、また高祖父母の兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される。'''伯高祖母'''(はくこうそぼ)とも書く。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====高祖叔父====
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'''高祖叔父'''(こうそしゅくふ)とは本人から見て傍系6親等の親族で高祖父母の弟にあたる男性を指す語として、また高祖父母の妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される。'''叔高祖父'''(しゅくこうそふ)とも書く。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====高祖叔母====
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'''高祖叔母'''(こうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系6親等の親族で高祖父母の妹にあたる女性を指す語として、また高祖父母の弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される。'''叔高祖母'''(しゅくそうそぼ)とも書く。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====いとこ大おじ====
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'''いとこ大おじ'''とは本人から見て傍系6親等の親族で曾祖伯父・曾祖伯母・曾祖叔父・曾祖叔母の息子(祖父母の男性のいとこ)を指す語として、また曾祖伯父・曾祖伯母・曾祖叔父・曾祖叔母の娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。漢字では祖父母より年上のいとこ大おじ(いとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''従祖伯父'''・'''従大伯父'''、年下のいとこ大おじ(いとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''従祖叔父'''・'''従大叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====いとこ大おば====
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'''いとこ大おば'''とは本人から見て傍系6親等の親族で曾祖伯父・曾祖伯母・曾祖叔父・曾祖叔母の娘(祖父母の女性のいとこ)を指す語として、また曾祖伯父・曾祖伯母・曾祖叔父・曾祖叔母の息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。漢字では祖父母より年上のいとこ大おば(いとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''従祖伯母'''・'''従大伯母'''、年下のいとこ大おば(いとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''従叔祖母'''・'''従叔大母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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===傍系尊属(6親等外)===
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====従曾祖伯父====
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'''従曾祖伯父'''(じゅうそうそはくふ)とは本人から見て傍系7親等の親族で曾祖父母の従兄にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====従曾祖伯母====
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'''従曾祖伯母'''(じゅうそうそはくぼ)とは本人から見て傍系7親等の親族で曾祖父母の従姉にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====従曾祖叔父====
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'''従曾祖叔父'''(じゅうそうそしゅくふ)とは本人から見て傍系7親等の親族で曾祖父母の従弟にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====従曾祖叔母====
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'''従曾祖叔母'''(じゅうそうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系7親等の親族で曾祖父母の従妹にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====はとこおじ====
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'''はとこおじ'''('''またいとこおじ'''、'''ふたいとこおじ'''とも)とは本人から見て傍系7親等の親族でいとこ大おじ・いとこ大おばの息子(父母の男性のはとこ)にあたる男性を指す語として、またいとこ大おじ・いとこ大おばの娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。父母より年上のはとこおじ(はとこおばの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従伯父'''、年下のはとこおじ(はとこおばの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====はとこおば====
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'''はとこおば'''('''またいとこおば'''、'''ふたいとこおば'''とも)とは本人から見て傍系7親等の親族でいとこ大おじ・いとこ大おばの娘(父母の女性のはとこ)にあたる女性を指す語として、またいとこ大おじ・いとこ大おばの息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。父母より年上のはとこおば(はとこおじの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従伯母'''、年下のはとこおば(はとこおじの配偶者にあたる女性)を'''再(又、二)従叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====従高祖伯父====
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'''従高祖伯父'''(じゅうこうそはくふ)とは本人から見て傍系8親等の親族で高祖父母の従兄にあたる男性を指す語として、また高祖父母の従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====従高祖伯母====
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'''従高祖伯母'''(じゅうこうそはくぼ)とは本人から見て傍系8親等の親族で高祖父母の従姉にあたる女性を指す語として、また高祖父母の従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====従高祖叔父====
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'''従高祖叔父'''(じゅうこうそしゅくふ)とは本人から見て傍系8親等の親族で高祖父母の従弟にあたる男性を指す語として、また高祖父母の従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====従高祖叔母====
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'''従高祖叔母'''(じゅうこうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系8親等の親族で高祖父母の従妹にあたる女性を指す語として、また高祖父母の従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====はとこ大おじ====
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'''はとこ大おじ'''('''またいとこ大おじ'''、'''ふたいとこ大おじ'''とも)とは本人から見て傍系8親等の親族で従曾祖伯父・従曾祖伯母・従曾祖叔父・従曾祖叔母の息子(祖父母の男性のはとこ)を指す語として、また従曾祖伯父・従曾祖伯母・従曾祖叔父・従曾祖叔母の娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のはとこ大おじ(はとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従伯祖父'''・'''再(又、二)従大伯父'''、年下のはとこ大おじ(はとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''再(又、二)従叔祖父'''・'''再(又、二)従大叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====はとこ大おば====
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'''はとこ大おば'''('''またいとこ大おば'''、'''ふたいとこ大おば'''とも)とは本人から見て傍系8親等の親族で従曾祖伯父・従曾祖伯母・従曾祖叔父・従曾祖叔母の娘(祖父母の女性のはとこ)を指す語として、また従曾祖伯父・従曾祖伯母・従曾祖叔父・従曾祖叔母の息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のはとこ大おば(はとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''再(又、二)従伯祖母'''・'''再(又、二)従大伯母'''、年下のはとこ大おば(はとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''再(又、二)従叔祖母'''・'''再(又、二)従大叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====再従曾祖伯父====
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'''再従曾祖伯父'''(さいじゅうそうそはくふ)とは本人から見て傍系9親等の親族で曾祖父母の再(又、二)従兄にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の再(又、二)従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====再従曾祖伯母====
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'''再従曾祖伯母'''(さいじゅうそうそはくぼ)とは本人から見て傍系9親等の親族で曾祖父母の再(又、二)従姉にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の再(又、二)従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====再従曾祖叔父====
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'''再従曾祖叔父'''(さいじゅうそうそしゅくふ)とは本人から見て傍系9親等の親族で曾祖父母の再(又、二)従弟にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の再(又、二)従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====再従曾祖叔母====
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'''再従曾祖叔母'''(さいじゅうそうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系9親等の親族で曾祖父母の再(又、二)従妹にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の再(又、二)従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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====みいとこおじ====
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'''みいとこおじ'''('''そのまたいとこおじ'''とも)とは本人から見て傍系9親等の親族ではとこ大おじ・はとこ大おばの息子(父母の男性のみいとこ)を指す語として、またはとこ大おじ・はとこ大おばの娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。父母より年上のみいとこおじ(みいとこおばの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従伯父'''、年下のみいとこおじ(みいとこおばの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
 
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====みいとこおば====
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'''みいとこおば'''('''そのまたいとこおば'''とも)とは本人から見て傍系9親等の親族ではとこ大おじ・はとこ大おばの娘(父母の女性のみいとこ)を指す語として、またはとこ大おじ・はとこ大おばの息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。父母より年上のみいとこおば(みいとこおじの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従伯母'''、年下のみいとこおば(はとこおじの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====再従高祖伯父====
+
== 義理の関係 ==
'''再従高祖伯父'''(さいじゅうこうそはくふ)とは本人から見て傍系10親等の親族で高祖父母の再(又、二)従兄にあたる男性を指す語として、また高祖父母の再(又、二)従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
本人または血族の[[婚姻]]・[[再婚]]相手の[[連れ子]]・[[養子縁組]]によって成立した関係は、義理の関係と呼ばれる。続柄としては同じ呼称を使うことができる。「義~」(たとえば「義父」「義兄」等)と書くこともあるが、読みは同じである。
  
====再従高祖伯母====
+
== 直系尊属(先祖) ==
'''再従高祖伯母'''(さいじゅうこうそはくぼ)とは本人から見て傍系10親等の親族で高祖父母の再(又、二)従姉にあたる女性を指す語として、また高祖父母の再(又、二)従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
=== 親(父母) ===
 +
[[親]](おや)、すなわち父母(ふぼ)は男女をそれぞれ[[父]]・[[母]](ちち・はは、father/mother)と呼び1親等の直系親族である。
  
====再従高祖叔父====
+
自分の実親の再婚相手、すなわち継父(ままちち)・継母(ままはは)や自分の[[養親]](ようしん)(養父・養母)も父・母と呼ぶ場合もある。
'''再従高祖叔父'''(さいじゅうこうそしゅくふ)とは本人から見て傍系10親等の親族で高祖父母の再(又、二)従弟にあたる男性を指す語として、また高祖父母の再(又、二)従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====再従高祖叔母====
+
配偶者から見ると[[義親]](義父・義母)であり、舅(しゅうと)・姑(しゅうとめ)である。
'''再従高祖叔母'''(さいじゅうこうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系10親等の親族で高祖父母の再(又、二)従妹にあたる女性を指す語として、また高祖父母の再(又、二)従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====みいとこ大おじ====
+
=== 祖父母 ===
'''みいとこ大おじ'''('''そのまたいとこ大おじ'''とも)とは本人から見て傍系10親等の親族で再従曾祖伯父・再従曾祖伯母・再従曾祖叔父・再従曾祖叔母の息子(祖父母の男性のみいとこ)を指す語として、また再従曾祖伯父・再従曾祖伯母・再従曾祖叔父・再従曾祖叔母の娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のみいとこ大おじ(みいとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従祖伯父'''・'''三(其又)従大伯父'''、年下のみいとこ大おじ(みいとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''三(其又)従祖叔父''''''三(其又)従大叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
祖父母(そふぼ)は男女をそれぞれ[[祖父]][[祖母]](そふ・そぼ、grandfather/grandmother)と呼び、2親等の直系親族である。親の親や、自分の配偶者の親(義親)の親を指す。「おじいさん」「おばあさん」ともいう。
  
====みいとこ大おば====
+
配偶者側(姻族)の場合と祖父母の再婚相手や親の養親、親の再婚相手や養父母の父母も本人とは義理の関係にあたる。
'''みいとこ大おば'''('''そのまたいとこ大おば'''とも)とは本人から見て傍系10親等の親族で再従曾祖伯父・再従曾祖伯母・再従曾祖叔父・再従曾祖叔母の娘(祖父母の女性のみいとこ)を指す語として、また再従曾祖伯父・再従曾祖伯母・再従曾祖叔父・再従曾祖叔母の息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のみいとこ大おば(みいとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従祖伯母'''・'''三(其又)従大伯母'''、年下のみいとこ大おば(はとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''三(其又)従祖叔母'''・'''三(其又)従大叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従曾祖伯父====
+
配偶者から見ると大舅(おおじゅうと)・大姑(おおじゅうとめ)である。
'''三従曾祖伯父'''(さんじゅうそうそはくふ)とは本人から見て傍系11親等の親族で曾祖父母の三(其又)従兄にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の三(其又)従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従曾祖伯母====
+
=== 曽祖父母 ===
'''三従曾祖伯母'''(さんじゅうそうそはくぼ)とは本人から見て傍系11親等の親族で曾祖父母の三(其又)従姉にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の三(其又)従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
曽祖父母(そうそふぼ)は男女をそれぞれ曽祖父・曽祖母(そうそふ・そうそぼ、great-grandfather/grandmother)と呼び、3親等の直系親族である。祖父母の親(親の祖父母)、または自分の配偶者の祖父母の親を指す。「ひいおじいさん」「ひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。
  
====三従曾祖叔父====
+
=== 高祖父母 ===
'''三従曾祖叔父'''(さんじゅうそうそしゅくふ)とは本人から見て傍系11親等の親族で曾祖父母の三(其又)従弟にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の三(其又)従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
高祖父母(こうそふぼ)は男女をそれぞれ高祖父・高祖母(こうそふ・こうそぼ、great<sup>2</sup>-grandfather/grandmother)と呼び、4親等の直系親族である。曽祖父母の親(祖父母の祖父母、親の曽祖父母)である。「ひいひいおじいさん」「ひいひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。
  
====三従曾祖叔母====
+
配偶者側と再婚相手(姻族)の場合は親族に含まれない。
'''三従曾祖叔母'''(さんじゅうそうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系11親等の親族で曾祖父母の三(其又)従妹にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の三(其又)従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====よいとこおじ====
+
=== 高祖父母より上 ===
'''よいとこおじ'''とは本人から見て傍系11親等の親族でみいとこ大おじ・みいとこ大おばの息子(父母の男性のよいとこ)を指す語として、またみいとこ大おじ・みいとこ大おばの娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。父母より年上のよいとこおじ(よいとこおばの配偶者にあたる男性)を'''四従伯父'''、年下のよいとこおじ(よいとこおばの配偶者にあたる男性)を'''四従叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
高祖父母より前の世代の呼称は特に決まっておらず単に「高祖父母の父母」「五世の祖(''great<sup>3</sup>-grandparents'')」「5代前」、「高祖父母の祖父母」「六世の祖(''great<sup>4</sup>-grandparents'')」「6代前」と呼び、高祖父母の父母は5親等、高祖父母の祖父母は6親等の直系親族にあたり「高祖父母の祖父母」までが親族とされる。
  
====よいとこおば====
+
== 直系卑属(子孫) ==
'''よいとこおば'''とは本人から見て傍系11親等の親族でみいとこ大おじ・みいとこ大おばの娘(父母の女性のよいとこ)を指す語として、またみいとこ大おじ・みいとこ大おばの息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。父母より年上のよいとこおば(よいとこおじの配偶者にあたる女性)を'''四従伯母'''、年下のよいとこおば(よいとこおじの配偶者にあたる女性)を'''四従叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
=== 子(息子・娘) ===
 +
[[親子|子]](こ)は男女をそれぞれ[[息子]]・[[娘]](むすこ・むすめ、son/daughter)と呼び、本人または配偶者が産んだ1親等の直系親族である。
  
====三従高祖伯父====
+
自分の子と結婚した配偶者も自分から見たら(義理の)子にあたる。また、自分の配偶者の連れ子や自分の養子も子(息子・娘)と呼ぶ場合がある。
'''三従高祖伯父'''(さんじゅうこうそはくふ)とは本人から見て傍系12親等の親族で高祖父母の三(其又)従兄にあたる男性を指す語として、また高祖父母の三(其又)従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従高祖伯母====
+
=== ===
'''三従高祖伯母'''(さんじゅうこうそはくぼ)とは本人から見て傍系12親等の親族で高祖父母の三(其又)従姉にあたる女性を指す語として、また高祖父母の三(其又)従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
[[孫]](まご、grandchild)は2親等の直系親族である。自分の娘や息子の妻が産んだ子供である。
  
====三従高祖叔父====
+
自分の孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)孫にあたる。また、稀ではあるが自分の配偶者に孫がいたり子の配偶者や養子に子供がいる場合も「孫」と呼ぶ場合がある。
'''三従高祖叔父'''(さんじゅうこうそしゅくふ)とは本人から見て傍系12親等の親族で高祖父母の三(其又)従弟にあたる男性を指す語として、また高祖父母の三(其又)従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従高祖叔母====
+
男女それぞれの孫は孫・孫娘(まご・まごむすめ、grandson/granddaughter)と呼ぶ。家督を継ぐ子(嗣子)の子を内孫、家督を継がなかった子の子を外孫という。
'''三従高祖叔母'''(さんじゅうこうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系12親等の親族で高祖父母の三(其又)従妹にあたる女性を指す語として、また高祖父母の三(其又)従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====よいとこ大おじ====
+
=== 曽孫 ===
'''よいとこ大おじ'''とは本人から見て傍系13親等の親族で三従曾祖伯父・三従曾祖伯母・三従曾祖叔父・三従曾祖叔母の息子(祖父母の男性のよいとこ)を指す語として、また三従曾祖伯父・三従曾祖伯母・三従曾祖叔父・三従曾祖叔母の娘の配偶者にあたる男性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のよいとこ大おじ(よいとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''四従祖伯父'''・'''四従大伯父'''、年下のよいとこ大おじ(よいとこ大おばの配偶者にあたる男性)を'''四従祖叔父'''・'''四従大叔父'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
曽孫(そうそん、ひまご、great-grandchild)は3親等の直系親族。孫の子、子の孫である。
  
====よいとこ大おば====
+
自分の曽孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)曽孫にあたる。また、稀ではあるが自分の配偶者に曽孫がいる場合、自分の子の配偶者の孫、自分の孫の配偶者の子も「曽孫」という場合がある。
'''よいとこ大おば'''とは本人から見て傍系13親等の親族で三従曾祖伯父・三従曾祖伯母・三従曾祖叔父・三従曾祖叔母の娘(祖父母の女性のよいとこ)を指す語として、また三従曾祖伯父・三従曾祖伯母・三従曾祖叔父・三従曾祖叔母の息子の配偶者にあたる女性を指す語として用いられる。民法上は親族の範囲外となる。祖父母より年上のよいとこ大おば(よいとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''四従祖伯母'''・'''四従大伯母'''、年下のよいとこ大おば(よとこ大おじの配偶者にあたる女性)を'''四従祖叔母'''・'''四従大叔母'''と書く。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従曾祖伯父====
+
=== 玄孫 ===
'''四従曾祖伯父'''(よんじゅうそうそはくふ)とは本人から見て傍系13親等の親族で曾祖父母の四従兄にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の四従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
玄孫(げんそん、やしゃご、great<sup>2</sup>-grandchild)は4親等の直系親族。曽孫の子、孫の孫、子の曽孫である。本人を1世、息子と娘を2世とすれば5世(4代後)の末裔であり「五世」と呼ばれる場合もある。
  
====四従曾祖伯母====
+
=== 来孫 ===
'''四従曾祖伯母'''(よんじゅうそうそはくぼ)とは本人から見て傍系13親等の親族で曾祖父母の四従姉にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の四従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
来孫(らいそん、great<sup>3</sup>-grandchild)は5親等の直系親族。玄孫の子、曽孫の孫、孫の曽孫、子の玄孫である。耳孫(じそん)ともいい、「きしゃご」と呼ばれる場合もある。本人を1世とすれば6世(5代後)の末裔である。
  
====四従曾祖叔父====
+
=== 昆孫 ===
'''四従曾祖叔父'''(よんじゅうそうそしゅくふ)とは本人から見て傍系13親等の親族で曾祖父母の四従弟にあたる男性を指す語として、また曾祖父母の四従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
昆孫(こんそん、great<sup>4</sup>-grandchild)は6親等の直系親族。来孫の子、玄孫の孫、曽孫の曽孫、孫の玄孫、子の来孫である。晜孫(読みは同じ)とも書く。本人を1世とすれば7世(6代後)の末裔である。
  
====四従曾祖叔母====
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存命中に昆孫が産まれたのは[[2006年]]に死去した米国人女性[[エリザベス・ボールデン]]だけで、75人いたという。
'''四従曾祖叔母'''(よんじゅうそうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系13親等の親族で曾祖父母の四従妹にあたる女性を指す語として、また曾祖父母の四従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従高祖伯父====
+
=== 仍孫 ===
'''四従高祖伯父'''(よんじゅうこうそはくふ)とは本人から見て傍系14親等の親族で高祖父母の四従兄にあたる男性を指す語として、また高祖父母の四従姉の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
仍孫(じょうそん、great<sup>5</sup>-grandchild)は直系7親等で昆孫の子、来孫の孫、玄孫の曽孫、曽孫の玄孫、孫の来孫、子の昆孫である。礽孫(読みは同じ)とも書く。8世(7代後)の末裔である。意味はつるの子。
  
====四従高祖伯母====
+
=== 雲孫 ===
'''四従高祖伯母'''(よんじゅうこうそはくぼ)とは本人から見て傍系14親等の親族で高祖父母の四従姉にあたる女性を指す語として、また高祖父母の四従兄の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
雲孫(うんそん、great<sup>6</sup>-grandchild)は直系8親等で仍孫の子、昆孫の孫、来孫の曽孫、玄孫の玄孫、曽孫の来孫、孫の昆孫、子の仍孫を指す。9世(8代後)の末裔である。意味は雲のように遠い孫。
  
====四従高祖叔父====
+
=== 雲孫以下 ===
'''四従高祖叔父'''(よんじゅうこうそしゅくふ)とは本人から見て傍系14親等の親族で高祖父母の四従弟にあたる男性を指す語として、また高祖父母の四従妹の配偶者にあたる男性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
雲孫よりもあとの世代の呼称は特に決まっておらず単に雲孫の子や雲孫の孫と指し、前者は直系9親等、後者は直系10親等にあたる。
  
====四従高祖叔母====
+
== 傍系尊属 ==
'''四従高祖叔母'''(よんじゅうこうそしゅくぼ)とは本人から見て傍系14親等の親族で高祖父母の四従妹にあたる女性を指す語として、また高祖父母の四従弟の配偶者にあたる女性を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
傍系尊属の呼び名には1つの訓に対し、「伯」か「叔」かが異なる2つの漢名がある。たとえば「おじ」に対し「伯父」と「叔父」の2つの漢名がある。
  
===傍系卑属(6親等内)===
+
傍系尊属は「『親・祖父母・〜』の『兄弟姉妹・いとこ・〜』」と言い換えることができるが「親・祖父母・〜」に対し年上なら「伯」、年下なら「叔」を使う。ただし傍系尊属の配偶者の場合は、血族であるその配偶者が年上か年下かで判断する。
====甥====
+
'''甥'''(おい)とは本人から見て傍系3親等の親族で[[兄弟姉妹]]の息子を指す語、兄弟姉妹の娘の配偶者にあたる男性を指す語、自分の配偶者の兄弟姉妹の息子を指す語として使用され、「甥っ子」とも称することがある。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされ、本人とは義理の関係にあたる。また、兄弟姉妹の養子や再婚相手の息子、親の養子の息子、養父母や親の再婚相手の孫にあたる男性も本人とは義理の関係にあたる。
+
  
====姪====
+
年齢が不明だったり複数人を総称する場合などは、「伯叔」を使うこともある(たとえば「おじ」を「伯叔父」)。
'''姪'''(めい)とは本人から見て傍系3親等の親族で兄弟姉妹の娘を指す語、兄弟姉妹の息子の配偶者にあたる女性を指す語、自分の配偶者の兄弟姉妹の娘を指す語として使用され、「姪っ子」とも称することがある。なお、配偶者側(姻族)の場合はここまでが親族とされ、本人とは義理の関係にあたる。また、兄弟姉妹の養女や再婚相手の娘、親の養子の娘、養父母や親の再婚相手の孫にあたる女性も本人とは義理の関係にあたる。
+
  
====姪孫====
+
義理関係で、例えばおじ・おばの場合、義父母(舅・姑、養父母、継父母)の兄弟姉妹は義父・義母を基準に年上であれば「伯」、年下であれば「叔」を使い、おじ・おばの配偶者を除く父母の義兄弟姉妹(祖父母の養子女や再婚相手の連れ子、父母の養親の実子)は父母より年上であれば「伯」、年下であれば「叔」を使う。
'''姪孫'''(てっそん)とは本人から見て傍系4親等の親族で甥・姪の子(兄弟姉妹の孫)を指す語として、また甥・姪の子の配偶者を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。特に男子は'''又甥'''(またおい)、女子は'''又姪'''(まためい)と書く。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
=== 親と同世代 ===
 +
==== 伯叔父母(おじ・おば) ====
 +
伯叔父母は男女をそれぞれ伯叔父・伯叔母([[おじ]]・[[おば]]、uncle/aunt)と呼び、3親等の傍系親族である。
  
====いとこ甥====
+
個別には親の兄姉やその配偶者(親の兄嫁・姉婿)を伯父・伯母(elder uncle/aunt, big uncle/aunt)、親の弟妹やその配偶者(親の弟嫁・妹婿)を叔父・叔母(younger uncle/aunt, little uncle/aunt)と書く。
'''いとこ甥'''(-おい)とは本人から見て傍系5親等の親族でいとこの息子を指す語として、またいとこの娘の配偶者を指す語として使用される。'''従甥'''とも書く。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====いとこ姪====
+
親の[[兄弟姉妹]]、またはその配偶者(おば婿・おじ嫁)、または舅・姑の兄弟姉妹である。また祖父母の養子女、父母の養親の子、祖父母の再婚相手の子も義理の伯叔父母にあたる。
'''いとこ姪'''(-めい)とは本人から見て傍系5親等の親族でいとこの娘を指す語としてまたいとこの息子の配偶者を指す語として使用される。'''従姪'''とも書く。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====曾姪孫====
+
==== 従伯叔父母(いとこおじ・いとこおば)等  ====
'''曾姪孫'''(そうてっそん)とは本人から見て傍系5親等の親族で姪孫の子(兄弟姉妹の曾孫)を指す語として、また姪孫の子の配偶者を指す語として使用される(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
親の従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・三従兄弟姉妹・四従兄弟姉妹・〜は同様に、
 +
* 従伯叔父母(いとこおじ・いとこおば、uncle/aunt-first cousin once removed, parent's male/female cousin)
 +
* 再従伯叔父母(はとこおじ・はとこおば、またいとこおじ・またいとこおば、ふたいとこおじ・ふたいとこおば)
 +
* 三従伯叔父母(みいとこおじ・みいとこおば、そのまたいとこおじ・そのまたいとこおば)
 +
* 四従伯叔父母(よいとこおじ・よいとこおば)
 +
  
====従姪孫====
+
と呼ぶ。
'''従姪孫'''(じゅうてっそん)とは本人から見て傍系6親等の親族でいとこ甥・いとこ姪の子(いとこの孫)を指す語として、またいとこ甥・いとこ姪の子の配偶者を指す語として使用される。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。また、自分の孫とはみいとこにあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====玄姪孫====
+
=== 祖父母と同世代 ===
'''玄姪孫'''(げんてっそん)とは本人から見て傍系6親等の親族で曾姪孫の子(兄弟姉妹の玄孫)を指す語として、また曾姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。ここまでが親族とされる(配偶者は親族に含まれない)。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
==== 伯叔祖父母(大おじ・大おば) ====
 +
伯叔祖父母は男女をそれぞれ伯叔祖父・伯叔祖母(大おじ・大おば、granduncle/grandaunt)と呼び、4親等の傍系親族である。
  
===傍系卑属(6親等外)===
+
個別には、性別と年齢により伯祖父・叔祖父・伯祖母・叔祖母と書き分ける。
====はとこ甥====
+
'''はとこ甥'''(-おい。'''またいとこ甥'''、'''ふたいとこ甥'''とも)とは本人から見て傍系7親等の親族ではとこの息子を指す語として、またはとこの娘の配偶者を指す語として使用される。'''再(又、二)従甥'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====はとこ姪====
+
単に呼称として使用することは少なく、「おじいさん」「おばあさん」や「おじさん」「おばさん」と言うことが多い。
'''はとこ姪'''(-めい。'''またいとこ姪'''、'''ふたいとこ姪'''とも)とは本人から見て傍系7親等の親族ではとこの娘を指す語として、またはとこの息子の配偶者を指す語として使用される。'''再(又、二)従姪'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====従曾姪孫====
+
従祖伯叔父母の親(再従兄弟姉妹の祖父母、祖父母の兄弟姉妹、親の伯叔父母)、またはその配偶者、または祖父母の小舅・小姑である。
'''従曾姪孫'''(じゅうそうてっそん)とは本人から見て傍系7親等で従姪孫の子(いとこの曾孫)を指す語として、また従姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(婚族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(婚族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====来姪孫====
+
==== 従祖伯叔父母(いとこ大おじ・いとこ大おば)等 ====
'''来姪孫'''(らいてっそん)とは本人から見て傍系7親等で玄姪孫の子(兄弟姉妹の来孫)を指す語として、また玄姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
祖父母の従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・三従兄弟姉妹・四従兄弟姉妹・〜は同様に、
 +
* 従祖伯叔父母(いとこ大おじ・いとこおおおば、granduncle/grandaunt-first cousin twice removed, grandparent's male/femail cousin)
 +
* 再従祖伯叔父母(はとこおじ・はとこおば、またいとこおじ・またいとこおば、ふたいとこおじ・ふたいとこおば)
 +
* 三従祖伯叔父母(みいとこおじ・みいとこおば、そのまたいとこおじ・そのまたいとこおば)
 +
* 四従祖伯叔父母(よいとこおじ・よいとこおば)
 +
  
====再従姪孫====
+
と呼ぶ。
'''再従姪孫'''(さいじゅうてっそん)とは本人から見て傍系8親等の親族ではとこ甥・はとこ姪の子(はとこの孫)を指す語として、またはとこ甥・はとこ姪の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====従玄姪孫====
+
=== 曽祖父母以上と同世代 ===
'''従玄姪孫'''(じゅうげんてっそん)とは本人から見て傍系8親等で従曾姪孫の子(いとこの玄孫)を指す語として、また従曾姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
曽祖父母の兄弟姉妹・従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・〜は、曽祖伯叔父母・従曽祖伯叔父母・三従曽祖伯叔父母・〜(個別には「伯叔父母」の部分を伯父・伯母・叔父・叔母とする)と呼ぶ。「大おじ・大おば」等に相当する和名はない。
  
====昆姪孫====
+
高祖父母と同世代の傍系も同様である。
'''昆姪孫'''(こんてっそん)とは本人から見て傍系8親等で来姪孫の子(兄弟姉妹の昆孫)を指す語として、また来姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''晜姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====みいとこ甥====
+
高祖父母より前の世代については特別な呼び方はなく単に五(六、七〜)世の祖の兄弟姉妹、五(六、七〜)世の祖のいとこなどという。
'''みいとこ甥'''(-おい。'''そのまたいとこ甥'''とも)とは本人から見て傍系9親等の親族でみいとこの息子を指す語として、またみいとこの娘の配偶者を指す語として使用される。'''三(其又)従甥'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====みいとこ姪====
+
== 傍系同世代 ==
'''みいとこ姪'''(-めい。'''そのまたいとこ姪'''とも)とは本人から見て傍系9親等の親族でみいとこの娘を指す語として、またみいとこの息子の配偶者を指す語として使用される。'''三(其又)従姪'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
=== 兄弟姉妹 ===
 +
[[兄弟姉妹]]は、2親等の傍系親族である。年齢と性別により[[兄]]・[[姉]]・[[弟]]・[[妹]](あに・あね・おとうと・いもうと、elder(big) brother/sister, younger(little) brother/sister)と呼び分けられる。
  
====再従曾姪孫====
+
通常は同じ父母から生まれた者だが父か母が異なる場合は「異父兄弟姉妹」や「異母兄弟姉妹」(個別には「兄弟姉妹」の部分を「兄・姉・弟・妹」とする)といい、親より年長の場合も稀にある。
'''再従曾姪孫'''(さいじゅうそうてっそん)とは本人から見て傍系9親等で再従姪孫の子(はとこの曾孫)を指す語として、また再従姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====従来姪孫====
+
自分の兄弟姉妹の配偶者、つまり[[義兄弟姉妹]]も兄・姉・弟・妹と呼び、その場合は義兄・義姉・義弟・義妹(ぎけい・ぎし・ぎてい・ぎまい)と書いて「あに・あね・おとうと・いもうと」と呼ぶ場合が多い。義兄は姉の夫であるので、本人より年下のこともある(義姉・義弟・義妹も同様)。
'''従来姪孫'''(じゅうらいてっそん)とは本人から見て傍系9親等で従玄姪孫の子(いとこの来孫)を指す語として、また従玄姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====仍姪孫====
+
親の[[養子縁組|養子]]、養父母の子、親の再婚相手の子も義兄弟姉妹にあたる(義兄姉か義弟妹かは年齢による)。
'''仍姪孫'''(じょうてっそん)とは本人から見て傍系9親等で昆姪孫の子(兄弟姉妹の仍孫)を指す語として、また昆姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''礽姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従姪孫====
+
配偶者の兄弟を小舅([[こじゅうと]])、配偶者の姉妹を小姑(こじゅうとめ)と呼ぶ。
'''三従姪孫'''(さんじゅうてっそん)とは本人から見て傍系10親等でみいとこ甥・みいとこ姪の子(みいとこの孫)を指す語として、またみいとこ甥・みいとこ姪の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====再従玄姪孫====
+
=== 従兄弟姉妹(いとこ) ===
'''再従玄姪孫'''(さいじゅうげんてっそん)とは本人から見て傍系10親等で再従曾姪孫の子(はとこの玄孫)を指す語として、また再従曾姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
従兄弟姉妹([[いとこ]]、cousin)は、見て4親等の傍系親族である。
  
====従昆姪孫====
+
伯叔父母の子(親の甥姪)、または伯叔父母の子の配偶者である。親同士が兄弟姉妹、祖父母が共通の先祖という関係にある。
'''従昆姪孫'''(じゅうこんてっそん)とは本人から見て傍系10親等で従来姪孫の子(いとこの昆孫)を指す語として、また従来姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''従晜姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====雲姪孫====
+
漢字では従兄弟・従姉妹・従兄妹・従姉弟というように「従」を付け本人より年上の男性のいとこ(女性のいとこ、父母の姪の夫)を従兄、年上の女性のいとこ(男性のいとこ、父母の甥の妻)を従姉、年下の男性のいとこ(女性のいとこ、親の姪の夫)を従弟、年下の女性のいとこ(男性のいとこ、親の甥の妻)を従妹と表記する。
'''雲姪孫'''(うんてっそん)とは本人から見て傍系10親等で仍姪孫の子(兄弟姉妹の雲孫)を指す語として、また仍姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====よいとこ甥====
+
父方の伯叔父の子と母方の伯叔母の子を平行いとこ、父方の伯叔母の子と母方の伯叔父の子を交差いとこという。
'''よいとこ甥'''(-おい)とは本人から見て傍系11親等の親族でよいとこの息子を指す語として、またよいとこの娘の配偶者を指す語として使用される。'''四従甥'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====よいとこ姪====
+
父方の従兄弟姉妹は堂兄弟や堂姉妹というように「堂」を付け、母方の従兄弟姉妹は表兄弟や表姉妹というように「表」を付けて書く。
'''よいとこ姪'''(-めい)とは本人から見て傍系11親等の親族でよいとこの娘を指す語として、またよいとこの息子の配偶者を指す語として使用される。'''四従姪'''とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)と養子、連れ子の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従曾姪孫====
+
まれではあるが、おじ嫁・おば婿の甥姪と結婚した場合、夫の従兄弟姉妹と妻の従兄弟姉妹が同一人物となる。
'''三従曾姪孫'''(さんじゅうそうてっそん)とは本人から見て傍系11親等で三従姪孫の子(みいとこの曾孫)を指す語として、また三従姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====再従来姪孫====
+
=== 再従兄弟姉妹(はとこ) ===
'''再従来姪孫'''(さいじゅうらいてっそん)とは本人から見て傍系11親等で再従玄姪孫の子(はとこの来孫)を指す語として、また再従玄姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
再従兄弟姉妹([[はとこ]]、またいとこ、ふたいとこ、second cousin)は、6親等の傍系親族である。
  
====従仍姪孫====
+
伯叔祖父母の孫(祖父母の大甥・大姪、従伯叔父母の子、親のいとこ甥・いとこ姪)、またはその配偶者である。親同士が従兄弟姉妹、祖父母同士が兄弟姉妹、曽祖父母が共通の先祖という関係にある。
'''従仍姪孫'''(じゅうじょうてっそん)とは本人から見て傍系11親等で従昆姪孫の子(いとこの仍孫)を指す語として、また従昆姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''従礽姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従姪孫====
+
漢字では再(又、二)従兄弟・再(又、二)従姉妹・再(又、二)従兄妹・再(又、二)従姉弟、本人より年上の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従兄、年上の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従姉、年下の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従弟、年下の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従妹と表記する。また父方のはとこは従堂兄弟や従堂姉妹というように「従堂」を付け、母方のはとこは従表兄弟や従表姉妹というように「従表」を付けて書く<!--日中辞典より-->。
'''四従姪孫'''(よんじゅうてっそん)とは本人から見て傍系12親等でよいとこ甥・よいとこ姪の子(よいとこの孫)を指す語として、またよいとこ甥・よいとこ姪の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従玄姪孫====
+
=== 三従兄弟姉妹(みいとこ)以降 ===
'''三従玄姪孫'''(さんじゅうげんてっそん)とは本人から見て傍系12親等で三従曾姪孫の子(みいとこの玄孫)を指す語として、また三従曾姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
以下同様に三従兄弟姉妹(みいとこ)または其又兄弟姉妹(そのまたいとこ)、四従兄弟姉妹(よいとこ)、五従兄弟姉妹(いついとこ)、六従兄弟姉妹(むいとこ)〜と続く。「''N''兄弟姉妹」はの''N''は、自分から数えて何代前の祖先が兄弟姉妹となるかを表す。親等はいとこの前に付く数を2倍して2を加える。
  
====再従昆姪孫====
+
== 傍系卑属 ==
'''再従昆姪孫'''(さいじゅうこんてっそん)とは本人から見て傍系12親等で再従来姪孫の子(はとこの昆孫)を指す語として、また再従来姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''再従晜姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
=== 子と同世代 ===
 +
==== 甥・姪 ====
 +
[[甥]]・[[姪]](おい・めい、nephew/niece)は、3親等の傍系親族である。
  
====従雲姪孫====
+
兄弟姉妹の子(自分の子のいとこ)、またはその配偶者(自分の小舅・小姑の子)である。「甥っ子」や「姪っ子」とも称することがある。
'''従雲姪孫'''(じゅううんてっそん)とは本人から見て傍系12親等で従仍姪孫の子(いとこの雲孫)を指す語として、また従仍姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従曾姪孫====
+
甥・姪の配偶者、兄弟姉妹の養子や配偶者の子、親の養子の子、養父母や親の再婚相手の孫は、本人とは義理の関係にあたる。
'''四従曾姪孫'''(よんじゅうそうてっそん)とは本人から見て傍系13親等で四従姪孫の子(よいとこの曾孫)を指す語として、また四従姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====三従来姪孫====
+
==== 従甥・従姪(いとこ甥・いとこ姪)等 ====
'''三従来姪孫'''(さんじゅうらいてっそん)とは本人から見て傍系13親等で三従玄姪孫の子(みいとこの来孫)を指す語として、また三従玄姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
従兄弟姉妹の子・再従兄弟姉妹の子・三従兄弟姉妹の子・四従兄弟姉妹の子・〜は同様に、
 +
* 従甥・従姪(いとこ甥・いとこ姪、じゅうせい・じゅうてつ、nephew/niece-first cousins once removed)
 +
* 再従甥・再従姪(はとこ甥・はとこ姪)
 +
* 三従甥・三従姪(みいとこ甥・みいとこ姪)
 +
* 四従甥・四従姪(よいとこ甥・よいとこ姪)
 +
  
====再従仍姪孫====
+
と呼ぶ。
'''再従仍姪孫'''(さいじゅうじょうてっそん)とは本人から見て傍系13親等で再従昆姪孫の子(はとこの仍孫)を指す語として、また再従昆姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''再従礽姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従玄姪孫====
+
=== 孫と同世代 ===
'''四従玄姪孫'''(よんじゅうげんてっそん)とは本人から見て傍系14親等で四従曾姪孫の子(よいとこの玄孫)を指す語として、また四従曾姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
==== 大甥・大姪 ====
 +
大甥・大姪(おおおい・おおめい、grandnephew/grandniece)は、4親等の傍系親族である。
  
====三従昆姪孫====
+
甥姪の子(兄弟姉妹の孫、孫の再従兄弟姉妹)、またはその配偶者(甥姪の婿・嫁)である。
'''三従昆姪孫'''(さんじゅうこんてっそん)とは本人から見て傍系14親等で三従来姪孫の子(みいとこの昆孫)を指す語として、また三従来姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''三従晜姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====再従雲姪孫====
+
又甥・又姪(またおい・まためい)、姪孫(てっそん)ともいう。
'''再従雲姪孫'''(さいじゅううんてっそん)とは本人から見て傍系14親等で再従仍姪孫の子(はとこの雲孫)を指す語として、また再従仍姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従来姪孫====
+
==== 従姪孫(いとこ大甥・いとこ大姪) 等 ====
'''四従来姪孫'''(よんじゅうらいてっそん)とは本人から見て傍系15親等で四従玄姪孫の子(よいとこの来孫)を指す語として、また四従玄姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
従兄弟姉妹の孫・再従兄弟姉妹の孫・三従兄弟姉妹の孫・四従兄弟姉妹の孫・〜は同様に、
 +
* 従姪孫(いとこ大甥・いとこ大姪、じゅうてっそん、cousin's grandson/granddaughter)
 +
* 再従姪孫(はとこ大甥・はとこ大姪)
 +
* 三従姪孫(みいとこ大甥・みいとこ大姪)
 +
* 四従姪孫(よいとこ大甥・よいとこ大姪)
 +
  
====三従仍姪孫====
+
と呼ぶ。
'''三従仍姪孫'''(さんじゅうじょうてっそん)とは本人から見て傍系15親等で三従昆姪孫の子(みいとこの仍孫)を指す語として、また三従昆姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''三従礽姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従昆姪孫====
+
=== 曽孫以下と同世代 ===
'''四従昆姪孫'''(よんじゅうこんてっそん)とは本人から見て傍系16親等で四従来姪孫の子(よいとこの昆孫)を指す語として、また四従来姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''四従晜姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
曽孫と同世代の直系卑属は、曽姪孫(そうてっそん)・従曽姪孫(じゅうそうてっそん)・三従曽姪孫(さんじょうそうてっそん)・四従曽姪孫(よんじょうそうてっそん)・〜と呼ぶ。
  
====三従雲姪孫====
+
玄孫・来孫・昆孫・仍孫・雲孫と同世代の直系卑属も同様である。
'''三従雲姪孫'''(さんじゅううんてっそん)とは本人から見て傍系16親等で三従仍姪孫の子(みいとこの雲孫)を指す語として、また三従仍姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
  
====四従仍姪孫====
+
== 詳しい系図 ==
'''四従仍姪孫'''(よんじゅうじょうてっそん)とは本人から見て傍系17親等で四従昆姪孫の子(よいとこの仍孫)を指す語として、また四従昆姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。'''四従礽姪孫'''(読みは同じ)とも書く。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
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[[等幅フォント]]でご覧下さい。
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高祖伯叔父母                                                  高祖父母
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             ┃           ┃                                ┃       ┃
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 +
                    いとこおじ・いとこおば  おじ・おば━━━配偶者              父母      父母           おじ・おば
 +
                          ┃                 ┃                  ┃       ┃             ┃
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                          ┃                 ┃       ┏━━━━━━━━━━━┫       ┣━━━━━━━━┓    :
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                          ┃                 ┃       ┃           ┃       ┃        ┃
 +
                         はとこ               いとこ    兄弟姉妹━┳━配偶者   本人━━┳━━配偶者      兄弟姉妹
 +
                         ┃                 ┃          ┃           ┃             ┃
 +
                         :                 ┃          ┃           ┃             ┃
 +
                                         ┃          ┃            ┃            ┃
 +
                                        いとこ甥・いとこ姪     甥・姪━┳━配偶者    子━┳━配偶者     甥・姪
 +
                                           ┃             ┃          ┃              ┃
 +
                                           ┃             ┃          ┃             :
 +
                                           ┃             ┃          ┃
 +
                                    いとこ大甥・いとこ大姪      大甥・大姪         孫━┳━配偶者
 +
                                           ┃             ┃            ┃
 +
                                           :             ┃            ┃
 +
                                                         ┃            ┃
 +
                                                   曽姪孫           曽孫━┳━配偶者
 +
                                                    ┃               ┃
 +
                                                    ┃               ┃
 +
                                                    ┃               ┃
 +
                                                   玄姪孫             玄孫
 +
                                                    ┃               ┃
 +
                                                    :               ┃
 +
                                                                    ┃
 +
                                                                   来孫
 +
                                                                    ┃
 +
                                                                    ┃
 +
                                                                    ┃
 +
                                                                   昆孫
 +
                                                                    ┃
 +
                                                                    :
 +
</pre>
  
====四従雲姪孫====
+
== 脚注 ==
'''四従雲姪孫'''(よんじゅううんてっそん)とは本人から見て傍系18親等で四従仍姪孫の子(よいとこの雲孫)を指す語として、また四従仍姪孫の子の配偶者を指す語として使用される。なお、6親等以内の血族(姻族の場合は3親等以内)でないため親族ではない。配偶者側(姻族)の場合、本人とは義理の関係にあたる。なお、配偶者側(姻族)の場合は親族に含まれない。
+
{{脚注ヘルプ}}
 +
{{Reflist}}
  
==関連項目==
+
== 関連項目 ==
*[[親族呼称]]
+
*[[親族]]、[[家族]]
*[[親族]]
+
*[[家制度]]、[[戸籍]]
*[[家族]]
+
*[[系図]]、[[系譜学]]
  
{{DEFAULTSORT:つつきから}}
+
{{デフォルトソート:つつきから}}
 
[[Category:親族]]
 
[[Category:親族]]
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2013年4月4日 (木) 02:14時点における最新版

続柄(つづきがら、ぞくがら[1])とは血縁関係あるいは婚姻関係を指す語である。

血族姻族直系傍系尊属卑属の意味や親等については「親族」を参照すること。

本項目において「親族」とは、民法第725条「親族の範囲」で定める「法定親族」を指す。

一覧[編集]

横軸の数字は同世代者の親等、縦軸の数字は直系者の親等でその他の続柄については縦と横の数字を足せばその者の親等となる。民法により親族となる6親等以内を薄いピンクの背景で、その配偶者も親族(姻族)となる3親等以内を濃いピンクの背景で示す。

呼称は簡潔に示している。別名・別表記・使い分けについては各節を参照。

  直系 傍系
0 2 4 6 8 10 12

6  
5  
4 高祖父母 高祖伯叔父母 従高祖伯叔父母 再従高祖伯叔父母 三従高祖伯叔父母 四従高祖伯叔父母 五従高祖伯叔父母
3 曽(曾)祖父母 曽祖伯叔父母 従曽祖伯叔父母 再従曽祖伯叔父母 三従曽祖伯叔父母 四従曽祖伯叔父母 五従曽祖伯叔父母
2 祖父 伯叔祖父母 従伯叔祖父母 再従伯叔祖父母 三従伯叔祖父母 四従伯叔祖父母 五従伯叔祖父母
1 / 伯叔父 従伯叔父母 再従伯叔父母 三従伯叔父母 四従伯叔父母 五従伯叔父母
0 本人 兄弟姉妹 従兄弟姉妹 再従兄弟姉妹 三従兄弟姉妹 四従兄弟姉妹 五従兄弟姉妹

1 /息子 従甥姪 再従甥姪 三従甥姪 四従甥姪 五従甥姪
2 大甥・大姪 従姪孫 再従姪孫 三従姪孫 四従姪孫 五従姪孫
3 曽(曾)孫 曽姪孫 従曽姪孫 再従曽姪孫 三従曽姪孫 四従曽姪孫 五従曽姪孫
4 玄孫 玄姪孫 従玄姪孫 再従玄姪孫 三従玄姪孫 四従玄姪孫 五従玄姪孫
5 来(耳)孫 来姪孫 従来姪孫 再従来姪孫 三従来姪孫 四従来姪孫 五従来姪孫
6 昆(晜)孫 昆姪孫 従昆姪孫 再従昆姪孫 三従昆姪孫 四従昆姪孫 五従昆姪孫
7 仍(礽)孫 仍姪孫 従仍姪孫 再従仍姪孫 三従仍姪孫 四従仍姪孫 五従仍姪孫
8 雲孫 雲姪孫 従雲姪孫 再従雲姪孫 三従雲姪孫 四従雲姪孫 五従雲姪孫

なおこの表で親子などの直系関係は基本的に上下だが、傍系尊属については左上‐右下である。たとえば、従兄弟姉妹は(従兄弟姉妹の上の従伯叔父母ではなく)左上の伯叔父である。

義理の関係[編集]

本人または血族の婚姻再婚相手の連れ子養子縁組によって成立した関係は、義理の関係と呼ばれる。続柄としては同じ呼称を使うことができる。「義~」(たとえば「義父」「義兄」等)と書くこともあるが、読みは同じである。

直系尊属(先祖)[編集]

親(父母)[編集]

(おや)、すなわち父母(ふぼ)は男女をそれぞれ(ちち・はは、father/mother)と呼び1親等の直系親族である。

自分の実親の再婚相手、すなわち継父(ままちち)・継母(ままはは)や自分の養親(ようしん)(養父・養母)も父・母と呼ぶ場合もある。

配偶者から見ると義親(義父・義母)であり、舅(しゅうと)・姑(しゅうとめ)である。

祖父母[編集]

祖父母(そふぼ)は男女をそれぞれ祖父祖母(そふ・そぼ、grandfather/grandmother)と呼び、2親等の直系親族である。親の親や、自分の配偶者の親(義親)の親を指す。「おじいさん」「おばあさん」ともいう。

配偶者側(姻族)の場合と祖父母の再婚相手や親の養親、親の再婚相手や養父母の父母も本人とは義理の関係にあたる。

配偶者から見ると大舅(おおじゅうと)・大姑(おおじゅうとめ)である。

曽祖父母[編集]

曽祖父母(そうそふぼ)は男女をそれぞれ曽祖父・曽祖母(そうそふ・そうそぼ、great-grandfather/grandmother)と呼び、3親等の直系親族である。祖父母の親(親の祖父母)、または自分の配偶者の祖父母の親を指す。「ひいおじいさん」「ひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。

高祖父母[編集]

高祖父母(こうそふぼ)は男女をそれぞれ高祖父・高祖母(こうそふ・こうそぼ、great2-grandfather/grandmother)と呼び、4親等の直系親族である。曽祖父母の親(祖父母の祖父母、親の曽祖父母)である。「ひいひいおじいさん」「ひいひいおばあさん」と呼ぶ場合もある。

配偶者側と再婚相手(姻族)の場合は親族に含まれない。

高祖父母より上[編集]

高祖父母より前の世代の呼称は特に決まっておらず単に「高祖父母の父母」「五世の祖(great3-grandparents)」「5代前」、「高祖父母の祖父母」「六世の祖(great4-grandparents)」「6代前」と呼び、高祖父母の父母は5親等、高祖父母の祖父母は6親等の直系親族にあたり「高祖父母の祖父母」までが親族とされる。

直系卑属(子孫)[編集]

子(息子・娘)[編集]

(こ)は男女をそれぞれ息子(むすこ・むすめ、son/daughter)と呼び、本人または配偶者が産んだ1親等の直系親族である。

自分の子と結婚した配偶者も自分から見たら(義理の)子にあたる。また、自分の配偶者の連れ子や自分の養子も子(息子・娘)と呼ぶ場合がある。

[編集]

(まご、grandchild)は2親等の直系親族である。自分の娘や息子の妻が産んだ子供である。

自分の孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)孫にあたる。また、稀ではあるが自分の配偶者に孫がいたり子の配偶者や養子に子供がいる場合も「孫」と呼ぶ場合がある。

男女それぞれの孫は孫・孫娘(まご・まごむすめ、grandson/granddaughter)と呼ぶ。家督を継ぐ子(嗣子)の子を内孫、家督を継がなかった子の子を外孫という。

曽孫[編集]

曽孫(そうそん、ひまご、great-grandchild)は3親等の直系親族。孫の子、子の孫である。

自分の曽孫と結婚した配偶者も本人から見たら(義理の)曽孫にあたる。また、稀ではあるが自分の配偶者に曽孫がいる場合、自分の子の配偶者の孫、自分の孫の配偶者の子も「曽孫」という場合がある。

玄孫[編集]

玄孫(げんそん、やしゃご、great2-grandchild)は4親等の直系親族。曽孫の子、孫の孫、子の曽孫である。本人を1世、息子と娘を2世とすれば5世(4代後)の末裔であり「五世」と呼ばれる場合もある。

来孫[編集]

来孫(らいそん、great3-grandchild)は5親等の直系親族。玄孫の子、曽孫の孫、孫の曽孫、子の玄孫である。耳孫(じそん)ともいい、「きしゃご」と呼ばれる場合もある。本人を1世とすれば6世(5代後)の末裔である。

昆孫[編集]

昆孫(こんそん、great4-grandchild)は6親等の直系親族。来孫の子、玄孫の孫、曽孫の曽孫、孫の玄孫、子の来孫である。晜孫(読みは同じ)とも書く。本人を1世とすれば7世(6代後)の末裔である。

存命中に昆孫が産まれたのは2006年に死去した米国人女性エリザベス・ボールデンだけで、75人いたという。

仍孫[編集]

仍孫(じょうそん、great5-grandchild)は直系7親等で昆孫の子、来孫の孫、玄孫の曽孫、曽孫の玄孫、孫の来孫、子の昆孫である。礽孫(読みは同じ)とも書く。8世(7代後)の末裔である。意味はつるの子。

雲孫[編集]

雲孫(うんそん、great6-grandchild)は直系8親等で仍孫の子、昆孫の孫、来孫の曽孫、玄孫の玄孫、曽孫の来孫、孫の昆孫、子の仍孫を指す。9世(8代後)の末裔である。意味は雲のように遠い孫。

雲孫以下[編集]

雲孫よりもあとの世代の呼称は特に決まっておらず単に雲孫の子や雲孫の孫と指し、前者は直系9親等、後者は直系10親等にあたる。

傍系尊属[編集]

傍系尊属の呼び名には1つの訓に対し、「伯」か「叔」かが異なる2つの漢名がある。たとえば「おじ」に対し「伯父」と「叔父」の2つの漢名がある。

傍系尊属は「『親・祖父母・〜』の『兄弟姉妹・いとこ・〜』」と言い換えることができるが「親・祖父母・〜」に対し年上なら「伯」、年下なら「叔」を使う。ただし傍系尊属の配偶者の場合は、血族であるその配偶者が年上か年下かで判断する。

年齢が不明だったり複数人を総称する場合などは、「伯叔」を使うこともある(たとえば「おじ」を「伯叔父」)。

義理関係で、例えばおじ・おばの場合、義父母(舅・姑、養父母、継父母)の兄弟姉妹は義父・義母を基準に年上であれば「伯」、年下であれば「叔」を使い、おじ・おばの配偶者を除く父母の義兄弟姉妹(祖父母の養子女や再婚相手の連れ子、父母の養親の実子)は父母より年上であれば「伯」、年下であれば「叔」を使う。

親と同世代[編集]

伯叔父母(おじ・おば)[編集]

伯叔父母は男女をそれぞれ伯叔父・伯叔母(おじおば、uncle/aunt)と呼び、3親等の傍系親族である。

個別には親の兄姉やその配偶者(親の兄嫁・姉婿)を伯父・伯母(elder uncle/aunt, big uncle/aunt)、親の弟妹やその配偶者(親の弟嫁・妹婿)を叔父・叔母(younger uncle/aunt, little uncle/aunt)と書く。

親の兄弟姉妹、またはその配偶者(おば婿・おじ嫁)、または舅・姑の兄弟姉妹である。また祖父母の養子女、父母の養親の子、祖父母の再婚相手の子も義理の伯叔父母にあたる。

従伯叔父母(いとこおじ・いとこおば)等[編集]

親の従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・三従兄弟姉妹・四従兄弟姉妹・〜は同様に、

  • 従伯叔父母(いとこおじ・いとこおば、uncle/aunt-first cousin once removed, parent's male/female cousin)
  • 再従伯叔父母(はとこおじ・はとこおば、またいとこおじ・またいとこおば、ふたいとこおじ・ふたいとこおば)
  • 三従伯叔父母(みいとこおじ・みいとこおば、そのまたいとこおじ・そのまたいとこおば)
  • 四従伯叔父母(よいとこおじ・よいとこおば)

と呼ぶ。

祖父母と同世代[編集]

伯叔祖父母(大おじ・大おば)[編集]

伯叔祖父母は男女をそれぞれ伯叔祖父・伯叔祖母(大おじ・大おば、granduncle/grandaunt)と呼び、4親等の傍系親族である。

個別には、性別と年齢により伯祖父・叔祖父・伯祖母・叔祖母と書き分ける。

単に呼称として使用することは少なく、「おじいさん」「おばあさん」や「おじさん」「おばさん」と言うことが多い。

従祖伯叔父母の親(再従兄弟姉妹の祖父母、祖父母の兄弟姉妹、親の伯叔父母)、またはその配偶者、または祖父母の小舅・小姑である。

従祖伯叔父母(いとこ大おじ・いとこ大おば)等[編集]

祖父母の従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・三従兄弟姉妹・四従兄弟姉妹・〜は同様に、

  • 従祖伯叔父母(いとこ大おじ・いとこおおおば、granduncle/grandaunt-first cousin twice removed, grandparent's male/femail cousin)
  • 再従祖伯叔父母(はとこおじ・はとこおば、またいとこおじ・またいとこおば、ふたいとこおじ・ふたいとこおば)
  • 三従祖伯叔父母(みいとこおじ・みいとこおば、そのまたいとこおじ・そのまたいとこおば)
  • 四従祖伯叔父母(よいとこおじ・よいとこおば)

と呼ぶ。

曽祖父母以上と同世代[編集]

曽祖父母の兄弟姉妹・従兄弟姉妹・再従兄弟姉妹・〜は、曽祖伯叔父母・従曽祖伯叔父母・三従曽祖伯叔父母・〜(個別には「伯叔父母」の部分を伯父・伯母・叔父・叔母とする)と呼ぶ。「大おじ・大おば」等に相当する和名はない。

高祖父母と同世代の傍系も同様である。

高祖父母より前の世代については特別な呼び方はなく単に五(六、七〜)世の祖の兄弟姉妹、五(六、七〜)世の祖のいとこなどという。

傍系同世代[編集]

兄弟姉妹[編集]

兄弟姉妹は、2親等の傍系親族である。年齢と性別により(あに・あね・おとうと・いもうと、elder(big) brother/sister, younger(little) brother/sister)と呼び分けられる。

通常は同じ父母から生まれた者だが父か母が異なる場合は「異父兄弟姉妹」や「異母兄弟姉妹」(個別には「兄弟姉妹」の部分を「兄・姉・弟・妹」とする)といい、親より年長の場合も稀にある。

自分の兄弟姉妹の配偶者、つまり義兄弟姉妹も兄・姉・弟・妹と呼び、その場合は義兄・義姉・義弟・義妹(ぎけい・ぎし・ぎてい・ぎまい)と書いて「あに・あね・おとうと・いもうと」と呼ぶ場合が多い。義兄は姉の夫であるので、本人より年下のこともある(義姉・義弟・義妹も同様)。

親の養子、養父母の子、親の再婚相手の子も義兄弟姉妹にあたる(義兄姉か義弟妹かは年齢による)。

配偶者の兄弟を小舅(こじゅうと)、配偶者の姉妹を小姑(こじゅうとめ)と呼ぶ。

従兄弟姉妹(いとこ)[編集]

従兄弟姉妹(いとこ、cousin)は、見て4親等の傍系親族である。

伯叔父母の子(親の甥姪)、または伯叔父母の子の配偶者である。親同士が兄弟姉妹、祖父母が共通の先祖という関係にある。

漢字では従兄弟・従姉妹・従兄妹・従姉弟というように「従」を付け本人より年上の男性のいとこ(女性のいとこ、父母の姪の夫)を従兄、年上の女性のいとこ(男性のいとこ、父母の甥の妻)を従姉、年下の男性のいとこ(女性のいとこ、親の姪の夫)を従弟、年下の女性のいとこ(男性のいとこ、親の甥の妻)を従妹と表記する。

父方の伯叔父の子と母方の伯叔母の子を平行いとこ、父方の伯叔母の子と母方の伯叔父の子を交差いとこという。

父方の従兄弟姉妹は堂兄弟や堂姉妹というように「堂」を付け、母方の従兄弟姉妹は表兄弟や表姉妹というように「表」を付けて書く。

まれではあるが、おじ嫁・おば婿の甥姪と結婚した場合、夫の従兄弟姉妹と妻の従兄弟姉妹が同一人物となる。

再従兄弟姉妹(はとこ)[編集]

再従兄弟姉妹(はとこ、またいとこ、ふたいとこ、second cousin)は、6親等の傍系親族である。

伯叔祖父母の孫(祖父母の大甥・大姪、従伯叔父母の子、親のいとこ甥・いとこ姪)、またはその配偶者である。親同士が従兄弟姉妹、祖父母同士が兄弟姉妹、曽祖父母が共通の先祖という関係にある。

漢字では再(又、二)従兄弟・再(又、二)従姉妹・再(又、二)従兄妹・再(又、二)従姉弟、本人より年上の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従兄、年上の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従姉、年下の男性のはとこ(女性のはとこの配偶者にあたる男性)を再(又、二)従弟、年下の女性のはとこ(男性のはとこの配偶者にあたる女性)を再(又、二)従妹と表記する。また父方のはとこは従堂兄弟や従堂姉妹というように「従堂」を付け、母方のはとこは従表兄弟や従表姉妹というように「従表」を付けて書く。

三従兄弟姉妹(みいとこ)以降[編集]

以下同様に三従兄弟姉妹(みいとこ)または其又兄弟姉妹(そのまたいとこ)、四従兄弟姉妹(よいとこ)、五従兄弟姉妹(いついとこ)、六従兄弟姉妹(むいとこ)〜と続く。「N兄弟姉妹」はのNは、自分から数えて何代前の祖先が兄弟姉妹となるかを表す。親等はいとこの前に付く数を2倍して2を加える。

傍系卑属[編集]

子と同世代[編集]

甥・姪[編集]

(おい・めい、nephew/niece)は、3親等の傍系親族である。

兄弟姉妹の子(自分の子のいとこ)、またはその配偶者(自分の小舅・小姑の子)である。「甥っ子」や「姪っ子」とも称することがある。

甥・姪の配偶者、兄弟姉妹の養子や配偶者の子、親の養子の子、養父母や親の再婚相手の孫は、本人とは義理の関係にあたる。

従甥・従姪(いとこ甥・いとこ姪)等[編集]

従兄弟姉妹の子・再従兄弟姉妹の子・三従兄弟姉妹の子・四従兄弟姉妹の子・〜は同様に、

  • 従甥・従姪(いとこ甥・いとこ姪、じゅうせい・じゅうてつ、nephew/niece-first cousins once removed)
  • 再従甥・再従姪(はとこ甥・はとこ姪)
  • 三従甥・三従姪(みいとこ甥・みいとこ姪)
  • 四従甥・四従姪(よいとこ甥・よいとこ姪)

と呼ぶ。

孫と同世代[編集]

大甥・大姪[編集]

大甥・大姪(おおおい・おおめい、grandnephew/grandniece)は、4親等の傍系親族である。

甥姪の子(兄弟姉妹の孫、孫の再従兄弟姉妹)、またはその配偶者(甥姪の婿・嫁)である。

又甥・又姪(またおい・まためい)、姪孫(てっそん)ともいう。

従姪孫(いとこ大甥・いとこ大姪) 等[編集]

従兄弟姉妹の孫・再従兄弟姉妹の孫・三従兄弟姉妹の孫・四従兄弟姉妹の孫・〜は同様に、

  • 従姪孫(いとこ大甥・いとこ大姪、じゅうてっそん、cousin's grandson/granddaughter)
  • 再従姪孫(はとこ大甥・はとこ大姪)
  • 三従姪孫(みいとこ大甥・みいとこ大姪)
  • 四従姪孫(よいとこ大甥・よいとこ大姪)

と呼ぶ。

曽孫以下と同世代[編集]

曽孫と同世代の直系卑属は、曽姪孫(そうてっそん)・従曽姪孫(じゅうそうてっそん)・三従曽姪孫(さんじょうそうてっそん)・四従曽姪孫(よんじょうそうてっそん)・〜と呼ぶ。

玄孫・来孫・昆孫・仍孫・雲孫と同世代の直系卑属も同様である。

詳しい系図[編集]

等幅フォントでご覧下さい。

                                                          :
                                                          ┃
                                                      高祖父母の祖父母
                                                          ┃
                                                        ‥━┫
                                                          ┃
                                                       高祖父母の父母
                                                          ┃
   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
   ┃                                                      ┃
高祖伯叔父母                                                  高祖父母
   ┃                                                      ┃
   :         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫       :
             ┃                                            ┃       ┃
          曽祖伯叔父母                                        曽祖父母    曽祖父母
             ┃                                            ┃       ┃
             ┃           ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫       ┣━‥
             ┃           ┃                                ┃       ┃
       いとこ大おじ・いとこ大おば  大おじ・大おば                            祖父母     祖父母
             ┃           ┃                                ┃       ┃
             :           ┃         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫       ┣━━━━━━━━━━━━━┓
                          ┃         ┃                      ┃       ┃             ┃
                    いとこおじ・いとこおば  おじ・おば━━━配偶者              父母      父母           おじ・おば
                          ┃                 ┃                  ┃       ┃             ┃
                          ┃                 ┃       ┏━━━━━━━━━━━┫       ┣━━━━━━━━┓    :
                          ┃                 ┃       ┃           ┃       ┃        ┃
                         はとこ               いとこ    兄弟姉妹━┳━配偶者   本人━━┳━━配偶者      兄弟姉妹
                         ┃                 ┃          ┃           ┃             ┃
                         :                 ┃          ┃           ┃             ┃
                                          ┃          ┃            ┃            ┃
                                        いとこ甥・いとこ姪     甥・姪━┳━配偶者    子━┳━配偶者     甥・姪
                                            ┃             ┃          ┃              ┃
                                            ┃             ┃          ┃              :
                                            ┃             ┃          ┃
                                    いとこ大甥・いとこ大姪      大甥・大姪         孫━┳━配偶者
                                            ┃             ┃            ┃
                                            :             ┃            ┃
                                                          ┃            ┃
                                                   曽姪孫           曽孫━┳━配偶者
                                                    ┃               ┃
                                                    ┃               ┃
                                                    ┃               ┃
                                                   玄姪孫             玄孫
                                                    ┃               ┃
                                                    :               ┃
                                                                    ┃
                                                                   来孫
                                                                    ┃
                                                                    ┃
                                                                    ┃
                                                                   昆孫
                                                                    ┃
                                                                    :

脚注[編集]

  1. 「続柄」の検索結果 - Yahoo!辞書続柄 とは - コトバンクには「ぞくがら」は「続柄(つづきがら)の俗な言い方」とある。

関連項目[編集]