「飯塚事件」の版間の差分

提供: Yourpedia
移動: 案内検索
(捜査機関や司法は疑うくせにジャーナリストは100%信じる自称「知性派」の人たち)
 
(3人の利用者による、間の401版が非表示)
1行目: 1行目:
 
{{Otheruses|1992年の事件|2019年の事故|東池袋自動車暴走死傷事故|2019年の事故の加害者|飯塚幸三}}
 
{{Otheruses|1992年の事件|2019年の事故|東池袋自動車暴走死傷事故|2019年の事故の加害者|飯塚幸三}}
'''飯塚事件'''(いいづかじけん)とは、[[1992年]]に[[久間三千年]]が[[女児]]2人を殺害し、死刑となった事件。完全にクロといえる証拠があるのだが、一部マスコミによる偏向・捏造報道によって、被害者遺族に二次被害を与えている。
+
'''飯塚事件'''(いいづかじけん)とは、[[1992年]]に[[久間三千年]]が[[女児]]2人を殺害して死刑となった事件。ジャーナリストが食い扶持を稼ぐために、裁判で認定された証拠を捏造・隠蔽して冤罪だと騒いだため、捜査・司法関係者、証人、被害者・被害者遺族らが二次被害を被っている事件でもある(本当に冤罪だと思うのなら、なぜ裁判で認められた証拠を隠蔽・捏造して報道するのか)。
  
'''<font color=red>[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6 この報道被害に関しては、飯塚事件(Enpedia)を参照。メディアリテラシーを測定するにはうってつけの事件であり、ジャーナリズムとは何かを考えさせられる。]</font>'''
+
'''<font color=red>[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6 これらの報道のどこが隠蔽・捏造かに関しては、飯塚事件(Enpedia)を参照。]</font>'''
 +
[[file:NHK捏造編集.jpg|420px|thumb|'''<font color=red>NHKによる捏造報道</font>。[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%B8%83_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%AE%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6 実際は車内血痕から被害女児と合致するDNA型が検出されて有罪の証拠となった]'''(画像は、著作権者:日本放送協会、出典:Eテレ『BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~ 第1部 逮捕」』2022年12月29日2:00放送。以上の画面を、著作権法32条1項に基づき引用)。]]
 +
== 判決文・決定文のリンク ==
 +
以下、判決文と決定文のリンクを示す。判決文を読めとこちらが言っても、ジャーナリストの報道を信じ切っている冤罪派は「判決が正しいとは限らない」とか、「判決は有罪を導いた文章なのでクロのように印象付けている」とか言って頑なに読もうとしない。そうではなく、'''判決文の中に、ジャーナリストが隠蔽・捏造している事実や証拠が大量に出てくるので、読むべきだと言っているのである'''。<br>
 +
[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7 1審判決]、
 +
[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7 2審判決]、
 +
[https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/437/080437_hanrei.pdf 最高裁判決]、
 +
[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9021%E5%B9%B4_(%E3%81%9F)_%E7%AC%AC11%E5%8F%B7 再審請求1審決定]、
 +
[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4_(%E3%81%8F)_%E7%AC%AC56%E5%8F%B7 同2審決定]、
 +
[https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/266/090266_hanrei.pdf 同最高裁決定]
  
この事件の冤罪派は2つに大別でき、'''①報道を簡単に信じてしまう人''''''②本当は冤罪だとは思っていないが冤罪報道を利用したい死刑反対論者'''のどちらかである。残念ながら、冤罪派の中に、③挙がった証拠や判決文を自ら検討した上で冤罪だと信じる人(まともな冤罪派)はまずいない。そのため、冤罪ではない根拠を説明しても、「捜査関係者乙」と言うだけで全く話を聞こうとしないし、報道されない重要な証拠の存在を認めないので話が噛み合わない。
+
== 裁判で認められた客観的事実 ==
 +
*久間車(マツダ・ウエストコースト)における座席の織布は、マツダが昭和57年3月26日~同58年9月28日に製造した同車座席にだけ使用されたものであるところ<ref name=dai1shin5/>、被害者の衣服に付いていた繊維片がその特徴と合致<ref name=dai1shin5>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%BA%94_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E7%9D%80%E8%A1%A3%E7%AD%89%E3%81%AB%E4%BB%98%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E7%B9%8A%E7%B6%AD%E7%89%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。
 +
*本件は、被害者の膣内に犯人の血液がある点で特異なところ<ref name=dai2shin8>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E5%85%AB_%E4%BA%80%E9%A0%AD%E5%8C%85%E7%9A%AE%E7%82%8E%E7%BD%B9%E6%82%A3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>、被害者の下着には血痕がないため手指からの出血ではなく<ref name=dai1shin8>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AB_%E6%9C%AC%E4%BB%B6%E5%89%8D%E3%81%AB%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%8C%E4%BA%80%E9%A0%AD%E5%8C%85%E7%9A%AE%E7%82%8E%E3%82%92%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>、唾液も検出されていないため口腔内出血でもなく<ref name=dai2shin8>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E5%85%AB_%E4%BA%80%E9%A0%AD%E5%8C%85%E7%9A%AE%E7%82%8E%E7%BD%B9%E6%82%A3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>、陰茎からの出血であるといえるところ<ref name=dai1shin8/>、久間が亀頭包皮炎に罹患して容易に出血する症状を保有<ref name=dai1shin8/>。'''<font color=red>←メディアが絶対に報道しない証拠。</font>
 +
**久間は、捜査段階では、陰茎の皮がパンツ等にくっついて歩けないほど血が滲むために事件当時は挿入もできない状態だったと捜査員に述べ<ref name=dai1shin8/>、同様の内容を親戚と新聞記者の前で話してその録音テープを記者に預けたと供述する<ref name=dai1shin8/>など、性的暴行があった本件と無関係である旨を主張していたにもかかわらず、犯人の陰茎出血が明らかになった公判段階では、突然完治していたと供述を変更<ref name=dai1shin8/>。
 +
**久間は、公判で、上記の捜査時供述調書の内容を否定し<ref name=dai1shin8/>、その根拠として、調書の中身がすり替えられていることを主張した<ref name=dai1shin8/>が、その主張は33回目の公判で検察に質問を受けて突如としてなされたもの<ref name=dai1shin8/>で、弁護士も初耳<ref name=dai1shin8/>。
 +
**久間の妻は、捜査段階では事件当時の久間の性器の状態は全く分からないと供述していた<ref name=dai1shin8/>にもかかわらず、公判では、事件当時には事件の2ヶ月以上頃には完治していたと主張内容を変更<ref name=dai1shin8/>。
 +
**久間と妻は、病状を否定するために、某薬局でフルコートFを買ったことはないと主張する<ref name=dai1shin8/>も、店主と店員が久間をはっきり覚えていた<ref name=dai1shin8/>。
 +
*久間の車内からかなりの人尿痕と血痕が検出<ref name=dai1shin6>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AD_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%A4%9C%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。
 +
**久間の妻は、捜査段階では、車で自分や息子が尿をもらしたことはないと供述していた<ref name=dai1shin6/>にもかかわらず、車から尿痕が検出された公判段階では、ことさらに捜査段階の供述が間違っていると供述<ref name=dai1shin6/>。
 +
**なぜか久間は事件後、車のシートを外して水をかけて洗浄した<ref name=dai2shin6/>ため、車内の血痕からMCT118型は検出されず、PM検査法の成立を待たねばならなかった<ref name=dai2shin6/>。
 +
*久間車の血痕の血液型が、鼻血をかなり出していた被害者のものと一致<ref name=dai1shin6/<ref name=dai2shin6/>。
 +
*久間車の血痕のDNA型が、PM検査法によって、鼻血をかなり出していた被害者のものと一致<ref name=dai2shin6>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AD_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%A4%9C%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。'''<font color=red>←メディアが難癖を付けているMCT118型の後に開発され、2万3000人に1人の精度で鑑定できるため'''<ref>https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/55/8/55_559/_pdf</ref><ref group="注">ただし、本件では、PM法で使われる5種の型のうち2種は検出できず3種が合致ということなので、2万3000分の1より精度は落ちる。</ref>'''、この証拠だけでも久間を有罪にしてもよいレベルだが、メディアはこれに触れると商売あがったりになるので絶対に触れない。NHKに至っては、「微量のためDNA型鑑定はできなかった」と捏造'''</font><ref>「正義の行方〜飯塚事件 30年後の迷宮〜」(NHK BS1、2022年4月23日)</ref>。
 +
*遺品遺棄現場のT氏の目撃証言と久間車(紺色・ダブルタイヤのワゴン・色付きフィルムあり)の特徴が一致<ref name=dai1shin2>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%95%99%E5%93%81%E7%99%BA%E8%A6%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E4%BB%98%E8%BF%91%E3%81%A7%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%8F%8A%E3%81%B3%E4%BA%BA%E7%89%A9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。
 +
**T氏は、現場の森林を管轄する森林組合勤務であり、現場について詳細な知識があって業務の過程で目撃している上に、職場で遺体発見のニュースを聞いて同僚J氏に不審車両の話をしていたところ、'''このJ氏も裁判で証人として呼ばれ、事件翌日の会話でT氏から聞いた不審車両の特徴と、T氏が捜査機関や裁判で証言した内容は一致している、と証言'''<ref name=dai2shin2>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_T%E7%94%B0%E8%A8%BC%E8%A8%80%E3%81%AE%E4%BF%A1%E7%94%A8%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。'''<font color=red>←メディアが絶対に報道しない証拠。T証言が怪しいという報道をしているくせに、T証言の正確性を担保するJ証言はNHKも含めて一切報道しない。</font>'''
 +
*'''被害女児が最後に目撃された場所において、X氏とW氏が、久間が乗っていたのと同じ紺色・ダブルタイヤのワゴン・色付きフィルムありの車を見たと証言'''<ref name=dai1shin3>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%89_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AB%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E5%88%BB%E3%80%81%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%A8%E6%8E%A5%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%9F%E6%99%82%E5%88%BB%E3%80%81%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%A7%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。'''<font color=red>←被害者が最後に目撃された場所の証言であるにもかかわらず、清水潔によって小学校付近の軽い証言と捏造報道され'''<ref>清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版419頁。</ref>'''、具体的な状況・内容が隠蔽されている証言。</font>'''
 +
*久間のDNA(HLADQα型)が犯人の物と一致<ref name=dai1shin7>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%83_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E8%BA%AB%E4%BD%93%E7%AD%89%E3%81%AB%E4%BB%98%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E8%A1%80%E6%B6%B2%E3%81%AE%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%9E%8B%E5%8F%8A%E3%81%B3DNA%E5%9E%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref><ref group="注">もっとも、このように一致したことは認められたが、混合血液では精度が落ちるとして証拠採用されなかった。</ref>。
 +
*被害者の膣内や周辺にあった血痕の血液型と久間の血液型がB型で一致<ref name=dai1shin7/>。
 +
*被害者の膣内や周辺にあった血痕と久間のDNA(MCT118型)が一致<ref name=dai1shin7/>。'''←メディアが難癖を付けているDNA型鑑定'''
 +
*事件があった時間帯、妻を送ったあと母親に米を届けに行っていたという久間の主張は裏付けが全くない<ref name=dai1shin9>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B9%9D_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%AB%E7%8A%AF%E8%A1%8C%E3%81%AE%E6%A9%9F%E4%BC%9A%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8(%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%81%8C%E6%88%90%E7%AB%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8)%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。
 +
**「事件当日は妻を送ったあと母親に米を届けに行っていた」という久間の主張するアリバイについて、妻は捜査段階では日付は曖昧だったのに、公判段階では日付を明確に主張<ref name=dai1shin9/>。
 +
**久間も、捜査段階では、妻を送った後一回帰宅した後に母親宅に行った、と言っていたので捜査員が久間の証言に基づいて走行してみると犯行時間帯にちょうど現場を通ることが判明<ref name=dai1shin9/>。
 +
**すると、久間は公判段階では、妻を送って直接母親宅に行った、とアリバイの主張を変更<ref name=dai1shin9/>。
 +
**しかも、そのように供述を変更した契機や時期も、捜査段階と公判段階で変更<ref name=dai1shin9/>。
 +
*知らない人の車に乗らないよう注意を受けていた小学生2名が犯人車に乗って誘拐されたため、顔見知りによる犯行と見られるところ、久間は長男を通じて接点があり子供たちに知られていたこと<ref>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%B9%9D_%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%83%85%E6%B3%81%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。
 +
*弁護士が、犯人は情性欠如型の性格異常者と想定されるが久間は違うから犯人ではないと主張して性格分析を依頼する<ref name=dai1shin10>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%80%E3%80%87_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC%E9%91%91%E5%AE%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>も、鑑定人は、久間が情性欠如型の性格異常者であり犯罪を犯す本来的な傾向を十分もっていると認定<ref name=dai1shin10/><ref group="注">ただし、事実認定はされたものの、証拠採用はされなかった。</ref>。
  
== 事件の概要 ==
+
== 警察・検察による証拠捏造だ!とメディアが騒いでいる内容は、メディア自身が隠蔽・捏造をして創作している件 ==
1992年2月20日、[[福岡県]][[飯塚市]]の[[小学校|小学]]1年生の2人の女児が登校中に[[行方不明]]になり、翌日に山中で共に性的暴行を受けたと見られる状態で殺害・遺棄されているのが発見された。
+
*DNA型を写した写真が切り取られていた!検察による捏造だ!
 +
'''<font color=red>→</font>'''ネガ全体が証拠として提出されていて、そのネガを見ながら証人尋問がなされています<ref>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9021%E5%B9%B4_(%E3%81%9F)_%E7%AC%AC11%E5%8F%B7</ref>。弁護士が難癖を付けているのは、どこに犯人のDNA型が写っているかを拡大して説明している文書にすぎず、それを切り取っただの何だの言い掛かりを付けているに過ぎません。以上の事実をメディアが隠蔽しているだけです。
  
同地域では、1988年に同じ小学校の女児が行方不明になって未解決であった。福岡県警は、その際の重要参考人であった久間三千年(54歳)を事情聴取。その後、久間が私服警官2人を切りつけたため緊急逮捕され<ref name=yomiyu>1993年9月29日西部読売夕刊</ref>罰金10万円の略式命令を受けた。
+
*目撃者Tの目撃証言は詳しすぎる!警察による誘導だ!
 +
'''<font color=red>→</font>'''Tさんは、現場の森林を管理する森林組合の職員であり、業務の過程で不審者・車両を目撃した<ref>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_T%E7%94%B0%E8%A8%BC%E8%A8%80%E3%81%AE%E4%BF%A1%E7%94%A8%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>ため、注意深く見るのはむしろ当然です。くわえて、Tさんから事件翌日に不審車両の話を聞いた同僚のJさんが、裁判に証人として出廷し、そのときに聞いた不審車両の話とTさんの目撃車両の証言は一致していると証言しています<ref>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7</ref>。さらに、供述調書というのは、警察官の質問に答えた内容が供述者の「独白体」で作成されるものです<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlawpsychology/8/1/8_KJ00008995093/_pdf 大橋靖史・奥田雄一郎・守屋克彦「供述調書の法と心理」法と心理8巻1号]78頁。</ref>。以上の事実をメディアが隠蔽しているだけです。
  
女児殺害に関しては、犯人と久間のDNA型がほぼ一致するという鑑定結果が出たもののそれだけでは逮捕に至らず<ref>日本経済新聞1994年9月24日</ref>、繊維片の一致が決め手となって<ref>毎日新聞1994年9月24日</ref>、死体遺棄容疑で久間を[[逮捕]]。同10月14日に殺人等で久間を再逮捕。
+
*久間車から1年後に女児の血痕が検出された。警察による捏造だ!
 +
'''<font color=red></font>'''それこそが'''<font color=red>清水潔によるとんでもない捏造記事</font>'''であり、実際には押収直後に血痕が検出されています<ref name=toure>https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%B8%83_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%AE%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6</ref>。DNA型が後に検出された点については、その血痕が出た部分は、繊維鑑定で東レが預かっていた部分で、東レは最初からシミがあったと言っています<ref name=toure/>。その事実をメディアが隠蔽しているだけです。しかも、そのDNA型鑑定の結果(PM法)については、弁護士もメディアもダンマリ。
  
足利事件で当時のDNA鑑定が否定されたため、'''マスコミではやたらこの事件でもDNAが最大の決め手になったように捏造報道しているが、逮捕の経緯から見ても、DNAが最大の決め手になったというのは明らかな捏造である'''
+
*DNA型判定は100回は出来たと法医学者が言っている。再鑑定できないのは警察が意図的に廃棄したからだ!
 +
'''<font color=red>→</font>'''[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E7.8A.AF.E4.BA.BA.E3.81.AEDNA.E3.81.AB.E9.96.A2.E3.81.99.E3.82.8B.E2.80.9C.E6.96.B0.E3.81.9F.E3.81.AA.E8.A8.BC.E6.8B.A0.E2.80.9D.E3.81.8C.E3.82.A6.E3.82.BD.E3.81.BE.E3.81.BF.E3.82.8C.E3.81.AE.E4.BB.B6 その法医学者がそんなことを述べた事実はありません。弁護士も出典を示せません。]つまり、弁護士による創作で、それを清水潔が裏取りもせずそのまま流しているだけです。
  
== 裁判 ==
+
*久間の死刑執行スピードが異例すぎる。隠滅のために処刑されたんだ!
第一審判決→[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7]
+
'''<font color=red>→</font>'''[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E6.AD.BB.E5.88.91.E3.81.AE.E3.82.B9.E3.83.94.E3.83.BC.E3.83.89.E5.9F.B7.E8.A1.8C.E3.81.A8.E3.81.84.E3.81.86.E5.A4.A7.E3.82.A6.E3.82.BD 当時は死刑執行数が多かったため、残された死刑囚の執行までのスピードは2年代が普通です]。スピード執行というのはメディアによる捏造です。
第二審判決→[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7]
+
最高裁判決→[https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/437/080437_hanrei.pdf]
+
再審請求第一審決定→[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9021%E5%B9%B4_(%E3%81%9F)_%E7%AC%AC11%E5%8F%B7]
+
再審請求第二審決定
+
→[https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4_(%E3%81%8F)_%E7%AC%AC56%E5%8F%B7]
+
←詳細は判決文(かなり長い。冤罪派は読まないので議論がかみ合わない)参照
+
  
===裁判で認められた客観的事実===
+
*清水潔が飯塚事件の冤罪疑惑を採り上げたら、ネット上で司法関係者から妨害が入った<ref>清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版486-487頁。</ref>。陰謀だ!
①被害者の衣服に着いていた繊維片と久間の車シートの繊維片の特徴が一致。<br>
+
'''<font color=red></font>'''[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E3.81.B2.E3.81.A9.E3.81.84.E6.8E.A8.E6.B8.AC.E3.81.A8.E6.96.B0.E3.81.9F.E3.81.AA.E6.8D.8F.E9.80.A0 その妨害というのはamazonのレビューのことであり、ということはamazonが第三者のIPアドレスを違法に清水に提供したということになるが、そんなことはあり得ないので、やはりそれも清水による捏造です。]
②被害者の膣内に犯人の血痕が存在しており、被害者の下着には血痕がついていないため手指からの出血ではなく(第1審判決)、唾液も検出されていないから口腔内の出血でもなく(第2審判決)、犯人の陰茎からの出血といえるところ、久間が亀頭包皮炎に罹患しており陰茎から出血する症状を有していた。'''<font color=red>←一般紙やニュースはもちろん、冤罪誘導報道では絶対に報道されない証拠</font><br>
+
③久間は、当初自分は亀頭包皮炎で性的に困難だからやっていない旨を主張していたにも拘わらず、犯人の陰茎出血が明らかになった公判段階では、突然完治していたと供述を変更。<font color=red>上記証拠が報道されないため、これも当然報道されない</font>。<br>
+
④久間と妻は、病状を否定するために、某薬局でフルコートFを買ったことはないと主張するも、店主と店員が久間を常連客として覚えて、しかも強力な皮膚薬だったからはっきり覚えていた。<font color=red>上記証拠が報道されないため、これも当然報道されない</font>。<br>
+
⑤久間の車内からかなりの人尿痕と血痕が発見。<br>
+
⑥久間の妻は、自動車内で自分や息子が尿をもらしたことはないと捜査員に言っていたにも拘わらず、車に尿痕が残っていたことが明らかになった公判段階では、突如わかりませんと供述を変更。<br>
+
⑦遺品遺棄現場のT氏の目撃証言と久間の車(紺色・ダブルタイヤのワゴン)の特徴が一致。<br>
+
⑧久間側はT氏の証言は警察に誘導されたものだと主張したが、T氏は職場で遺体発見のニュースを聞いて同僚J氏に不審車両の話をしており、さらに裁判でJ氏も証人として出廷して、そのときの会話でT氏が紺色・ダブルタイヤのワゴン車という特徴を話していたと証言。'''<font color=red>←冤罪誘導報道では絶対に報道されない証拠。Tさんの証言の正確性を担保する極めて重要な証拠なのに。</font>'''<br>
+
⑨D氏とV氏が、[https://www.google.co.jp/maps/@33.6328155,130.6582714,3a,75y,278.25h,82.28t/data=!3m6!1e1!3m4!1s4Z7cly9uQtTu1ojrJwXtiw!2e0!7i13312!8i6656 遅刻していた女児2人を見落とすはずがない狭い道]を通りながらも約3分差で女児2名を見ていると見ていないとの証言をするなど、この時間にこの場で誘拐があったと見られ、そしてX氏とW氏は、D氏とV氏とは反対方向に進んで車両を止めたところでD氏とV氏と見られる車の他に、久間が乗っていたのと同じ紺色・ダブルタイヤのワゴン車を見たと証言。'''<font color=red>←冤罪誘導報道ではなぜか誘拐現場直近の証言ではなく小学校付近の軽い証言と捏造報道され、その具体的な状況・内容が全く報道されない目撃証言</font>'''<br>
+
⑩久間の車内にあった血痕のDNA(TH01型・PM型。2万3000人に1人の割合で一致)が被害者の一人(鼻血を出していた方)のものと一致。<br>
+
⑪なぜか久間は事件後、車のシートを外して水をかけて洗浄(おかげで、車内の血痕からMCT118型は検出されず、TH01型・PM型鑑定の成立を待たねばならなかった)。'''<font color=red>←冤罪誘導報道では絶対に報道されない事実。</font>'''<br>
+
⑫久間のDNA(HLADQα型)が犯人の物と一致。<br>
+
⑬被害者の膣内や周辺にあった血痕と久間のDNA(MCT118型)が一致。<br>
+
⑭被害者の膣内や周辺にあった血痕の血液型と久間の血液型がB型で一致。<br>
+
⑮事件があった時間帯、妻を送ったあと母親に米を届けに行っていたという久間の主張は裏付けが全くない。<br>
+
⑯「事件当日は妻を送ったあと母親に米を届けに行っていた」という久間の主張するアリバイについて、妻は捜査段階では日付は曖昧だったのに、公判段階では日付を明確に主張。<br>
+
⑰久間も、捜査段階では、妻を送った後一回帰宅した後に母親宅に行った、と言っていたので捜査員が久間の証言に基づいて走行してみると犯行時間帯にちょうど現場を通ることが判明。<br>
+
⑱すると、久間は公判段階では、妻を送った後直接母親宅に行った、とアリバイの主張を変更。<br>
+
⑲しかも、そのように供述を変更した契機や時期も、捜査段階と公判段階で変更。<br>
+
⑳弁護士が、久間はこんなことをするはずないということを主張するためか性格分析を依頼するも、鑑定人は、久間が情性欠如型の性格異常者であるとして、犯罪を犯す本来的な傾向を十分もっていると認定。<br>
+
  
=== 死刑執行 ===
+
== なぜメディアは捏造・隠蔽してまで冤罪に誘導するのか ==
[[2008年]]10月28日、[[森英介]]法務大臣(当時)によって久間の死刑執行がなされた。享年70<ref>[http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008102801000314.html K死刑囚ら2人刑執行 ペース定着、年間最多更新] 47NEWS 2008年10月28日</ref>。
+
*'''『無実なのに死刑執行!』というキャプションなら視聴者や読者を引き付けやすいから'''。実際、ザ・スクープSPは、冒頭から「国家権力は 無実の男性を 殺してしまったのか!?」という巨大なテロップとナレーションでスタートしている。
なお、馬鹿なマスコミは、他の事件と比較してこの事件は死刑執行が早すぎるといって難癖をつけているが、以下を見るように、この頃は死刑確定後、2年少々で執行するのが普通だったのであり、死刑執行が早すぎるというのはマスコミの捏造である。<br>
+
*無罪が確定した事件に対して「これは有罪だ」という方向に誘導する報道の場合、その無罪確定者に対する人権侵害となり、損害賠償沙汰はもちろん、放送免許剥奪レベルの大騒動になりかねない。逆に、有罪が確定した事件に対して「これは無罪だ」という方向に誘導する報道は、報道の中立性という点では悪質でも表現の自由・報道の自由がある以上、国からも文句を言われないし、'''仮に報道内容について国から文句を言われようものなら、“国家を批判したら国家から言論弾圧を受けた!”と騒げて逆にオイシイ'''。要するに<font color=red>'''冤罪に誘導するのなら、隠蔽・捏造報道を垂れ流しても誰も責任を取らなくていいから'''</font>。
だいたい、当時は再審請求中は死刑執行をしないという慣行がある中で、死刑囚の7割が再審請求中と言われているんだから、再審請求をしていなくて、比較的高齢で、犯行時から16年以上経っている久間が死刑執行の対象になることのどこがおかしいのだろうか。しかも、幼女・児童に性的暴行を加えて殺害した事件で2007年までで生き残っていた死刑囚は、宮崎勤と久間の2人だけだったのだから、その宮崎が2008年6月に執行された以上、次は久間という流れになるのは当然である。<br>
+
*調べた結果やっぱり冤罪ではないという結論で締めくくると、番組として面白くもなんともなく、調べたことが無駄になってしまうから。
陸田真志  08.06.17執行 犯行後12年05月 確定後02年08月 鳩山邦夫<br>
+
*弁護士の意見に沿って展開すればいいので、番組制作としても楽だから。現に、以下のように、<font color=red>'''弁護士の出版した著作[https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%86%A4%E7%BD%AA%E3%83%BB%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E4%B9%85%E9%96%93%E4%B8%89%E5%8D%83%E5%B9%B4%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E7%84%A1%E7%BD%AA%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B-GENJIN%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88-%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%9B%A3/dp/4877986855 『死刑執行された冤罪・飯塚事件: 久間三千年さんの無罪を求める』]で触れていない証拠のほとんどに、各メディアも触れていないのである'''</font>。<font size=2>
宮崎 勤  08.06.17執行 犯行後19年00月 確定後02年05月 鳩山邦夫<br>
+
{| class="wikitable" style="text-align:left;"
平野 勇  08.09.11執行 犯行後13年08月 確定後02年00月 保岡興治<br>
+
|+  弁護士の著作とメディアが触れない重要な証拠
山本峰照  08.09.11執行 犯行後03年07月 確定後02年05月 保岡興治<br>
+
!style="white-space:nowrap"|裁判で認められた証拠!! style="white-space:nowrap"|<font color=red>弁護士著書</font>!! style="white-space:nowrap"|テレビ朝日<br>ザ・スクー<br>プSP<br>09.8.9!! style="white-space:nowrap"|日本テレビ<br>NEWS<br>ZERO<br>13.4.11!! style="white-space:nowrap"|日本テレビ<br>news<br>every.<br>13.4.13!! style="white-space:nowrap"|日本テレビ<br>NNNドキュ<br>メント'13<br>13.7.28!! style="white-space:nowrap"|日本テレビ<br>NNNドキュ<br>メント'17<br>17.9.3!! style="white-space:nowrap"| 福岡放送<br>めんたい<br>ワイド<br>22.2~3月<br>[https://www.youtube.com/watch?v=KGR2TqCwb74 公式動画]!! style="white-space:nowrap"|福岡放送<br>目撃者f<br>22.3.27<br>[https://www.fbs.co.jp/movie/f/Rfs8OLhjGGz 公式動画]!! style="white-space:nowrap"|NHK<br>BS1<br>正義の行方<br>22.4.23!! style="white-space:nowrap"|日本テレビ<br>NNNドキュ<br>メント'22<br>22.9.25
萬谷義幸  08.09.11執行 犯行後20年07月 確定後06年09月 保岡興治<br>
+
高塩正裕  08.10.28執行 犯行後04年07月 確定後01年10月 森英介<br>
+
'''久間三千年08.10.28執行 犯行後16年10月 確定後02年01月 森英介'''<br>
+
西本正二郎09.01.29執行 犯行後04年04月 確定後02年00月 森英介<br>
+
佐藤哲也  09.01.29執行 犯行後08年09月 確定後02年05月 森英介<br>
+
川村幸也  09.01.29執行 犯行後08年09月 確定後02年05月 森英介<br>
+
牧野 正  09.01.29執行 犯行後18年10月 確定後15年02月 森英介<br>
+
陳 徳通  09.07.28執行 犯行後10年02月 確定後02年01月 森英介<br>
+
山地悠紀夫09.07.28執行 犯行後03年08月 確定後02年01月 森英介<br>
+
前上 博  09.07.28執行 犯行後04年05月 確定後02年00月 森英介 <br>
+
  
=== 再審請求 ===
+
|-
2009年10月、第1審判決で触れられているような証言の翻しや偽証をしていた久間の妻が福岡地方裁判所に再審請求したが、再審請求は第1審・第2審・最高裁すべて棄却された。
+
|目撃者Tの証言を裏付けるJ証言||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない
 +
|-
 +
|誘拐現場で車を見たW証言・X証言||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||実質触れず<ref group="注">裁判で有罪とされた証拠として、4分40秒<font color=green>「女児不明現場でも同様の証言があり」</font>という部分だけ。具体的な内容には一切触れていない。</ref>||触れた<ref group="注">触れたには触れたが、T証言とは対照的に、どのような証言をしたのか(一緒にいたXさんが車に轢かれそうになったと言ったため、走り去っていく同車を見たというもの)について全く触れず、ただ<font color=green>「目撃証人は事件から5か月後に詳細な車の特徴を証言していた」</font>という扱いをし、さらに遺体発見後間もなく女児について警察から聴取を受けたことにも触れていない。そのため、あたかも事件から5か月も経って急に詳細な目撃証言をしたかのように印象付けをしている(この文脈においていかなる理由で「5か月後」という点に触れる必要があったのだろうか。やはり最初から冤罪に誘導するつもりなんだろう)。</ref>||触れない<ref group="注"><font color=green>「紺色のワゴン車は通学路付近でも目撃されたという」</font>という部分だけ。通学路付近というあまりにアバウトなふれ方で、2女児が失踪したまさに直近の場所だとは一切言わない。</ref>
 +
|-
 +
|被害者膣内の血と久間の亀頭包皮炎||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない
 +
|-
 +
|久間車血痕と新しいDNA型鑑定||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない||触れない
 +
|}
 +
</font>
  
== マスコミによる冤罪誘導 ==
+
== 冤罪派の正体 ==
=== マスコミが目をつけ始めたきっかけ ===
+
=== 冤罪派の3分類 ===
[[2009年]]6月、[[足利事件]]で有罪判決を受けていた菅家利和氏がMCT118型検査法による鑑定結果を最新の[[DNA型鑑定]]によって否定された。そこで、同じくMCT118型検査法を使っていた本事件も[[マスコミ]]で採り上げられ、そこでは、国家が無実の人に死刑を執行してしまったのではないかというスタンスで報道された。
+
この事件の冤罪派は以下のように大別できる。<br>
 +
*'''報道を信じてしまった人'''(これはさらに2つに分かれ、その後きちんと判決やまとめを読んで修正できる人と、ジャーナリストを信じ切っており、冤罪ではない根拠を説明されても「捜査関係者乙」「司法関係者乙」と言って話を聞こうとせず、判決で認められかつ報道が隠蔽している重要な証拠の存在を認めない人、に分かれる。後者が全冤罪派の中でいちばんタチが悪い。[https://chiebukuro.yahoo.co.jp/user/1215710094 yahoo!知恵袋のシャドウというハンドルネームの人物]がこれに該当し、自分で調べもせず、飯塚事件の質問がされるとデマをコピペ回答している。)<br>
 +
*'''本心は冤罪だとは思っていないが冤罪報道を利用したい死刑反対論者'''(附属池田小事件の宅間守ですら、死刑反対論者が獄中結婚して宅間を支援したのである。このように、死刑反対論者には手段を選ばない人が割といる)<br>
 +
*'''何でも陰謀にしたがる陰謀論者'''(twitterにおける「れれれ」というアカウントがこれに該当する。現行犯逮捕の死刑事案ですら陰謀説を主張する人([http://jesus4-25.sakura.ne.jp/kyoukai/666-7-akihabara.html 秋葉原通り魔事件の替え玉説][https://xn--w8j5cwb6a1433a427bijc90wdu1d.com/2021/01/04/fuzokuikedasyougakkoujikenn/ 附属池田小事件の共犯説])がいるので、こういうのは放置でよい)<p>
 +
残念ながら、冤罪派の中に、挙がった証拠や判決文を自ら検討した上で冤罪だと信じる人(まともな冤罪派)はいないと言ってよい。だいたい、本事件は、[[日本弁護士連合会が支援する再審事件]]に含まれておらず、つまりあの死刑廃止論を主張する'''日弁連ですら支援していない事件であることからして察するべきである'''(もし冤罪で処刑された可能性が少しでもあるなら、日弁連が黙っていないであろうことは容易に想像できる)。
  
しかし、足利事件は以下の特徴があった。
+
=== 捜査機関や司法は疑うくせにジャーナリストは100%信じる自称「知性派」の人たち ===
*DNA型がほぼ唯一の証拠でありその証拠力が最大の争点となった。
+
以上のように、このような冤罪誘導報道は、おおむねマスコミの報道をすぐに信じてしまう人たちに大いに歓迎され、彼らを冤罪派に仕立てあげた。
*当時の123塩基マーカーで計測したMCT118型の鑑定結果を、新しいアレリックラダーマーカーで計測したところ、犯人と服役囚のDNA型が一致しなかった。
+
  
それに対して、本事件は以下の特徴があった。
+
彼らは、例えば[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/ このスレッドで登場するID:LAhYQiHt0(7月8日ID)及び569raQtK0(7月9日ID)]に典型的に見られるように、Tさんの目撃証言の正確性を裏付ける証言したJさんの話をされても、[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/396/ その証言は間違っていると言ってJさんの存在に全く触れていない厳島論文のリンクを貼る(レス396)]など、そもそも証人の区別がついていないのである。'''このように冤罪派はJ証言の存在があることすら理解できないなど、<font color=red>ジャーナリストが裁判で認められた重要な証拠を隠蔽して報道しているなんて想像できない</font>'''のである。
*第二審でアレリックラダーマーカーが検討されているほか、新たに開発されたTH01型とPM型の検査法も用いられている。
+
*複数の状況証拠が存在し、血液型とMCT118型の一致は「決定的な積極的間接事実とはなりえない」ことを前提に判決が下されている。
+
  
しかし、マスコミはこれらの点を無視している。
+
しかも、この冤罪派は清水潔の話をなぜ信じているのか聞かれると'''[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/346/ 「他の本も併せて読んで、これが真実以外にありえないと思ったから」'''(レス346)]'''と言い切っているくせに、[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/402/ 清水の本を持っていない'''(レス402)]'''という有り様'''で、しかも清水は当該著書で日本テレビの制作スタッフであるということに散々触れているのに、この冤罪派は[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/393/ 「TBSだったかの報道特集で見た」(レス393)]と、'''そもそも清水の所属先すら知らないのである'''。おそらく、立ち読み程度の流し読みとテレビを受け身で見ただけで内容を信じ切ってしまったのだろう。
  
また、足利事件は、[[日本弁護士連合会が支援する再審事件]]であった<ref>http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/books/data/hakusho_tokushu2013_1.pdf</ref>が、'''本事件は日弁連ですら支援していない事件であることからして察するべきである'''。
+
何とも情けないのは、'''この冤罪派は'''、「[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/315/ '''<font color=red>本を読まない反知性派の人とは会話が成り立たないわ</font>'''」(レス315、338)]、[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/317/ 「君が本を読んでないから、『書いてあった』と言われても、『いや、そこを僕はこう読んだよ』とか『僕が読んだ本にはこう書いてあったよ』とか、話が進みようがないんだわ」(レス317)]、[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/346/ 「本を読まない人は一冊も読んでないから、自分で判断はできないんだろうな。いろいろな本を読んで、総合して自分で考えるっていうことは、結局本を読まないとできないからね。最初から「本は読まない」という人にはこういうこと言っても理解できないんだろう。しょうがない。だだっ子が暴れてるようなもんだ。だだっ子には、多くのきちんとしたジャーナリストや、当人が書いた本も、ネットの書き込みも同じに見えちゃうんだろう」(レス346)]などと、'''自分はジャーナリストの書いた本を読んでいる知性派であり、ネットの情報を信じるのは知性がないかのように吹聴し、清水本の問題点を指摘する者に対して'''[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/396/ 「持っているなら、176ページの3行目になんて書いてある?」(レス396)]などと、'''本当に清水本を持っているのか散々疑ってかかっているのである'''。そこまで言っておきながら、逆に自分が清水本に何て書いてあったか質問されると、'''[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/402/ 清水の本を持っていない'''(レス402)]'''、[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/404/ しかも本は実家にあるという子供のような言い訳'''(レス404)]'''(宿題はやってきたけど宿題をしたノートを家に忘れてきたという言い訳をする小学生のようである)、というオチなのである'''。
  
=== なぜマスコミは冤罪に誘導するのか ===
+
基本的に、こういう人たちに冤罪説が支持されているのである。
*'''『無実なのに死刑執行!』というキャプションなら視聴者を引き付けやすいから'''。実際、ザ・スクープSPは、冒頭から「国家権力は 無実の男性を 殺してしまったのか!?」という巨大なテロップとナレーションでスタートしている。
+
*無罪が確定した事件に対して「これは有罪だ」という方向に誘導する報道の場合、その無罪確定者に対する人権侵害となり、損害賠償沙汰はもちろん、放送免許剥奪レベルの大騒動になりかねない。逆に、有罪が確定した事件に対して「これは無罪だ」という方向に誘導する報道は、報道の中立性という点では悪質でも表現の自由・報道の自由がある以上、国からも文句を言われない、要するに<font color=red>'''冤罪に誘導するのなら、捏造・偏向報道を垂れ流しても誰も責任を取らなくていいから'''</font>。
+
*弁護士の意見に沿って展開すればいいので、番組制作としても楽だから。
+
*単純に、この事件の判決文はたいへん長いためにマスコミが自身で読む能力がないなどの理由で弁護士の意見をそのまま信じてしまったから。
+
  
=== 弁護団の理屈 ===
+
== '''<font color=red>ついに!清水潔が飯塚事件から逃げ始めた!(2022年10月以降)</font>''' ==
弁護団は、2012年10月に記者会見を開き、犯人のものとされるDNA型の写真のネガフィルムを鑑定したところ、ネガの周辺が切り取られておりその部分から第三者のDNA型も確認された旨、及び、そのような切り取りがあったので改竄捏造の可能性がある旨を主張した<ref name="yom">http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121025-OYT1T01330.htm{{リンク切れ|date=2013年11月}}</ref>。もちろん、弁護側なのでこういう主張をするのは当然だろうが、その主張をろくに検証せずにあたかも新証拠が真実の担保された形で発見されたように流すマスコミの姿勢にはうんざりである。
+
以上のように、捏造・隠蔽報道の中心を担ってきた清水潔の報道によって、この事件は真実が大きく歪められ、捜査関係者・司法関係者、証人、被害者遺族は多大なる迷惑を被ってきた。
  
なぜなら、ネガの切り取りだとか言っているが、'''[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E7.8A.AF.E4.BA.BA.E3.81.AEDNA.E3.81.AB.E9.96.A2.E3.81.99.E3.82.8B.E2.80.9C.E6.96.B0.E3.81.9F.E3.81.AA.E8.A8.BC.E6.8B.A0.E2.80.9D.E3.81.AE.E3.82.A6.E3.82.BD そもそもオリジナルのネガは裁判で提出されているどころか、証人尋問というマスコミにも裁判傍聴者にも公にされている場で、元のネガと照らしながら尋問がなされており、証人尋問であるから当然弁護士も反対尋問したのであるから、実は新証拠でも何でもないのである]'''<p>だいたい、'''弁護団が第三者のDNA型と主張する部分については、どうみてもノイズにしか見えない部分であり、実際に再審請求でもエキストラバンド(余分な帯)という結論を下されている'''
+
<font color=red>'''ところが、2022年10月からこの清水自身に露骨な変化が生じている'''</font>。
  
百歩譲って第三者のDNA型が現場にあったとしても、それは現場にいた虫とかのDNAかもしれず(そもそも、他の生き物のDNAがつく可能性を主張していたのは冤罪派の方である)、そこからさらに百歩譲ってその第三者のDNA型が人間のものであったとしても、久間のDNA型に当たる部分も明確に映っているのであるから、せいぜい久間に共犯者がいたことを新たに裏付けるだけであり、久間が黒であることには変わりないのである。
+
2022年9月までの清水は'''[https://twitter.com/search?q=%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6%20(from%3ANOSUKE0607)&src=typed_query&f=live twitter上で何度も飯塚事件に言及し、自分の報道が正しいかのように発信してきた]'''。さらに、自身がチーフディレクターを務めた同月25日放送の[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6#NNN.E3.83.89.E3.82.AD.E3.83.A5.E3.83.A1.E3.83.B3.E3.83.88.E2.80.9922.E3.80.8C.E6.AD.BB.E5.88.91.E5.9F.B7.E8.A1.8C.E3.81.AF.E6.AD.A3.E3.81.97.E3.81.8B.E3.81.A3.E3.81.9F.E3.81.AE.E3.81.8BIII.E3.80.9C.E9.A3.AF.E5.A1.9A.E4.BA.8B.E4.BB.B6.E3.83.BB.E7.9C.9F.E7.8A.AF.E4.BA.BA.E3.81.AE.E5.BD.B1.E3.80.9C.E3.80.8D.EF.BC.88.E6.97.A5.E6.9C.AC.E3.83.86.E3.83.AC.E3.83.93.E3.83.BB.E7.A6.8F.E5.B2.A1.E6.94.BE.E9.80.81.E3.80.812022.E5.B9.B49.E6.9C.8825.E6.97.A5.EF.BC.89 NNNドキュメント’22]においても、これまでと同様、捏造・隠蔽報道を繰り返したのである。
  
=== 判決文をろくに読んでいない(もしくは意図的に誘導した)ためにツッコミどころ満載の報道 ===
+
しかし、'''今回のこの番組は、公式アカウントがyoutubeにダイジェスト版を載せていたにもかかわらず、コメント欄にTamagoの事実探究やEnpediaを見ろと批判が多く寄せられており、[https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=YyaflJGlJWY 放送から数日で削除(非公開)になり]、さらにHuluからも番組の動画が削除された'''。くわえて、<font color=red>'''清水はtwitter上でも、9月25日を最後に一切飯塚事件に触れなくなったのである'''</font>。
  
'''<font color=red>[https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6 これは飯塚事件(Enpedia)で記述]</font>'''してあるが、概ね
+
2022年11月、清水のtwitterの固定ツイートは、[https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1591239846303236096 足利事件に関する著作(その中で飯塚事件に関して隠蔽・捏造して報道している)の紹介](2022年11月12日ツイート)となった。しかし、これまでなら当然のように飯塚事件の名前を出していたにもかかわらず、このツイートでは'''「『冤罪死刑』についても触れています。」'''と述べるだけである。つまり、この本は冤罪で死刑判決(後に無罪)になった免田事件にも触れているので、'''この「冤罪死刑」とは免田事件のことですよ、と言い逃れできるようなツイートになったのである'''。<br>
*DNA型鑑定の精度が低い
+
その後、これについて、[https://twitter.com/yukoyukoyukokoc/status/1605096834946306048 清水のtwitterに免田事件と飯塚事件のどちらなのかという質問がされた](注・この方はyourpediaの執筆者ではない)。そうすると、清水は、その質問に答えることなく、[https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1605836019840188416 「ある事件の『冤罪死刑』の可能性にも触れています」]というツイートをして、これを固定ツイートにした。これにより、一応「冤罪死刑」とは飯塚事件を指している<ref group="注">一応、この本は本庄保険金殺人事件や東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件にもほんの少し触れているので、「冤罪死刑」とはこれらの事件のことですよーという言い逃れもできるが、さすがにそれはないだろう。</ref>ことは分かったが、それでも'''やはり今や頑なに「飯塚事件」という単語を出さない(出せない)上に、露骨にトーンが低くなっている'''ことが分かる('''[https://twitter.com/search?q=%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6%20(from%3ANOSUKE0607)&src=typed_query&f=live 2022年9月まで「飯塚事件」と名指ししてきたツイートと比較すると雲泥の差がある]''')。
*遺留品発見現場でのT氏の目撃証言が疑わしい
+
という2点だけを、しかも偏向して報道しているため、ツッコミどころが満載である。特に、<font color=red>'''Tさんが目撃翌日に職場で遺体発見のニュースを聞いて同僚Jさんに前日見た不審車両の会話をしており、そのJさんが法廷で、そのときに聞いた車両の特徴とTさんの目撃証言は一致していると証言したことには意地でも触れないのである</font>。なぜなら、この証言に触れると、やっぱり久間はクロでしょうと言われてしまうからである。'''
+
  
=== 清水の本から冤罪を感じていた元裁判官が冤罪を主張しなくなったワケ ===
+
いったい、このような清水自身の露骨な変化の背景にどのような事情があるのだろうか。推測されるいくつかの可能性として、<br>
これに関して、[[清水潔]]の本を読んだ[[瀬木比呂志]]元裁判官の記述の変化が興味深い。
+
 ①ネット上で(特に[https://www.youtube.com/channel/UCaemcSAQ7v1Y-KoXHNTfi1g Tamagoの事実探究]が分かりやすかった)真実を知った視聴者やスポンサーや日本テレビ株主らから抗議が寄せられ、日本テレビ上層部がいっさい飯塚事件の名前を出すなと清水に指示してきた。<br>
 +
 ②最近になってネット上で飯塚事件に関する報道における隠蔽・捏造が暴かれていることを知ったため、このままでは自分のキャリアに悪影響が及ぶと感じて触れるのをやめた。<br>
 +
 ③清水が自分のこれまでの飯塚事件に関する報道が隠蔽・捏造だったと反省し、言及しなくなった。<br>
  
当初の2015年の瀬木の著書『ニッポンの裁判』では清水の著書から冤罪の可能性を感じ取っていたと思われる記述が登場する(<font color=green>「この本を読んで真に慄然とした」「もしもこの人物が無罪であったなら、国家は、この人物の生命と名誉を文字通り奪い去ったことになる」「同書第10章に記された、飯塚事件における情況証拠の中でことに重要なものと考えられる車両目撃証言の著者による再検証の結果、鑑定写真に工作が加えられた可能性に関する記述、中心となった弁護士の……言葉は、そのような致命的な誤りの可能性を示唆している」(同著82-83頁)</font>)。
+
ということが考えられるが、本人がダンマリなのであくまで推測の域を出ない。ただ、上記のツイートからは、本当は飯塚事件の名前を出したいが事情により出せないという思いが伝わってくるので、③の可能性は期待できず、①や②の可能性の方が遙かに高いだろう(だいたい、ネット上であれだけ真実が暴かれていた2022年9月の時点であんな報道をするくらいだから、③は期待できない)。ちなみに、大株主でキー局でもある日本テレビからハシゴを外される結果となった福岡放送は、[https://www.youtube.com/watch?v=KGR2TqCwb74 それまでめんたいワイドでなされた偏向報道をyoutube上に載せていたが]、やはり批判コメントだらけで、Tamagoの事実探究やEnpediaを見るよう書き込みが多数あったためか、12月下旬に一斉に非公開になった。<br>
  
しかし、その後、清水と瀬木の対談本『裁判所の正体』(2017年)において、瀬木は飯塚事件の判決文を読んだ(202頁)として、対談相手の清水に合わせながらもかなり慎重な立場になっている。特に決定的なのは、瀬木の2021年単著『檻の中の裁判官』であり、飯塚事件に関する記述は死刑執行のタイミングを疑問視する部分だけになっており(184頁)、冤罪の可能性は全く垣間見れなくなっている(なにげにこれはすごいことで、書名は司法に対する批判を書く本なのに、飯塚事件については執行のタイミングという行政に対する批判だけで、司法に対する批判は皆無なのである)。さらに、同著で死刑制度を批判する理由として死刑は冤罪時に取り返しがつかない点を挙げる際も(202-203頁)、そこで言及するのはすでに再審無罪が確定した事件と袴田事件だけであり、再審請求が現在進行中の飯塚事件(しかも死刑が執行されているのだから、ここで言及するには最適な事案のはずである)には全く触れていないのである。これは、判決文を読んだらやっぱりクロだよねと思ったためにもう冤罪だと思わなくなった、ということなのだろう。
+
このように、'''冤罪派にとっては教祖様的な立場にいる清水潔がもう飯塚事件に言及しなくなったという事実を、清水の信奉者はどのように受け止めるのだろうか'''。清水は、証人Tさんの自宅に押しかけて取材拒否をされた際、<font color=green>「責めに来たわけではまったくないのだが、なぜここまで頑ななのか?」</font><ref>清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版428頁。</ref>と言っていたくせに、自分は飯塚事件に触れなくなった理由を答えられないのだろうか。
  
== 救いようのない冤罪派 ==
+
'''追記:その後、清水は2023年3月25日に、ちょうど6か月ぶりに飯塚事件のツイートを立て続けにした。6か月間禁止されていたのだろうか?それとももうすぐ日本テレビと契約が切れるのだろうか?とにかく謎の動画削除と半年間の沈黙、そして半年後の立て続けの投稿には、何らかの裏がありそうである。'''<br>
=== 捜査機関や司法は疑うくせにジャーナリストは100%信じる知的水準 ===
+
'''さらに追記:やはり6月末で日テレ退社したとのこと<ref>https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1683344790753284096</ref>。3月下旬に急に飯塚事件の発言を再開したのはもう日テレと契約が切れるから、という見立て通りだった。'''ということで、清水の6ヶ月の沈黙も、やはり日テレから発言を禁じられていたのだろう。日テレ上層部としては、清水の報道はあまりに問題があるという認識か。
以上のように、このような冤罪誘導報道は、おおむねマスコミの報道をすぐに信じてしまう知的水準の人たちに大いに歓迎され、彼らを冤罪派に仕立てあげた。
+
  
彼らは、例えば[https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625640374/ このスレッドで登場するID:LAhYQiHt0及び569raQtK0]に典型的に見られるように、Tさんの目撃証言は自分が翌日に聞いた特徴と一致していると証言したJさんの話をしても、その証言は間違っていると言ってJさんの存在に全く触れていない厳島教授の説を出してきたりする(レス396)など、そもそも証人の区別がついていないのである。このように冤罪派はJさんの存在がいることすら理解できないなど、'''ジャーナリストが貴重な証拠を隠して報道しているなんて想像がつかない'''のである。
+
== 注釈 ==
 
+
<references group="注" />
しかも、この冤罪派は清水潔の話をなぜ信じているのか聞かれると「他の本も併せて読んで、これが真実以外にありえないと思ったから」(レス346)と言い切っているくせに、清水の本を持っていない(レス402)という有り様で、しかも清水は当該著書で日本テレビの制作スタッフであるということに何度も触れているのに、この冤罪派は「TBSだったかの報道特集で見た」(レス393)と、そもそも清水の所属先すら知らないのである。おそらく、立ち読み程度の流し読みとテレビを受け身で見ただけで内容を信じ切ってしまったのだろう。
+
== 出典 ==
 
+
<references />
=== 1988年の女児行方不明事件における冤罪派 ===
+
本事件以前の事件現場周辺では、1988年12月4日に本件被害者と同一小学校で小学校1年生の女児が、弟の友人(久間の息子)を訪ねて久間宅に遊びに行ったのを最後に行方不明になる事件が発生(愛子ちゃん行方不明事件)<ref name=yomiuri/><ref>朝日新聞1994年11月11日夕刊</ref>。本件で逮捕後の久間を[[ポリグラフ]]にかけた際に反応の出た山林一帯を[[捜索]]した結果、女児のジャンパーとトレーナーが発見された<ref name=yomiuri>読売新聞西部1995年1月3日</ref>。久間は事件当日に女児と会っていた事は認めたが、行方については知らないとした。その後はさらなる発見がなく1995年2月18日に再捜索は打ち切られ、現在も未解決である。<br>
+
 
+
困ったことに、冤罪派は、そのときに見つかったジャンパーやトレーナーが妙に新しかったので、これは警察による証拠捏造であると主張している。しかし、仮に不自然にそれらの衣服が新しかったとしても、この度の2女児殺害事件により家宅捜索を恐れた犯人が、隠し持っていたこれらの衣服を慌てて捨てたと考えればもっとも整合する(愛子ちゃんの行方不明に事件性が認められていない以上、2女児殺害事件までは家宅捜索される可能性もなく、自宅等に隠し持っていたと考えるのがやはり整合する)のであり、そこに何ら不審な点はない。仮に冤罪派の主張を採るとすれば、そもそも事件か事故かすら分かっていない行方不明の事案において、なぜ警察が密かに行方不明女児の衣服を隠し持っていたか説明できない。
+
 
+
さらに、それでもめげない冤罪派は、ジャンパーやトレーナーは2女児殺害事件後に警察が購入したものだとか主張しているようだが、そんなバレバレな捏造が通用するはずないことが分からないのだろうか。まして、仮に警察が購入した捏造証拠であるならば、もし今後愛子ちゃんが遺体とかで誰かに発見されたときにトレーナーやジャンパーを遺体が着ていたら、久間事情聴取中に見つかったジャンパーとトレーナーは警察による捏造だということが簡単に発覚してしまう。そんなリスクを負ってまで、立件に至らないような愛子ちゃんの証拠を捏造したとでもいうのだろうか。
+
  
 
== 参照元 ==
 
== 参照元 ==
130行目: 130行目:
 
{{DEFAULTSORT:いいつかしけん}}
 
{{DEFAULTSORT:いいつかしけん}}
 
[[Category:平成時代の殺人事件]]
 
[[Category:平成時代の殺人事件]]
 +
[[Category:平成時代の事件]]
 
[[Category:1992年の日本の事件]]
 
[[Category:1992年の日本の事件]]
 
[[Category:日本の性犯罪]]
 
[[Category:日本の性犯罪]]
 
[[Category:失踪事件]]
 
[[Category:失踪事件]]
 
[[Category:飯塚市の歴史]]
 
[[Category:飯塚市の歴史]]

2024年1月29日 (月) 16:24時点における最新版

飯塚事件(いいづかじけん)とは、1992年久間三千年女児2人を殺害して死刑となった事件。ジャーナリストが食い扶持を稼ぐために、裁判で認定された証拠を捏造・隠蔽して冤罪だと騒いだため、捜査・司法関係者、証人、被害者・被害者遺族らが二次被害を被っている事件でもある(本当に冤罪だと思うのなら、なぜ裁判で認められた証拠を隠蔽・捏造して報道するのか)。

これらの報道のどこが隠蔽・捏造かに関しては、飯塚事件(Enpedia)を参照。

NHKによる捏造報道実際は車内血痕から被害女児と合致するDNA型が検出されて有罪の証拠となった(画像は、著作権者:日本放送協会、出典:Eテレ『BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~ 第1部 逮捕」』2022年12月29日2:00放送。以上の画面を、著作権法32条1項に基づき引用)。

判決文・決定文のリンク[編集]

以下、判決文と決定文のリンクを示す。判決文を読めとこちらが言っても、ジャーナリストの報道を信じ切っている冤罪派は「判決が正しいとは限らない」とか、「判決は有罪を導いた文章なのでクロのように印象付けている」とか言って頑なに読もうとしない。そうではなく、判決文の中に、ジャーナリストが隠蔽・捏造している事実や証拠が大量に出てくるので、読むべきだと言っているのである
1審判決2審判決最高裁判決再審請求1審決定同2審決定同最高裁決定

裁判で認められた客観的事実[編集]

  • 久間車(マツダ・ウエストコースト)における座席の織布は、マツダが昭和57年3月26日~同58年9月28日に製造した同車座席にだけ使用されたものであるところ[1]、被害者の衣服に付いていた繊維片がその特徴と合致[1]
  • 本件は、被害者の膣内に犯人の血液がある点で特異なところ[2]、被害者の下着には血痕がないため手指からの出血ではなく[3]、唾液も検出されていないため口腔内出血でもなく[2]、陰茎からの出血であるといえるところ[3]、久間が亀頭包皮炎に罹患して容易に出血する症状を保有[3]←メディアが絶対に報道しない証拠。
    • 久間は、捜査段階では、陰茎の皮がパンツ等にくっついて歩けないほど血が滲むために事件当時は挿入もできない状態だったと捜査員に述べ[3]、同様の内容を親戚と新聞記者の前で話してその録音テープを記者に預けたと供述する[3]など、性的暴行があった本件と無関係である旨を主張していたにもかかわらず、犯人の陰茎出血が明らかになった公判段階では、突然完治していたと供述を変更[3]
    • 久間は、公判で、上記の捜査時供述調書の内容を否定し[3]、その根拠として、調書の中身がすり替えられていることを主張した[3]が、その主張は33回目の公判で検察に質問を受けて突如としてなされたもの[3]で、弁護士も初耳[3]
    • 久間の妻は、捜査段階では事件当時の久間の性器の状態は全く分からないと供述していた[3]にもかかわらず、公判では、事件当時には事件の2ヶ月以上頃には完治していたと主張内容を変更[3]
    • 久間と妻は、病状を否定するために、某薬局でフルコートFを買ったことはないと主張する[3]も、店主と店員が久間をはっきり覚えていた[3]
  • 久間の車内からかなりの人尿痕と血痕が検出[4]
    • 久間の妻は、捜査段階では、車で自分や息子が尿をもらしたことはないと供述していた[4]にもかかわらず、車から尿痕が検出された公判段階では、ことさらに捜査段階の供述が間違っていると供述[4]
    • なぜか久間は事件後、車のシートを外して水をかけて洗浄した[5]ため、車内の血痕からMCT118型は検出されず、PM検査法の成立を待たねばならなかった[5]
  • 久間車の血痕の血液型が、鼻血をかなり出していた被害者のものと一致[5]
  • 久間車の血痕のDNA型が、PM検査法によって、鼻血をかなり出していた被害者のものと一致[5]←メディアが難癖を付けているMCT118型の後に開発され、2万3000人に1人の精度で鑑定できるため[6][注 1]、この証拠だけでも久間を有罪にしてもよいレベルだが、メディアはこれに触れると商売あがったりになるので絶対に触れない。NHKに至っては、「微量のためDNA型鑑定はできなかった」と捏造[7]
  • 遺品遺棄現場のT氏の目撃証言と久間車(紺色・ダブルタイヤのワゴン・色付きフィルムあり)の特徴が一致[8]
    • T氏は、現場の森林を管轄する森林組合勤務であり、現場について詳細な知識があって業務の過程で目撃している上に、職場で遺体発見のニュースを聞いて同僚J氏に不審車両の話をしていたところ、このJ氏も裁判で証人として呼ばれ、事件翌日の会話でT氏から聞いた不審車両の特徴と、T氏が捜査機関や裁判で証言した内容は一致している、と証言[9]←メディアが絶対に報道しない証拠。T証言が怪しいという報道をしているくせに、T証言の正確性を担保するJ証言はNHKも含めて一切報道しない。
  • 被害女児が最後に目撃された場所において、X氏とW氏が、久間が乗っていたのと同じ紺色・ダブルタイヤのワゴン・色付きフィルムありの車を見たと証言[10]←被害者が最後に目撃された場所の証言であるにもかかわらず、清水潔によって小学校付近の軽い証言と捏造報道され[11]、具体的な状況・内容が隠蔽されている証言。
  • 久間のDNA(HLADQα型)が犯人の物と一致[12][注 2]
  • 被害者の膣内や周辺にあった血痕の血液型と久間の血液型がB型で一致[12]
  • 被害者の膣内や周辺にあった血痕と久間のDNA(MCT118型)が一致[12]←メディアが難癖を付けているDNA型鑑定
  • 事件があった時間帯、妻を送ったあと母親に米を届けに行っていたという久間の主張は裏付けが全くない[13]
    • 「事件当日は妻を送ったあと母親に米を届けに行っていた」という久間の主張するアリバイについて、妻は捜査段階では日付は曖昧だったのに、公判段階では日付を明確に主張[13]
    • 久間も、捜査段階では、妻を送った後一回帰宅した後に母親宅に行った、と言っていたので捜査員が久間の証言に基づいて走行してみると犯行時間帯にちょうど現場を通ることが判明[13]
    • すると、久間は公判段階では、妻を送って直接母親宅に行った、とアリバイの主張を変更[13]
    • しかも、そのように供述を変更した契機や時期も、捜査段階と公判段階で変更[13]
  • 知らない人の車に乗らないよう注意を受けていた小学生2名が犯人車に乗って誘拐されたため、顔見知りによる犯行と見られるところ、久間は長男を通じて接点があり子供たちに知られていたこと[14]
  • 弁護士が、犯人は情性欠如型の性格異常者と想定されるが久間は違うから犯人ではないと主張して性格分析を依頼する[15]も、鑑定人は、久間が情性欠如型の性格異常者であり犯罪を犯す本来的な傾向を十分もっていると認定[15][注 3]

警察・検察による証拠捏造だ!とメディアが騒いでいる内容は、メディア自身が隠蔽・捏造をして創作している件[編集]

  • DNA型を写した写真が切り取られていた!検察による捏造だ!

ネガ全体が証拠として提出されていて、そのネガを見ながら証人尋問がなされています[16]。弁護士が難癖を付けているのは、どこに犯人のDNA型が写っているかを拡大して説明している文書にすぎず、それを切り取っただの何だの言い掛かりを付けているに過ぎません。以上の事実をメディアが隠蔽しているだけです。

  • 目撃者Tの目撃証言は詳しすぎる!警察による誘導だ!

Tさんは、現場の森林を管理する森林組合の職員であり、業務の過程で不審者・車両を目撃した[17]ため、注意深く見るのはむしろ当然です。くわえて、Tさんから事件翌日に不審車両の話を聞いた同僚のJさんが、裁判に証人として出廷し、そのときに聞いた不審車両の話とTさんの目撃車両の証言は一致していると証言しています[18]。さらに、供述調書というのは、警察官の質問に答えた内容が供述者の「独白体」で作成されるものです[19]。以上の事実をメディアが隠蔽しているだけです。

  • 久間車から1年後に女児の血痕が検出された。警察による捏造だ!

それこそが清水潔によるとんでもない捏造記事であり、実際には押収直後に血痕が検出されています[20]。DNA型が後に検出された点については、その血痕が出た部分は、繊維鑑定で東レが預かっていた部分で、東レは最初からシミがあったと言っています[20]。その事実をメディアが隠蔽しているだけです。しかも、そのDNA型鑑定の結果(PM法)については、弁護士もメディアもダンマリ。

  • DNA型判定は100回は出来たと法医学者が言っている。再鑑定できないのは警察が意図的に廃棄したからだ!

その法医学者がそんなことを述べた事実はありません。弁護士も出典を示せません。つまり、弁護士による創作で、それを清水潔が裏取りもせずそのまま流しているだけです。

  • 久間の死刑執行スピードが異例すぎる。隠滅のために処刑されたんだ!

当時は死刑執行数が多かったため、残された死刑囚の執行までのスピードは2年代が普通です。スピード執行というのはメディアによる捏造です。

  • 清水潔が飯塚事件の冤罪疑惑を採り上げたら、ネット上で司法関係者から妨害が入った[21]。陰謀だ!

その妨害というのはamazonのレビューのことであり、ということはamazonが第三者のIPアドレスを違法に清水に提供したということになるが、そんなことはあり得ないので、やはりそれも清水による捏造です。

なぜメディアは捏造・隠蔽してまで冤罪に誘導するのか[編集]

  • 『無実なのに死刑執行!』というキャプションなら視聴者や読者を引き付けやすいから。実際、ザ・スクープSPは、冒頭から「国家権力は 無実の男性を 殺してしまったのか!?」という巨大なテロップとナレーションでスタートしている。
  • 無罪が確定した事件に対して「これは有罪だ」という方向に誘導する報道の場合、その無罪確定者に対する人権侵害となり、損害賠償沙汰はもちろん、放送免許剥奪レベルの大騒動になりかねない。逆に、有罪が確定した事件に対して「これは無罪だ」という方向に誘導する報道は、報道の中立性という点では悪質でも表現の自由・報道の自由がある以上、国からも文句を言われないし、仮に報道内容について国から文句を言われようものなら、“国家を批判したら国家から言論弾圧を受けた!”と騒げて逆にオイシイ。要するに冤罪に誘導するのなら、隠蔽・捏造報道を垂れ流しても誰も責任を取らなくていいから
  • 調べた結果やっぱり冤罪ではないという結論で締めくくると、番組として面白くもなんともなく、調べたことが無駄になってしまうから。
  • 弁護士の意見に沿って展開すればいいので、番組制作としても楽だから。現に、以下のように、弁護士の出版した著作『死刑執行された冤罪・飯塚事件: 久間三千年さんの無罪を求める』で触れていない証拠のほとんどに、各メディアも触れていないのである
弁護士の著作とメディアが触れない重要な証拠
裁判で認められた証拠 弁護士著書 テレビ朝日
ザ・スクー
プSP
09.8.9
日本テレビ
NEWS
ZERO
13.4.11
日本テレビ
news
every.
13.4.13
日本テレビ
NNNドキュ
メント'13
13.7.28
日本テレビ
NNNドキュ
メント'17
17.9.3
福岡放送
めんたい
ワイド
22.2~3月
公式動画
福岡放送
目撃者f
22.3.27
公式動画
NHK
BS1
正義の行方
22.4.23
日本テレビ
NNNドキュ
メント'22
22.9.25
目撃者Tの証言を裏付けるJ証言 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない
誘拐現場で車を見たW証言・X証言 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 実質触れず[注 4] 触れた[注 5] 触れない[注 6]
被害者膣内の血と久間の亀頭包皮炎 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない
久間車血痕と新しいDNA型鑑定 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない 触れない

冤罪派の正体[編集]

冤罪派の3分類[編集]

この事件の冤罪派は以下のように大別できる。

  • 報道を信じてしまった人(これはさらに2つに分かれ、その後きちんと判決やまとめを読んで修正できる人と、ジャーナリストを信じ切っており、冤罪ではない根拠を説明されても「捜査関係者乙」「司法関係者乙」と言って話を聞こうとせず、判決で認められかつ報道が隠蔽している重要な証拠の存在を認めない人、に分かれる。後者が全冤罪派の中でいちばんタチが悪い。yahoo!知恵袋のシャドウというハンドルネームの人物がこれに該当し、自分で調べもせず、飯塚事件の質問がされるとデマをコピペ回答している。)
  • 本心は冤罪だとは思っていないが冤罪報道を利用したい死刑反対論者(附属池田小事件の宅間守ですら、死刑反対論者が獄中結婚して宅間を支援したのである。このように、死刑反対論者には手段を選ばない人が割といる)
  • 何でも陰謀にしたがる陰謀論者(twitterにおける「れれれ」というアカウントがこれに該当する。現行犯逮捕の死刑事案ですら陰謀説を主張する人(秋葉原通り魔事件の替え玉説附属池田小事件の共犯説)がいるので、こういうのは放置でよい)

残念ながら、冤罪派の中に、挙がった証拠や判決文を自ら検討した上で冤罪だと信じる人(まともな冤罪派)はいないと言ってよい。だいたい、本事件は、日本弁護士連合会が支援する再審事件に含まれておらず、つまりあの死刑廃止論を主張する日弁連ですら支援していない事件であることからして察するべきである(もし冤罪で処刑された可能性が少しでもあるなら、日弁連が黙っていないであろうことは容易に想像できる)。

捜査機関や司法は疑うくせにジャーナリストは100%信じる自称「知性派」の人たち[編集]

以上のように、このような冤罪誘導報道は、おおむねマスコミの報道をすぐに信じてしまう人たちに大いに歓迎され、彼らを冤罪派に仕立てあげた。

彼らは、例えばこのスレッドで登場するID:LAhYQiHt0(7月8日ID)及び569raQtK0(7月9日ID)に典型的に見られるように、Tさんの目撃証言の正確性を裏付ける証言したJさんの話をされても、その証言は間違っていると言ってJさんの存在に全く触れていない厳島論文のリンクを貼る(レス396)など、そもそも証人の区別がついていないのである。このように冤罪派はJ証言の存在があることすら理解できないなど、ジャーナリストが裁判で認められた重要な証拠を隠蔽して報道しているなんて想像できないのである。

しかも、この冤罪派は清水潔の話をなぜ信じているのか聞かれると「他の本も併せて読んで、これが真実以外にありえないと思ったから」(レス346)と言い切っているくせに、清水の本を持っていない(レス402)という有り様で、しかも清水は当該著書で日本テレビの制作スタッフであるということに散々触れているのに、この冤罪派は「TBSだったかの報道特集で見た」(レス393)と、そもそも清水の所属先すら知らないのである。おそらく、立ち読み程度の流し読みとテレビを受け身で見ただけで内容を信じ切ってしまったのだろう。

何とも情けないのは、この冤罪派は、「本を読まない反知性派の人とは会話が成り立たないわ」(レス315、338)「君が本を読んでないから、『書いてあった』と言われても、『いや、そこを僕はこう読んだよ』とか『僕が読んだ本にはこう書いてあったよ』とか、話が進みようがないんだわ」(レス317)「本を読まない人は一冊も読んでないから、自分で判断はできないんだろうな。いろいろな本を読んで、総合して自分で考えるっていうことは、結局本を読まないとできないからね。最初から「本は読まない」という人にはこういうこと言っても理解できないんだろう。しょうがない。だだっ子が暴れてるようなもんだ。だだっ子には、多くのきちんとしたジャーナリストや、当人が書いた本も、ネットの書き込みも同じに見えちゃうんだろう」(レス346)などと、自分はジャーナリストの書いた本を読んでいる知性派であり、ネットの情報を信じるのは知性がないかのように吹聴し、清水本の問題点を指摘する者に対して「持っているなら、176ページの3行目になんて書いてある?」(レス396)などと、本当に清水本を持っているのか散々疑ってかかっているのである。そこまで言っておきながら、逆に自分が清水本に何て書いてあったか質問されると、清水の本を持っていない(レス402)しかも本は実家にあるという子供のような言い訳(レス404)(宿題はやってきたけど宿題をしたノートを家に忘れてきたという言い訳をする小学生のようである)、というオチなのである

基本的に、こういう人たちに冤罪説が支持されているのである。

ついに!清水潔が飯塚事件から逃げ始めた!(2022年10月以降)[編集]

以上のように、捏造・隠蔽報道の中心を担ってきた清水潔の報道によって、この事件は真実が大きく歪められ、捜査関係者・司法関係者、証人、被害者遺族は多大なる迷惑を被ってきた。

ところが、2022年10月からこの清水自身に露骨な変化が生じている

2022年9月までの清水はtwitter上で何度も飯塚事件に言及し、自分の報道が正しいかのように発信してきた。さらに、自身がチーフディレクターを務めた同月25日放送のNNNドキュメント’22においても、これまでと同様、捏造・隠蔽報道を繰り返したのである。

しかし、今回のこの番組は、公式アカウントがyoutubeにダイジェスト版を載せていたにもかかわらず、コメント欄にTamagoの事実探究やEnpediaを見ろと批判が多く寄せられており、放送から数日で削除(非公開)になり、さらにHuluからも番組の動画が削除された。くわえて、清水はtwitter上でも、9月25日を最後に一切飯塚事件に触れなくなったのである

2022年11月、清水のtwitterの固定ツイートは、足利事件に関する著作(その中で飯塚事件に関して隠蔽・捏造して報道している)の紹介(2022年11月12日ツイート)となった。しかし、これまでなら当然のように飯塚事件の名前を出していたにもかかわらず、このツイートでは「『冤罪死刑』についても触れています。」と述べるだけである。つまり、この本は冤罪で死刑判決(後に無罪)になった免田事件にも触れているので、この「冤罪死刑」とは免田事件のことですよ、と言い逃れできるようなツイートになったのである
その後、これについて、清水のtwitterに免田事件と飯塚事件のどちらなのかという質問がされた(注・この方はyourpediaの執筆者ではない)。そうすると、清水は、その質問に答えることなく、「ある事件の『冤罪死刑』の可能性にも触れています」というツイートをして、これを固定ツイートにした。これにより、一応「冤罪死刑」とは飯塚事件を指している[注 7]ことは分かったが、それでもやはり今や頑なに「飯塚事件」という単語を出さない(出せない)上に、露骨にトーンが低くなっていることが分かる(2022年9月まで「飯塚事件」と名指ししてきたツイートと比較すると雲泥の差がある)。

いったい、このような清水自身の露骨な変化の背景にどのような事情があるのだろうか。推測されるいくつかの可能性として、
 ①ネット上で(特にTamagoの事実探究が分かりやすかった)真実を知った視聴者やスポンサーや日本テレビ株主らから抗議が寄せられ、日本テレビ上層部がいっさい飯塚事件の名前を出すなと清水に指示してきた。
 ②最近になってネット上で飯塚事件に関する報道における隠蔽・捏造が暴かれていることを知ったため、このままでは自分のキャリアに悪影響が及ぶと感じて触れるのをやめた。
 ③清水が自分のこれまでの飯塚事件に関する報道が隠蔽・捏造だったと反省し、言及しなくなった。

ということが考えられるが、本人がダンマリなのであくまで推測の域を出ない。ただ、上記のツイートからは、本当は飯塚事件の名前を出したいが事情により出せないという思いが伝わってくるので、③の可能性は期待できず、①や②の可能性の方が遙かに高いだろう(だいたい、ネット上であれだけ真実が暴かれていた2022年9月の時点であんな報道をするくらいだから、③は期待できない)。ちなみに、大株主でキー局でもある日本テレビからハシゴを外される結果となった福岡放送は、それまでめんたいワイドでなされた偏向報道をyoutube上に載せていたが、やはり批判コメントだらけで、Tamagoの事実探究やEnpediaを見るよう書き込みが多数あったためか、12月下旬に一斉に非公開になった。

このように、冤罪派にとっては教祖様的な立場にいる清水潔がもう飯塚事件に言及しなくなったという事実を、清水の信奉者はどのように受け止めるのだろうか。清水は、証人Tさんの自宅に押しかけて取材拒否をされた際、「責めに来たわけではまったくないのだが、なぜここまで頑ななのか?」[22]と言っていたくせに、自分は飯塚事件に触れなくなった理由を答えられないのだろうか。

追記:その後、清水は2023年3月25日に、ちょうど6か月ぶりに飯塚事件のツイートを立て続けにした。6か月間禁止されていたのだろうか?それとももうすぐ日本テレビと契約が切れるのだろうか?とにかく謎の動画削除と半年間の沈黙、そして半年後の立て続けの投稿には、何らかの裏がありそうである。
さらに追記:やはり6月末で日テレ退社したとのこと[23]。3月下旬に急に飯塚事件の発言を再開したのはもう日テレと契約が切れるから、という見立て通りだった。ということで、清水の6ヶ月の沈黙も、やはり日テレから発言を禁じられていたのだろう。日テレ上層部としては、清水の報道はあまりに問題があるという認識か。

注釈[編集]

  1. ただし、本件では、PM法で使われる5種の型のうち2種は検出できず3種が合致ということなので、2万3000分の1より精度は落ちる。
  2. もっとも、このように一致したことは認められたが、混合血液では精度が落ちるとして証拠採用されなかった。
  3. ただし、事実認定はされたものの、証拠採用はされなかった。
  4. 裁判で有罪とされた証拠として、4分40秒「女児不明現場でも同様の証言があり」という部分だけ。具体的な内容には一切触れていない。
  5. 触れたには触れたが、T証言とは対照的に、どのような証言をしたのか(一緒にいたXさんが車に轢かれそうになったと言ったため、走り去っていく同車を見たというもの)について全く触れず、ただ「目撃証人は事件から5か月後に詳細な車の特徴を証言していた」という扱いをし、さらに遺体発見後間もなく女児について警察から聴取を受けたことにも触れていない。そのため、あたかも事件から5か月も経って急に詳細な目撃証言をしたかのように印象付けをしている(この文脈においていかなる理由で「5か月後」という点に触れる必要があったのだろうか。やはり最初から冤罪に誘導するつもりなんだろう)。
  6. 「紺色のワゴン車は通学路付近でも目撃されたという」という部分だけ。通学路付近というあまりにアバウトなふれ方で、2女児が失踪したまさに直近の場所だとは一切言わない。
  7. 一応、この本は本庄保険金殺人事件や東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件にもほんの少し触れているので、「冤罪死刑」とはこれらの事件のことですよーという言い逃れもできるが、さすがにそれはないだろう。

出典[編集]

  1. 1.0 1.1 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%BA%94_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E7%9D%80%E8%A1%A3%E7%AD%89%E3%81%AB%E4%BB%98%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E7%B9%8A%E7%B6%AD%E7%89%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  2. 2.0 2.1 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E5%85%AB_%E4%BA%80%E9%A0%AD%E5%8C%85%E7%9A%AE%E7%82%8E%E7%BD%B9%E6%82%A3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AB_%E6%9C%AC%E4%BB%B6%E5%89%8D%E3%81%AB%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%8C%E4%BA%80%E9%A0%AD%E5%8C%85%E7%9A%AE%E7%82%8E%E3%82%92%E7%99%BA%E7%97%87%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  4. 4.0 4.1 4.2 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AD_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%A4%9C%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E5%85%AD_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%A4%9C%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  6. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/55/8/55_559/_pdf
  7. 「正義の行方〜飯塚事件 30年後の迷宮〜」(NHK BS1、2022年4月23日)
  8. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%95%99%E5%93%81%E7%99%BA%E8%A6%8B%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E4%BB%98%E8%BF%91%E3%81%A7%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%8F%8A%E3%81%B3%E4%BA%BA%E7%89%A9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  9. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_T%E7%94%B0%E8%A8%BC%E8%A8%80%E3%81%AE%E4%BF%A1%E7%94%A8%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  10. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%89_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%8C%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AB%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E5%88%BB%E3%80%81%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%A8%E6%8E%A5%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%9F%E6%99%82%E5%88%BB%E3%80%81%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%A7%E7%9B%AE%E6%92%83%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  11. 清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版419頁。
  12. 12.0 12.1 12.2 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%83_%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E5%85%90%E7%AB%A5%E3%81%AE%E8%BA%AB%E4%BD%93%E7%AD%89%E3%81%AB%E4%BB%98%E7%9D%80%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E8%A1%80%E6%B6%B2%E3%81%AE%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%9E%8B%E5%8F%8A%E3%81%B3DNA%E5%9E%8B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  13. 13.0 13.1 13.2 13.3 13.4 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B9%9D_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%AB%E7%8A%AF%E8%A1%8C%E3%81%AE%E6%A9%9F%E4%BC%9A%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8(%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%81%8C%E6%88%90%E7%AB%8B%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8)%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  14. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%B9%9D_%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E8%A3%9C%E5%BC%B7%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%83%85%E6%B3%81%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  15. 15.0 15.1 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1050%E5%8F%B7%E3%80%81%E5%B9%B36_(%E3%82%8F)_%E7%AC%AC1157%E5%8F%B7#%E4%B8%80%E3%80%87_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC%E9%91%91%E5%AE%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  16. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B3%E6%88%9021%E5%B9%B4_(%E3%81%9F)_%E7%AC%AC11%E5%8F%B7
  17. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%BA%8C_T%E7%94%B0%E8%A8%BC%E8%A8%80%E3%81%AE%E4%BF%A1%E7%94%A8%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  18. https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7
  19. 大橋靖史・奥田雄一郎・守屋克彦「供述調書の法と心理」法と心理8巻1号78頁。
  20. 20.0 20.1 https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E9%AB%98%E7%AD%89%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E5%B9%B311_(%E3%81%86)_%E7%AC%AC429%E5%8F%B7#%E4%B8%83_%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E8%BB%8A%E5%86%85%E3%81%AE%E8%A1%80%E7%97%95%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%B0%BF%E7%97%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
  21. 清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版486-487頁。
  22. 清水潔『殺人犯はそこにいる』文庫版428頁。
  23. https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1683344790753284096

参照元[編集]