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2020年1月14日 (火) 20:46時点における最新版
NHK教育テレビジョンは、日本放送協会の地上波テレビチャンネルの一つである。全国放送を行っている。通称ETV(地上波デジタル放送では「NHKE」と画面右上に表示される。デジタル放送の受信機表示アイコンも「NHK E」と表示)。 総合のGTVと違い略称にしているテレビ局がないため、「ETV8」以来しばしば使われている。
目次
概要[編集]
1959年1月10日に日本初、世界でも類を見ない教育放送を専門に扱ったテレビ放送局として、東京と大阪で開局。東京は1ch(当時総合テレビジョンは、3chだった)で開局、同年4月に総合テレビとチャンネルが入れ替わり現在の3chに変更。大阪はそれまでアメリカ軍のレーダー用に割り当てられた12chが使用された。
開始当初は現在のような全日放送ではなく、日中の数時間をテストパターンによる中断に充てていた。1964年度より「幼稚園・保育所の時間」の枠内で放送されている4番組からカラー放送が開始されている。なお、番組の全面カラー化は1977年10月からで、総合テレビや在京民放より相当遅いカラー化であった。
またオイルショックの影響を受けて1974年1月16日から日中(14:30~17:30のうち1~3時間)を休止に充てるとともに、深夜も23:00で打ち切られた。なお、4月には23:30まで、9月には日中の放送休止時間帯、1975年4月には24:00までの放送を再開している(総合テレビでは24:00までの放送再開は1984年から)。
1999年4月より深夜放送を拡大し2:00まで、2000年には24時間放送(5:00基点。原則第2、4、5週の日曜深夜=月曜未明を除く)を開始。ただ当時は、第2、4、5週の日曜の翌日が祝日や振替休日になる場合は、放送休止の編成に対する批判の声が多かった。
しかし、一連の不祥事による受信料収入の減少の影響で、経営再建と経費削減を行う観点から、2006年4月2日~3日にかけての深夜の放送を以って24時間放送を中止し、原則深夜から5:00まではメンテナンスタイム(放送休止枠)に充てることになった(衛星ハイビジョンも同様)。NHKで24時間放送を行ってきた放送チャンネルでそれを中止するのは教育テレビと、衛星ハイビジョンが初めてのことである。休止時間については後述する。
教育テレビの過去最高視聴率[編集]
高校野球の「伝説の試合」として語り継がれている、第61回全国高等学校野球選手権大会の「箕島対星稜」の中継(放送日時:1979年8月16日18:00から)で、29.4%(ビデオリサーチ調べ)。この数字は、25年以上経った今でも破られていない。
番組[編集]
編成方針[編集]
幼児から少年少女にむけた番組や生涯学習番組、福祉情報番組を中心に構成されている。よく再放送(例:2週間の内1週目は新作、2週目は再放送)があるのも特徴。ゴールデンタイムでも定時再放送される番組もある。
- 教育放送
- 幼児乳児・小学校低学年向け
- あつまれ!わんパーク(平日朝・夕方)
- 小学生~高校生向け
- くらし・実用
- きょうの料理
- 今夜もあなたのパートナー(平日昼・夜)
- 趣味悠々
- 福祉・健康
このほか、芸術分野や囲碁・将棋・俳句・短歌の講座番組、科学番組、デジタル放送ではミニ紀行番組などを放送。報道に関するニュース番組がない。が、聴覚障害者に向けた「NHK手話ニュース」を放送している。
教育やくらしといった真面目な番組を中心とする一方で、90年代以降、「ハッチポッチステーション」、「ストレッチマン」、「ピタゴラスイッチ」のようなシュールな番組を制作する事でも有名であり、現在の「おかあさんといっしょ」や学校放送、健康番組なども、美形の出演者を揃えたり、お笑い芸人を出演させたりと、内容を時代の波長にわずかながら合わせている箇所もある。普段中々テレビでは姿を見せないアニメの声優などが顔出しで仕事をしていることもある。そのためか一部に教育テレビの熱狂的ファン層が存在する。
なお、毎年12月31日から1月3日は通常の番組編成を深夜の一部を除いてほぼ全て休止し、年末年始特別番組編成を行っている。ちなみに毎年12月31日は8:00頃から18:00まで、NHKで放送されているアニメ番組の特別番組を放送するのが恒例であったが、ポケモンショックが起きた翌年の1998年より長時間の編成はされなくなった。「アニメを見る時は小休止をとりましょう」という事が盛んに言われた事が関係していると思われるが2004年以降の年末年始の午前中にはメジャーの数話連続放送がされるようになった。
番組の差し替え[編集]
基本的に番組編成の差し替えは行わない(ラジオ第2も)。
突発的な事件・災害などで総合テレビが特別番組を行い、国会中継、大相撲中継ができない時に振り替え中継を行う場合や、大地震の発生や津波災害が懸念される場合には全波共通の番組(緊急警報放送)を行ったり、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震など、特に被災者の人命に関わる大災害があった場合にはほとんどの番組を返上し、「安否確認情報番組」を行うことがあり、その場合予定番組の移動がなされる場合がある。また津波の警報・注意報が発令された後に通常放送に戻す場合でも状況に応じて字幕情報を流すこともある。
まれに地域番組も放送する場合もあるが、高校野球地方大会などスポーツ中継に限られる。
その他、国会中継や報道特別番組のために総合テレビで予定していたスポーツ中継を教育テレビに振り替えることもある。この例として、1990年のプロ野球日本シリーズ、西武ライオンズ対読売ジャイアンツ・第4戦は、総合テレビで放映予定であったが、国会中継のため急遽教育テレビで放映された(ただし、当日の新聞朝刊のテレビ番組表には間に合った)。
1989年1月7日の昭和天皇崩御に際しても、崩御が発表された7:55前後のニュースと、小渕恵三官房長官(当時)による「平成」の元号発表の記者会見について総合テレビとサイマル放送を行った以外は、局単位で次第に通常編成へ戻った(名古屋放送局の場合、10:15の「あんぜんパトロール」から)。但し日章旗露出と君が代の演奏は自粛した(1月8日、並びに2月24日の大葬の礼が行われたときも同じ)。
また総合テレビで選挙の政見放送が開催される場合は、政見放送のスケジュールが公職選挙法の取り決めで変更することが出来ないため、突発的な事件・事故が起こった場合などに教育テレビで番組を差し替えて放送するケースもある。
例として、関東地方では2005年9月6日の6:25~6:50、7:30~8:00に総合テレビで政見放送が放送されたとき、「おはよう日本」が、また午後の政見放送時のニュースも教育テレビで放送された。[1]
デジタル放送[編集]
2003年から始まった地上デジタルテレビジョン放送(チャンネルID番号は全放送局で例外なく2)では、主として夜の一部時間帯でマルチ編成を実施している(マルチ編成の放送開始は2004年9月から)。021chでアナログ教育テレビと同一の番組を、022chと023chで別の番組(過去に教育テレビなどで放送された番組やNHKワールドTVの番組の放送)を放送している。ただ2006年4月以後、022ch(サブチャンネル2)では行わず、023ch(サブチャンネル3)のみで独自編成が行われている(なお日によって=特に夏・冬・春休み期間中=マルチ編成をしない場合もある)。
2007年度は主に22:00以降に放送している趣味・教養番組を翌日20時から放送するほか、土曜・日曜は他の時間帯も含めてもう一度1週間分すべてを放送している。
近年多くの一般紙が第2テレビ・ラジオ番組面でデジタルサブチャンネルの番組表を掲載するケースが増えている。朝日新聞は教育テレビの番組の末尾に、日本経済新聞はメインテレビ面(中面)の総合テレビの番組の下に掲載している。なお掲載サイズはいずれも小サイズ、または極小サイズである。
アナログ放送では正午に時報が入る(デジタルの中継回線を使用しているため地域によっては最大約1秒のタイムラグが発生する)が、デジタル放送では、「デジタルETV ひきつづきデジタル教育テレビをごらんください」と書かれた静止画に差し替えられている。ちなみにアナログ放送で流れる時報の時計はNHK放送センター内のテレビスタジオやニュースセンターのスタジオでもモニター画面にアナログ教育テレビで使われているのと同じもの(NHK時計)を映し出していることがある(主に生放送で行われるとき)。
総合テレビとは違いハイビジョン番組が少なめで、4:3標準画質で制作された番組が目立つ。ただ、最近は標準画質のマルチ編成でもハイビジョン制作の番組は2008年4月以降、増加の傾向にある。総合テレビと同じく4:3番組では画角情報も送信されている。
ワンセグ放送では、4:3番組の時、両サイドに黒縁で対応を取っているため、特に朝は時刻出しが見づらくなる(後述)。
衛星ハイビジョンとは違い、放送休止中はデータ放送は利用できない(EPGは利用可能)。
地上デジタルテレビジョン放送の開始日[編集]
法令上はデジタル教育テレビの親局は東京であり、他は全て中継局であるが、地域放送を行う関係上、実質的には各地域の親局に相当し、原則としてコールサインが付与されている。※印は中継局としての開局であることに注意。(放送局)は当該中継局の親局。
- 2003年12月1日 - 東京、名古屋、大阪
- 2004年10月1日 - 水戸※(東京)、富山
- 2004年12月1日 - 神戸※(大阪)
- 2005年4月1日 - 津※(名古屋)、大津※(大阪)
- 2005年6月1日 - 静岡、和歌山※(大阪)
- 2005年12月1日 - 仙台、青森、秋田、盛岡、山形、福島
- 2006年4月1日 - 新潟、長野、甲府、福岡、沖縄
- 2006年5月1日 - 福井
- 2006年6月1日 - 札幌
- 2006年7月1日 - 金沢
- 2006年10月1日 - 広島、鳥取、松江、山口、松山、徳島、高知、北九州(福岡県北部)
- 2006年12月1日 - 岡山、高松、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
- 2007年10月1日 - 北海道の函館、旭川、釧路、帯広、北見、室蘭
放送形態[編集]
2000年度から5:00起点の24時間放送(第2、4、5週の日曜深夜=翌月曜未明は原則1:00終了だが、第1、3週の日曜深夜でも一部地域のみの放送休止あり)を行ってきたが、2006年4月2日日曜深夜の放送をもって打ち切り、先述の通り、2006年度(2006年4月3日月曜深夜以降)は5:00から翌日2:00(月曜は2006年10月から2:10、木曜は2:30、金曜と土曜は3:00、日曜は1:00)の21時間放送(月曜は21時間10分、木曜は21時間30分放送、金曜と土曜は22時間放送、日曜は20時間放送)とし、深夜の3時間(火曜は2時間50分、金曜は2時間30分、土曜と日曜は2時間、月曜は4時間)は特別編成や災害・地震などの緊急報道が行われる場合を除き放送休止となる。連日放送休止は1999年度以来となる。
なお、送信所の点検・整備を行う場合を除き、停波は行われない(グレーバックとなり、「NHKE」の透かしが右上に入った状態になる)。休止中、4:35からは、5.1チャンネルサラウンドステレオ、2重音声やマルチ編成などの試験を行っている。アナログ放送では14:9、16:9の画角切り替えの試験も行われている(なお、この段階ではフェードアウトの挿入は行われない)。
また、やむを得ずごく一部の地域で日中の時間帯に2分ほど放送休止となる場合もある(その際、断りのテロップを実施前に2回表示を行い、放送休止明けにも断りのテロップ表示を行う)。
他に年2回(2006年度は10月と2007年2月ごろの2週間)の放送機器メンテナンスの実施日は月曜深夜は1:35、火曜・水曜深夜は1:00、木曜から土曜深夜は1:30で放送を打ち切った。(日曜深夜は1:00で同じ)
しかし、2006年7月31日(8月1日未明)より1週間限定であったが24時間放送が行われた。今後も夏休み・冬休みのシーズンに期間限定の24時間放送、ないしは放送時間延長などが予定されている。
2007年度は高校講座ライブラリーの放送が月曜から木曜深夜(それぞれ1:30から3:00に編成)移動などの編成替えがあり、次のように変更されている。
- 月曜から木曜深夜 3:00(メンテナンス実施日=9月、2008年2-3月は1:30終了)
- 金曜深夜 1:35(関西地方のみ、総合テレビで放送しない世界ふれあい街歩きの振り替え放送があるため2:20まで。[2]但し芸術劇場・劇場への招待の内容によって放送時間の変動あり 当該週に放映されていなかったら1:35で打ち切る場合もある)
- 土曜深夜 1:50
- 日曜深夜 1:00
2008年度は以下の通りである。なお、総合テレビ『地球エコ2008』2008年4月6日の放送において、教育テレビの放送時間削減の目的に、二酸化炭素排出量を減らすための電力消費削減が加えられたことが明示された。このため、今後は年度途中であっても更なる番組の見直しや、オイルショック時のような昼間の放送休止についても実行される可能性が浮上している(ラジオ第2放送も同様。他の国内向け放送波と海外向け国際放送では災害・地震時の緊急報道など重要視されている放送波であるため放送時間削減の対象としていない。)。
- 月曜深夜 2:50(メンテナンス実施日=9-10月予定と、2009年2-3月予定は1:20終了予定)
- 火曜から木曜深夜 2:45(メンテナンス実施日は1:15終了予定)
- 金曜深夜 時間不定(アンコール=ETVライブラリーが実質復活するため。なお近畿地方については『NHKアーカイブス』[3]を送る)
- 土曜深夜 2:15
- 日曜深夜 1:35
時報スーパー[編集]
現在は午前に放送している「あつまれ!わんパーク」(土曜日は「どようこどもSP」)にて表示。
- 7:00~9:00
- 日曜日の表示はなし(以前は表示していた)但し、放送開始前(4:40)の試験電波で時刻表示あり
- 以前は早朝放送の開始前である5:30~9:00に断続的に出していたこともある(1998年3月頃まで行われていた)。
- 時報スーパーはアナログ放送は東京から、デジタル放送は各放送局別(北海道地方は道内一律で札幌局から)で出している。
- アナログ放送では画角が16:9や14:9で放送されるときは表示位置が中央寄りにずれる(アナログ放送の総合テレビ、BS1、BS2は画角が16:9や14:9で放送されるときも常時4:3放送時と同じ位置。かつてはアナログ放送の総合テレビでも2004年8月から数か月間同様の状態になっていた。但し、台風・大雨災害など逆L字画面で放送される際は表示位置はずれるが、動画部分は4:3放送時と同じ位置)。
- 放送休止中でも一時、時報スーパーの表示を行うことがある。
- ワンセグ放送でも、時報スーパーの表示をしている(総合テレビは表示なし)が、番組によっては両サイドに縁があるため、X分一部しか表示されなくなるため、見づらくなる。
- 現在の地上デジタル用フォントは2007年10月1日より総合テレビとともに使用している。
- 時刻出しはアナログ、デジタルともクロスカット
※2007年1月13日は津波警報発令による緊急報道で13:42から時刻出しが急遽行われた。
1996年3月までは、9:00以降番組開始10秒間表示もしていた。
チャンネル番号・コールサイン[編集]
コールサインは、ラジオ第2と同じコールサインを使用している。デジタル放送のチャンネルIDは、全国一律「2」である。
アナログ放送のチャンネル[編集]
- 主な放送局のみ示す。
- 1ch 山口大平山・長崎
- 2ch 旭川・釧路・室蘭・秋田・福島・静岡日本平・松山城山・熊本
- 3ch 東京タワー・甲府・福井・岡山
- 4ch 山形・鳥取
- 5ch 青森・仙台・鹿児島城山
- 6ch 高知・福岡タワー
- 7ch 広島比治山
- 8ch 盛岡・金沢
- 9ch 長野美ヶ原・名古屋テレビ塔
- 10ch 函館山・富山
- 12ch 札幌手稲・帯広十勝ヶ丘・北見網走・新潟弥彦・大阪生駒山・松江枕木山・北九州八幡・大分別府・宮崎・沖縄豊見城
- 38ch 徳島
- 日本初の大電力UHF親局である。
- 39ch 高松
- 40ch 佐賀
オープニング・クロージング[編集]
- 初代:開局~2005年12月(アナログのみ)
- 作曲は古関裕而。オープニング・クロージング(クロージングはCD『懐かしのNHKテレビ主題曲集』に収録されている)とも、ロダン「考える人」の彫像。
- オープニングは、後ろを向いている「考える人」の彫像が、徐々に回転していき、しばらくしたらNHKロゴ(白抜き)が右上からでてきて、左下によるようにズームされ(「教育テレビジョン」の文字は入らない。クロージングも同様)、「考える人」の彫像が、左斜めを向いたら止まる仕組みとなっていた(1995年4月以降は左斜めを向いたらNHKロゴが1文字ずつ出てくるようになった)。2001年(平成13年)から音楽が変わり(エンヤの歌を使用)、NHKロゴがカットされ、そのあと君が代の演奏をバックに日章旗を映し出す映像に変更された。
- クロージングでは、左斜めを向いた「考える人」の彫像から始まり、しばらくするとNHKロゴが現れ、ロゴが縮小していき、消えると画面が白くなり(現ロゴ変更の1995年4月以降はNHKロゴが縮小していく場面がなくなった上、画面も白くならなくなった代わりに、画面左下にNHKロゴが出るようになった)、そのあと君が代の演奏をバックに日章旗と地球儀を映し出していた。
- 総合テレビや衛星放送とは異なり、「教育テレビジョン」との表示はこの当時はなかった。
- 放送終了が24時だった時代に放送終了が24時を超えた場合(1989年まで)はそれらはカットされ「これで教育テレビジョンの放送を終わらせていただきます。放送開始は午前6時です」というテロップとアナウンスが流れていた。
- 開局当時から長らくフィルム映像だったが、1989年(平成元年)頃からVTRに変更された。そのためVTR映像に移行と同時にフィルム時代は音声がモノラルだったのがステレオで流れている。
- 1990年(平成2年)以後は放送終了時間に関係なく1999年(平成11年)頃まで、毎日深夜の放送終了時に「考える人」→日章旗などの映像と音楽が演奏されていたが、2000年(平成12年)4月からは24時間放送のため、放送休止となる時(前述)に演奏される以外は用いられなくなった。
- オイルショックの影響による放送時間短縮の時代(1974年の一時期)には以下のようなアナウンスがあった。
- (日中の休止前)「電力節減に伴う臨時の処置として、NHK教育テレビジョンの放送は5時半まで休ませていただきます。(総合テレビジョン)、ラジオ・FMは放送しています。ご了承下さい」(日によって教育テレビの放送が中断中にも総合テレビの放送が行われた時もあった)
- (日中の放送再開時)「お待たせいたしました。NHK教育テレビジョンの放送を再び始めます。この後5時半からは(再開直後の番組名)を放送します」
- (放送終了時)「電力節減に伴う臨時の処置として、NHK教育テレビジョンは放送時間を短縮し、今日の放送はこれをもって終わらせていただきます。なおラジオ・FMは放送しています。明日の放送は午前6時からです。どちら様も火の元をお確かめの上お休みください。」
- なお、開始時の各局IDは現在は放送開始直前(月-金曜5:30前、土・日5時前)であるが、1990年代初め頃までは放送開始7分前に一度各局IDを放送→テストパターン→上記開始映像を放送して正式な放送開始となった。
- 2代目:2006年1月(デジタルは2003年12月1日)~2008年12月31日
- デジタル放送では2003年(平成15年)12月1日の放送開始時から、またアナログ放送も2006年(平成18年)1月以後は、デジタル放送仕様に改めて収録したものが採用され、内幸町のNHK東京放送会館時代から続いた「考える人」の彫像と地球儀の映像は使用されなくなり(ただし2006年3月まで、地域による個別休止によっては放送される場合もあった)、代って森林の樹木の芽吹きの模様→日章旗(これも新たに撮り直したもの)→ランドサットから写した日本列島の映像を使っている(ランドサットの映像はエンディングのみ。この頃からNHKのロゴの下に「教育テレビジョン」の表示が開始された。これは2011年6月にEテレに呼称変更されてからも変更されていない)。オープニング・クロージング映像の後、コールサインを読み上げているが、北海道地方ではコールサインの読み上げは行わず、代わりに札幌局から出される北海道の図形に道内7放送局のコールサインを一画面まとめて表示し、アナウンスも「NHK教育テレビジョンです。」、「NHK教育デジタルテレビジョンです。」のみとなる。なお、芽吹きのシーンで使われるBGMは、大阪・朝日放送のデジタルテレビ用オープニングでも使用されていた。2006年(平成18年)1月から、開始前の音楽とテストパターン等も廃止された(放送開始5分前からカラーバー、2分前からテストパターンの映像となっていた)。
- 先述した経費削減策の一環として教育テレビは2006年(平成18年)4月から深夜の一部時間帯が放送休止となるため連日、オープニング・クロージングが放送されている。同月から、オープニングは森林の息吹の映像のみで、日の丸・君が代がカットされた(クロージングは変更されていない)。なお、ファンファーレバージョンは年またぎなど24時間放送が行われる場合のみとなったが、深夜休止の拡大により2008年(平成20年)で廃止された。
- コールサインのアナウンスは、「(呼出符号)」及び「NHK+(設置場所の地名)+教育(デジタル)テレビジョン(です)。」である(例:「JOAB-DTV、NHK東京教育デジタルテレビジョンです。」あるいは「JOBB-TV、NHK大阪教育テレビジョンです。」、北海道の場合は前述の通り(呼出符号)と(設置場所の地名)が省略される)。ちなみにアナウンスの担当は、ラジオ第2放送のコールサインの読上げと同じアナウンサーである。
- 総合メンテナンス停波による終夜放送実施の場合は以下のパターン。
- 通常クロージング
- 君が代をカットして「終夜放送のお知らせ」
- フィラー番組放送
- 通常オープニング→コールサインID
- 2008年(平成20年)12月29日の9時間限定放送時は、休止告知については事前広報や番組における告知を徹底したため、特別バージョンの放送は無く、ただ定刻に通常パターンで放送されただけであった。
- 3代目:2009年1月~現在(アナログは2011年7月24日まで)[注 1]
- 2009年(平成21年)1月10日に50周年を迎えてからは、森林の樹木の芽吹きが「ETV50 学ぶ冒険」のキャラクター“Mr.脳”のアニメーションに置き換えられた。放送開始(起床)・終了(就寝)に合わせたものになっている。その後は先代同様、日章旗→ランドサットから写した日本列島の映像(ランドサットの映像はエンディングのみ)。
- 2010年(平成22年)3月29日から、NTSC(アナログ)もレターボックス16:9の映像で放送している。
- 現在は各局のコールサイン終了後、数分間「緊急ニュースがある際には、総合テレビがお休みの地域ではご覧のチャンネルでお伝えします(一部地域を除く)。」の文字を表示後、アナログ放送は砂嵐、デジタル放送は黒画面(「受信できません」といったメッセージの表示)、大阪放送局は白画面を出してからカラーバーで停波となる。
- 2011年3月14日から3月19日 震災に伴う省エネ対策での放送休止時は国歌・国旗の放送はなく、24時の放送終了時はグレーバックの映像のみ放送される(但し、震災放送を担当したアナウンサーが「教育テレビと衛星第2テレビは大震災に伴う節電に協力するため休止します」との説明があった)。またこの期間は「緊急ニュースは総合テレビがお休みの地域は教育テレビで伝えます」の字幕は放送されなかった。
- 新聞・デジタル受信機の番組表にも「教育テレビ・衛星第2テレビは今回の地震による節電に協力するため午前0-5時の放送を休止します」というお知らせが掲載された。
特別エンディング「今夜は早寝!ETV」(2008年7月6日。HD)[編集]
- NHK地球エコ2008の連動企画である。当日は明くる7月7日に「七夕ライトダウンキャンペーン」(環境省主催)の実施に合わせ、23時で放送終了した。
- 『ETV特集』終了後、冨永愛を起用した「ライトダウン」を呼びかける30秒の公共広告(数年前のもの)を流した。
- 23時から、1分間の特別エンディングが放送された。右上に「地球エコ2008明日のエコではまにあわない。」とNHKの環境キャンペーンロゴが表示され、JAXAの月周回衛星「かぐや」が撮影した“地球の出”の映像を流した後、ランドサットから撮影した地球の映像に「ライトダウンキャンペーン」開催を伝える字幕を重ねて放送。そしてホワイトアウトし、趣旨を説明した文言字幕(「NHK教育テレビはこのキャンペーンに参加し、今夜の放送はこの時間で終わります」)を表示した。その後は通常のエンディングを放送してアナログでは数分間グレーバック映像を放送し停波。地球温暖化対策のこの放送早期終了はその後思わぬ大誤算となった。#エコキャンペーンを参照。
各局のID[編集]
- 東京放送局・・・卵型に水色バックでコールサイン表記(全国共通のフォーマット)。
- 札幌放送局・・・北海道の図形に道内7放送局のコールサインを一括表示(デジタルは全国共通のフォーマットに北海道の図形と道内7放送局のコールサインを一括表示)。そのため、函館・旭川・帯広・釧路・北見・室蘭の各放送局も総合テレビとは違い、札幌局送出のものをそのまま流している。
- 福島放送局・・・草競馬の映像。
- 大分放送局・・・温泉に入ったサルの映像をバックにコールサイン。
その他[編集]
基本的に、「NHKニュース速報」テロップ(BS2、NHKワールドも表示なし)、「地震速報」テロップ(NHKワールドも表示なし)は表示されない(高校野球など、一部の番組ではテロップが表示される事がある)。なお、緊急地震速報(2007年10月1日運用開始)のテロップとスポーツ中継延長などによる番組の放送時刻変更および休止のテロップ表示は行われている。
一部のテレビやビデオ、DVDプレーヤー、テレビが視聴できるパソコンなどでは、アナログ放送で実施される正午の時報を利用して時刻調整する機能を備えたものも出ている。ただし、特別番組(例えば11:45から開始する高校野球など)で時報が放送されない場合は調整できない。
脚注[編集]
- ↑ この日の時刻出し
- 総合テレビ 3時台~6:25、6:50~7:30、8:00~10:00
- 教育テレビ 6:25~6:30、7:10~9:00
- ↑ 2007年4月はアートエンターテインメント 迷宮美術館の振り替え放送があるため3:03まで延長していた
- ↑ 他の地域で本来放送する時間である土曜日午前中に『ぐるっと関西プラス』を放送するための振り替え。
北海道 : 札幌 | 函館 | 旭川 | 帯広 | 釧路 | 北見 | 室蘭
東北 (宮城県) : 仙台 | 青森 (弘前・八戸) | 盛岡 | 秋田 | 山形 (鶴岡) | 福島 (郡山・いわき)
関東・甲信越 (東京都) : 東京 | 横浜 | 千葉 | さいたま | 水戸 | 宇都宮 | 前橋 | 甲府 | 長野 (松本) | 新潟
東海・北陸 (愛知県) : 名古屋 (豊橋) | 岐阜 (高山) | 津 | 静岡 (浜松) | 金沢 | 富山 | 福井
近畿 (大阪府) : 大阪 | 神戸 (姫路) | 京都 | 大津 | 奈良 | 和歌山
中国 (広島県) : 広島 (福山) | 岡山 | 松江 | 鳥取 (米子) | 山口 (下関)
四国 (愛媛県) : 松山 | 高知 | 徳島 | 高松
九州・沖縄 (福岡県): 福岡 | 北九州 | 佐賀 | 長崎 (佐世保) | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄
国内放送 : ラジオ第1 | ラジオ第2 | NHK-FM | 総合テレビ | 教育テレビ | BS1 | BS2 | BShi
国際放送 : NHKワールドTV | NHKワールド・ラジオ日本 | テレビジャパン | JSTV
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