「都庁前駅」の版間の差分
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2014年10月18日 (土) 10:14時点における最新版
都庁前駅(とちょうまええき)は、東京都新宿区西新宿二丁目にある、東京都交通局(都営地下鉄)大江戸線の駅。同線の起点駅である。駅番号はE 28。
駅名の通り、東京都庁舎の前にあり、最寄り駅となっている。
光が丘方面(放射線)と環状線との接続駅で、新宿西口・飯田橋方面からの列車は当駅止まりとなる。
都庁前駅務管理所の所在駅である。
歴史[編集]
開業前の仮名称は「西新宿」だった。その「西新宿」の名称は現在丸ノ内線の駅名に使われている他、大江戸線でも「西新宿五丁目」という駅名に使われている。
年表[編集]
- 1997年(平成9年)12月19日 - 都営12号線の駅として開業。
- 1998年(平成10年)10月14日 - 関東の駅百選に選定される。選定理由は「地下1、2階を吹き抜けにし斬新なオブジェを設置した明るい駅」。
- 2000年(平成12年)
駅構造[編集]
方面別の島式ホーム2面4線の地下駅であり、1番線と4番線、2番線と3番線をそれぞれ複線扱いとして使用している。
光が丘方面と飯田橋・両国方面間は同一ホームで乗り換えができるが、飯田橋・両国方面と六本木・大門方面間はいったん階段・エスカレーター・エレベーターを使って乗り換えなければならない。
かつては東京都交通局総合案内所(錦糸町から移転)や定期券発売所が設置されていたが、共に廃止された(前者は定期券発売所の隣から改札前に移転した時期があった。後者は後に自動定期券発売機が設置された。)。
東京都庁舎への出入り口が設けられているが、2004年4月から2008年8月まではテロ事件を理由に閉鎖されていた(2005年4月から7月にかけいったん解除)。出入口は、平日の都庁業務時間内に開放される。
大江戸線が大型20m10両編成での運転で計画されていた時は、現在の光が丘方面と六本木・大門方面のホームを東西に、飯田橋・両国方面のホームを南北に設置するという、L形2層構造の駅として計画されていた。
都庁前駅務管理所都庁前駅務区として中井駅 - 新宿駅間、都庁前駅務管理所として練馬駅務区(光が丘駅 - 落合南長崎駅間)を管理している。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 新宿・六本木・大門方面 |
2 | 新宿西口・飯田橋・両国方面 | |
3 | 降車ホーム(飯田橋方面からの列車)(当駅止まり) | |
4 | 練馬・光が丘方面 |
かつて光が丘 - 新宿間だけで運行していた頃は、新宿駅に上下線の渡り線がないため、当駅がその機能を代替していた。その頃は1番線と3番線が新宿方面、2番線と4番線が光が丘方面であり、当駅と新宿の間は上下線それぞれを単線並列で運転していた。駅名標もそれぞれの番線に合ったものが設置されていた。
大江戸線の駅の中で唯一、コンコースに発車標が設置されている。
大江戸線が全線開通した時、2番線の駅名標は[←新宿西口 都庁前 西新宿五丁目]、3番線の駅名標は[←西新宿五丁目 都庁前 新宿西口]と表記されていた。現在の駅名標には、2番線の[西新宿五丁目]と3番線の[←西新宿五丁目/新宿西口]の部分が消去されている。
配線図[編集]
↗飯田橋・両国方面
↘六本木・大門方面
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は42,291人(乗車人員:20,105人、降車人員:22,186人)である[1]。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1997年(平成 | 9年)3,592 | |
1998年(平成10年) | 3,926 | |
1999年(平成11年) | 4,041 | |
2000年(平成12年) | 6,208 | |
2001年(平成13年) | 11,658 | |
2002年(平成14年) | 29,287 | 13,034 |
2003年(平成15年) | 31,788 | 14,089 |
2004年(平成16年) | 33,361 | 14,881 |
2005年(平成17年) | 35,013 | 15,683 |
2006年(平成18年) | 36,703 | 16,495 |
2007年(平成19年) | 37,809 | 17,284 |
2008年(平成20年) | 38,072 | 17,668 |
2009年(平成21年) | 37,335 | 17,517 |
2010年(平成22年) | 37,381 | 17,612 |
2011年(平成23年) | 37,545 | 17,695 |
2012年(平成24年) | 40,652 | 19,247 |
2013年(平成25年) | 42,291 | 20,105 |
駅周辺[編集]
当駅は、新宿高層ビル群の中にある。
- 平和祈念展示資料館 - 現在は到着時の最寄り案内施設放送で流れている。
- 新宿三井ビル
- 京王プラザホテル
- ハイアットリージェンシー東京 - 一時期に到着時の最寄り施設案内放送でも流れていた。また、ホテルセンチュリーハイアット時代は駅名標の下に看板が設置されていた。
- ヒルトン東京
- ワシントンホテル
- 新宿センタービル
- 新宿第一生命ビル
- 新宿モノリス
- 新宿NSビル
- KDDIビル
- 工学院大学
- 東京医科大学病院
バス路線[編集]
「都庁第一本庁舎」 - A4出口を出てすぐのところにある。
「都庁本庁舎」
- 新宿WEバス(新宿駅周辺施設循環):新宿駅・新宿御苑方面(京王) - 日中ルートのみ停車
その他[編集]
- 東京都庁が丸の内にあった頃は、都電5系統に「都庁前」という停留所があった。その停留所は廃止から新宿移転まで都営バスに引き継がれた(ちなみに「都庁前」停留所に設置されていた停留所名板は駅事務室に飾られている)。
- 引き上げ線は西新宿五丁目寄りにあり、主に飯田橋・両国方面からの列車に使われている。新宿西口寄りにも渡り線があるが、通常は使用されていない。
- 都営地下鉄と営団地下鉄(現:東京メトロ)が共同制作した統一駅出入口サインと駅出入口の電動サイン「くるくるシンボル」は、共に当駅が設置第1号目となった。
- 2011年12月10日に都営大江戸線開業20周年記念イベントが当駅で開催された時は、プロ野球・東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が登場し、「1日駅鳥」を務めた。