「細谷実」の版間の差分
細 (→主な論文) |
|||
15行目: | 15行目: | ||
== 主な論文 == | == 主な論文 == | ||
− | * | + | *「[[多様化]]する[[性]]を生きる〜[[映画]]で見る[[ジェンダー]]〜」、『ジェンダーがわかる。[http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=4342]』[[AERA|アエラ]][[ムック (出版)|ムック]]、pp.160-162、[[朝日新聞社]]、2002年 |
− | * | + | *「[[特集]] ジェンダーフリーって何?〜男女平等化に対する近年の反動はなぜ起きるのか?〜」、『[[世界 (雑誌)|世界]]』2005年4月号、pp.96-105、[[岩波書店]] |
== [[Tiyoringo#東村山〝職業差別〟問題|東村山〝職業差別〟問題]] == | == [[Tiyoringo#東村山〝職業差別〟問題|東村山〝職業差別〟問題]] == |
2012年9月18日 (火) 20:26時点における版
細谷 実(ほそや まこと、1957年 - )は、東京都中央区男女共同参画推進委員会委員。関東学院大学教授。専攻は倫理学。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。著書に『性別秩序の世界―ジェンダー・セクシュアリティと主体』、『身体のエシックス/ポリティクス―倫理学とフェミニズムの交叉』(共編著)など。
ジェンダーフリーを特集した月刊誌で、男女平等に反対するバックラッシュ(反動)をプロデュースした「功労者」として、「産経新聞」や『正論』が、「讀賣新聞」や『Voice』や『諸君!』といった他の保守系メディアと比較しても突出しているとして、サンケイ・メディアに言及。その主要な担い手として、昔からの右派文化人として渡辺昇一、石原慎太郎、曽野綾子、長谷川三千子、中川八洋、木村治美諸氏を、新たな右派文化人として八木秀次、林道義[1][2]、高橋史朗、クライン孝子[3]、マークス寿子、さかもと未明、市田ひろみ、工藤雪枝[4][5]諸氏を、政治家では西川京子、高市早苗、山谷えり子、古賀俊昭、土屋たかゆき[6]、亀井郁夫諸氏を、更にWeb系/草の根系活動家として岡本明子、野牧雅子、粕淵由紀子、山口敏昭、千葉展正、長尾誠夫、伊藤哲夫諸氏を名指し。
『日本の在来の宗教的右翼勢力は、バックラッシュの実働的な支持団体として機能している』とする一方、『男女平等の推進を志向している教派・教団』として挙げたのが創価学会。
田中政治を経て、橋本派・野中広務まで連なる「抵抗勢力」保守が自民党主流派として男女共同参画政策を作ったとする一方、 森前首相(当時)や安倍前幹事長、石原都知事や西村眞悟議員[7]等、バックラッシュを側面から支持する改憲志向保守を、時にアナクロニズムとも見える保守派と論評。
新しい歴史教科書をつくる会の元代表の西尾幹二と上記八木秀次との共著『新・国民の油断』の主題は、まさにバックラッシュの主張そのものとし、同年(2005年)3月号の『諸君!』に上野千鶴子批判を著した点にも触れている。
バックラッシュを担う人々の関心や心理について、ミソジニー(女性嫌悪)なのかどうかは、その定義によるとし、『先に列挙したバックラッシュの担い手の中の女性たち』は、彼らが嫌いでない、好みの女性たち、『要するに自分を批判してくるような女は大嫌いなのだろう。』と論究。
『現在のフェミ・バッシング、性教育バッシング、ジェンダーフリー・バッシングを見ていると、 ~ 海外では北朝鮮や中国の人々に照準され ~ ある人々のタイプとして「邪悪な人々」を設定して、憎悪の火を掻き立てていくのは極めて危険な傾向である。』と、レポートを締めくくっている。
主な論文
- 「多様化する性を生きる〜映画で見るジェンダー〜」、『ジェンダーがわかる。[8]』アエラムック、pp.160-162、朝日新聞社、2002年
- 「特集 ジェンダーフリーって何?〜男女平等化に対する近年の反動はなぜ起きるのか?〜」、『世界』2005年4月号、pp.96-105、岩波書店
東村山〝職業差別〟問題
また、細谷は東京都東村山市の市議会議員矢野穂積、朝木直子を非難した東村山〝職業差別〟問題([9][10][11])の賛同人にも名を連ねている。
- 因みに賛同人の田中美津はアサノと勝とう!女性勝手連[12]の呼びかけ人[13]。
- 同じく上記アエラムック『ジェンダーがわかる。』執筆者で賛同人の澁谷知美も2007年の東京都知事選挙で浅野史郎を応援[14]。
- 賛同人の宮台真司と三橋順子については既述『新・国民の油断』[15]で問題が指摘されているが、同書で触れている東京都杉並区立和田中学校の「よのなか」科を発案したのが宮台で、三橋は和田中学校のゲストティーチャー[16][17][18]。当時校長の藤原和博を取り上げた2006年11月放送の「NHK・ETV特集」では、番組冒頭に三橋と思しき女装姿の人物が「差別です!!」と絶叫するシーンが登場する。