物理学とは

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物理学では事実関係や実験が唯一の検証であり、頭の中で勝手にあれこれと理論を構築するようなものではない。そんなことはおきるはずがないとか、科学的に考えてもおかしいですなどと言ったり、なぜですかと質問や疑問を持つのはいかにも科学的な態度のように見えるがそうではない。なぜではなく、そうだったと思う素直な態度が科学的態度である。ギリシャ時代に哲学者達は重い物は軽い物より地面から引かれる作用が大きいから当然に早く落下すると考えたが、実際に調べたわけ訳ではなかった。ある狭い範囲内では考えて結論を出してもよいが基本的には考えてはいけないものである。何々理論によればこういうことはありえないとか空虚な理論が先にあるのではない。永久に完成されないものと思ったほうがよい。物理学は事象を考えるようなものではなく、ありのままに受け入れ、取り敢えずの説明手法を見つけることが目的の学問であるといえる。