永観堂
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永観堂(えいかんどう,Eikando Zenrinji Temple)は京都府京都市左京区に所在する浄土宗西山禅林寺派の寺院である。「もみじの永観堂」といわれ、京都でも屈指の紅葉の名所である。 「禅林寺」とも言われる。
概要[編集]
863年(貞観5年)年に清和天皇よりり鎮護国家の道場として「禅林寺」の勅額を賜う。「永観堂」の通称は、7代目の住職にあたる永観が、境内に治療院を建てるなど恵まれない人たちのために尽力したことから、次第に「永観堂」と言われるようになった。 877年(元慶元年)陽成天皇の勅により、山城国愛宕郡公田四町を禅林寺に施入する。仏殿を造立し、勅願寺とする。1198年(建久9年) 源頼朝、禅林寺に詣で大般若経を寄進した。供米三百六十石を付し、以来、定式となる。1235年(嘉禎元年)頃、阿弥陀堂を建立。 1467年から1469年(応仁年間)、応仁の乱により全山被災し、烏有に帰す。 1472年(文明四年)、頃より1497年(明応六年)頃にかけて堂宇殿舎を復興する。後土御門天皇、御影堂再建。後柏原天皇、方丈(釈迦堂)、書院、客殿を建立、筋塀を築いた。
寺宝[編集]
大半は国公立の博物館に寄託・収蔵されている。「秋の寺宝展」でその一部が公開される。通常の拝観で鑑賞できるのは「竹虎図」、「牡丹孔雀図」などの襖絵である。
国宝[編集]
- 絹本着色山越阿弥陀図
- 金銅蓮華文磬 - 東京国立博物館に寄託。
重要文化財[編集]
- 阿弥陀如来像(みかえり阿弥陀) - 鎌倉時代初期
- 来迎阿弥陀如来像 – 鎌倉時代
- 絹本着色当麻曼荼羅図 - 正安年間
- 阿弥陀二十五菩薩来迎図 - 伝恵心僧都筆
- 板着色二十五菩薩来迎図絵扉
- 絹本着色伝釈迦如来像(阿弥陀如来像) 高麗時代
- 絹本着色十大弟子像 - 鎌倉時代後期
- 絹本着色釈迦十六善神像
- 紙本着色涅槃図 - 伝恵心僧都筆
- 絹本着色十六羅漢像 - 唐代
- 薬師如来像
- 紙本着色融通念佛縁起絵巻 - 伝土佐光信筆
- 紙本淡彩釈迦三尊像 - 狩野元信筆
- 紙本墨画波濤図 - 長谷川等伯筆
アクセス等[編集]
- 宗派:浄土宗西山禅林寺派
- 正式名称:聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
- 宗 祖:法然上人(源空)
- 拝観:9:00~17:00(拝観受付終了は16:00)
- 所在地:〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48
- 交通:地下鉄東西線蹴上駅から徒歩で15分/京都駅から市バス30分「南禅寺・永観堂道」から徒歩3分