堀部秀郎

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堀部 秀郎(ほりべ ひでろう、男性、1969年6月21日 - 2006年6月17日)は、日本のイラストレーターキャラクターデザイナー

略歴[編集]

1993年9月号から2006年5月号まで(中断:1995年4月号~12月号)足かけ12年半に渡り、アダルトゲーム雑誌『PC Angel』(オデッセウス)の表紙を描いたことで知られる。いわゆる「萌え絵」とは異なる、線が硬めの画風が特徴。「大人の色香」を感じさせるイラストで定評があった。

デビューは、コミックマーケットで『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』風のファンタジー同人漫画『エクリプス』を出していたところをスカウトされたのがきっかけ。以後、『コミックマスター』(ホビージャパン刊)で掲載され、6話まで連載された。

仕事は表紙絵だけではなく、1998年発売のアダルトゲーム『臭作』(エルフ)ではキャラクターデザインを担当し、話題になった。

その他、キャラクターデザイン代表作には『臭作』の続編に当たる『鬼作』(エルフ)、2003年発売のドリームキャストプレイステーション2用ソフト『インタールード』(インターチャネル2004年シャルラクプラスよりWindows版発売)などがある。

だが、かねてより身体を酷使していたらしく、2006年5月号をもって『PC Angel』表紙イラストレーターを降板。4月26日には初の画集となる『Yours』(ジャイブ刊)を刊行したが、6月17日、急性心不全により36歳の若さで逝去した。プライバシー上の問題があるとはいえ、没後3週間を経た7月中旬になってから公式サイトで公表するという、あまりにも唐突な印象が拭えない形の訃報に衝撃を受けたファンが多かった。

なお、ゲームの仕事に関しては2004年の『斑霧』(インターチャネル)が生前最後に公表されたタイトルであるが、元々あまり筆が早い方ではなかったことと、インターチャネルで当作品のプロデューサーを務めていた多部田俊雄が制作発表時での取り上げ方とは裏腹に、独立時には全く触れず持っていかなかったこと、そして現時点での遺作に当たる『フラグメンツ・ブルー』(角川書店)の開発・発売時期から考えると、完成・発売できるだけの素材は揃っていないものと推測される。この件に関しては2006年12月27日、公式サイトにおいて正式に開発中止が決定された。

主な作品[編集]

漫画
表紙・挿絵
アダルトゲーム
一般ゲーム
  • インタールード (インターチャネル) - キャラクターデザイン・一部原画・総作画監督
  • フラグメンツ・ブルー (角川書店) - キャラクターデザイン・原画
  • 斑霧 (インターチャネル) - キャラクターデザイン ※開発中止
画集
  • Yours (ジャイブ)
2006年5月初版 ISBN 4861762960

外部リンク[編集]


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