マージョリー・ミッチェル

マージョリー・ミッチェル（Marjorie Mitchell, 1921年10月2日 - 2017年8月7日）は、アメリカのピアノ奏者。

オクラホマの出身だが、10歳の頃からシャーロッツヴィルに家族で移住している。ピアノ教師だった母ユーラに幼時よりピアノの手ほどきを受ける。ジュリアード音楽院に進学してジェームズ・フラドキンにピアノを師事し、1941年にディプロマ、その翌年にはポストグラデュエート・ディプロマを取得。その後はアメリカ慰問演奏協会に所属して第二次世界大戦終結まで慰問演奏に従事した。終戦後はジュリアード音楽院に復籍して卒業している。1949年にはハンス・キンドラーの指揮するワシントン・ナショナル交響楽団と共演してデビューし、その翌年にはニューヨークでのリサイタルを成功させている。1952年にはフルブライト・プログラムによりヨーロッパ各地に遊学。1960年代にはアメリカ国務省の文化プレゼンテーション・プログラムに参加して中東、地中海沿岸、南米諸国の主要都市を巡る演奏旅行を敢行した。第一線を退いた後は、シャーロッツヴィルに戻り、主にピアノ教師として活動した。

シャーロッツヴィルにて死去。