ココナッツアイランド症候群
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ココナッツアイランド症候群(-しょうこうぐん)とはハワイやフィリピン、グアム、サイパンなどの南国の地域に「常夏の楽園」だという日本で形成されたイメージを持ったまま移住したものがかかる精神障害の一つである。南国の楽園と現実とのギャップに適応できず、うつ病などの症状を発症する一種の適応障害をさす新語である。 類似の言葉に『ハワイ症候群』というものがあるが、こちらは「ハワイは南国の楽園」というイメージが実際と合致して、ハワイへの旅行をたびたび繰り返すもので『ココナッツアイランド症候群』とはまったく似て非なるものである。『ハワイ症候群』で表されるように旅行などによって形成された『よい印象』が強ければ強いほど、移住後に生じる異文化への適応障害の程度が大きくなると考えられる。
都会の暮らしに不満を持ち南国で悠悠自適の暮らしたいと考えて移住したものが、言葉(ハワイでは英語が必ず必要である)の不自由や、思ったより仕事が見つからなく経済的に苦しいなどの現実を目の当たりにして引き起こされる。