秋分

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秋分(しゅうぶん)は二十四節気の一つ。西暦の9月23日頃。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが等しくなる頃とされているが、正確に同じになるのは数日後。秋の彼岸の中日にあたり、日本では先祖の墓参りをする風習があるが、他の仏教国にはそういう風習はない。「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句があるが、春の彼岸と秋の彼岸では気温差が大きく、秋の彼岸の方が約12℃高い。と生活たのしみ隊の本に書いてある。秋分の日は日本の国民の祝日になっている。

「秋分」と「秋分日」と「秋分の日」の違い[編集]

  • 二十四節気の一つ秋分の決め方には「平気法」と「定気法」があり、定気法では太陽の視黄経を角度で24等分して決めるため、定義上、秋分には太陽は真東から昇り、真西に沈む[1]
  • 秋分日は太陽が黄道上の秋分点を通過する瞬時を含む日のことをいい、国立天文台が前年の2月1日の官報で、翌年の暦要項を発表して決めている[2]
  • 秋分の日は「国民の祝日に関する法律 第2条」において「秋分日」と同義とされている[3]
  • このため「定気法」の「秋分」と「秋分日」と「秋分の日」は同じ日になると思う。「平気法」の「秋分」は別定義。(これ独自研究)

秋分に昼と夜の長さが同じにならない理由[編集]

  • 秋分に昼と夜の長さが同じにならないのは、「昼」を「日の出から日の入りまでの時間」と定義すると、(1)太陽の直径分、昼の時間が長くなる(2)太陽が地平線に近付いたとき、空気の屈折によって日の出入に太陽が動く時間分、昼の時間が長くなるため[4]
  • このため定気法の「秋分」「秋分の日」「秋分の日」いずれの日も、太陽は真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さは同じにならないと思う。(これ独自研究)

秋の彼岸と春の彼岸の気温差[編集]

2017年、日本の主な都市の春分と秋分の最高気温・最低気温の気温差については、札幌-福岡で特に最低気温についてそれくらいの温度差が認められたが、最高気温についてはそれほどでもなかった(下表)。

秋分と春分の気温差 (単位:℃)
秋分 春分 秋分-春分
最高 最低 最高 最低 最高 最低
札幌 21.8 14.8 7.4 2.1 +14.4 +12.7
仙台 21.7 18.6 14.3 3.6 +7.4 +15.0
東京 24.0 17.7 18.7 7.0 +5.3 +10.7
名古屋 28.7 19.7 18.5 6.2 +10.2 +13.5
大阪 26.1 19.6 18.4 7.4 +7.7 +12.2
福岡 27.1 21.7 15.7 8.9 +11.4 +12.8
那覇 31.5 26.4 24.6 19.8 +6.9 +6.6

(注)春分:2017年3月20日、秋分:2017年9月23日 資料:goo天気 > 過去の天気

参考文献[編集]

  • 生活たのしみ隊(編)伊藤美樹(絵)『くらし歳時記』成美堂出版、2013年、9784415314822、p.132。

脚注[編集]