日本製鋼所

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株式会社日本製鋼所
The Japan Steel Works, Ltd.
種類 株式会社
市場情報 東証1部 5631
~上場中

大証1部 5631
~上場中 名証1部 5631
~上場中 福証 5631
~上場中 札証 5631
~上場中

略称 日本製鋼、日鋼、JSW
本社所在地  141-0032
東京都品川区大崎一丁目11番1号 ゲートシティ大崎ウエストタワー
電話番号 03-5745-2001
設立 1950年12月11日
(創業1907年11月1日
業種 3600
事業内容 機械鉄鋼、産業機械、電力機器、化学プラント、防衛機器
代表者 代表取締役社長 永田昌久
資本金 196億9,423万円
売上高 単体1,775億円、連結2,071億円
2007年3月期)
総資産
従業員数 2,048名
決算期 3月31日
主要株主
主要子会社
関係する人物 伊藤博文井上角五郎山内万寿治團琢磨
外部リンク http://www.jsw.co.jp/
特記事項:

株式会社日本製鋼所かぶしきがいしゃにほんせいこうしょ、The Japan Steel Works, Ltd.)は、鋼板鍛造品、鋳造品、プラスチック射出成形機戦車艦艇を製造する日本株式会社である。三井グループに属し、かつて戦艦大和の主砲の砲身を製造したことでも知られる。略称は日鋼(にっこう)、あるいは英語表記の頭文字をとってJSWと記される。

概要[編集]

従来、本社機能は東京都千代田区有楽町、日比谷三井ビルと東京都府中市日鋼町1丁目1番地の旧自社ビル(日本製鋼所東京製作所跡地、2004年平成16年)に売却)に分かれていたが、2007年8月14日、東京都品川区のゲートシティ大崎ウエストタワーに移転した。

株式会社日本製鋼所は、1907年明治40年)、英国の技術を導入して国産の兵器を製造する会社として、北海道炭礦汽船株式会社、英国アームストロング・ウイットウォース会社(Sir W.G.Armstrong, Whitworth and Co., Ltd.)、英国ビッカース会社(Vickers Sons and Maxim, Ltd.)の出資によって北海道室蘭市に設立されたが、企業再建整備法により第二次世界大戦後の1950年昭和25年)に解散した。

解散された旧会社の資産と人材をもとに新たに設立された株式会社日本製鋼所は、兵器の製造で培った鍛造技術、鋳造技術を活用し、発電所、化学プラントに用いられる特殊な鍛造品、鋳造品、プラスチック・マグネシウムの射出成形機や各種の産業機器を製造している。また、戦車や艦艇の火砲や発射システムなどの防衛機器の製造も続けている。

製作所として、発電用タービンローターや原子力用部材、化学プラントに用いられる鉄鋼製品やブレードやタワーなど風力発電風車を生産する室蘭、プラスチック・マグネシウムの射出成形機、戦車や艦艇の火砲などを生産する広島、レーザーアニール装置など電子機器用装置を生産する横浜がある。かつては産業用機械を生産する東京鹿島工場のほか、軍需用機器を製造・補修していた宇都宮(後のシンガー日鋼)、赤羽作業所、および輪西工場(現新日本製鐵室蘭製鐵所)があった。

沿革[編集]

英語表記[編集]

日本製鋼所の英語表記はThe Japan Steel Works, Ltd.であり、設立当初から用いられてきた。このため1970年新日本製鐵の設立の際に新日鐵は英語名にJapan Steelを用いることができず、やむなくNippon Steel Corporationにしたという経緯がある。なお、旧日本製鐵株式會社の英語表記はJapan Iron & Steel Co., Ltd.であり、日本製鋼所と混同しない。

株式業界での符丁[編集]

他の「日本セイコウ」という会社名(例えば日本精工)との混同を防ぐため、日本製鋼所株は株式市場関係者によって「アーム」と呼ばれることがある。これはもちろん、上記アームストロング社との資本関係に由来する。(ちなみに子会社にアーム興産という不動産会社がある)

日本製鋼所グループ[編集]

ほか各社。

参考文献[編集]

  • 『日本製鋼所社史資料 創業より50年間の歩み』(日本製鋼所、1968年)
  • 『日本製鋼所社史資料 続巻』(日本製鋼所、1978年)
  • 奈倉文二『兵器鉄鋼会社の日英関係史 日本製鋼所と英国側株主 1907~52』(日本経済評論社、1998年) ISBN 4818809705

関連項目[編集]

外部リンク[編集]