ヌケニン

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ヌケニン
全国 292
ジョウト
ホウエン 044
シンオウ
英語名 Shedinja
進化
進化体系 1進化ポケモン
進化前 ツチニン
進化後 なし
世代 第3世代
ポケモン学
分類 ぬけがらポケモン
タイプ むし
ゴースト
高さ/重さ 0.8m/ 1.2kg
特性 ふしぎなまもり

ヌケニンは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクターモンスター)のうちの一種である。

特徴[編集]

セミの抜け殻のような姿をしている(英語版の画像を参照)。抜けたセミがテッカニンである。背中には抜け出た際の切れ目が入っており、当然中は空洞で何もない。ジュペッタ同様、かりそめの身体に何かの魂が宿ってしまったものと考えられ、実体のないゴーストポケモンに分類される。中の空洞を覗き込むとを吸い取られてしまうという。

羽を動かさずに空中に浮かんでおり、息をせず、全く動かない。雌雄の区別もない。頭の上には三日月状の輪がある。

ゲームでのヌケニン[編集]

ツチニンが進化する際、手持ちに空きがあるとヌケニンも同時に手に入る(技はテッカニンの進化と同時にレベルアップで覚えた技も含め受け継いでいる)。進化前のツチニンの殻を持ってこそいるが別のポケモンのようで、ニックネームは受け継がない。

モンスターボールを必ず1個持っていないとゲットできないという記述が各攻略本に記載されているが、GBA版シリーズでは実際にはモンスターボールがなくてもヌケニンは手に入る。HPは1(どんなレベルに対しても1)しかないが、「ふしぎなまもり」という非常に特殊なとくせいを持ち、弱点(ほのお・いわ・ひこう・ゴースト・あくタイプ)以外の攻撃技が効かない(「わるあがき」や「みらいよち」、『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』の「ダークラッシュ」「ダークわざ」などタイプの影響が出ない技は効く)。このため対抗できる技がないポケモンの場合は一方的な試合運びが出来、カイオーガラティアスさえ手が出せなくなる状況もある。ただ、HPの都合上弱点を突かれると常に一撃で倒されてしまう。(「わるあがき」、「みらいよち」などのタイプの影響が出ない技でも当たれば常に戦闘不能になる。)そのため、このポケモンの「ぼうぎょ」、「とくぼう」の数値を伸ばすこと、これらの能力が上がりやすい性格のものを選ぶことは無意味である。(ちなみにHPの「きそポイント」をマックスアップで上げようとしても、「つかっても、こうかがないよ」と表示される。)その上、HPが減少する各種状態異常や「すなあらし」「あられ」「まきびし」「やどりぎのタネ」等によっても倒されてしまう。なお、この特性はスキルスワップなどの特性を入れ替える技を使っても入れ替えることができないようになっている。「なりきり」でコピーすることも出来ないが、とくせいの「トレース」でコピーすることは可能で、場合によってはお互いの攻撃が防がれて泥試合になってしまうこともある。

ダイヤモンド・パール』では、先制技「かげうち」を取得し、一撃での戦闘不能を防ぐどうぐ「きあいのタスキ」の登場により、活躍の幅が広がった。一方で新特性「かたやぶり」を持つカイロスラムパルドの攻撃にはたとえ効果が抜群でなくとも「ふしぎなまもり」を貫通するため注意が必要。また、攻略本の記述通り「モンスターボール」(「スーパーボール」など、他のボールでは不可)を必ず1個持っていないとゲットできなくなった。この場合、もちろんモンスターボールがひとつ減る。

通常ヌケニンは「つるぎのまい」を覚えないが、前述通りテッカニンに進化した地点での技を受け継ぐため、ツチニンをレベル25でテッカニンに進化させ、「つるぎのまい」を覚えさせればヌケニンも取得することができる(レベル38で進化させ、「こうそくいどう」を覚えたヌケニンを作る事も可能。ただし、「つるぎのまい」「こうそくいどう」はどちらかしか覚えさせられない)。これは公式でも発表されている方法なので、バグ技としては扱われない。

ポケモン不思議のダンジョン』では、初期HPは本編の3倍になったのはいいが(技はテッカニンの進化と同時にレベルアップで覚えた技は受け継がない)、飛び道具を当てると「ふしぎなまもり」を無効化してほとんどの場合一撃で倒されてしまうというオチがついてしまった。ただし、ツチニンの時に出来る限り成長させれば話は別である。

アニメでのヌケニン[編集]

ミラージュ王国の乗っ取りを企む摂政、ハンゾウのポケモンとして登場し、テッカニンと共にサトシ達を襲う。「ソーラービーム」を使用する。「ふしぎなまもり」によって強固な守りを誇り、サニーゴのトゲキャノンも効かなかった。最後はカスミギャラドスが放った「かえんほうしゃ」の前に倒れる。

ポケモンカードでのヌケニン[編集]

ポケモンカードゲームではヌケニンは、ツチニンから進化する一進化ポケモンとして扱われている。

初登場はポケモンカードADV拡張第三弾『天空の覇者』で、草タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、ホログラム入りのレアカードであった。

ポケモンカードゲーム拡張第二弾『蒼空の激突』でも登場。こちらは超タイプ。ホログラム入り。2007年2月現在では以上の2枚しか存在せず、2007年春以降の公式大会では『天空の覇者』に登場するカードは今後再録されない限り使えなくなってしまった。なお、HPは30か50しかない。

その他におけるヌケニン[編集]

ポケットモンスターSPECIAL」ではアクア団ジムリーダーの激突の際、幹部のシズクのツチニンがテッカニンに進化した際に登場。テッセンのライボルトとテッカニンが相討ちになったものの、ヌケニンの存在を知らずに油断したテッセンの背後から攻撃し、彼に大けがを負わせた。

関連項目[編集]

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