西部警察 PART-II

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西部警察 PART-II』(せいぶけいさつパートツー)は、石原プロモーション制作の刑事ドラマである。1982年5月30日1983年3月20日テレビ朝日系で日曜日の20:00~20:54に放送された。

内容[編集]

警視庁西部警察署捜査課の大門軍団と凶悪犯との闘いを重点に置いた作風は前作『西部警察』(PART-I)と変わらない。

このシリーズより日本全国縦断ロケが各所で行われた。

設定面においては前作から仕切り直しの要素が濃く、一部の出演者の入れ替えがあったり、設定にいくつか違いがあるが、PART-Iの続編(パラレルワールド編)である。

主な出演者[編集]

詳細は 西部警察の登場人物 を参照
大門軍団
捜査係長
その他のレギュラー
捜査課長
ナレーター
  • 小林清志(クレジット無し)

音楽・歌[編集]

  • 音楽:羽田健太郎
  • テーマ曲:「ワンダフル・ガイズ」
  • 演奏:高橋達也と東京ユニオン
  • 音楽ディレクター:鈴木清司

主題歌[編集]

  • 「時間(とき)よお前は…」
  • 「勇者たち」
    • 作詞:なかにし礼 作曲:浜圭介 編曲:高田弘 唄:石原裕次郎
    • 発売:テイチクレコード(現・テイチクエンタテインメント)

挿入歌[編集]

制作[編集]

テレビ朝日 石原プロモーション

放映リスト[編集]

 各 話  タイトル 放映年月日  脚 本   監 督  ゲスト 視聴率
第1話 大門軍団・激闘再び -沖田登場- 1982年5月30日 新井光 小澤啓一 亀石征一郎北村総一朗鈴木和夫 19.3%
第2話 大都会に舞う男 1982年6月6日 峯尾基三 片桐竜次 高品正広 吉沢健 水上功治 18.1%
第3話 生命ある限り 1982年6月13日 大野武雄 渡辺拓也 待田京介 片岡五郎 滝川潤 宮川洋一 16.7%
第4話 殺しのキーワード 1982年6月20日 宮下潤一 黒部進石山雄大清水宏庄司三郎 15.1%
第5話 消えた身代金 1982年6月27日 宮田雪 宮越澄 安井昌二荻原紀草薙良一明石勤永野明彦 15.1%
第6話 あいつは予言者 1982年7月11日 那須真知子 波多野敦子 睦五朗 山西道広 内田勝正 13.7%
第7話 狙われた天使 1982年7月18日 永海秀国
新井光
澤田幸弘 鹿内孝 船水俊宏 14.2%
第8話 暁の決断 1982年7月25日 大野武雄 渡辺拓也 土門峻 本間由美南雲佑介南城竜也、宮川洋一、重松収河合絃司相原巨典 13.9%
第9話 1982年8月1日 峯尾基三 岡崎二朗 八名信夫 大下哲矢 信実一徳 加地健太郎福岡正剛 17.9%
第10話 大追跡!!静岡市街戦-静岡・前篇- 1982年8月8日 新井光
宮下潤一
小澤啓一 (第10・11話共通)
木村重造 立枝歩 小池雄介
(第10話のみ)中庸助 太刀川寛 井上博一 永野明彦 上田耕一
(第11話のみ)田中浩 高品正広 椎谷建治
15.8%
第11話 大激闘!!浜名湖決戦-静岡・後篇- 1982年8月15日 10.2%
第12話 10年目の疑惑 1982年8月29日 宮田雪 澤田幸弘 荒井玉青[1] 深江章喜 石橋雅史 11.0%
第13話 俺の愛したマリア 1982年9月12日 大野武雄 宮越澄 セーラ 成瀬正 晴乃ピーチク 17.3%
第14話 男たちの絆[2] 1982年9月19日 宮田雪 上月左知子 山谷初男 関川慎二 神田隆 夏樹レナ 17.2%
第15話 ニューフェイス!! 西部機動軍団 1982年9月26日 宮下潤一 澤田幸弘 北原義郎 伊達三郎 16.5%
第16話 追撃 1982年10月3日 柏原寛司 亜湖 三上真一郎 中田博久 江角英明 鶴岡修 志賀圭二郎 重松収 清水宏 14.4%
第17話 絶命!! 暴走トラック 1982年10月10日[3] 宮下潤一 小澤啓一 林ゆたか 森山周一郎 草薙良一
第18話 広島市街パニック!! 1982年10月17日 柏原寛司 渡辺拓也 内田勝正 船水俊宏 南道郎 B&B 武藤英司 18.5%
第19話 燃えろ!! 南十字星 1982年10月24日 永原秀一 風間健 黒部進 水島美奈子 大下哲矢 石山雄大 18.5%
第20話 明日への挑戦 1982年10月31日 永原秀一 小澤啓一 岡本麗 片岡五郎 18.0%
第21話 甦れ! ドッグ・ファイター 1982年11月7日 日暮裕一
宮下潤一
宮越澄 深江章喜 早川雄三 20.7%
第22話 大空の追跡 1982年11月14日 峯尾基三 平田昭彦 江幡高志 萩原紀 17.4%
第23話 凶悪の焔 1982年11月21日 永原秀一 渡辺拓也 近藤宏 八名信夫 高品正広 19.2%
第24話 危険なロックンローラー 1982年11月28日 柏原寛司
宮田雪
中庸介 17.8%
第25話 走る爆破指令室-マシン・RS- 1982年12月5日 那須真知子 澤田幸弘 泉じゅん小宮健吾、早川雄三、壇暄太 19.2%
第26話 -北都の叫び- カムバック・サーモン 1982年12月12日 新井光
大野武雄
宮越澄 中村竹弥保積ぺぺ、成瀬正、永野明彦 17.4%
第27話 傷だらけの天使 1982年12月19日 大野武雄 澤田幸弘 松本伊代[4]藤木敬士飛鳥裕子、清水宏 16.7%
第28話 涙は俺がふく[5] 1982年12月26日 宮下潤一
日暮裕一
佐藤仁哉寺尾いづみ藤山浩二、吉沢健 17.3%
第29話 燃える原野! オロフレ大戦争(90分スペシャル) 1983年1月2日 新井光 宮越澄 青地公美沢田勝美 10.9%
第30話 別離(わかれ)のラストフライト 1983年1月9日 宮下潤一 村川透 水原ゆう紀宮口二郎、宮川洋一、関山耕司、鈴木和夫 14.6%
第31話 1000万ドルの恋人 1983年1月16日 新井光
平野靖士
山西道広 岡田ますみ 18.2%
第32話 狙われたシンデレラ 1983年1月23日 宮田雪 渡辺拓也 中島はるみ、荒井玉青、亀石征一郎、小池雄介、武藤英司、斎藤英雄 15.5%
第33話 鑑識ナンバー106 1983年1月30日 峯尾基三 田中浩、矢野間啓二天草四郎曽我佐和子 13.3%
第34話 トリック・ジャック 1983年2月6日 宮下潤一 小澤啓一 石橋雅史、阿藤海小林伊津子長谷川一輝竹下レナ佐伯徹、大前田武 15.5%
第35話 娘よ、父は・・・浜刑事・絶命 1983年2月13日 永原秀一 鹿内孝、荒井玉青、金井大大杉くにこ美木良介、北條清嗣、相原巨典 17.0%
第36話 八丈島から来た刑事 1983年2月20日 峯尾基三 澤田幸弘 市川好朗時本和也、関川慎二、中庸助、清水宏、信実一徳、浅見小四郎村上幹夫 16.5%
第37話 戦慄のカーニバル -名古屋篇- 1983年2月27日 村川透 黒部進、片岡五郎、小坂明央、庄司三郎、壇暄太 17.0%
第38話 決戦・地獄の要塞 -名古屋篇- 1983年3月6日 西脇英夫 今井健二吉田豊明一ノ瀬康子花かおる神弘無 17.4%
第39話 謎の亡命者 1983年3月13日 宮田雪 渡辺拓也 堀川まゆみウイリアム・ターパン田島義文、中田博久、高品正広 13.1%
第40話 ペガサスの牙[6] 1983年3月20日 永原秀一 八名信夫 小宮健吾 13.5%

※DVD:鳩村BOX1には第1話~第20話、鳩村BOX2には第21話~第40話を収録。

[編集]

  1. 浜源太郎刑事の娘役でこの後も同役で浜刑事エピソード回に出演。なお、荒井は石原裕次郎夫人・北原三枝の姪。
  2. 二宮係長が退職。
  3. 同日夜10時からテレビ東京系で「演歌の花道」『渡哲也と共に歌う』放送 共演:牧村三枝子森昌子
  4. アイドル活動期まっただ中、ヘロイン中毒にされる看護師役で出演。劇中のそのショッキングな姿は多数の芸能誌にグラビアで取り上げられて話題になる。
  5. 浜刑事役の井上昭文が体調不良のため未出演。
  6. 1999年8月にテレビ朝日での再放送ではオープニング冒頭部分を差し換えて「西部警察 PART-III」名義で放映された。

地方ロケ[編集]

  • 10話、11話:全国縦断第1弾、静岡ロケ
10話では、石原裕次郎を乗せたヘリコプターを再開発事業中で空き地となっていた国鉄(現:JR東海)静岡駅前に着陸させた[1]
11話では、浜名湖遊覧船を爆破。爆破した遊覧船は時価400万円。
  • 17話:静岡ロケ
  • 18話、19話:全国縦断第2弾、広島ロケ
18話では、広島電鉄路面電車にしき堂号)を広電宮島駅(現:広電宮島口駅)構内で爆破。
  • 26話、29話:全国縦断第3弾、北海道ロケ
26話はすでに横転して警官のいない白パトと犯人の乗った宝酒造のトラック(いすゞエルフ)が衝突の後に爆発、29話は元ホテルの廃屋を爆破。
  • 37話、38話:全国縦断第4弾、名古屋(三重含む)ロケ
37話は長島温泉ナガシマスパーランド三重県)でロケを行う。
38話では店舗改装予定だったステーキのあさくま藤ヶ丘店を爆破したほか、廃工場(二村化学工業(現:フタムラ化学)名古屋工場跡)の煙突(いわゆるお化け煙突)を倒壊させる。

登場車両[編集]

  • マシンX(~14話)
  • サファリ(PARTIの111話~)
  • スーパーZ(15話~)
  • マシンRS(15話~)

備考[編集]

脚注[編集]

  1. 静岡朝日テレビ20年史によると、市街地しかも駅前広場にヘリコプターを着陸させる案が出た当時、静岡市や静岡県警に何度も交渉した末にようやく許可が出たと記されている。また、このシーンに際して、他のテレビ朝日系列局からクレームも寄せられたという。
  2. 出典:1983年4月4日付の福井新聞におけるラ・テ欄より。
テレビ朝日系 日曜20:00枠
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