落語協会

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一般社団法人落語協会(いっぱんしゃだんほうじん らくごきょうかい)は東京の落語家・講談師・おはやし・色物によって組織する芸能団体である。

概要[編集]

1945年(昭和20年)の終戦後、官主導で作られた「講談落語協会」は解散し、元の形態の「東京落語協会」と「日本芸術協会」の二団体となった。「東京落語協会」は1946年(昭和21年)10月、四代目柳家小さんが会長に就任して「落語協会」として発足した。1962年(昭和47年)に、五代目柳家小さんが会長に就任すると、若手理事を登用し、合議制を導入するなど近代化が図られた。1963年に副会長の役職を新設した。1977年(昭和52年)12月、文化庁を主務官庁として、社団法人の認可を受けた 。正式名称は「社団法人落語協会」となった。

三遊協会の脱退[編集]

1968年(昭和53年)5月、六代目三遊亭圓生が中心となり、七代目橘家円蔵、三代目古今亭志ん朝、五代目月の家円鏡らが脱退し、「三遊協会」を創設した。円蔵、志ん朝らは全員落語協会に復帰し、三遊亭圓生とその一門だけが落語協会を脱退した。昭和54年圓生没後、五代目円楽の一門を除いて、六代目三遊亭圓窓三遊亭圓弥三遊亭生之助三遊亭圓丈らが落語協会に復帰した。2012年(平成24年)8月、「一般社団法人落語協会」となる。

歴代会長[編集]

歴代会長
代数 氏名 就任 退任
初代会長 4代目柳家小さん 1946年 1947年
2代会長 8代目桂文治 1947年 1955年
3代会長 8代目桂文楽 1955年 1957年
4代会長 5代目古今亭志ん 1957年 1963年
5代会長 8代目桂文楽(再任) 1963年 1965年
6代会長 6代目三遊亭圓生 1965年 1972年
7代会長 5代目柳家小さん 1972年 1996年
8代会長 3代目三遊亭圓歌 1996年 2006年
9代会長 5代目鈴々舎馬風 2006年 2010年
10代会長 十代目 柳家小三治 2010年 2014年
11代会長 4代目柳亭市馬 2014年