ミコシザル

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ミコシザル(神輿猿、学名:(Portableshrine apes)は、哺乳綱サル目(霊長目)ヒト科エイプ属に分類されるサル。

神輿を担ぐ習性があることからこの名がつけられた。

分布

北海道空知地方、特に中空知に生息。夏場は神輿目当てに渡りを行い、小樽での目撃例もある。

形態

全長150~160㎝程度。 色は全身浅黒く、目は大きいのが特徴。体毛はそれほど多くはないが、頭部のみに長い毛をたくわえる。

オスとメスの外見的特徴は無く見ただけでは区別がつかない。また布などで性器を隠してしまう習性もあるため、オス、メスの鑑別は捕獲して行う。

分類

科内では、頭蓋骨の特徴や見た目からチンパンジーの特徴を持っており近縁と考えられている。しかし、直立歩行に特化した骨格や手を起用に使うなど独自の進化が確認されている。 近年、遺伝子研究が進むことによりチンパンジーにアルツハイマー遺伝子治療薬ALZ112を投与したとしか思えない痕跡も見つかっている。そのため何らかの人為的行為によって生み出された可能性が指摘されている。

生態

性質は極めて狂暴。特に寝起きは非常に危険である。毎年多くの人間がミコシザルの被害(猿害)を受けている。 神輿を担ぐことがとても好きであり、祭りにはよく出没するといわれている。いったん神輿を担ぐと興奮状態となり狂暴化する。 神輿を粋に担ぎたがる。神輿を求めて渡りをすることがある。神輿の上で笛を吹くことがある。腰に手を当ててポーズをとり粋を表現することがある。口が悪い。塊が嫌い。恋愛を熱く語る。

人との関係(猿害)

仕事を通して人を威嚇することが多い。被害がひどい場合には離職する人間も確認されている。 神輿を担ぐと、たたいたり引っかいたりと手がつけられず、よくトラブルを起こす。 人との共存が大きな社会問題となっている。

活躍

映画「猿の惑星」に出演している。劇中の猿のモデルにもなっている。唯一のノーメイクでの出演者であった。

  • 原作者のピエール・ブールに「本物のエイプをこの目にしなければ、この作品はなかっただろう」と言わしめた。
  • 20世紀フォックスのプロデューサー、アーサー・P・ジェイコブスは「実物のエイプがいるなんて信じられなかった。しかし、私はエイプを目の前にしたとたん想像力が無限大に広がったんだ。」と言っており、この名作を作るうえでミコシザルの存在は大きかったことがうかがえる。
  • アカデミー特別賞を受賞したメイク担当のジョン・チェンバーズは「当時、この仕事を依頼されてもどうしたらいいかわからなかった。特殊メイクなんて無い時代だからね。でも、本物のエイプを見たとたん何をどうすればいいかがすぐわかったんだ。この経験から世界の特殊メイクは大きく飛躍したんだ」と特殊メイク界の発展に貢献したことがわかる。
  • 「猿の惑星」の大ファンで有名なT氏は「ファンとして、本物のエイプに会えたことはとてもうれしい。しかし、人とエイプはともに暮らせるのだろうか?」とSF映画以外のミコシザルとの共存に疑問を呈している。