2006年ニューヨーク小型機衝突事故

衝突した場所

2006年ニューヨーク小型機衝突事故（2006ねんニューヨークこがたきしょうとつじこ）は、2006年 10月11日、アメリカ、ニューヨーク・マンハッタンにある超高層アパートに、小型機が衝突した事故である。

その後、さまざまな調査により、ニューヨーク・ヤンキースに所属していたコリー・ライドルの小型機と判明した。また、コリー・ライドルと同乗していたインストラクターの計2人の死亡が確認された。

最初は、アメリカ同時多発テロ事件に光景が似ていたため、テロの疑いがもたれた。市民は、テロ再発かとパニックになった。

現場は騒然となり、さまざまな影響が出た。

経過

Cirrus SR20

黒い煙をあげるアパート

午後2時30分、コリー・ライドル投手が操縦する小型機は、ニュージャージー州空港を離陸。マンハッタンの自由の女神像を経由し、その後に高層アパートに衝突したと思われる。

小型機が飛行していたのは15分ほどしかなく、ライドル投手とインストラクターは、ニューヨークを観光していたと見られている。

事故発生の10分後、現場は、世界貿易センタービルの5マイル北の場所であった為、テロの可能性も考慮した。ペンタゴンは、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、シアトルなどの都市に戦闘機を配備した。

その後、FBIの調査により、小型機の所有者名とパスポートから、死亡したのがライドル投手であることが判明。

まだ、詳しい事故原因は定かではない。

アメリカ連邦航空局（FAA）によると、小型機が高層アパートに衝突する直前、エンジントラブルで救難信号を発していたと述べている。