阿散井恋次
この「阿散井恋次」はまだ完結していない作品や番組に関する記事又は節です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
阿散井恋次(あばらい れんじ)は、久保帯人作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『BLEACH』に登場する架空の人物で死神。アニメの声優は伊藤健太郎(少年期は木内レイコ)。ミュージカルでの俳優は森山栄治。
目次
プロフィール
- 護廷十三隊六番隊副隊長
- 身長:188cm
- 体重:78kg
- 誕生日:8月31日
- 甘党(アニメのバウント編で判明)
- 嫌いなものは辛いもの(白哉と正反対)
- 南流魂街78地区「戌吊」(イヌヅリ)出身。
- 趣味は玉蹴り
人物
南流魂街78地区『戌吊』出身。赤髪で眉毛から額、首から上半身にかけて大仰な刺青を入れている。朽木白哉を超えるためだと毎日の鍛錬を欠かさないため筋肉質。そのような外見とは裏腹に、性格はやや乱暴なところがあるが安定して落ち着きがあり、気配りや機転が利く描写も多く、同僚や後輩達からの信頼は厚い。副隊長でありながら卍解を修得し、剣技においても白哉の得意技『閃花』を捌くなど、隊長クラスの死神に迫る実力を持つ。上司の朽木白哉とは正反対の甘党で、好物は鯛焼き。趣味はゴーグル収集。玉蹴り(フットサル)が大好きで、よく六番隊の隊士を集めて行っている。六番隊の副隊長に任命される前は十一番隊に在籍(六番隊副隊長任命時は第六席だった)し、斑目一角に戦い方を教わっていた事もある。その為、今でも「殺す相手に名乗る」「勝負は一対一(タイマン)」など、一角から教わった流儀は守っている。六番隊副隊長任命には、前六番隊副隊長・銀銀次郎が副業で店主を務めている眼鏡屋『眼鏡の銀蜻蛉』が人気になったのを受け、眼鏡屋での商売に専念するため六番隊副隊長を辞職、その後任として任命されたという背景がある。ちなみに『眼鏡の銀蜻蛉』は恋次行きつけの店。
ルキア・白哉との関係
ルキアとは、流魂街からの幼馴染。40年前まで『戌吊』で身を寄せ合って家族のように暮らしていた。共に真央霊術院で学ぶが、ルキアが朽木家の養子に求められ、彼女の幸せを願って心ならずも祝福することで勧めてしまった。このことが後の恋次とルキアの関係の起点になっている。名家令嬢となったルキアと対等に付き合えるようになるため、白哉を超える事のみを考えて鍛錬し続けたが、一度も勝てていない。ルキアの処刑是非を巡る騒動の中で白哉に戦いを挑むが、卍解修得後の修行までは行き届かなかったために白哉の鬼道と卍解を前に、自身の卍解も破壊され敗北する。が、最後まで戦士としての闘志を失わず戦い続けたため、敗れはしたが白哉から認められている。なお、初めて登場した時はルキアに非情な態度と口調だったが、次に登場した時はルキアと漫才のような掛け合いをしていた。藍染の謀反後は白哉を敵としてでは無く一人の戦士として超えたいと願っている。六番隊の弁当の試食をしたいと隊長である白哉に頼み込むも真面目に「ならぬ」と返され危うく千本桜に斬られそうになるなど、至極天然気味な白哉に振り回されているが、恩義や隊長として慕う事を忘れず現世への買い物では辛子煎餅を白哉に贈るなどしている。
ちなみに、九番隊副隊長の檜佐木は学院時代の先輩で、三番隊副隊長の吉良、五番隊副隊長の雛森とは学院時代の同期。優秀者の集められた特進クラスである1組に所属していた。2066期生。
尸魂界編
六番隊副隊長に任命された後、死神能力の譲渡を犯したルキアの捕縛命令を受け、当初は命令通りルキアを尸魂界へ連れて行くが、懺罪宮前での一護との戦闘後、ルキアを助ける事を決意。修得間近だった卍解の修行を終えて、ルキア救出に向けて行動する。前述の白哉との戦いで重傷を負うも花太郎の治癒(アニメでは卯ノ花が治療している)で回復し再びルキア救出に向かい、一護と共に藍染に立ち向かうも一蹴されてしまう。しかし、真実を知った護廷十三隊の救援もあって結果的にルキアを救うことができた。
破面編
ルキア救出後、空座町に破面襲来の報を受け、ルキアらと共に現世へ派遣され一護と再合流し、破面の一人イールフォルト・グランツと戦い、苦戦するも限定解除により勝利する。グリムジョーに負けたとする一護を「生きていたら勝ち」だと慰めていた。その後浦原商店で厄介になり、浦原に聞きたいことがあったためそれを聞く条件としてチャドの修行を手伝う。その後、織姫救出のためにルキアと共に虚圏に入り、一護達と合流したが、虚夜宮に侵入した後は個々に分散し、ドンドチャッカと行動。石田・ペッシェと合流し、十刃のザエルアポロと交戦する。
斬魄刀
斬魄刀の名は『蛇尾丸(ざびまる)』
始解
能力解放と共に、刀身にいくつもの節を持ち、伸びて蛇のようにしなる蛇腹剣の形状に変形。伸縮自在であるため直接的な遠距離攻撃も可能。また、縮めた状態での大きさは黒崎一護の斬月とほぼ同程度。解号は「吼えろ『蛇尾丸』(ほえろ『~』)」
卍解
【卍解】の名は『狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)』
解放と同時に巨大な蛇の骨の様な形状に変化し、恋次自身は狒狒の骨と毛皮を身に纏う。戦闘方法は始解時と殆ど変わらないが、斬魄刀そのものによる一撃一撃が強力になり、ギリアン級大虚の破面の斬魄刀も容易に打ち砕く。又、巨体に係わらず動作も素早く、隊長格の瞬歩にも充分に対応可能。始解時同様に複数のパーツで構成されているが、各パーツは形を持った霊体ではなく恋次自身の霊圧で繋がれている為、斬魄刀などで連結を断ち切る事は不可能。蛇尾丸本体への負担は掛かることもあるようだが、分離や再結合は自由自在に行う事ができる。アニメでは、その特性を活かし「狒牙絶咬」を使用していた。劇場版アニメではその巨大さを生かし、他者を乗せて別場所へと移動させるために使用している。
技
- 『狒牙絶咬』(ひがぜっこう)
- 節の途切れた蛇尾丸の刀身を一斉に相手に突き立てる、刀身を折られた時の非常用の技。折れた斬魄刀が突然攻撃を仕掛けてくる為、相手の意表を衝いたり隙を作り出すには効果的だが、傷ついた蛇尾丸に無理を強いる技である為、斬魄刀本体への負担が大きく、連続しては使えない。アニメでは卍解状態でも使用していた。
- 『狒骨大砲』(ひこつたいほう)
- 自身の霊圧を開放し、狒狒王蛇尾丸の口から巨大な霊圧の塊を発射する。
本体
- 声:古澤徹
蛇の尾を持った白い体毛の狒狒。俗に言う鵺。身体と尾で別々の人格を有しており、蛇のほうは少々口が悪い。一護との死闘の終、斬月との再戦を望んでいた。『カラブリ』によると、性別は雄。
鬼道
- 詳細はこちらを参照してください。
鬼道に関しては威力自体は申し分ないものの加減が苦手で、詠唱破棄もあまり得意ではないためルキア程うまく鬼道を扱うことはできない模様。
- 破道の三十一 赤火砲
- 炎系の霊撃を放つ鬼道。虚夜宮(ラス・ノーチェス)へ潜入した際、ランプ代わりに使用して格好をつけようとしたが、詠唱破棄をしたため小さな光しか出せなかったせいでチャドとネル以外の全員にからかわれるなど散々だった。
アニメ
バウント編では副隊長だが空座町の担当として派遣され一護達と共に戦う。登場時には1970年代ファッションに身を包んで一護の前に現れる。赴任中は破面編より先に浦原商店メンバーと出会い、彼らの元に居候として身を寄せるが、居候としての身の上のため浦原商店メンバーに頭が上がらず、浦原等に「居候」を連発されおかわりができなかったり、「死神図鑑ゴールデン」で、おかわりできないので夜中にこっそり起きてご飯を食べようとするも、浦原、ジン太に確信犯的な行動(輪ゴム鉄砲)で阻止されたりと扱いが酷かった。そのため、井上織姫の自宅アパートに行った際、行方不明になった織姫をみんなが心配する傍らで、留守中の他人の家の冷蔵庫を勝手に開けて食べ物をあさるシーンもあった。その後、バウント達の尸魂界進出に伴い尸魂界へ帰る前には浦原商店の掃除をしていっている。
現世の戦闘において狩矢が作り出したドール・ビットの進攻から一人の少年を守ろうと奮戦するがかなわず、少年が重傷を負ったことに対し責任を感じてしまう。そのためか人の命を奪ったうえに人間によるバウントに対する迫害の仕打ちを主張し自分達を哀れむ宇柿に対し怒りをぶつける一幕もあった。宇柿のドール・ゲゼルとの対戦に【卍解】で挑み勝利する。