経津主命

提供: Yourpedia
移動: 案内検索

経津主命(ふつぬしのみこと)は日本神話に登場する神で、国家鎮護の神とされる。磐筒男神磐筒女神の子。「經津主神」とも書かれる。

概要

強い霊力をもつ剣の神で、神武東征に尽力した武の神。古事記では、武甕槌命と同一視されるため登場しない。武甕槌大神とともに、二神は共に出雲に派遣され大国主神から平国の広矛を受け取り、日本の国を平定して、天照大神の元へ復命した。

祭神

香取神宮の祭神とされる[1]春日大社の第二神である。香取神宮は「経津主大神」とし、またの名を「伊波比主命」(いはひぬしのみこと)とし、一般には「香取神」として知られる。

日本書記

復劒刃垂血、是爲天安河邊所在五百箇磐石也、卽此經津主神之祖矣。復劒鐔垂血、激越爲神、號曰甕速日神、次熯速日神、
其甕速日神是武甕槌神之祖也、亦曰甕速日命、次熯速日命、次武甕槌神。復劒鋒垂血、激越爲神、號曰磐裂神、次根裂神、
次磐筒男命、一云磐筒男命及磐筒女命。復劒頭垂血、激越爲神、號曰闇龗、次闇山祇、次闇罔象。(日本書記 神代上)

(大意)剣の刃から軻遇突智の血が垂れて、天安河の500個の磐石となった。これが経津主神の祖先である。

参考文献

  1. 香取神宮香取神宮