照国丸
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照国丸(てるくにまる)は、日本郵船が所有していた貨客船。1930年に竣工し、欧州定期航路に就航した。第二次世界大戦開戦後の1939年に英国で機雷に触れ、沈没した。
建造
船主・船名
性能
蒔絵装飾
1928年に漆芸家の松田権六は欧州航路の貨客船の新造計画を聞いて内装に蒔絵の装飾を採用してほしいと日本郵船の経営陣に直談判し、照国丸と靖国丸の一等ベランダ出入口の扉一対に蒔絵が採用されることになった。蒔絵装飾は好評を博し、その後多くの船会社で内装に採用される契機となった。[4]
第二次世界大戦中に両船とも戦没してしまったため実物は遺されておらず、写真等の資料も残っていないとされている[4]。
航路
- 欧州定期航路に就航した[2]。
乗船した著名人
照国丸事件
姉妹船
- 1930竣工の欧州航路ロンドン線用新造貨客船2隻[2]。
- 照国丸 - 靖国丸
参考文献
- 松井(2006) 松井邦夫『日本商船・船名考』海文堂出版、2006年、ISBN 4303123307
- 日本郵船(2005) 日本郵船歴史博物館(編)『日本郵船歴史博物館 常設展示解説書』日本郵船、2005年
- 日本郵船(2004) 日本郵船株式会社広報グループ『航跡 日本郵船創業120周年記念』日本郵船、2004年。
外部リンク
- 日本郵船ホーム > 海風日記 > 「航跡」バックナンバー > 漆芸家「松田権六」 2017年9月20日閲覧。