富士みそ
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富士みそ(ふじみそ)は北海道旭川市に1998年(平成10年)まで存在した株式会社サンガフーズ:[旭川市豊岡4条5丁目3-18]が製造販売していた味噌の商標。 昭和の時代から平成に至るまで『富士みそ』は、ピロータイプと呼ばれる袋状に詰められ、赤地に白抜きの商品名が当時旭川市を中心としたストアーに販売されていた。 “味覚の最高峰”富士山のマークをロゴマークとした理由は、㈱サンガフーズの前身である旧三箇工業株式会社のメインバンクであった富士銀行の額に描かれていた画をモチーフにしたと伝えられている。 北海道、とりわけ旭川市民の志向であった「淡色で甘口」に仕込まれた富士みそは、大雪山系の伏流水を使用していたことでも知られ、同地域の酒造メーカーの製品とともに“水の都旭川”を代表する醸造商品として市民に愛されていた。 富士みその製造工場であった千代田醸造株式会社[旭川市豊岡(旧名千代田地区)]は、昭和49年から北海道味噌株式会社となり同製品を生産していたが、㈱サンガフーズの廃業とともにその生産を中止。現在では主に福山醸造株式会社[トモエ]の味噌製造工場として稼働を続けている。 最盛期の昭和40年には生産量2,300トンを記録し、その9割が小売店向けとして2kg、1.5kg、1kg、500gの量目に詰められ業務用として20kgの製造もされていた。